gretlは、計量経済学・統計学の教 育を意識して開発された、フリーの統計ソフトです。Excelなどで作ったデータファイルを読み込んで、高度な分析が実行可能です。最新のバージョンでは分位点回帰や多くの非線形モデルが推定可能になり、手軽にマイクロ計量(microeconometrics)を楽しめるようになりました。時系列データ、パネル データ分析のための基本ツールも用意されています。
補足:例えばWindowsの場合は、"gretl-1.9.x.exe"というリンクをクリックすると別ページ(SourceForge)へジャンプします。次いで、カウントダウンのあとダウンロードが始まります。
Windows版のダウンロードサイトから、"gretl-1.9.x-win32.zip”を外付けのUSBメモリなどにダウンロード・解凍すると、gretlフォルダが形成されます。インストール作業は不要です。
このフォルダ中のgretl.exeを起動すれば、USB上でgretlが使えます。
大学の端末室など、共用のPCで作業をする方には便利です。データとgretlを同じUSBに入れて、携帯しましょう。もちろん、ハードディスク内のどこかに置くことも可能です。
フォルダの構成は、インストーラでハードディスク(通常は"C:\Program Files\gretl")にインストールした場合と同じです。従って、下記の方法で日本語化できます。
ファイル名および変数名は、英語orローマ字で名付けたほうが安全です。全角文字は、読むことができないようです。
Excelファイルをgretlのショートカットアイコンにドラッグ&ドロップするだけで、データを開くことが出来ます。
最新バージョンは日本語化済みなので、日本語化パッチは不要となりました。インストールし、お使いのPCが日本語OSならば自動的に日本語表記になります。
最新バージョンはあらかじめlocalにjaフォルダを持っています。
ただ、分析結果が文字化けするようなので、個人作成の日本語化パッチを残しておきます。こちら。