研究・イノベーション学会
研究戦略・評価分科会
第120回例会のご案内

拝啓 時下ますますご清祥のことと、お慶び申し上げます。

この度、研究戦略・評価分科会例会を下記のとおり開催いたします。

 今回は、国立研究開発法人産業技術総合研究所の手塚明様から「デザインブレインマッピング」についてご紹介をいただきます。デザインブレインマッピングは、産業界の課題である「構想力x具現化力x推進力」のアクションをチームで起こすため、エンジニアとデザイナーが連携してクリエイティブな能力を発揮させる仕組みです。手塚氏は2019年に、『デザインブレインマッピング』丸善出版(手塚明ほかを上梓されております。ぜひ多数の方にご参加頂き、活発な議論の場として頂けましたら幸いです。

 参加ご希望の方は学会事務局宛 office@jsrpim.jp にご連絡ください。なお、学会員以外も参加できますが、継続して参加される場合は学会への入会をお願いしております。



1.日 時   2023年9月26日(火) 18:30-20:30

2.場 所   政策研究大学院大学4階4A研究会室 および オンラインのハイブリッド (zoom接続先は登録者にお伝えします)

3.講演者   手塚 明 氏(国立研究開発法人産業技術総合研究所 製造技術研究部門 招へい研究員)

4.講演題目  イノベーションに繋がる、変化を起こすために違いを楽しみ活かす仕組みと仕掛け 〜デザインブレインマッピングの方法論〜

5.講演概要

昨今の時代の急激な流れより、DX、SDGs、脱ICE、ビジネス再構築、ブランディング、イノベーション、働き方、リスキリング等の「変化」が求められています。そのためにブランド経営やパーパス経営等が提唱されていますが、一方で、若手とベテラン、企画と実施、経営層と現場、地域と中央の意識の乖離のために、うまく実施に至っていないケースも目にします。

ここでは、変化を起こすために、若手とベテラン、企画と実施、経営層と現場、地域と中央等の認識の違いを楽しみ、活かす方法論の一つである、デザインブレインマッピング(DBM)をご紹介します。違いを活かすには、心理的安全性とフラットな対話の雰囲気作りが重要ですが、言うは易く行うは難し、です。DBMはこの点でも非常に有効な方法論で、既に、弊所のスキームである技術コンサルティング等で、短期集中型のDBMワークショップ支援により、参加メンバーがやる気になり、変革のためのアクションを起こしている事例が複数あります。

ここでは、DBMの基本的な考え方、なぜ「違い」が重要なのか?、フラットな対話と心理的安全性のキー、違いを活かすための提案、デザインブレインマッピング流ワークショップとは?等について、皆さんとシェアしたいと思います。

(DX:Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)、SDGs:Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)、ICE:internal combustion engine(内燃機関))