研究・イノベーション学会
研究戦略・評価分科会
例会のご案内
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第124回例会 | 開催予定
日時:2026年9月1日(火)18:30–20:30
会場:政策研究大学院大学 4階4A会議室/オンライン(Zoom)
※Zoom接続先は登録者にお知らせします。
講演者:佐藤 浩昭 氏
国立研究開発法人産業技術総合研究所
サーキュラーテクノロジー実装研究センター 研究センター長
講演概要
サーキュラーエコノミーにおける資源循環(リサイクル)は、環境対策や廃棄物処理の延長として語られることが多い。しかし、資源制約や地政学的リスクが高まる中、その本質は「循環する資源を活用して新たな産業競争力を創出すること」にある。本講演では、サーキュラーエコノミーを環境問題ではなくイノベーション競争の視点から捉え、これからの研究機関に求められる研究戦略について、産総研サーキュラーテクノロジー実装研究センター(CTセンター)の取り組みを例に紹介する。
CTセンターでは、高度選別、マテリアルリサイクル、ケミカルリサイクル、指標構築・評価技術を統合し、再生材利用市場の創出を目指した資源循環バリューチェーンの構築を推進している。重要なことは、リサイクル率の向上そのものではなく、再生材が経済価値を持って循環する産業システムを構築することである。こうした考え方の下、産総研グループを中核として産学官連携を進め、研究成果の社会実装を加速している。
その具体例として、PET低温解重合技術のセミパイロットプラント建設や新たな資源循環システムの実証を進めるとともに、産総研の研究成果を事業化・社会実装へつなぐプラットフォームとしてAIST Solutionsを活用し、研究開発から実証、事業化までを一体的に推進している。
本講演では、サーキュラーエコノミー時代における研究機関の使命を、技術開発、社会実装、事業創出を統合したイノベーション戦略として捉え直し、日本の産業競争力強化に向けた今後の方向性を議論する。
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