研究戦略・評価分科会 会員各位
平成29年3月10日

研究戦略・評価分科会 第101回例会のご案内

研究戦略・評価分科会
主査: 小林直人 
幹事: 林隆之、佐久間啓
中村修、曽根純一

拝啓 時下ますますご清祥のことと、お慶び申し上げます。

 研究戦略・評価分科会第101回例会を下記により開催いたします。

 今回は通常の例会と趣向を変え、科学計量学分野のある興味深い論文をもとに、その紹介と研究評価や人材育成への含意の検討を複数名の研究者で行い、皆さんと共有したいと思います。ぜひ多数ご参加いただき、活発な議論の場としていただけますよう、お願いいたします。

参加ご希望の方は、4月4日(火)必着で学会事務局宛 office@jsrpim.jp にご連絡ください。

  ※学会員以外の方もご参加いただけますが、継続してご参加される場合には学会への入会をお願いしております。


 


1.日 時   平成29年4月11日(火) 午後6時30分~8時30分

2.場 所   学術総合センタービル10階(独)大学改革支援・学位授与機構1012会議室
         東京都千代田区一ツ橋2-1-2(竹橋駅、神保町駅)
         地図: http://www.niad.ac.jp/n_access/

3.講演者   七丈直弘 氏(東京工科大学 教授)、調麻佐志 氏(東京工業大学 教授)、川島浩誉 氏(科学技術・学術政策研究所 研究員)

4.講演題目    "Quantifying the evolution of individual scientific impact”のインパクトとその含意

5.講演概要

 昨年11月、珍しくScience誌に科学計量学の論文(Sinatra et al."Quantifying the evolution of individual scientific impact”)が掲載された。当該論文は、全キャリアに渡る書誌データを用いて研究者個人の研究の生産性とインパクトを分析する。その結果、研究インパクトが最も高い論文はキャリアを通じてランダムに現れるというrandom-imapact ruleを見出した。さらにそのルールを元に研究者の能力Qと偶然pから成るモデルを作成し、統計的な分析によってQとpの組み合わせによってのみ際立って優れた成果が生み出されることを確認した。この分析結果は、従来支配的であった研究者の能力を測るとされる指標(たとえば、被引用数やh-index)の理解を覆すだけでなく、研究人材の評価やマネジメントにも再考を迫る可能性を秘めている。本講演では、七丈氏がその内容を紹介し、その後、他の科学計量学研究者がその論文の意義と含意について検討する。