一心館の年間行事

 武輝神社奉納射会

毎年3月に行われる、一心館が主催する冠(かんむり)射会。一心館にとって、一年のなかでも最大の行事です。

毎年、県内・県外からたくさんの方々にお越しいただいており、近年では参加者は100名をこえます。

 

大会の始まりには、厳かな雰囲気の中で神事が行われ、射を奉納して「天下泰平」「国家安康」「五穀豊穣」を祈願します。

射会のいちばんの名物は、賞品として毎年用意している、会員が手編みした米俵。

参加された方にふるまう手づくりの豚汁も、ご好評をいただいています。

決して広くはない弓道場ですが、当日は野外テントを張って大勢の参加者をお迎えしています。

質素ではありますが、会員一丸となって運営に当たり、射会への来場者を心をこめておもてなしします。

吉川の地域行事としても、見学のみでもお気軽におこしください。

 

開催のご案内は、毎年2月上旬頃に、近隣の各道場様に送付、また当ホームページにも掲載いたします。

案内状の送付をご希望される場合は、問い合わせ先までご連絡ください。

百八射会 

毎年12月31日に、各自108本の矢を射って一年を締めくくる行事です。

大晦日の午前中から夕方まで、参加者がめいめい集まり、弓を引き始めます。

108射という矢数は、少ない本数ではありませんが、それぞれのペースで、年の瀬の雰囲気を楽しみながら弓を引きます。

参加者同士で持ちよった賞品をもらうこともできます。

除夜の鐘が聞こえる頃、皆で武輝神社に初詣に向かいます。

新たな年を迎えながら、清らかな気持ちで百八射会を締めくくります。

 研修旅行 

年に1回、一泊二日で行われる宿泊研修です。

行き先は年によって様々ですが、弓道の技術の向上はもちろん、会員同士の交流も深まる行事です。

 1日目は、開催地の弓道場で講習会を行います。講師陣は、瀧上三郎副館長と、外部から招いた先生方。

熱心な指導の下、参加する会員のまなざしも真剣です。

夜には、地場の名産料理とお酒を味わいながら宴会が開かれます。弓道談義に花を咲かせたり、温泉に入ったりと、

のんびりとしたひとときを過ごしながら、親睦を深めます。道場に戻って稽古の続きに励む人もいます。

 

2日目は、射会を行い、前日の講習で身につけた成果を披露します。

2日に渡る修練のあとは、観光名所を訪れたり、名産品を買ったりと観光を楽しみながら帰途につきます。

  このほかにも、月例射会を始めとする多数の年中行事があります。