【雑感メモ】Playoffs First Round

投稿日: May 10, 2014 7:35:14 AM

毎度久しいぶりの更新です。

忙しいといえば、そうなんですけど、

NBA観ている方は何となく理由はわかっていただけると思うのですが、

プレーオフが始まってすごい接戦続きなんですよ。

更新しない理由にはなっていませんが、

手に汗握り過ぎて興奮して鼻血もでるほど白熱してて、忘れちゃいますよね。

今回はその白熱という2文字では言い表せないほど盛り上がったプレーオフ1回戦を纏めます。

纏めるというか個人的に忘れないようにメモ代わりです。

IND(1位) VS ATL(8位)

MIA(2位) VS CHA(7位)

TOR(3位) VS BKN(6位)

CHI(4位) VS WAS(5位)

第1週

(僕の当時の印象を振り返って書き記しますのでご容赦ください。)

まず波乱なのか予想通りというか、シーズン終盤スランプに陥ったINDが8位シードのアトランタ相手に初戦を落とします。

2戦目は何とか勝利しましたが敵地に移った3戦目も落とします。誰の目から見ても本調子ではないIND。相手のエースガード・ジェフ・ティーグを全く止められずリードを許してしまいました。

トロントでは6年ぶりのプレーオフということもあり現地ではアリーナ前にファンが集合するほどの熱狂振り。

ただ相手は金満軍団ブルックリン・ネッツ。ベテランも多く敵地や大観衆のブーイングをものともせず第1戦を奪いました。

2戦目は落ち着きを取り戻したラプターズが一つ星をかえします。

そしてシカゴです。シーズン中、ローズが怪我で、オールラウンダーのデンがトレードでチームを去りましたが、オールスターセンターノアを中心にチームディフェンスとバックドアプレーで意外な健闘をみせて4位シードを獲得し、プレーオフに当たりたくないチームとして認識されていました。もちろん多くの予想がシカゴ勝利を予想していました。

ところが最初の2戦を連勝したのはアウェイのワシントン・ウィザースでした。バランスの良いチーム編成で攻守ともに穴が少なく着実に加点していくワシントンに対し、シカゴはじっくりゲームが進む終盤に攻め手が無くジリ貧状態でホーム2連敗を喫してしまいました。

昨季の王者マイアミは危なげなく2連勝。←正直ツマラナイ

第2週

ホーム2連敗のシカゴ敵地でアウトサイドシュートが良く決まり1勝を返しますが、

続く4戦・5戦はオフェンスのオプションが多いワシントンに押し切られる形で1回戦敗退。

しかしながら今シーズン主力を2人も失いながらも4位シードを勝ち取っただけでも大健闘といえるでしょう。

来シーズンはローズの復活具合で戦略が変わってくると思いますがノア・ギブソンとチームの下地はある程度できているので大崩はしないと思います。

TOR-BKN。なんとかホームコートアドバンテージを取り戻したいラプターズはラウリーとデローザンの活躍で第4戦と第5戦に連勝しシリーズに王手をかけたのでした。特にラウリーは怪我でボロボロのなか好プレーを連発しチームに勢いを与えたのです。

シャーロットに移ったMIAvsCHA戦。やはり戦力差は大きく油断して少し点差が詰まるくらいでMIAの楽勝。シャーロットは来シーズン、ボブキャッツからホーネッツになるのでボブキャッツとして初のプレーオフ勝利を目指しましたが敢え無く撃沈。無念です。

そしてもっとも心配な第1位シードと評されるペイサーズ。アトランタと星を分け合いながらシリーズを進めます。ボロボロのインディアナから決定的な勝利を奪えないアトランタもやはり8位シードといったところ。

西

SAS(1位) VS DAL(8位)

OKC(2位) VS MEN(7位)

LAC(3位) VS GSW(6位)

HOU(4位) VS POR(5位)

第1週

そして西、ウエスタンカンファレンスです。

始まる前から因縁めいたカードだけっていう奇跡の組み合わせ。

スパーズとマブス。テキサスの00年代のライバルチームは1位と8位という順位は意味の無い数字でした。

1戦目はダンカンの活躍でスパーズが勝利しますが、2戦目はマブスがスパーズを圧倒します。

この時点で東西1位シードが1勝1敗となり、

波乱含みのプレーオフの様相を呈してきたのが如実に実感してきたのがこの時期です。

西側の4位対5位のシリーズも奇しくも東と同じ展開になりました。

下位の5位のポートランドが今シーズンハワードを獲得しプレーオフで快進撃を期待されてたロケッツ相手に

アウェイ2連勝したのです。特に大黒柱のラマーカス・オルドリッジは2試合連続で40点越えの大活躍。

層の厚さではロケッツが上回っていただけにファンには堪えたでしょうね。

ポートランドの勝負強いリラードとオルドリッジのコンビの破壊力が世間の想像以上だった感がありました。

LAC-GSWはここ数年で弱小から強豪に成長してきた2チーム。

強くなる時期も同じで熱い試合が多い両チーム。数年乱闘まがいのイザコザを繰り返してきた新しいライバル関係。

両チーム、燃えないわけがありません。

案の定バチバチとホーム・アウェイ関係なく終盤まで縺れる熱い試合を繰り広げます。

初戦はGSWが敵地で勝利、2戦目はホームのLACが取り

GSWがアドバンテージを奪いサンフランシスコへ移動する事になりました。

昨年のカンファレンス準決勝の再戦となったOKC-MEN。

昨年は1回戦でラッセル・ウエストブルックが半月板損傷の大怪我を負いデュラント頼みでジリ貧のOKCをMENのディフェンス力とインサイドの強さでアップセットしたシリーズでした。

チームのメンバーを大幅に入れ替えた8位のDAL同様、今シーズンからHCが変わりおまけにディフェンスの要のマーク・ガソルも怪我で欠場したMENはシーズン序盤思うように勝てず、中盤戦にガソルが復帰してようやく調子を取り戻してプレーオフへ出場を終盤で決めました。その為実際の実力はもっと上のレベルなのは明らかで2位シードのOKCといえど、アップセットもあるのではと評判のシリーズは予想通りというかMENが第2戦のアウェイで延長の末1勝をもぎ取り続くMENのホームの第3戦もこれまた延長の末勝利し、OKCにプレッシャーをかけ続けてシリーズを有利にしました。

4位-5位シードのHOU対POR。

HOUは伏兵シュータートロイ・ダニエルズの活躍で敵地で延長の末1勝HOUが返します。

第4戦終盤リードしていたHOUが残念なミスを犯しまた延長へ。

延長も伏兵ダニエルズの3本のFTやオルドリッジのFTミスで縺れますがここでもHOUの残念なミスと決定的なスティールでPORが試合を決めます。皆さん(とくに若い子)ボール運びはスペースを意思しつつ出せる時にパスを出さないとこの試合のHOUのようなミスを犯します。参照URL http://www.nba.com/video/channels/playoffs/2014/04/27/0041300174-hou-por-recap.nba//

3:44過ぎからのボール運びでハーフを越えたラインでスペースがないのにスクリーンプレーしちゃっています。完全にアウトなプレーです。お気をつけください。

さて戻ります。

1位-8位のテキサス対決。

第3戦。終盤まで縺れたこの試合(今年の1回戦ほとんどの試合がもつれているのですが)劇的幕切れで決着します。

SASがジノビリの技ありドライブで1点のリード、残り1.7秒。ノビツキー&エリスを囮にボールはコーナーで待つベテランのカーターへ。そしてワンフェイクからのスリーポイントシュートが決まり8位シードが1位シードにシリーズのリードを奪います。

そこはスパーズ、1位シードの意地を見せ4戦・5戦と連勝しホームコートアドバンテージを奪い返し王手をかけたのです。

2位-7位の前年のリマッチは、4戦OKC・5戦MEN勝利し

7位のMENが先に王手をかけます。ここまで2~5戦連続で延長戦という激戦。

追い込まれたOKCですがここまでトニー・アレンのディフェンスに手こずっていたデュラントが本来の活躍を見せ敵地で勝利を飾り逆王手で最終戦に勝負を持ち越されました。

そして因縁のLAC-GSW戦です。

3戦目に勝利したLACですがここで事件が発生します。

日本でも話題になったLACのオーナーの差別発言です。

その直後の第4戦はショックの為かLACは大敗。

そのまま立ち直れないかと思われた第5戦。

HCのドク・リバースがリーダーシップをとり見事一丸となって逆境に打ち勝ち試合も制したのでした。

LAC王手で迎えた第6戦はホームのGSWが1点差で勝利し首の皮一枚で最終戦へと望みを繋いだのでした。

東西6カードの勝敗が決まる週末を向かえます。

IND-ATL

TOR-BKN

西 全部!!

動画の順に感想を述べていきます。

HOU-PORは3勝2敗で迎えた第6戦。

PORのホーム。終盤リードしていたのはHOU.

この1回戦で最も劇的なシュートで決着します。

残り0.9秒(!!)45度のスリーポイントラインの外側でボールを受けたのはリラード。

ここまでどのゲームでも終盤でシュートを決め続けた2年目のPGは迷い無くシュートを打ち抜きます。

ゲームウィナーでもあり、シリーズウィナーとなったブザービーターは数年前同じ相手、同じ場所からブザービーターを決めたブランドン・ロイのそれよりもインパクトが大きいシュートでしたね。すばらしいシリーズでした。

そしてここから最終戦ラッシュになります。

IND-ATLはなんとか1位の面目を保つ形でINDが勝ち抜けます。ATLはシリーズ後半から試合終盤のオフェンスの失速が目立っただけに来シーズン、大黒柱のホーフォードが戻ってからも課題になるでしょうが楽しみでもありますね。

TOR-BKN。ここは最後のゲームに若さが出てしまった格好ですが、TORはシーズン開幕前の下馬評を大きく覆す大健闘のシーズンでしたね。最後はピアースの逃げ切りブロックでThe End。

SAS-DAL。まさかのスパーズ2度目のトップシードアップセットの恐れもありましたがなんとか難敵に勝利。

DALは開幕前、補強失敗とまで言われたチームでしたが正直モンタ・エリスにノビツキーにカルデロンにと相性と勢いがピッタリ合うと破壊力も凄いんだなーって久しぶりに「ミラクル・ニックス」に近い勢いを見た気がします。

LAC-GSWはグリフィンがチームを引っ張りジャーメイン・オニールが怪我で欠場になったGSWを押し切りました。

GSWは昨年もリー、今年もプレーオフ直前でボーガットとインサイド陣に怪我が相次いでしまうのが残念ですね。

シューター2人に依存する戦術上インサイドの怪我の多さはプレーオフで勝ち抜くには致命的ですよね。

昔からNBA見てるといつも思うのですが、リバウンドはゲームを制するとよく言いますが、健康はプレーオフを制するのは言い過ぎではないでしょう。

ライバルチームは試合後も廊下で乱闘寸前になったとかならなかったとか(関係者以外立ち入り禁止エリアだったの詳細は不明)。

OKC-MENは最終戦前に試合が決まったといってよかったでしょう。チームのエース・ランドルフが第6戦のゲーム中、相手選手に肘打ちをしたとして最終戦出場停止。

マークとともにMENのインサイドを固めていたランドルフの欠場で勝てるほどOKCは弱いチームではありません。

デュラントストッパーとして注目されたトニーアレンの再契約がまとまればそうそう崩れるチームではないので来年もプレーオフを盛り上げてくれる事でしょう。ただ優勝には何かが足りない。バックコートの得点力然り、マイク・ミラー以外の安定したアウトサイドシューター然り今オフの動きに注目ですね。

以上メモ代わりの投稿を終ります。