【勉強の時間】「1-4」セット

投稿日: Nov 08, 2013 4:56:2 AM

前回の投稿が長過ぎたので追記分は新しいページとして投稿します。

ちょっとその前に。前回の投稿で誤解を招く表現がありました。

1on1すべてが悪みたいな印象を受けますが、

断じてそんな事はありません。

バスケットボールにおいて、マクロな観点で言えばオフェンスの全ての基本は1on1であるわけでして、

これを否定するつもりは更々ありませんし、むしろ攻めるべきタイミングであるなら積極的に仕掛けるべきだと思います。

ただ、偏るなと。

ボールと人と頭を動かしスペースとチームメイトと知恵を使うのがいいバスケだと思うので、

あえて尖った言い方をしています。

あくまでHopsはバスケを楽しむ社会人の集まりです。

楽しみ方は人それぞれですが、コート上にはプレーヤー5人に対しボールは1つ。

1on1で1人で持ち込む事も、セットプレーで皆で動いてゴールするのも同じバスケ。

言いたい事はバスケが楽しいという事。

【応用その3】

UCLAカットって言ってますけど、

少し細かく言うと「1-4 UCLA CUT」っていう動きなんです。(基本の③の時を指して)

1人Topのに対し他の4人が同じラインに位置している配置を「1-4」というのは皆さん簡単にわかると思います。

UCLAだけの動きだと相手チームにはバレバレですよね。1on1を織り交ぜてもいいでしょう。

ただUCLAを囮とした動きを追記して最後にします。

この「1-4」という配置はとっても幅広く応用かつ柔軟に運用できる優れもの。

まず基本体系。

【1-4 High Delay】*参照元http://www.youtube.com/watch?v=3tZ728d1ByI

名称はyoutubeから。このキーワードで動画出てきます。職場なので音声は確認できません。

UCLAの前段階でTopと45度が入れ代わる動きとしてもいいし、そのままTopからの3ptを狙う動きでもいい。

ポストの2人と逆サイドの囮の動き次第で以前動画を載せたウォーリアーズのエレベータースクリーンになります。

ウォーリアーズのエレベータースクリーンはポストを経由して45度にボールを運ぶ事と

逆サイドがローポストへ移動する事によって

Topからのシュート、及びポストのスクリーンへの相手の注意を逸らしているのが上手いですよね。

【1-4 Backdoor】

特別応用編と紹介するにはあまりにも有名なプレーですが

UCLAや普通の45度とローポストの2対2と織り交ぜると成功率があがるので一緒に覚えるのがお得。

高い位置での1-4ポジションで産まれるゴール下のスペースを活かしたプレーです。

ポイントは45度のマークマンにポストを意識させる事。

カットする時もフェイクを入れたり、チェンジオブペースで急に動き出したり狙いを悟られないようにしないと、

簡単にパスカットされる諸刃な面もあります。

理論的には①のパスが入るのと②の動き出しはほぼ同じにするのが相手ディフェンスの隙をつきやすいタイミングかと。

こちらは参考動画がありましたので載せておきます。

後半のスローで見ると先ほど記載したタイミングがわかりやすいと思います。

パスがハイポストに入るとポストのマークマンはボールに付く為ゴール下へヘルプへ行きにくく、

45度のマークはポストへのヘルプを少し考えるので隙ができるということです。

ちょっと長過ぎるのでとりあえずこの辺で終らせます。

ご精読ありがとうございました。

と思ったけど少しだけ追記。

「1-4」って特別なフォーメーションの名前じゃないんですよね。

Top1人に対し他の4人が一直線上に並んだ形を指してるのですが

チームによっては、そこからやる事ほとんど決まっていたりします。

これから紹介する事は、Hopsでの実用性は低いですが、

他のチームで大会・試合等に1点を争う時には有効だったり、

NBAの観戦の時などの豆知識にはなるかもしれません。

【ハイピック】

UCLAとはまったく別物なので参考程度に。

少し前のNBAで流行っていたのが(今でも見ますが)

4人の位置をエンドラインに並べてからはじめるパターン。

クォーターエンドや試合終了間際よく見かけるパターンです。

突破力がありパスを裁くのが上手いプレーヤーがTopからドリブルで

間を縮めていきインサイドのプレーヤーが高い位置でスクリーンをかけに行きフィニッシュまで持ち込むプレーで

「ハイピック」とかとも呼ばれたりします。

高い位置でインサイドプレーヤーがピックする事で

マークマンとのズレを生じさせスピードに乗ったドリブルインを可能にさせます。

もしスイッチされてもガードプレーヤーとセンター系プレーヤーでは平面的ミスマッチに持ち込めます。

離れていればシュート、詰めてくればペネトレイト、他のヘルプがくれば空いたプレーヤーにパス、

と言うように簡単&シュートに持ち込み易いメリットがあります。

デメリットももちろん多々あります。

Topのオフェンス力とマークマンのディフェンス力に左右されやすい点、

ゲームの流れが止まる点、単調になってしまう点、セーフティーを設けられない等色々あります。

このためNBAでも各クォーター終盤やリズムを変えたい時にしかほぼ使われません。

勘の鋭い方はお気付きかもしれません。

最近のHopsのハーフコートオフェンスの傾向に似ているのです。

似ているとしたのはスクリーンすらないので実際はもっと単調な感じですよね。

このパターンの悪い点はディフェンスもつまらない点。

Topの1対1で勝負が決してしまうとワンマン速攻で終わりで、

他の4人は傍観してオフェンスが終わりまたディフェンスしなければならずやる気も

いざオフェンスになった時もリズムが掴みにくいですよね。

代表者としてはHopsはみんなで楽しみたいと思っているので

やはりそれなりに勝敗も大切ですが、飽きないプレーやクリエイティビティも大切にしていきたいと思っています。