【NBA Team紹介】Utah Jazz
投稿日: Oct 25, 2013 5:55:5 AM
「ユタ・ジャズ」
押えておきたい選手(背番号・ポジション)
ゴードン・ヘイワード(20・SF)
デリック・フェイバース(15・PF)
エネス・カンター(0・C)
過去所属の有名選手
ジョン・ストックトン(12・PG)
カール・マローン(32・PF)
ジェフ・ホーナセック(14・SG)
デロン・ウィリアムス(8・PG)
カルロス・ブーザー(5・PF)
日本でも有名なチームの一つでしょう。
なんと言ってもストックトン&マローンという、
歴史上最高のピックアンドロールの使い手コンビが所属していたチーム。
やはり大きな成功例があるチームはその時のチーム作りやポリシーを
引き摺りやすいもので、解り易いところでは、
ラン&ガンのサンズ、ビックセンター重視のロケッツ、スター掻き集めのレイカーズなどなど。
まあユタ・ジャズも似たような感じでピックアンドロール中心の選手集めを行っていますが、
現在はチーム力低下中。
昨シーズンまでチームを引っ張っていたアル・ジェファーソンとポール・ミルサップが揃って移籍、
そこそこの活躍をしていたモー・ウィリアムスも移籍と今シーズンはフレッシュな陣容で挑む事が決定済み。
期待できそうな若手は多数いるのであと数シーズンもすればいい成績残せそうですので、
裏をかえせば、応援し甲斐のあるチームの一つじゃないでしょうか?
そしてここからは、往年のレジェンドの二人の動画をとくとご覧くださいませ。
二人のピックアンドロールと他のピックアンドロールの違いは
引き出しの多さと追随を許さないコンビネーションの良さです。
相手の出方に応じて、多くのオプションから最善のプレーをチョイスするので
ディフェンスの上手いチームでもそうそう止められません。
スクリーンの掛かりを具合までコントロールできるストックトンが寸部も狂い無く
マローンにパスを供給するのですが、そのマローンもファールにも負けない体だけでなく、
3Pの少し前から決められるほどのシュートレンジの持ち主なので、距離を離してもファールをしても
しっかり得点を決める為近代バスケットボールの一種の完成形とも考えられていました。
他のプレーヤーのヘルプが来ても史上最多アシスト数のPGストックトンにはしっかり対応されてしまい、
高確率でそろえたシューター陣にやられるという、相手チームからすれば泣きたいくらい隙の無いチームだったのです。
そんな完璧なコンビネーションを繰り出す二人ですが、
残念ながら優勝経験がありません。
なぜなのか?
ジョーダンやオラジュワン、シャック達など他のチームの存在の所為にするのは
簡単ですがもう幾つか理由があります。
最たる理由の一つがマローンの勝負弱さかと個人的には思っています。
有名なブルズの後期3連覇の最後のシーン、ジョーダンがフリースロー付近で
逆転シュートを決める場面です。
この直前にボールをとられてるのがマローンなのです。
それをもって勝負弱いというのも酷い気もしますが(奪ったジョーダンは勝負どころまでこの奪い方を隠していたらしい)
確か他にも決定的なフリースローを外してしまうなど色々やらかしてしまった覚えがあります。
ストックトンは土壇場でもシュートを沈める勝負強さは持っていただけに悔やまれるところです。
(比較対象がジョーダン、ストックトンや最高のPF論争でのティム・ダンカンなどだから偉大な選手も大変だな~)