FAQ

よくある間違いと対応について。

1. IHANet って何て読むの?

名付け親的には「いはねっと」が正しいですが、「あいはねっと」でもどっちでもいいです。 ただし、創設者は「いは」さんなので、「いはねっとのいはさん」「あいはねっとのいはさん」は文法的にOKですが、「いはねっとのあいはさん」と呼んではいけません。

2. IHANetってどうやって参加すればいいですか?

まず、IPv6アドレスをどこかから調達してください。IPv4アドレスしか持っていない人は参加できません。NTT東西のフレッツで使われているIPv6アドレスしか持っていない人もダメです。

IPv6アドレスが準備できたら、IHANetのIRC(irc.reicha.net の#IHANet)に参加しましょう。また、IHANetのページをよく読んだりして、いろいろ情報収集をしましょう。

3. トンネルが張れません。

ケース1: IPv6アドレスの打ち間違い。相手のアドレスと自分のアドレスをごっちゃにしたり、コピペミスしてませんか? あと、IPv6アドレスは16進数なので、9の次はaです。10ではありません。/126でトンネルを張るときはご注意を。

ケース2: プロトコルがフィルタされている。GRE/IP(プロトコル番号 41)が開いてるか確認しましょう。ポート番号ではないことに注意。GREはTCPでもUDPでもありません。

4. GREトンネルがIPv6で張れません。

FreeBSDでやろうとしていている場合は、素直に諦めて下さい。FreeBSDはGRE over IPv6に残念ながら対応していません。

5. GREトンネルを張ったはずなのに、再起動したら張れなくなりました。

FreeBSDのであれば、起動時の/etc/rc.conf でGRE tunnel を張る時にIPv4で外部と接続できていないとこのような症状が出ます。このような場合、例えば/etc/rc.local とかの中で、/sbin/ifconfig greX up などと書いて再度張り直すと動く可能性が高いです。

6. BGPって、どうやって運用するんですか?

IHANetで修業を積めば、運用できるようになります。

7. BGPのピアが張れません。

BGPを張る相手は探しましたか? 接続形態は確認しましたか? 接続用のIPv6アドレスとインターフェース名はちゃんと合ってますか?

8. IPv6アドレスはどう決めればいい?

BGPを張る相手と相談しましょう。L2IXで接続する場合は、そちらのルールに従ってください。

9. トランジットと非トランジットの違いは?

自分が出している経路に、自分経由で全て到達できるときはトランジットできてます。全ての経路に対しての到達性がなければ、非トランジットの状態です。このような経路を流すと、他の人に迷惑がかかるので、経路を流さないようにしましょう。

10. どのような時、どのようなフィルタリングすればいいのでしょうか。

自分が到達を保障できない経路は、まずフィルタして他ASに広告しないようにしましょう。それからちょっとづつ経路を流してみて、様子を見ましょう。到達できない経路が出てきたら、フィルタするなりそのASとピアを張るなり、いろいろ知恵を絞りましょう。

11-1. IHANetに繋いだら、IHANetに接続されている一部のWebサイトが見れなくなりました。ping6とかtraceroute6は通るんですが、なぜでしょう?

11-2. BGPの設定は合っているはずなのに、経路をうまく受け取れません。

11-3. BGPの設定は合っているはずなのに、BGPのセッションが頻繁に切れます。

多分、接続している相手先とのMTUが合っていないか、その先のサイトでMTUが合っていません。お互いのMTUを確認してpeerを張りましょう。

12. distributed-L2IX Project(いわゆるL2IX)に繋ぐにはどうすればいいですか?

L2IXに接続するには、Layer2での接続となるため、まずは接続ルールとアドレス表を確認し、最寄りのPOPとL2での接続性を確保してください。