Q&A

ワンゲルに少しでも興味を持ってくれた新入生の皆さん向けに、よく聞かれる質問をまとめてみました。

Q.

山やアウトドア活動に興味はあるけど、今まで縁がありませんでした。

初心者、未経験者でも大丈夫でしょうか?

A.

大丈夫です。

高校時代に登山経験のある人はもちろん、全くの未経験の方でも心配はいりません。

山も沢も、部員全員がステップアップしていけるよう、最初は比較的易しいところから始めます。

一年生には上級生が平等に基本的な教育を行い、山行中には危険が及ばないように配慮します。

そして2年,3年と経験を積み重ねていくうちに、行ける山や行きたいルートが広がってゆき、新人訓練合宿、夏や秋の縦走と沢、冬のスキーや岩登りと様々な活動を経験して山での総合的な力を養成します。無雪期の一般登山道を使用した登山と、初級の沢を除くすべての活動(夏季の比較的難度の高いバリエーションルートや積雪期・厳冬期・残雪期登山、バックカントリースキー、アルパインクライミングの類、発展途上国での海外合宿等)は全て任意参加で行っており、本人の参加意思がないままに山行メンバーに加えられることは絶対にありません。

Q.

活動頻度や部員の人数を教えてください。また、部員の義務のようなものはありますか?

A.

部員は現在10名。学期中は毎週水曜日(部員の都合に合わせて他の曜日に変更する可能性あり)の放課後、部会を開いてい

ます。学期中は土日を利用し、長期休暇中は山行の日数や間隔を調整して、山に行きます。具体的な山行の頻度や山行日数は各人によって異なりますので一概には言えませんが、夏季は一人当たり平均して月1~2回程度山に入る程度です。新入部員の義務は毎週の部会への参加と、春~夏の新人訓練合宿、1,2年全員で行う夏合宿への参加、基礎的なロープワークの確認のための岩場でのトレーニングが挙げられます。学業に関することや、やむを得ない事情を除いて、これらの山行には新人全員の参加が望まれます。

Q.

他の団体との兼部/兼サーは可能ですか?

A.

可能です。とはいっても、平日毎日遅くまで練習をしたり、週末が全て練習試合やイベントで埋まってしまうような団体との兼部/兼サーはお薦めできません。学期中毎週一回の部会や、最低限山に行くための週末を確保できるような団体が、兼部/兼サーの目安といったところでしょうか。

Q.

危なくないんですか?

A.

ワンゲルが行っている活動の中にはリスキーな活動もあり、安全対策として以下の事を行っています。

①毎週部会での遭難対策審議

②部員全員の山岳遭難対策制度(jro,日本山岳救助機構合同会社)への加入

③登山届の確実な提出に加え、山行中の事故に備え、山行パーティーの連絡にすぐに対応できる独自の在京本部の設置

④毎年の国立登山研修所登山リーダー研修会への参加、他不定期の講習会への参加。

また、前述のように、相応の危険を伴う多くの山行への参加は任意であり、難度が高いと判断する山行には、参加するための制限(沢の経験、登攀技術やロープ操作への信頼など)を加えることがあります。

Q.

ぶっちゃけ、お金はどのくらいかかるんでしょうか?

A.

一年次には夏季登山に必要な装備の購入費として、6~8万円前後必要となります。登山靴、レインウェア、緊急用品等、安全な登山のためには欠かすことのできない装備があり、自分の命を守るための登山道具に関しては、妥協が許されません。高いと思われる方もいること想像しますが、登山用品は高価な値段には相応の性能が約束され、良い商品を大切に使えば、学生時代だけでなく一生使い続けることも夢ではありません。また、テントやビーコン、ロープ、ナッツ他登攀具など高価な道具は共同装備として管理しており、山を始めようとする際に必須のもののいくつかは、部員個人の負担を免れます。さらに、ワンダーフォーゲル部では上級生の助けやOBの方々からの支援により、1年生の登山用具購入負担は、新入生の人数や経済状況に応じてではありますが、軽減される仕組みがあります。またOBさんのご厚意でナイフなど一部装備の支給なども行われています。自分一人の力ですべてを揃えようとするよりも、費用は大幅に抑えられます。

※冬季登山やBCスキー、アルパインクライミングに挑戦する部員に関しては、別途装備購入費用がかかります。詳しくはご相談ください。

Q.

山岳部や山友会との違いが分かりづらいのですが…

A.

はい。一橋大学には3つ山系の部活/サークルがあります。私たち体育会ワンダーフォーゲル部と、体育会山岳部、そして山友会です。あくまで個人のイメージですが、体育会山岳部は沢登りや冬季登山の比重が小さく、一般登山道を使った夏山縦走/登山の比重が大きく、1泊2日等コンパクトな山行を数多く実施している団体で、山友会は関東近郊の低山を中心に比較的負担の軽い登山活動を行っている団体だと思います。

他の2団体と比べてワンゲルの魅力は、沢登りやBCスキー、冬季登山の経験の蓄積があり様々な活動に挑戦できることに加えて、一週間~二週間を費やして北アルプスや南アルプスを縦走する長期縦走(任意参加)を毎年行っていることが挙げられます。雄大なアルプスの奥深くまで入り込む厳しく長い縦走は、自分にとって確かな糧となる無限大の経験値と、一生に残る忘れがたい思い出を残してくれます。

他にもご質問があればお気軽にtwitterやメールにお問い合わせください。

また、普段の山行の雰囲気についてはブログやtwitterをご覧いただければと思います。内輪ネタも多いですがご勘弁を。