ゲームの舞台「中世」
ホシクズ村々物語の舞台となる中世世界は、架空のヨーロッパにおける16世紀ごろの諸国にある辺境の村を想定しています。
16世紀といえば、神聖ローマ帝国やネーデルランド、フランス王国、スペイン王国、ハンガリー王国、ポーランド王国などが入りみだれ、
西方ではイングランド王国が、東方ではオスマン帝国が、南方ではのちにイタリアと呼ばれる諸国がそれぞれ文化の華を咲かせていた時代です。
それぞれの国は「王の道」とも呼ばれる(軍事的活動に使われる)街道でつながっていますが、
街道を離れた小道には行きかう人もまばらで、人々は今日に比べて途方もなく疎遠でした。
こうした世界では、人々にとって村はずれの森や谷、山々などはほかの世界から村を隔てる境界をなしていました。
こうした条件が中世農村においては、伝説やメルヘンの世界を育てていく背景となっていました。
文明復古(ルネサンス)
そんな中、主に都市部ではルネサンスとのちに呼ばれる、商業の発展に起因する大文化活動が行われていました。
これらは自由な市民活動によってなされ、初期に発展したイタリア=ルネサンスに追随するかたちで 様々な国でのルネサンスが生まれました。
キャラクターの思想
このゲームにおけるプレイヤーがなりきる各キャラクターは、この時代の先端を行く文化人としての素養をもつ、一般人です。プレイヤーはルネサンス人として、文化に明るく、開明的な人物が多い、ということにします。
そして、多くのルネサンスが商工業の発展とともに歩んだ関係上、プレイヤーキャラクターは文字も読め、多少の計算も可能であることとします。これらは、ゲーム中のなりきりがゲームの進行を妨げないようにあらかじめ規定するもので、本ゲームは特定の思想、信条、宗教などを用語あるいは非難する目的をもって書かれたものではありません。