【お知らせ】
居合とは刀を収めた状態から、相手の攻撃に対して臨機応変に対応し、瞬時に刀を抜いて相手を制する武道です。
剣術の流れの中で発展したとされ、その起源は室町時代までさかのぼるといわれています。
剣道とは表裏一体をなすといわれますが、剣道とは違い相手と実際に打ち合う(切りあう)ことはなく、仮想の敵に対しての形の稽古が中心になります。
相手の攻撃に対して刀を抜いて相手を制し、鞘に納めるところまでの一連の動作が形(業)として整備されており、相手の人数や攻撃方法など想定する状況に応じた多様な形が存在します。
居合道ではこの形(業)を稽古することにより、居合の技術だけでなく、精神面の修行も行うことができます。
居合には今もなお古来より続く流派が残っており、流派によって形(業)や作法に違いがみられます。
私たちが学んでいる無双直伝英信流は最も古い居合の流派の一つで、夢想神伝流とならび居合道の二大流派となっています。
また、上記の流派によって形が異なる古流居合に加えて、全日本剣道連盟による全流派共通の制定居合も学んでいます。
私たちが学んでいる業の一部です。
無双直伝英信流
初伝(大森流)
一本目 前(まえ)
二本目 右(みぎ)
三本目 左(ひだり)
四本目 後(うしろ)
五本目 八重垣(やえがき)
六本目 受流(うけながし)
七本目 介錯(かいしゃく)
八本目 附込(つけこみ)
九本目 月影(つきかげ)
十本目 追風(おいかぜ)
十一本目 抜打(ぬきうち)
中伝
一本目 横雲(よこぐも)
二本目 虎一足(とらのいっそく)
三本目 稲妻(いなづま)
四本目 浮雲(うきぐも)
五本目 颪(おろし)
六本目 岩浪(いわなみ)
七本目 鱗返(うろこがえし)
八本目 波返(なみがえし)
九本目 瀧落(たきおとし)
十本目 真向(まっこう)
全日本剣道連盟制定居合
一本目 前(まえ)
二本目 後(うしろ)
三本目 受け流し(うけながし)
四本目 柄当て(つかあて)
五本目 袈裟斬り(けさぎり)
六本目 諸手突き(もろてづき)
七本目 三方切り(さんぽうぎり)
八本目 顔面当て(がんめんあて)
九本目 添え手突き(そえてづき)
十本目 四方切り(しほうぎり)
十一本目 総切り(そうぎり)
十二本目 抜き打ち(ぬきうち)