Michiko Maeda Works

前田 見知子(まえだ みちこ)

略歴

1980年 ガラス絵に出会う

独自のガラス絵を考案

1981年 京都にて個展

1989年以降 毎年京都・東京・大阪にて個展

1989、1991年 KBS京都TV出演放映

1992年 雑誌「ねっとわーく京都」掲載

1996年 雑誌「B♭」掲載

ガラス絵について

ガラス絵は 17世紀に北ヨーロッパに始まり(14世紀にイタリアで始まったという説もあり)、

中国(清の時代)を経て、江戸時代の日本に『びいどろ絵』と呼ばれ伝わりました。

ガラスの裏面に直接顔料(私は油絵具が主)で描きます。

イメージをふくらませ、最初の一筆がそのまま残り、その絵具の後ろ、又後にと重ねていくのです。

普通の絵とはまったく逆の手順になりますし(もちろんサインも逆に書きます)、

ガラス自体の光沢と絵具が一体となって、華麗で新鮮な色彩が浮かび上がってきます。

普通の絵のフィニッシュの一筆が、最初にガラスにおく一筆になるのです。

画面に空気が触れないので汚れも変色もなく、表面を磨けば、

今塗ったような艶やかさで絵が生き返ってきます。

現に200年前のガラス絵も実に美しく残っています。

画面にあたる光が多くなると俄然色が輝き出し色に艶が出て冴えてきます。

私はガラス絵に魅せられて、もう31年間も絵筆を持つことが出来ましたが、

描いても描いても楽しく、あきることがないようで、本当に幸せだと嬉しく思っております。