リアルふっこうボイスとは
東日本大震災から時が経つにつれて、各被災地では様々な救援活動による従前復旧段階から、今後の災害リスクを踏まえた新規復興段階へと、住民・行政・専門家それぞれのペースで移行しつつあります。しかしながらこの度の震災は、地震、津波、現在進行形の原発問題が、広域かつ重層的に被害を及ぼしており、各々のまちごとに、行政だけではない住民を巻き込んだ復興まちづくりを多面的に進めていく必要があります。
そこで私たち、研究・ボランティアなど様々な形でまちづくりに関わる学生は、復興まちづくりにおけるコンパクトシティをまち育ての視点から捉えるため、現在、被災地で困難な状況で生活を送る住民の方や、復興へ向けて住民組織で活動をする方々の「どのような想いや考えを持っているか」を聞き、国・県・自治体の復興計画を整理しながら被災地の現状について本音で語り合うことで、被災地の復興まちづくりにおけるリアルボイスを発信していきます。
【現地住民のこえ】
東日本大震災の復興まちづくりを担う方々の生の声を、現地で記録しウェブ上で公開しています。地元をベースにしたまちづくりに取り組む市民が、まちで記録してきた「声」とともにまちの現状を伝えながら、これからの復興の道を考えます。
取材
在仙の学生が、被災地で復興まちづくりに取り組む方々の生の声(リアルボイス)を現地で記録。
編集
記録されたリアルボイスや被災地の現状(写真)、また現時点での復興計画の進捗状況をまとめる。
配信
被災地の現状について学生たちがホンネで話し合い、リアルふっこうボイスをUstream音声配信する。
【復興支援者のこえ】
東日本大震災の被災地での復旧・復興に対して数あまたの支援者たちが寄与している。例えば、寄付や物資などの"モノ"での支援、現地で手となり足となる"ヒト"としての支援、イベントや情報を駆使して"ノロシ"をあげる支援、など多種多様な支援のカタチがある。
しかし一重に言いあらわすことの困難な支援もある。その一つが住民と行政が協働で取り組む復興まちづくりの支援ではないだろうか。時には一方の立場や意見を尊重して肩をささえ、時には相対する側に成り代わりノーと言い、はたまた双方に面くらわし厳格な父親のように振る舞う。それも専門的知見だけでなく感覚的判断だけでもなく。
その復興まちづくりの支援者をゲストにお呼びして、現地でお聞かせいただいた住民のこえを紹介しながら、被災地の復興まちづくりについてホンネで話し合う番組をUstreamで配信します。