About Me

私(志々田 文明)は1972年、早稲田大学第一文学部哲学科を卒業した。在学中は多少サルトルの哲学書を読んだ。体育局合気道部の部員として四年間を送った。部で出会った富木謙治師範の人格と教育学者(武道論)としての学識に傾倒したことが、その後の人生を決めたように思う。高等学校の教師、筑波大学大学院修士課程体育研究科への進学をし、渡邊一郎先生、中林信二先生のご指導を受け、修士論文「嘉納治五郎の柔道観とその展開」を執筆した。その後多少の苦学をした。この時代にご指導を受けたのは考古学者で体育局長の滝口宏先生だった。1987年に早稲田大学人間科学部に奉職した。大学院修了後奉職までの間、日本合気道協会の師範に就任し、早大合気道部の監督を9年間務めた。2003年に「武道の教育力:満洲国建国大学の武道教育」で博士(人間科学)を授与され、加筆して2005年に出版、2006年にスポーツ史学会賞を頂戴した。この拙い研究も、実は修士論文の小さな脚注の一つに過ぎない。修論題名中の「展開」の中身を解明することが今後の課題と考えている。2003年のスポーツ科学部発足に伴いスポーツ科学学術院に本属し、スポーツ思想史(学部)、武道論(大学院)を担当している。学部生には歴史学を中心とした人文科学的思考法とその実践(書き・読み・考える力)を指導している。頑張った諸君が、辛かったけどこのゼミに入ってよかった、思ってくれることが嬉しい。