奈良時代 古道東海道終点であった常陸には真直ぐな
現在の高速道路に匹敵する古道がありました。その跡をたどるWEBサイトです。
常陸の古道 古道東海道の魅力を紹介します。
現在東海道といえば東京日本橋から京都五条の大橋までですが,奈良時代は
畿内から始まって伊勢,志摩,尾張,参河,遠江,駿河,甲斐,相模,武蔵,安房,
上総,下総,常陸と 常陸の国が最終の国でした。また交通の便を良くする為
平均10m幅の高速道路並みの道路が敷設されていました。常陸の国から東山道
陸奥,出羽の国に行く道路も整備されていて それが平成十一年(1999年)に
明瞭な古道遺構として発掘されました。今の常磐道の友部SAの直ぐ脇で,その名を
五万掘古道遺構と言います。長さ300メートル、幅6~10mで両側にU字状
の側溝を持つ道路遺構です。私もその時 現地説明会の時に参加して感動しました。
五万掘と呼ばれるのも,八万太郎義家の五万の軍勢の通り道といわれたからと謂われています。
明治 大正 昭和の地図でこの場所を見ると確かに真直ぐな旧道と見られる跡が判ります。
これに関しては 常陽芸文センター発行 常陸国風土記に
古代の道(P144 検証 常陸国府への道 さらに続く古代直線官道)として記載されています。
このような道路が畿内を中心として東海道,東山道,北陸道,山陰道,山陽道,南海道,西海道と
全国各地に分散統治され 現在もその遺構が散見され 特に東京国分寺にはその東山道武蔵路の遺構が
延長300mに渉って遊歩道として全面保存措置がされています。
これらを調べると わくわくしてきます。
将に古代のロマンで ローマの道に通ずる第1歩です。