BOOK3

映画原作・ノベライズ(2023.11.2更新)

あ)

「アイ・アム・ナンバー4」・・読み終わるのに時間かかった。ノベライズ読んでも主人公のアホぶりにはため息が出る。続編製作はなくてもいいや、ヘンリー死んじゃったし。 

「アイデンティティー」・・これは再読。DVDも引っ張り出して久しぶりに見る。コメンタリーが二種類入ってるけど、両方とも見たっけ。だいぶ前なので覚えていない。取りあえず一種類聞いて、後でもう一種類聞いて、それから本編だな。ああ、特典がついてるのはうれしいけど、時間がかかるぅ。不思議なもので、この映画最後の方よく覚えていない。ラストシーンは覚えてるんだけどエドが真相知ってから後のことがおぼろ。映画の方は夜で雨降りだけど画面ははっきりしていて助かる。最近では暗くて何がうつってるのかさっぱりわからないのが多いから。映画はこうでなくっちゃ。本を読んで気づいたけど、パリスが持っていた金は自分で稼いだものなのね。あたしゃず~っと客から奪ったものだと思い込んでいたけど。

「愛の続き」・・「Jの悲劇」の原作。映画はまだ見てない。ダニエル・クレイグが主演だから期待して見るけど、何じゃこりゃとなるらしい。まあ読んでいてもあまり期待しない方がよさそうだなと。

「悪魔の兵器」・・「サタンバグ」の原作。アリステア・マクリーン。再読。古本屋で見つけた時はもしやと思ったのよ。「サタンバグ」の原作。出てるとは知らなかったのでうれしかった。運がよかった。映画と違うのは主人公が将軍の娘メアリーと結婚していること。犯人が研究所所員の何人かを巻き込んでいること。映画の方がシンプルだ。

「悪魔のような女」・・前に読んでるはずだけど・・たいてい途中で気がつくものだけど・・最後まで初めて読むような感じでしたな。映画の感想書くため読んだのだけど、このまま映像化したのでは地味すぎるな。設定を変更したのも無理ないな・・とわかる。

「アバウト・ア・ボーイ」・・読んでいてもヒュー・グラントの顔が思い浮かんでしまう。まるで彼のために書かれたようなキャラだ。

「雨にぬれた舗道」・・映画の方は見たことなし。でも「スクリーン」とかで少しは知ってる。こういう古い本は、見つけた時に買っておく。たぶん二度と出版されないし、古本屋にも出ないだろうから。未婚の裕福な女性が、雨の公園で見つけた金髪の美少年を連れて帰る。サンディ・デニスはもう死んじゃったんだよな。マイケル・バーンズはもういいジイサンになってるかも。少年の病気は何だったんだろう。助かったんだろうか。

「アメリ」・・みんなの本棚から。映画は一時話題になったけど、私にはぴんとこなかったな。映画でアメリがポーッとなるニノはマチュー・カソヴィッツだからおじさんだったけど、でも原作だともうすぐ22歳になるアメリとあまり年は違わなそう。映画の写真は帯だけだが、豊富なイラストがいい感じだ。

「アメリカン・サイコ」・・文庫上下。内容は最悪。途中から飛ばし読み。1991年頃が舞台だろうけど、「ミニマリスト」という言葉が出てきたのにはびっくりした。その当時からそういう風潮があったのか。

「ある天文学者の恋文」・・ジュゼッペ・トルナトーレが自作映画を初文章化。ラストの一行があいまいで気に食わんが、死んだ人に恋している女性に恋したって、いいことありませんぜジェイソン君。

「暗号機エニグマの挑戦 」・・「エニグマ」の原作。読むのは二回目。映画で言ってた政府暗号学校の存在の秘密が守られたってのは本当かね。何しろ主人公の下宿の大家は持ち物を調べまくるし、守衛は手紙に湯気を当て、盗み読む。こういうところはいかにもイギリス。ミス・マープルだって詮索好きだし、伝統なんだろう。

い)

「遺骨」・・映画「抹殺者」の原作。映画公開に合わせて出版されたのだろうから、買ってからもう18年くらいたってるかも。読むまでに長い月日がたったけど、こういうのは見つけた時に買っておかないとね。主演はアントニオ・バンデラスだから、読んでいても彼の顔がちらつくけど、原作ではアイルランド系アメリカ人で、金髪碧眼。しかも角ばったパグのような容貌・・ウ~ム、イメージわかん。映画と違うのは、主人公ジムがシャロンと恋に落ちること。おまけにラストは悲恋だ。バンデラスにふさわしい設定・・禁断の(神父だからね)情熱的な恋・・なのに、映画ではロマンスなし。見た人の多くは肩透かしを食ったことだろう。私は清く正しく美しくの方がいいけどさ。いちゃいちゃ読まされてもウンザリするだけ。三日くらいで読み終えたが、読んでいてもよくわからないところがいくつかあった。宗教って難しい。

「イレイザー」・・映画の感想書くため読んだ。読んでから映画を見たのでは面白味が薄れると言う人もいるだろうが、私はあんまり気にしない。読んでから見た方が内容が理解できることもある。「イレイザー」も何も知らないで見たら何が何だかわからないだろう。それでもおもしろいけどね。

「インターステラー」・・頭が悪いもんで、ところどころ意味理解できましぇ~ん。昨今の気象異常とか見てると、夢物語とか思えん。一つだけ確かなのは、こういう危機に陥っても、助けてくれる誰か(何か)はいないと思うなあ。

「インタープリター」・・完璧な美女で大金持ちで数か国語を操り音楽もたしなむ。はいはい、それで?

う)

「ヴァンパイア・バスターズ」・・「ヴァンパイア/最期の聖戦」の原作。かなり内容違う。

「ヴァン・ヘルシング」・・不思議だよなあ、いまだに「2」が作られないってのは。主人公を記憶喪失に設定したのはシリーズ化目論んでいたからのはず。それにしてもこれに出てくるドラキュラは魅力ないなあ。

「内なる殺人者」・・「キラー・インサイド・ミー」の原作。

え)

「エイリアンズVSプレデター」・・映画の方はとにかく映像が暗くて、何が何だかわからなかったっけ。エイリアンの中のウォーリアー、プレデターのDNAによって進化したプレデリアン、プレデターの中の始末屋クリーナー。いろいろ種類があるんだけど、私にはろくに区別つかん。映画を見てからだいぶたつので、記憶も薄れてきたが、読んでいて、ああそうそう・・なんて。保安官モラレス役の人最近どこかで見たな・・ああそうそう、「レプリカズ」だった。

「エンブリヨ」・・読むのは三回目くらいか。あとがきに、小説での地名がカナダになってるのを、邦訳では映画に合わせてアメリカに変更したとある。こういうのってよくあることなのかな。

お)


か)

「ガール・オン・ザ・トレイン」・・108円のを見つけたので早速買った。映画の方の記憶もまだ薄れていないから、場面を思い出しながら読んだ。少し変更されているけど、だいたいはそのまま。クライマックス部分がややもたつくのが残念。

「影が行く」・・「遊星からの物体X」の原作。

「火星の人」・・「オデッセイ」の原作。実際に人間一人を助けるためにこんなことするかなって思うけど、それを言っちゃあおしまいか。何度も「ちゃちゃっと」という言葉が出てくるのが気になった。

「カレンダー・ガールズ」・・やっと読んだ。メンバーは映画ほど一枚岩ではなかったようで。

き)

「記憶の棘」・・映画同様なかみのない薄っぺらいストーリー。

「危険な遊び」・・マーク・レスターの「ナイトチャイルド」に似ているかな。文庫を持っていたのに処分しちゃったのかしら。私って時々こういう失敗する。

「奇術師」・・「プレステージ」の原作。

「キャンベル渓谷の激闘」・・ダーク・ボガードの映画の原作。映画DVDは500円のを見つけた。

「銀河ヒッチハイク・ガイド」・・映画を見たのはだいぶ前。主人公はなかなかハンサムだったけど、今思えばこれがマーティン・フリーマンとの出会いだったのかな?内容はハチャメチャで、全然解決してないまま終わる。映画では解決していたような・・もう覚えてないな。 

く)

「クリムゾン・ピーク」・・これってハーレクイン・ロマンスだよなあ。ヒロインは何度も吐血して・・何で病院行かないの?何でダンナに言わないの?あと、刺されたアランは助からないと思うが。読む前はてっきり吸血鬼物だと思っていたのよ。そしたら違いましたわ。

け)

「ケープ・フィアー」・・読み返した。「午後のロードショー」でやったし。

「下宿人」・・ヒッチコックが映画化したようだが、だいぶ筋書き違うようで。かなり昔のものなので読みにくいが、力強い感じ。

こ)

「高慢と偏見とゾンビ」・・これは何年か前に古本屋で見つけて買った。何ちゅ~題名だと思った。映画化されたと知った時にはもっとびっくりした。WOWOWでやったので、ほったらかしてあった原作も読んだ。なかなかおもしろい。かなりふざけた内容だが、ちゃんと原作(オースティンの方)の筋を追っている。これに比べりゃ映画は真面目。この作者は「リンカーン 秘密の書」も書いたようだ。あっちはまだ読んでいない。安いのが見つからないから。

「ゴースト&ダークネス」・・映画も地味だったけどこちらも地味。でもそこがいいんだけど。

「ゴーストライター」・・これは何度も途中で放り出して、読み終えるまで何ヶ月もかかった。おもしろくないわけじゃないけど、さっさと最後まで読んでしまいたいという気持ちにあんまりならない。

「コーマ-昏睡」・・これはわりあい最近古本屋で見つけて買った。昔はよく単行本を本屋で見かけたけど、文庫にもなっていたのね。読んでびっくりしたのは、ほんの五日くらいの間の出来事なこと。しかもヒロインは医学生。ラストは駆け足気味。スタークの手術には協力者が必要なのでは?

「氷の接吻」・・これは再読。映画は、おフランス版よりユアン・マクレガー版の方が断然好き。

「ゴーン・ガール」・・これはWOWOWでやったけど、いつも深夜で、そのうちにと思っていたら放映しなくなった。まあそのうちまたやるでしょ。原作は古本見つけて買っておいた。映画見てからと思ったけど、読んでしまった。確かに「殺人者の烙印」によく似ている。妻の失踪、疑われる夫。その夫がまたちっとも慎重にならなくて危なっかしい。こっちの妻の方が悪質で、マスコミ攻勢もひどい。時代が違うからね。

「ゴジラ」・・2014年版。映画は大ヒットしたらしい。暗くて何も見えないのになぜ?

「コップランド」・・映画の方は見てからだいぶたつので細かいことは忘れたけど、うっすらとはね。警官と言えば今アメリカで騒がれているけど、ストレスの多い仕事だと思う。でもここで描かれているような連中が警官だったら・・そりゃ困るわな。ただのノベライズじゃなく、いろんなエピソードくっつけて増量してあるけど、読んでいてわかりにくい。書いてる人は承知していても、読んでる私には意味がわからないという・・そんなのばかり。また、主人公フランクにあまり魅力が感じられないのも・・。映画だとスタローンだからそれでも何とかなるけど。

「五枚のカード」・・これはちゃんと定価で買ったもの。早川ポケミスは正直言って高いけど、私好みなのだ。映画の方は大昔一度見たけど、ラストが原作とは違うような。

「殺しのドレス」・・これは一度買って読んで、その後処分して、でも後悔して古本屋で買い直したのよ。いつものパターン。映画も録画してあるからそのうち見るつもり。映画の方はよくわからなかったけど、これを読んでから見れば少しはわかるかな。

「コンタクト」・・カール・セーガン。読むのは二度目。映画の感想書くため読み直した。映画の方がわかりやすくなってる。

さ)

「ザ・インターネット」・・これは古本。映画の方は録画したままほったらかし。だから読みながらここではサンドラ・ブロックはこういう表情をするんだろうな、こういうしゃべり方をするんだろうなと想像していた。ラストがはしょりすぎな気はする。そんなに簡単に元の生活に戻れるもんかな・・まあいいけど。パソコンは今では生活に欠かせないものになっているけど、警戒心だけはなくさないように心掛けている。道路を渡る時必ず左右を確認するようなものだ・・なんて、何のこっちゃ。

「ザ・スパイ」・・昔買ったのを読み直した。「三十九夜」「三十九階段」の原作。だいぶ内容は違うみたい。

「ザ・シークレット・サービス」

「ザ・プレデター」・・これは定価で買ったのかな。出ているとは知らなかった。竹書房文庫だといつもならもう少し映画の写真が載ってるものだが、これは帯部分だけ。そこが少し残念。映画はかなりすっ飛ばしているので、こちらを読むと不明部分が補完できる。

「ザ・ライト」・・映画を見てだいぶたつ。内容はよく覚えていない。最初の方で猫が何匹か出てきて、こりゃいいぞと思ったけど、何も関係なくて。この本はてっきり映画のノベライズだと思って買ったんだけど、実際はドキュメンタリーでした。「プロフェシー」もそうだったけど。ゲイリー神父がカルミーネ神父のところで経験するエクソシズムの部分は非常におもしろい。他の部分は意味がよくわからなかったり、退屈だったり。とは言えよく映画である、悪魔払いの時の神父の行動の意味が少しわかった気がする。相手に質問をしないのは、(取りついている)悪魔はウソをつくに決まってるからとか。対話をしてもいけなくて、一方的に出て行けと命令するとか。なるほどなあと思いながら読んでいた。

「猿の惑星」

「続・猿の惑星」・・これは古本。出ているとは知らなかったので、見つけてすぐ入手。映画のなかみはあらかた忘れてしまった。そのうち見直さないと。あとがきでは「テンポが早く迫力がある」とかほめているが、どこが?という感じ。モタモタしていて、あまりおもしろくはない。こちらのラストも、「新・猿の惑星」にはつながらない。まあ仕方ないけど。

「新・猿の惑星」・・一作目の原作は映画とは違う内容だから、「続・猿の惑星」から映画のノベライズになるのか。 

し)

「幸せになるための27のドレス」・・こういう映画の写真がいっぱい載っている文庫っていいよな。記憶が蘇るし。映画は・・2008年か・・もうだいぶたつな。ヒロインの性格がよくて、応援したくなる。わがままな妹には腹が立つ。悪人が出て来なくて、みんないい人ばっかというのもたまにはいいよな。あんまり続くと飽きるけど。

「幸せなひとりぼっち」・・これも映画の原作か。裏表紙に野良猫がどうのと書いてあったので借りてみる気になった。ユーモアたっぷりな文章は楽しいけど、そのうち疲れてくるな。

「ジェイン・オースティンの読書会」・・映画の原作。欲しいなとは思っていたけどえらく高いので古本屋で見つけたらと思っていたら、図書館で見つけた。回想部分が非常に多い。映画ではそういうのなかったような。年齢もジョスリンは50過ぎ、グリッグは40過ぎと映画より高め。もう一度映画を見直したくなった。

「ジェヴォーダンの獣」・・これも映画の感想まだなんだよな。なぜ書けないかというと、あまりにもマーク・ダカスコスがステキすぎるから。あまりにも好きすぎると文章浮かびませんのじゃ。

「私家版」・・読み返し、DVDも再見。何度見てもテレンス・スタンプはすばらしい。

「地獄の家」・・「恐怖のエアポート」→ロディー・マクドウォール→「ヘルハウス」→「地獄の家」というわけで久しぶりに。これは何度も読んでる。登場人物は少なく、誰が主人公というわけでもなく、それぞれうまく書かれていると思う。前回はエディスに注目しながら読んだが、今回はフィッシャー(の心理)にという具合に、何度でも読める。

「ジャッカルの日」・・東京へ行く時「ジャッカルの日」の原作持って行った。たいていこういう分厚い文庫本持って行く。とてもおもしろかった。「ジャッカル」とはだいぶ内容が違うな。ああいう魅力的なキャラは一回で終わらせてしまうのはもったいないな。死ななくて逃げ延びてもいっこうにかまわない気がする。

「ジャッジ・ドレッド」・・これは95年版のノベライズ。こういうのはさっと読める。武器や装備はどうでもよくて、ミニマリストみたいなドレッドの部屋描写が好き。自分がガラクタに埋もれているせいで、こういう描写に浸って現実逃避するわけよ。

「シャッター・アイランド」・・いくら読んでも結末の意味がわからない。ネットで調べても説明してる人がいない。「ネタばれになるから」とか「発売当時は結末部分が袋とじになってた」とか、皆同じこと書いてる。結末がどういう意味か考えるの避けてるみたい。映画ではどうなっているのかな。・・私はこういうわかりにくそうだと思われる映画は先に原作読んでおくことが多い。それじゃ映画を見る楽しみ半減するじゃないかと思うかもしれないが、私はそうは思わない。

す)

「スーパートイズ 」・・「A.I.」の原作「スーパートイズ」を読んだ。こんな短編をあんな大作にふくらませるなんてすごいなあ。「スタンリーの異常な愛情」も興味深かったけど、他の短編は意味不明でさっぱりおもしろくなかった。

「スカイライン-征服-」・・ノヴェライズがあったなんて思いもしなかったからびっくり。今読んでるとこ。映画ではあれもこれも省略されているけど、ノヴェライズにはみんな書いてある。登場人物一人一人の背景・・こうして出会ったとかいちいち。宇宙船の飛来に対策を練る上層部。そういうのでも書いて水増ししなきゃ一冊の本にできないのよ。映画ではほとんど同じところでベチャクチャウロウロ。広がりがなかったし。

「スターゲイト」・・早く映画の感想書こうと原作読み返したけど、文章浮かばん。

「スピーシーズ-種の起源-」・・これは偶然見つけて買った。映画の方もけっこうおもしろかった。文章だとわりとモタモタした感じ。まだそんなところでぐずぐずしているのかって感じ。

「スピード」・・2時間半くらいで読めた。あとがきがおもしろいかな。日本映画は余計なものくっつけすぎとかね。でも外国映画だっていろいろくっつけているよ。愛とかね。

そ)

「ソロモン王の洞窟」・・「キング・ソロモン」の原作。原作では数万人規模の戦闘がクライマックスだが、映画では無理だね。

た)

「ダークシティ」・・映画同様何度も読んでる。

「ダーティ・ウィークエンド」・・久しぶりに読み返した。映画の方は見る機会ないだろう。

「ターミネーター3」・・これは珍しくラスト部分が袋とじになってる。もちろん古本だからすでに切ってある。買ってからだいぶたつけど、読み始めたらあっという間。

ち)

「チェーン・リアクション」・・これは古本屋でずっと前に買ってほったらかしにしていたもの。内容はありきたりで、深みがない。 

て)

「デイ・アフター・トゥモロー」・・これは古本。買ったのはだいぶ前。映画の感想まだ書いてない。温暖化による気温上昇ではなく、気温低下による大災害ってのが珍しいかな。さんざんあおっておいて、ラストなぜか解決しているので、えッ!何で?と読み返してしまった。安易すぎるね。

「テイキング・ライブス」・・前にも一度読んで、なかみ忘れたので読み返した。前の方3分の1くらいはぐいぐい引っ張っていく力強さがあっていい感じだけど、そのうち主人公のマーティンが脇にまわってしまい、ふにゃふにゃとなってしまう。映画とは全然別物。

と)

「同居人求む」・・「ルームメイト」の原作。まだ見る機会なし。邦画でもあるみたいだけど、そっちも見てない。

「トータル・リコール」・・ノベライズの方。ディックの短編は持ってない。

「扉の影に誰かいる」・・これは神田の古本屋で見つけたもの。カバーがないし、少し変色してるけど、次があるとは思えないので買ったのだ。見つけた時に手に入れとかないと。映画では精神科医だったと思うけど、こちらは作家。自分はインテリだから銃で撃ち殺すなんてことはしない・・と、記憶喪失の男を操って妻の愛人を殺す。しかも自分がこんなことをしたそもそもの原因は君にあると、妻のせいにする。うぎゃ~何て男だ!

「トマシーナ」・・ディズニーで映画化されてるらしい。内容は思ったより暗く、深刻。期待したほどおもしろくなかった。

「ドライヴ」・・映画の方はまだ見てない。「ザ・ドライバー」みたいな感じかな・・とも思うが。原作は時間が前後していてわかりにくい。普通にすらっと書けばいいのに。

「トランセンデンス」・・映画の方は今いちで、はっきりしないところもあった。こちらは読んでいて、例えば夫とか同僚を殺したテロリストグループに対して、糾弾とか怒りをぶつけるとかいうところのないのが・・淡々としすぎていると言うか。まあ人間の心の矛盾かげん・・一緒にいたいけど一人になりたいとかはよく出ていたけど。

な)

「ナイト・チャイルド」・・実は昔同じものを買ったのよ。でもどういうわけか処分しちゃって、ずっと後悔していたのよ。読むのは何十年ぶりかしら。映画は民放で一回だけ見た。今のところDVDは出ていないようで。そのせいかネットでは妄想が先走りしているような気も。ところで映画とノベライズではラストが違う。文庫のカバー写真を見るとそれがわかる。

に)

「二流小説家」・・前に読んだけどきれいさっぱり忘れていた。評判になったようだけど、あんまり出来はいいとは思わない。来月WOWOWで映画が放映されるようだ。アメリカではなぜ作られなかったのかな。

の)

「ノイズ」・・読むのは三度目くらいか。DVDの特典(インタビュー)見てから読むと、また違った印象受ける。 

は)

「バイオハザード3」・・「1」と「2」を読んでからだいぶたってる。「5」は持ってるし、「ファイナル」もそのうち古本屋で見つけるつもり。「4」は出ていないのかしら。「3」は映画もそうだけどこっちも繋ぎという感じ。半分以上は「世界が終わるまえ」と「世界が終わったあと」が交互に出てくる。終わる前のこと書かれてもなあ・・もう変えようがないんだから。人類は滅亡の危機にあるが、それでいて殺し合いをやめない。次々に人が死んでいく。そんなの延々読まされてもなあ・・。

「バイオハザードV リトリビューション」・・ほぼ映画と同じ流れだが、それじゃあ芸がないとでも思ったのか、アリス達とは接点のないエピソードくっつけてある。最初はそれでもどこかで交わるのかと思いながら見ていたけど全然。おもしろいかと言われると全然。そもそもの事件が起きる前の、スペンスと暮らしていた頃のエピソードも描かれる。あらまあ彼女はこんな恥辱も受けていたのね。

「バイオハザード ザ・ファイナル」・・アリスのことを「40代に差しかかった女性」と書いていて、そこが何やら感慨深かった。アリスも、演じているミラ・ジョヴォヴィッチも、映画を見ている、ノベライズを読んでいる我々も、確実に年を取った。このシリーズでは四作目のが出てないようで。何でかな。

「ハイ・ライズ」・・こういう・・アパートでの暮らしって興味ある。一軒家でもそうだけど。つまり他人の生活を覗き見ると言うか。どういう間取りでどういうインテリアでどういうものを食べているのか。でもこの作品はそういう好奇心のはるか上を行く。異常で近づきたくない世界。健康に気をつけて長生きしようと思ってる私のような者には理解できない世界。アルコール漬け、タバコ漬け、風呂には入らないし、食べる物もろくなものじゃない。あんたら病気になりまっせ。

「蝿」・・「ザ・フライ」の感想書くため読み直した。全部で10篇あって、前に読んだはずなのに「蝿」以外のストーリーきれいに忘れてた。一番最後の「考えるロボット」がよかったかな。「ピアノチューナー・オブ・アースクエイク」という妙ちくりんな映画のこと思い出した。

「ハッピー・フライト」・・2時間くらいでさっと読める。内容忘れないうちに映画の感想の方も書かなきゃ。

「バトルシップ」

ひ)

「羊たちの沈黙」

「日の名残り」・・みんなの本棚から借りたもの。映画の方は見てない。でも読みながらアンソニー・ホプキンスやエマ・トンプソンが目に浮かんだ。最後近くまでミス・ケントンが登場しないので、ああこりゃ二人が結ばれてハッピーエンドというのじゃなさそうだ・・と、がっかりした。

ふ)

「フランケンシュタイン」・・「メアリーの総て」を見たので、読み返した。最初に読んだ時はいちおう期待していた。若い女性がこういう怪奇小説書くなんて‥と。しかし読んでみたら・・ありゃりゃのりゃ。見事に肩透かし。怪物をどうやって作ったのか全然書いてない。これじゃあ詐欺だ。今回読んでいて感じたのは、勢いで書いていること。それと構成。ウォルトンと言う若者が、姉のマーガレットに手紙を書く。その手紙の中でフランケンシュタインはこれまでのいきさつを語る。そのフランケンシュタインの話の中で、怪物が数年間を語る。その怪物の話の中でアラビア人の女の話が語られる。そうやって次々に話を出してきて、肝腎の怪物製造法から読んでいる者の気をそらす。ウォルトンは当然フランケンシュタインに製造法を聞くけど、真似して作る人が出てきたら困るときっぱり断られる。読んでるこっちは苦笑するしかない。ウォルトンの船は氷に閉ざされて動けなくなるのだが、そんな状態でもマーガレットへの手紙形式は変わらない。氷の上にポストでもあるのかよ。それにしてもフランケンシュタインのアホさかげんには呆れるしかない。まわりの者を次々に不幸に陥れる。

「ブリジット・ジョーンズの日記」・・これはずっと前に古本屋で買って、ほったらかしにしておいたもの。映画の方は見てない。なかなかおもしろかったので、今回東京へ行った時続編があったので買ってきた。やっぱり古本。「プラダを着た悪魔」(の原作)に感じが似ている。一番あるあると思ったのは、朝起きてから出勤するまであれこれとりとめもないことに時間つぶしてしまうこと。これをしなきゃならないと思いつつ、関係ないことやっちゃうのって確かにある。急にある文庫本のあるページを読みたくなっちゃうとかさ。

「プリズナーズ」・・映画はまだ見てない。この内容で2時間半というのはキツイな。もっとも録画はCM入りで2時間半だから、だいぶカットされてるんだろうな。録画したのはポール・ダノが出ているから。

「ブレイド」・・映画にはシャノン・リーが出ていて、てっきりアクションシーンで出ているのかと。キャスト表にはレジデント・・研修医となっていて、でもいくら見ても出ていない。だからもう一つの意味・・住人の間違いなのだろうと。建物の奥深くに住むヴァンパイア。ブレイドと戦ってすぐやられちゃう役。そう思ったのは私だけではないようで。でも文庫の解説に冒頭一瞬と書いてあって、じゃあやっぱり研修医で間違いないのか・・って。感想書くのってホント難しい。書く以上は正確に書きたいけど、まさか画面の隅に一瞬うつってるのがシャノンだとはねえ。

へ)

ほ)

「ボディ・バンク」

ま)

「真夜中のサバナ」・・こういう分厚いの好き。読みでのあるものが好き。他の人の映画の感想も長いのが好き。じっくり掘り下げてくれているとうれしい。1~2行だとがっかり。

め)

「メトロポリス」・・当時フリッツ・ラングの奥さんだったテア・フォン・ハルボウが書いている。これを機に長い方の映画も見たけど、私は90分版の方が好きだな。巷ではけなされまくっているけど。小説は映画とほぼ同じ内容で、新しい発見はない。

も)

「モールス」・・内容忘れないうちにスウェーデン版の映画も録画してあったのを見た。原作は薄汚い感じでだらだらしていて、我々が北欧と聞いて思い浮かべる清潔さや知的水準の高さとはかけ離れている。繰り返し描かれるいじめとか、地獄はそこここにあるのだなあという感じ。それだけにラストに救いを感じるんだろうけど、それはまた別の地獄の始まりかも。

「模造世界」・・これは神奈川にいた頃買ったもの。何年もほったらかしにしていた。映画の「13F」の原作。映画は「マトリックス」とほぼ同時期で、日本では話題にもならなかったんじゃないの?でも書かれたのは1964年頃で、そのことにはびっくりした。仮想空間という考えはテレビ番組等で普通に題材になっていたらしい。

ゆ)

「遊星からの物体Xファースト・コンタクト」

ら)

「ランダム・ハーツ」・・映画はつまらんかったけど、いちおう読んでみようと。映画は巡査部長か何かのハリソン・フォードと議員のクリスティン・スコット・トーマスが主人公だったけど、原作は政務アシスタントと専業主婦になってる。刑事も出てくるけど脇役。読んでいても専業主婦と刑事がくっついた方がおもしろくなるんじゃないかと思えて。だからフォードを巡査部長に変更したのもわかりますって。主人公二人はなぜ夫が、妻が不倫したのかと悩み、怒り、模索するんだけど、その二人だって恋に落ちるんだから世話はない。だらだらぐだぐだ描写されるけど、自分達が死んだ二人とおんなじことしてるのにいっこうに気がつかないのがバカらしい。

わ)

「わが愛は消え去りて」・・運よく原作見つけて読んだ。これはまだ見たことなくて、DVDも出てないようだ。フランク・ランジェラが出ているのでパンフだけはゲット。解説には「アメリカの主婦ってこんなに大変なのか」とある。ヒロインは専業主婦だが、働いてる人はもっと大変なのか。ひんぱんに開かれるパーティ、たくさんのプレゼント、犬の散歩、手癖の悪い洗濯婦。人はうるおいがなくぎすぎすし、夫は金持ちの仲間入りして性格が変わり、ヒロインはノイローゼ気味。家事に追われ、それでいて途中で放り出し、ボーッと過ごす。これらが映画ではどう表現されているのか・・読みながら妄想してた。

英数字)

「JM」・・映画はまだ。

「Virginia ヴァージニア」・・ラストがよくわからん。 

テレビ)

「アンクルから来た女」・・エイプリル・ダンサーの一作目。神田の古書店で見つけて、ちょっと高かったけど買った。マークはつかまってばかりでちっとも活躍せず、そこは残念。ラスト、ソロの登場にマークはいやな顔をするけど、ソロが嫌いなのかな。それともまた新しい任務かとうんざりしたのかな。

「鬼警部アイアンサイド」・・アイアンサイド物では、「霧に消えた歌声」を持っている。ガイ・ストックウェルが出ていたから。こちらの本を書いてるのは何とジム・トンプスン。

「鬼警部アイアンサイド 交錯の銃弾」・・トンプソンのと違って読みやすく、一気に読んでしまった。あっちは退屈で読みにくかったけど、これは読んでいて情景が目の前に浮かんできた。

「事件記者コルチャック」・・東京へ行った時文庫で「事件記者コルチャック」があったので即買った。ジョニー・デップで映画化決定と帯にあるけど、そんな気配なし。ダレン・マクギャビン主演のテレビシリーズは好きだった。何となくわびしくて、大塚周夫氏の声がまたよかった。DVDが出てるようだが、テレビでやってくれないかな。あと、何とスチュアート・タウンゼントがテレビシリーズでコルチャック役やったようで、これもぜひ見てみたいものだ。まあ彼はコルチャックやるには若くて美しすぎるけど。文庫の方は今読んでいるところだが、ちょっと読みにくい文章だ。また、この本に限ったことではないが、今の本は誤字が多い。出欠多量・・ってアンタ・・。 

「硝子の塔」・・コロンボ物で、いわゆるパスティッシュらしい。既視感のある設定、ストーリーの流れで、主人公役はロバート・カルプってところか。

「最期の一服」・・これは「新・刑事コロンボ」の「犯罪警報」らしい。マリリン役の女性が登場するところがテレビと違うのかな。話はふくらむけど、肝腎の彼女の意図がはっきりしないのは残念。

「カリブ海殺人事件」・・これは刑事コロンボ物。映像化はされてない。歯科医が歯に毒物を埋め込んで殺すという、どこかで聞いたような手口。この歯科医もバカだねえ。せっかく最初の犯罪が・・実際は病死だったんだけど、そのせいで医者にも全く疑われずにすむ・・うまくいったのに。計画通り資産家の未亡人と結婚できたのに。自分の素行のせいで妻は愛人を作り、離婚を迫られる。仕方ないので愛人を同じ手口で殺す。真面目にやってりゃいいものを。

日本映画、テレビ)

「アナザヘヴン」・・飯田譲治、梓河人。みんなの本棚から。映画にもなってるらしいが見たことなし。どこかでやってくれないかな。読み始めてすぐ、こりゃ・・とちょっと引いたのよ。脳味噌のシチューとか、あららこういう小説なの・・って。でもまあせっかく借りてきたんだしと思って。読んでいるうちにこりゃ「ヒドゥン」だわ・・と思い始めた。精神を乗っ取られ、悪事を重ねる。まあこっちのは正体は宇宙人とはっきり決まってなくてよくわからんけど。直情径行刑事には妻がいて娘がいるのも同じ。もう一人は若くてハンサムで・・。この刑事コンビは他でも組んでいるのかしら。この作品だけじゃ惜しいけど。

「安吾捕物帖」・・再読。テレビの「快刀乱麻」は見ていた。だから買ったんだけど主人公新十郎の背景が全く違う!沖雅也氏のキャラも尾藤イサオ氏のキャラも出てこない。てなわけでガッカリしましたの。何十年ぶりかで読み返したけど、一つ一つのエピソードにものすごく力が入っていて、何だかすごい。ただ、一番最後の「ロッテナム美人術」はちゃんと解決せず中途半端。新十郎も逃げ腰。

「真景累ヶ淵」・・三遊亭円朝の落語を速記したもの。「怪談」の原作なので読もうと思って買ったけど、ずっとほったらかしにしていて。途中で最初の方少し読んだけどまたほったらかし。今回全部読みましたよ。まあ読み始めれば勢いがつくからね。映画の方はテレビではやらないな。

「ガラス細工の家」・・これは小説かと思ったら脚本で、大昔買った時には失望したけど、今思えば買っておいてよかったと思う。

「暗いところで待ち合わせ」・・再読。映画の感想もまだ書いてない。若い男性が同じ部屋にいて、いくら気配を消していても気づかれないってのは無理だと思うな。自分の意志に関係なくおなかが鳴ったりとかするでしょ。

日本の面影 ラフカディオ・ハーンの世界」・・山田太一。テレビの方は録画してある。シナリオだから場面が思い浮かぶ。1984年か・・38年前?ひえ~。ジョージ・チャキリスは89歳でまだ生きてるのか。先頃「ウエスト・サイド物語」のリメイクが公開されたけど、ヒットしたのかね。あたしゃミュージカルには全く興味ないから見ないけど。文庫の奥付を見ると2002年だ。買ってから20年もほったらかしにしていたのだ、ひえ~。

「花園の迷宮」・・読むのは二回目。最初読んだ時は、映画と全く違うのにびっくりした。こっちの方がおもしろいかも。昔横浜にいたから地理的にもわかるし。最後それまで好感の持てる人物として描かれていた人が実は・・となるが、そこはちょっとしっくりこない。

「華の乱」・・まるまる映画の原作かと思ったらそうでもなかったな。他の女性のこともたくさん。映画では吉永小百合さんが与謝野晶子役だった。いろんな実在の人が出てくるけど、駆け足って感じ。吉永さんだとどうしてもドロドロではなく、お行儀がよくなる。仕事の時手にしているのが万年筆だったのだけが印象に残った。鉛筆じゃないんだ・・って。

「舟を編む」・・三浦しをん著。図書館から。映画を見たので原作も読んでみた。大きな変更はないけど、後半になると馬締よりみどりの方に比重かかってくる。女性の心理の方が描きやすいのか。本に埋もれたような生活は私好み。

「ホワイトアウト」・・みんなの本棚から。私にとって「ホワイトアウト」と言えばケイト・ベッキンセイル主演の映画のことです。こちらの映画は見たことなし。読んでいても何がどうなっているのかよくわからない。ダムの構造とかわからんし。図でも入れてくれればいいのに。読んでいる間中こりゃ「ダイ・ハード」だなと思ってた。ヒロインのキャラに魅力がなく、本人にその気はないとは言え、事態を悪化させてばかりなのにはいらついた。