パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々

先に二作目の方を見たので、こちらも見なくちゃと思っていた。感想書くためにね・・って邪道もいいとこだな。神々の名前はある程度わかるけど、ギリシャ神話そのものはほとんど知らない。興味もないんだな。ゼウス(ショーン・ビーン)は、ポセイドンの息子パーシー(ローガン・ラーマン)が稲妻を盗んだと思っている。夏至までに返さなければ戦争だ。なぜパーシーだと思っているのかは説明されない。この映画はそういう無茶な内容で押し通す。パーシーは、母親のサリー(キャサリン・キーナー)がなぜゲイブのような豚野郎と暮らしているのか理解できない。しかし後で、これは彼を守るためだとわかる。彼の命を狙う者に匂いを嗅ぎつけられないよう、豚のように臭い男といるのだ。この映画でなるほどと思ったのはそれくらいか。そのうちパーシーは、自分がポセイドンの息子だと知る。神と人間の間に生まれた子供は他にもたくさんいて、訓練所であれこれ鍛錬している。そこに出てくるのがヘルメスの息子ルーク。演じているのはジェイク・アベル。「アイ・アム・ナンバー4」を見て以来、私は彼に注目している。他に「ザ・ホスト 美しき侵略者」。「ラブリーボーン」にも出ていたらしいが覚えていない。いつも主役じゃなく、脇役。恋敵とか、チョイ悪系。それでいて主役より彼に目が行ってしまう。そう言えば「オックスフォードミステリー ルイス警部」のハサウェイにも似ている。さして興味の持てないストーリーでも何とか見ていられるのは彼が出ているから。ラーマンは「ナンバー23」に出ていたらしい。他には誰が出ているかな。ケイロンがピアース・ブロスナン、メドゥーサがユマ・サーマン、冥界への渡し守がジュリアン・リチングス、ハデスがスティーヴ・クーガン、ペルセポネがロザリオ・ドーソン。ヒドラも出てくる。私てっきりあのアテナの巨像が動き出してパーシーやアナベス、グローバーを助けてくれるかと期待したんですが・・ぴくりともしませんでしたな。この映画はなぜかヒットしたようで、それで二作目も作られたわけだが、それで終わってくれたのが助かる。「ハリポタ」みたいに延々と作られたんじゃ困る。だって私にはあんまりおもしろいとは思えないんだもの。