SPY/スパイ

SPY/スパイ

メリッサ・マッカーシーは「デンジャラス・バディ」に出ていた人だな。コメディーと言ってもかなり下品な感じになるんだろうな。冒頭ジュード・ロウが出てきたのでびっくりした。ローズ・バーンも出ている。私はジェイソン・ステイサムが出ているというので見る気になったのだが。CIAの腕ききエージェント、ファイン(ロウ)のサポートをしているのがスーザン(マッカーシー)。今のスパイは自分の五感ではなく、電子の目や耳に頼るのか。まあ全部ってわけにはいかないだろうが。コンパクト核爆弾をテロリストに売りつけようとしているのがボヤノフ。誤って彼を殺してしまったファイン。爆弾のありかを知っているのは娘のレイナ(バーン)だけ。しかしファインは彼女に殺されてしまい・・。とは言え死ぬところがうつるわけではないので、後でカムバックしそう。「アレックス・ライダー」とか「キングスマン」とか、カムバックしないまま終わる映画が多いけど、こちらはちゃんと・・。とにかくスーザンはファインの仇討ちと任務続行に志願。二重スパイがいるらしく、フォード(ステイサム)ら顔の知れてるエージェントは使えない。裏方のスーザンなら・・。と言うわけでにわかスパイのスーザンが活躍するわけだが、笑えたり笑えなかったり。あたしゃてっきりファインとは別の意味で腕ききのフォードがスーザンを教育し、助けてくれるのかと。そしたらフォードは口先ばっかりのドジ。何だか使い方間違えてません?せっかくのステイサムなのに。もう一人アルドというわけのわからんのが出てくる。言ってることが本気なのかふざけてるのか対応に迷うタイプ。若い頃のクリストファー・ウォーケンあたりがやりそうな。不思議な魅力があるが、疲れている時は相手したくないタイプ。アルド役はピーター・セラフィノウィッツ。スーザンと仲のいいナンシー(ミランダ・ハート)のキャラはよかった。のっぽで声が低く、最初は男の人が演じているのかと思った。久しぶりのバーンはやせてヒステリックな感じ。カレン役モリーナ・バッカリンはいつもとヘアスタイルが違う。カレンと、スーザンと厨房で激しいバトルをくり広げるリアはよく似ている。このバトルはよかったが、手のひらにナイフがズブリとか、ちょっとやりすぎ。他にもゲロとか卑猥な言葉とか。ボロホテルの廊下での意味不明のギャグとかはよかったけど。