ヤング・ブラッド

ヤング・ブラッド

これはあまり評判よくないようで。「仮面の男」と比較されるようだが、私は見ていない。主演はジャスティン・チェンバースで、「ウェデイング・プランナー」に出ていたが、こんな顔していたっけ?今回は・・レオナルド・ディカプリオにそっくりだなあ・・と思いながら見ていた。いやマジでそっくりです。「三銃士」と同じような内容だが、違っているところもいっぱい。あちらもあまりおもしろくなかったが、キーファーとかチャーリー・シーンとかマイケル・ウィンコットとか顔ぶれを見ているだけで楽しめた。こちらは知らない人が多く、画面は常に暗く茶色っぽい。誰が誰だかよくわからず、話も盛り上がりに欠ける。20分ほど見て、つまらないのでいったんやめて、返却日が近づいた頃しぶしぶ残りを見た。監督はピーター・ハイアムズで、どこが悪いってわけでもないんだけど何か盛り上がらない。こういう剣劇物には必須のハラハラドキドキ、手に汗握るってのがない。途中の馬車を使ったアクション、クライマックスの縄やはしごを使ったアクション、いちおう単調にならぬよう工夫はしているけど、はしごのなんか出初め式みたいで・・。戦う前にダルタニアン(チェンバース)が帽子かぶるけど、ありゃ顔を見にくくするためだろうな。もちろん本人もある程度やってるだろうけど。クレジットで最初に出るのはカトリーヌ・ドヌーヴ。チェンバースじゃないんですよ、何で?「三銃士」はガブリエル・アンウォーとヒュー・オコナーのういういしいカップルだったけど、こっちは王妃ドヌーヴがどでーんと・・。王はカゲがうすかったな。「私家版」のダニエル・メスギッシュだな。枢機卿はスティーブン・レイ。あっちのティム・カリーよりはマシ。悪人には違いないけど、彼がいなきゃこの国持たない。みんな頭悪そう。部下で暴走するのがティム・ロス扮するフェブル。ダルタニアンの両親の仇。ロシュフォールじゃないんだ。ミレディも出てこない。他にミーナ・スヴァーリ。三銃士の中ではアラミス役ニック・モランに目が行った。王宮の台所でのあれこれは楽しい。銃士のリーダー、トレヴィル役のマイケル・バーンは「ゴールデン・ボーイ」に出ている。セリフも気がきいていたし、悪くないのに、全体的には今一つなんだよなあ・・。