NCIS~ネイビー犯罪捜査班 シーズン9

NCIS9の1 失われた記憶(刺客の宿命)

今回は何じゃこりゃ。解決しないで次に続くのかよ。もったいつけてばかりでちっとも進まないと思ったら・・。以前出てきたクランストンが再登場。夜中に呼ばれ・・呼んだのはギブスか。入院しているのはトニー。銃撃があって血も流れていたけど、遺体はなし。トニーは誰を撃ったのか覚えていない。彼も撃たれたが、防弾チョッキのおかげで助かったらしい。彼って意外と慎重なのね。血のついたNCISのバッジが見つかっているけど、彼のじゃない。彼が撃ったのはNCISの人間?でも、頭を打ったらしく何も思い出せない。で、精神科医のクランストンが、記憶を蘇らそうと助けるわけね。トニーはここ何ヶ月か、新任のジャーヴィス海軍長官の命令で秘密任務についていた。ギブスにも他のメンバーにも何も話していない。ジヴァはめでたくNCISの正式な捜査官になった。レイともよりを戻したい。休暇を取って女友達に会いにいくつもり。いつもならこれらのことはトニーの興味の対象となる。しつこく質問し、パソコンやら何やらそこらを嗅ぎ回る。好奇心が満たされるまでやめない。でも今のトニーは違う。そうなると今度はジヴァの方が気になる。もっとも好奇心と言うより、トニーのこと心配しているんだけど。ダッキーがギブスを呼び出す。例の・・バレットが死んだレヴィン捜査官の腕から何かを取り出した件が、ここではっきりする。そのシーンがカメラにうつっていて、取り出したのはマイクロチップのように見えた。おりもおり、ジャーヴィスやトニーの目の前でフェリックス大佐が死亡する。腕の傷はレヴィンと同じだ。彼も何か埋め込まれていたのか。ギブスはレヴィンとフェリックスの接点を探ることにする。この頃FBIのストラットンが現われる。演じているのは珍しやスコット・ウルフだ。後でストラットンはトニーの病室にも現われるが、クランストンがいるのを見て退散する。いかにもわざとらしいし、怪しいし、第一FBIに見えない。ギブスはフォーネルに問い合わせるが、ストラットンという人物はいないらしい。後でわかるが、ストラットンはトニーを殺そうとして病室へ来たのだった。なぜかと言えば彼こそトニーを撃った犯人で。ニセメールでトニー、バレット、ケイドを呼び出し、三人共始末しようと。ケイドは死んだが、バレットは行方不明。長官は内通者がケイドだと思い込まされていて、トニーに調べさせていたのだった。実際はウォッチャー艦隊とやらのレイサムとストラットンが組んでチップを高く売りつけようと企んでいて。はあ~何が何やらわかりましぇん。

NCIS9の2 養子の秘密(記憶のいたずら)

派遣から戻ったトミー一等兵が殺される。ブルースとアマンダは彼の里親で、妹のリンジーも里子。犯行現場には犯人のものとおぼしきケータイが落ちていた。トミーのパソコンを調べると、ハッキングみたいなことやってたみたいだし、ある場所を掘り返してみたら5万ドルも埋められていた。いい子で、誰からも恨みなんて買いそうにないトミーには、裏の顔があったのか。彼の死因は刺されたことだが、注射のあともあった。鎮静剤を打たれたらしい。ケータイから浮かんだのは、前科どっさりのカーティス。今の彼はタコスの店で働いており、店の名前はセカンドチャンス。オーナーによれば前科のある者を雇って更生に一役買ってるみたいな。また、ケータイにはリンジーの写真がいっぱい保存してあった。では標的はトミーではなくリンジーだったのか。彼女は親とコミューンで暮らしていたが、暴力をふるうので逃げ出してきたと。では親が彼女を連れ戻そうとして?ブルース達も怪しい。暮らし向きはよくないのになぜかローンを一括返済。そのうちオーナーからカーティスが現われたと通報が入る。屋上から飛び降りそうな気配だったが、実際はクスリのせいで死亡。凶器も持っていたし、トミー殺しは彼で決まり。しかし動機は?そのうち意外なことがわかる。17歳と自称しているリンジーは実は27歳で、ブルース達の前にも別の里親のところで暮らしていた。じゃあ彼女は詐欺師?カーティスに狙われるかもと珍しくギブスが彼女の護衛をするけど、亡くなった自分の娘と重なったからか。だからリンジーがウソばかりつき、しかもそれを認めないことに腹を立てる。ダッキーに病気なのだと説明され、やっと納得する。彼女は里親からは金は盗んでいない。コミューンうんぬんはウソだが、体が傷だらけなのは事実だ。傷の写真を見たギブスはタコス店へ直行。実はオーナーはリンジーのおじ。彼は雇った前科者を、前に盗みに入って勝手を知っていることを利用して、再び泥棒に入らせていた。たぶんあのお金はそうやって盗み出したもの。それをリンジーが持ち出した。トミーはリンジーが金を持っていることに不審の念を抱き、ああやって埋めておいたらしい。その一方で彼女の素性を調べようとハッキング。というわけでオーナーは逮捕され、リンジーはブルース達の元へ。リンジーの正体がわかってもブルース達の気持ちは変わらなかったというのが救い。

NCIS9の3 マクギーの祖母(ペネロピ文書)

朝の公園でケータイで話している男性。相手は妻で、その次の相手にはもう終わりにしたいとか言っている。で、後ろから頭を撃たれて即死。彼は海軍大尉ブースで、今は予備役。大学で教えている。持っていたIDカードによると、テレス研究所でアナリストもやっていたようで。なぜかマクギーの古い名刺を持っていたが、彼には会ったこともないし、なぜ自分の名刺が出てくるのかわけがわからない。ブースの妻ジャスティーンは身重で、突然の夫の死に悲しみにくれる。最近夫の様子がおかしいことには気づいていた。今朝の通話だって早く切りたがっていた。当然浮気を疑っていた。でもそう言えば夜になると誰かが家を見張っていた。しかも連日。テレスは軍事戦略でトップに。機密扱いが多く、副社長のウェストフォールもあまり協力的じゃない。そのうちブースの最後の通話相手がわかる。何とマクギーの祖母ペネロピだ。話を聞きにいくが、マクギーには彼女がウソを並べ立てているのがわかる。アビーはブースの指のヤケドがコピー機のせいと割り出す。旧式のコピー機の熱のせいで、しかも4000枚くらいコピーしたせいでヤケドしたと。また、ブースとウェストフォールのEメールのやり取りから、アナックス原理のことでもめていたこともわかった。ブースはアナックス原理のファイルをコピーして誰かに渡したらしい。その誰かはペネロピに違いないが、筋金入りの闘士を自称する彼女は、ギブスに問われても何も話さない。でもマクギーにはすぐ話す。彼女は昔テレスでアナリストやってた。どうやらテレスはベトナム戦争の頃、アメリカ兵のためと偽って大量殺戮の手段を開発していたらしい。しかし戦争が終わったため中止になったと思ってた。でも終わってなかったのだ。ペネロピはブースと二人で告発しようと思ってたけど、冒頭の電話の様子だとブースはやめたがってたようで。たぶん妻に子供が生まれるからだろう。怪しいのは以前テレスにいて、クビになったパイク。アナックス原理は元々は彼のアイデア。しかし彼はずっとバリ島にいる。ウェストフォールもシロとなると残るは・・テレスの創業者で、事故死したはずのエルスウッドが実は生きていて・・。ペネロピ役はリリー・トムリン。「9時から5時まで」という映画に出ている。

NCIS9の4 正体不明(殺害依頼)

今回はメインの事件よりサブストーリー・・アビーとカイルの出会いの方が印象に残る。アビーは、何を思ったのか腎臓を提供すると言い出す。よく考えろと止めるギブスの言うことも聞かない。こういう時のアビーは舞い上がっていて、くるくる回ったりしていて、見ていておもしろい。コーディネーターに話を聞いてきた彼女は、様子が変わっている。もう一人男性の提供者がいて、適合率やら何やらで、どう考えてもその男性が自分の姉弟としか思えないのだ。ルカという名前が出てくるので、その男性のことかと思ったら、アビーの弟。そのルカも話を聞いてびっくり。兄弟がいるなんて初耳。確かめようにも両親は死んでるし、何とかオバサンは認知症。親が子供を養子に出すなんて・・アビーは仕事も手につかない。提供者の情報は教えてもらえないが、マクギーに頼んで探り出してもらう。行ってみるとその男性カイルはペットの里親探しの店にいた。トリマーかな?アビーは結局名乗らなかったけど、カイルの方も何か親近感みたいなものを感じたようで。アビーの出した結論は、カイルが養子に出されたのではなく、自分が養子に出されたのだということ。形見に持っている母親の毛髪のDNAを調べたら、自分の親じゃないとわかったし。ネットで調べたらカイルもルカも養子らしい。アビー役ポーリー・ペレットとカイル役ダニエル・ルイス・リヴァスは目のあたりがよく似ていて、配役に工夫が感じられる。さてメインの事件はブレット海軍少佐の警護。車にはねられて死んだアーリスという男が、FBIの追っていた殺し屋クーラーだとわかる。標的はブレットで、ジヴァが警護につくが、彼は自分で対処すると言い張り、ちっとも危機感持っていない。刑事のスポーテリが久しぶりに出てくるが、トニーはいやみを言いまくりで、聞いていて気分のいいものではない。クーラーの雇い主はキャプラという男だが、正体不明。見ている者はキャプライコールブレットだろうと予測する。キャプラの会計士ターナーが殺されるが、ジヴァをまいて姿くらましたブレットの仕業なのは予想がつく。彼は立場を利用して船会社から大金を受け取っていたが、キャプラ名義に。ターナーが協力していわゆる資金洗浄。ところが彼女はギャンブル依存症で、その金を賭博サイトへ。クーラーを雇ったのも彼女。ブレットを殺せば金を自由に使える。ブレットは障害のある娘のために金を蓄えたかったのだが、そんなの言い訳になりませんわな。

NCIS9の5 密航者(自由を求めて)

沿岸警備隊のクーパーとスターリングは、ノーフォーク沖の貨物船を調べていた。密輸船らしいが、乗組員の姿は見えない。突然誰かが撃ってきて、クーパーは死ぬ。沿岸警備隊のボーリンが来て、またNCISとの合同捜査となる。トニーやマクギーは、ギブスとボーリンにその気がないのなら、ボーリンの知り合いにギブスに似合いの女性はいないか・・と、捜すことにする。彼女からアドレス帳か何かを借りて、パソコンで写真を出してくる。つまりボーリンには女友達がわんさかいるってことだ。今回はわりと重苦しい内容なので、こういうのをはさみ込むことで気分を軽くしようとしているのだろうが、トニーやマクギーがいかにも軽薄に見えてしまう。特にトニーは人が一人殺されているってのに、全く厳粛な気分にはならないようで。他人事と言うか。さて、検視をしていたダッキーは、下からのモールス信号に気づく。実を言うと私、ダッキーが気分でも悪くなったのか、発作でも起こしたのかと一瞬思ったのよ。でも違った。見つかったのはレバノンからの政治難民と主張する一家四人。ファリードと妻のマリアム、二人の息子ラフィークとハキーム。彼らの話では乗組員は三人いたとか。密航者なので、難民として受け入れるのは難しい。支援する組織からフーパーという女性が早速ヴァンスに直談判に来るが、断る。海軍長官のジャーヴィスも姿を見せるが、今回の彼は唇の端に笑みを浮かべているような・・いつもとは違う雰囲気。何を考えているのかよくわからない。一家を受け入れないのは殺人事件のせいもあるが、難民を装って入り込むテロリストもいるからだ。いろいろ調べていくと、乗組員は元々いなかったこと、ファリードが84年の爆破事件に関与していたことなどがわかった。また、娘のサラヤを失ったことでアメリカを恨んでいることも。あれこれあって、結局クーパーを撃ったのはファリード、ハキームは父と協力して大がかりな爆破テロを計画していたことがわかる。マリアムが必死に説得してハキームを思いとどまらせる。それにしても船に積んであった化粧品は何だったの?また、乗組員なしで船が航行できるのかなど疑問は残る。マリアム役ショーレ・アグダシュルーは「イルマーレ」に出ていた人。

NCIS9の6 渇き(恋に落ちて)

深夜、道路を横断しようとしたシムズは、倒れてそのまま死亡。トラックの運転手はてっきりはねたかと大あわて。フラフラしていたので、酔っ払いかと思われたが、手に拘束されたあとがある。彼は大尉で、今は予備役。ダッキーによると死因は水中毒。大量の水を飲まされているらしい。一方トニー達の関心はダッキーのガールフレンド。マクギーの祖母ペネロピとは一回のデートで終わりだったようで。相手は出会い系サイトで知り合ったメアリー。メアリーを見るギブスの目のやさしいこと!彼はダッキーが幸せなのがうれしいのだ。さて、シムズは離婚し、子供のことでもめていたようだ。また、仕事もうまくいっていなくて、ガンショップのオーナー、エッカリーともめていた。そのうち遺体からエクスタシーが検出される。これのせいで水を大量に飲んで死んだのだ。そのうちアルコットという男の死体も見つかる。シムズと手口が同じ。彼は妻が軍人で、派遣中。浮気性で夫婦仲がうまくいってないのも同じ。とすると連続殺人で、これからも犠牲者が出るのか。エクスタシーの売人ランディは仮釈放された後治療のため入院中だから犯人じゃない。その間もダッキーはメアリーの家へディナーに呼ばれるなど親密な関係に。ついつい今手がけている事件のこと話すが、後で話すんじゃなかったと後悔してみたり。ギブスはシムズもアルコットもカウンセリングを受けていたことを知り、ぴんとくる。福祉センターと治療施設のスタッフに共通のメンバーは・・メアリーだ!そのメアリーはダッキーと話していて突然態度を豹変させる。連続殺人にケチをつけられてカチンときたのだ。ダッキーをつなぎとめるために、生きがいを感じさせるために犯行に及んだらしい。自殺を図るが死なず、精神科送りに。落ち込むダッキーのところへ出会い系サイトから新たなメール。・・だからもうやめなさいってば。ここでもギブスはやさしい心遣いを見せる。ダッキーを置いて一人先に帰ったりしない。メアリー役は「チャーリーズ・エンジェル」のシェリル・ラッド。ボイン(死語)でトランジスターグラマー(絶滅語)。健康的で親しみやすいと、一時映画雑誌でよく見かけた。その彼女がマッカラムと大人の恋のムードねえ・・歳月を感じますなあ。

NCIS9の7 3人の夫たち(魔の三角関係)

今日も今日とて抜け毛だのハゲだのとくだらない会話のトニーとマクギー。「二人ともバカじゃないの」とジヴァ。ギブスを呼び出したのはフォーネル・・かと思ったらダイアン。ギブスの元妻、その後フォーネルと結婚して娘をもうけたが離婚。今の夫はヴィクター。そのヴィクターの行方がわからないから調べてくれと。二人の経験からすると、ヴィクターがちょっといなくなるのは不思議でも何でもない。息抜きしたくなったに決まってる。心配することはない。彼は国土安全保障省の職員だが、あまり重要なポストじゃない。そのうちハンバーガーショップの店員二人の死体が見つかる。冒頭ヴィクターはここのドライブスルーに寄ってる。現われたダッキーは一週間もよく眠れないと調子悪そう。メアリーの件が尾を引いているのだろう。店員二人を殺すのに使われたのはヴィクターの銃。彼の財布からはカードが一枚なくなっている。拉致されたと思われるのに、その2時間後にはそのカードキーを使ってデータ保管室に入り、ファイルをダウンロード。何だかおかしい。おまけに海外に複数の口座持っていて200万ドルも入っている。さらにダイアンは国外には出ていないと言ったくせにケイマン諸島に二回行っている。ケイマン諸島と言えばマネーロンダリング。こりゃ二人して怪しいとなりますわな。もっともトニーやアビー達はダイアンの登場に興味しんしん。ギブスとのあれこれをほじくり出そうとする。また、ギブスもフォーネルもダイアンにはやや押され気味。全く動じていないのがヴァンス。そのうちデータのなかみがわかる。ウイルスの製造方法か何か。トニー達が他のことに気を取られていても、アビーが次々に道を開いてくれる。一定時間ごとに「わかったよ」「わかったよ」と言ってくる。ありがたいことで・・。ウイルスが作れそうなラボへ行くと何人か死んでて、ウイルスは持ち去られた後。ここらへんからよくわからなくなる。ヴィクターが見つかるが、なぜ生かしておいたのかな。罪を着せるため、テロが起きるまで生かしておいたのかな。ウイルスは軍のフットボール大会でばらまくつもりらしいが、効果は数十人程度。だからVIPを狙うに違いない。見つけた二人のうち一人は国土安全保障省のピアースだ。いつの間に彼が犯人になったのかな。まあ事件はおまけで、ダイアン旋風が今回のメインですからいいんでしょう。ちなみに200万ドルは遺産、ケイマン行きは浮気旅行のようです。

NCIS9の8尊い犠牲・前編(英雄の帰還(前))、NCIS9の9 〃 ・後編(〃(後))

こういう前編後編に分かれたものって困るな。時間かかる。アフガンでの戦死者の棺を乗せた輸送機が墜落する。遺族に引き渡す前に遺体のかけらを集めてDNA鑑定をしなければならず、ダッキー達は大忙し。結局原因は鳥の群れとの衝突で、事件性はなし。しかし海兵隊中尉フローレスは、認識票は見つかったものの死亡は確定していない。DNA鑑定でも彼女のだけDNAが見つからなかった。アフガンにいる彼女の上官クインシー大尉も、まだ捜索を続けている。ん?輸送機の墜落なんて派手な展開いらないのでは?NCISにフローレスの父親が来、牧師でもある海軍少佐バークがなだめたりする。フローレスはジャスティンという男性と付き合っていたようだ。彼の父親がやっているファニカー建設は評判が悪いが、ジャスティンはアフガンからこっちへ戻ってきている。もしかして駆け落ちでもしたのか。いやいや、彼は襲撃跡を見てフローレスの死を確信し、傷心のまま戻って来たのだ。フローレスは現地で女の子のための学校を作ることに尽力していたが、女性の教育に反対する考えの持ち主も多く、学校は標的になりやすかった。そのうち学校を作る人夫や、女教師ソラヤが敵だったとわかる。学校が攻撃を受けた時、フローレスは少女二人を連れて逃げたが、途中で誘拐されたようだ。彼女が生きてる可能性が高まり、ギブスとジヴァはアフガンへ飛ぶ。少女二人は見つかったが、拷問されており、ギブス達は心を痛める。あれこれあってフローレス救出は成功するが、クインシーは死亡。これで終わりかと思ったらまだ続く。ソラヤの弟アサはDCにいる。二人の兄ウスマンは死んだことになっているが、どうやら生きているらしい。で、女子学生達の乗ったバスを爆破しようとするのを阻止する。他に訓練生だった頃のギブスの回想が時々はさまれる。男まさりのジョーンに好意を抱いたけど、彼女は沖縄へ派遣され、しかも乗っていたヘリが墜落して死亡した。ギブスは彼女の墓参りをする。誰かの生は誰かの死だ。フローレスは生還したが、クインシーは死んだ。ギブスが沖縄組だったらあの時死んでいた。生者が死者にできることは、忘れずにいてあげることだ。それにしてもあの二人の少女はどうなるのか。トニーのばからしい悩みよりこっちの方を描いて欲しかった。

NCIS9の10 容疑者ディノッゾ・シニア(ディノッゾの受難)

またまたシニアことロバート・ワグナーが出てくる。1930年生まれだからこの時はいくつ?ハイビジョンならシワも見えるんだろうが・・。川べりにとまっていたロールスロイス。トランクには男性の死体、運転席でつぶれていたシニアが容疑者に。彼は前の晩トニーと食事するはずが現われなかった。いつものことなのでトニーは調べもせずそのまんま。現場へ行ったら父親がいたのでびっくり。殺されていたのは海軍大尉のマッシー。今は予備役で、不動産開発の仕事をしている。シニアは彼と取引していたが、当てにしていた仲介料が入らないとわかって激怒。マッシーに殺してやるとつかみかかったところを録画されていた。つまり動機は十分。死因は鈍器外傷だが、見つかった凶器のワインボトルはシニアのもの。しかも彼の指紋つき。まずいことにシニアは当時泥酔状態で、記憶もアリバイもない。身内ということでトニーは捜査からはずされるが、大人しくしているわけもなく、あれこれ関わろうとする。シニアが犯人ということはありえないので、見ている方は全然心配しない。弁護士のハントか、マッシーともめていたデニス大尉のどちらかが犯人に決まってる。デニスにはアリバイがあるので、あとはハントしかいない。シニアはこの年になってもまだ一攫千金を狙う。これで最後とかトニーに遺産を残すためとか言うけどそんなの誰も信じない。性分だから治ることはない。拘束されてもお気楽な態度は変わらず、何とかなると思っている。で、こういう彼を、愛すべき人物、助けてあげなければいけない人物として好意的に描く。いつもと変わらず冷静なのはギブスだけ。トニーは言いつけを守らず捜査に関与する。シニアを車で連れ出した女性がいるとバーテンダーから聞き出すが、それがマッシーの会社にいる秘書。彼女はハントの恋人で、彼に頼まれて・・。トニーの行動は規則違反だし、シニアが立ち寄った店にジヴァやマクギーが聞き込みに行かないのはおかしい。でも、シニアの容疑は晴れた、よかったよかったで終わってしまう。でも私はシニアなんかどうでもよくて、デニスを見て「あッ、ロン・メレンデスだ!」とびっくりし、うれしくなり・・。出番あれだけなんて・・もったいないな。

NCIS9の11 聖夜の逃亡劇(雪夜の奇跡)

今日はクリスマス・イヴ。何やら落ち着かない様子の男がホテルの受付へ。満室だったがキャンセルがあって、高い料金もかまわず部屋を取る。しかしすぐ何者かに射殺されてしまう。彼は海軍大佐マーズデン。手口からみてプロの仕業のようだ。女性の声でこの部屋に電話が来るが、疑い深くてなかなか信用してくれない。今回事件の他にメンバーのあれこれが描かれる。トニーには九年前に別れたウェンディからランチの誘いが。彼女は離婚し、7歳の子供がいる。子供がいたんじゃトニーはその気にならないと思うけどね。結局トニーはランチに行かず、ギブスの地下室へ。言い訳聞いて欲しかったのかな。ジミーはまだブリーナとは結婚していないのか。彼女は納棺師で、父親エドは葬儀社やってる。ジミーはNCISを案内しようとエドを連れてくるが、彼はジミーのこともNCISのこともバカにしている。イヴだというのに休日出勤してるし、ダッキーは死体に話しかけているし、アビーは刺青してるし。ギブスやダッキーは何言われても受け流すが、刺青している女は身持ちが悪いと言われたアビーは激怒し、ジミーとエドを閉じ込めたりする。エド役は「マイホーム・コマンドー」で見たばかりのラリー・ミラー。さて、謎の女は海兵隊のレイノルズ中尉で、しかも身重だった。彼女は標的は自分だと言う。彼女はアフガン兵の訓練をしていたが、アミールという男性と親しくなる。彼の一族は超リッチで、所有している土地が何たらかんたら。アミールはすでに死亡していて、レイノルズが男児を産めばマヤット一族の跡取りとなる。最初は国防総省が動いていると思われたが、実際は一族がロシアの殺し屋雇って赤ん坊を奪おうと。マーズデンはレイノルズの友人で、彼女の逃亡を助けようとして殺されたらしい。気の毒に。雪の中、ギブス、ジヴァ、レイノルズの乗った車はエンコ。近くのスタンドで修理を試みるが、殺し屋二人が現われ、おまけにレイノルズは産気づく。男まさりのレイノルズだが、さすがに心細く、経験のあるギブスに手伝ってくれるよう頼む。そのためジヴァが一人で殺し屋二人を倒す。彼女強いね!結局生まれたのは女の子で、一族の目論見はパー。

NCIS9の12 予期せぬ再会(ファントムの再来)

スコット・ウルフが出てくるやつって、そう言えばまだ解決してなかったんだな。でも間があいたせいで何がどうだったのかもう忘れてる。第一何がどうなっていたかわかりにくい内容だったし。まず子供二人が愚痴を言っていて、その時交通事故みたいな音がしたので駆けつけると、運転席の男がぐったりしている。しかも首に重曹が・・じゃない、銃創があったのでびっくりする。彼は海軍中佐のバーンズウェイ。目撃していた老女アグネスが言うには、金髪の女性が逃げたとか。中佐の妻カーラの話ではバーンズウェイは友人を助けようとしていたようで。友人を助けようとして殺されちゃう・・親切心が仇となり・・最近こういうの多くないか?あれこれあって女性をつかまえてみたら・・バレットだった。ずっとあちこち逃げ回っていたらしい。ケイドを殺した犯人を知りたい・・でも、逃げ回るだけで精いっぱいで犯人捜しどころじゃないのでは?ギブスはストラットンの写真を見せるが、彼女やバーンズウェイを撃ったのは彼じゃないようだ。で、アビーに協力してもらって突き止めたのが、元特殊部隊で不名誉除隊になってるデイン。しかしそのデインは刺され、窓から落とされて死亡。こりゃストラットンの仕業に間違いない。ギブスはジャーヴィスに頼んでレイサムを呼び出してもらう。レイサムって誰だっけ?彼はストラットンことコールを呼び出すよう言われる。その際バレットとトニーがどこどこの隠れ家にいると知らされる。その通りバレットとトニーは隠れ家で一夜を明かすが、翌朝ジヴァが朝食を持ってきて、まあそこでだいたいわかってしまう。レイサムはマイクロチップの売却で儲けたけどそれは過去のことで、バレット達の始末にこだわるのはやめさせたい。しかしコールはレイサムを刺殺。デインを殺したのもバレット暗殺に失敗したから・・って、どうして自分でやらないんだ?コールは隠れ家を爆破するけど、待ちかまえていたギブス達につかまる。もちろんトニー達がいた隠れ家は別の場所にある。コールは以前テロリスト達の始末をしていて、今でもそれが自慢みたい。さして老けていないウルフを見られるのはうれしいけど、あまりにもコールのキャラが中途半端で。引き延ばせば引き延ばすほど内容が薄くなって失敗するといういい見本。

NCIS9の13 運命の人(愛と裏切り)

不動産業者がカップルに物件を見せて回っていると、女性の死体が。一見強盗の仕業に見えるが・・。被害者は海軍少佐マヤ・バリス。夫のニックは殺人課の刑事で、NCISへ乗り込んできて今すぐ答を出せとせっつく。こういう場合まず疑われるのは夫。マヤには40万ドルの保険がかけられていたし、ニックは刑事の給料では買えそうもない高額のボートを買っている。保険金を当て込んで?マヤは撃たれていたが、遺体の様子から犯人は捜査方法に詳しく、偽装工作に長けている。しかしそれに当てはまるニックは犯人とは思えないのだ。マヤは海外任務についていたけど、夫婦仲は良好だった。アビーの調べでは犯人は向かいのビルの屋上から撃ったらしい。トニーとジヴァが行ってみると、反対側・・つまり例の物件・・犯罪現場にニックが忍び込んでいた。ただ待っているのに耐えられず、動き回っていたのだ。自分も元刑事だから・・と、トニーが話をし、ニックを落ち着かせる。今回のトニーはわりとまとも。この事件の他にジヴァの恋の行方がある。レイにディナーをすっぽかされたジヴァは激怒し、電話も拒否。レイは仕事でマヤとも知り合いだったらしいが、いきなりひざまずいて指輪を差し出し、ジヴァにプロポーズ。ホントはディナーの席でするはずだったが仕事で・・。でもこれからはすっぽかしたりしない、事務職に変わるとひたすら低姿勢。いきなりイエスとは言えないけど、心が揺れたのは確か。トニーはそれとなく背中押してくれるし、今回の彼はとてもいいヤツ。マヤがイスラマバードにいる時の映像を入手し、それからあれこれ調べてテロ組織サレー革命軍が浮かび上がる。で、マヤの元同僚ノートンが怪しいとなるが、彼は交通事故死。車のブレーキには細工。どうやら標的はノートンで、マヤは巻き添えを食ったらしい。しかもノートンを消したのはレイで、ジヴァは大ショック。マヤの死はミスと言われても納得できない。あの時ディナーに来られなかったのは、誤って殺してしまったマヤの遺体に細工していたからなのだ。自分に結びつかないように。ジヴァにウソをついたし、何よりも愛する妻を失って悲しむニックの姿見てるからね。てなわけでまさかレイとの仲がこんなふうに終わるとは思っていなかったのでびっくりしたけど、話に無理があるかな。結局ボートの頭金はどこから?マヤはなぜあそこにいたの?

NCIS9の14 天からの贈り物(運命の分かれ道)

今回はずいぶん凝った作りだ。熱心なファンならあああの時のあの人・・ってすぐわかるんだろうな。私は頭悪いからよくわからないことばっかだけど。朝、ダイナーへやって来たギブス。顔なじみのウエートレス、エレインと言葉をかわし、コーヒーを飲む。いつもはこれに目玉焼きがつくのか。ふとかいま見えるギブスの日常。席を立って彼に近づいてくる男。拳銃を彼に向け・・。たぶん多くの人は犯人が誰かはともかく、ギブスは瀕死の重傷を負うのだ・・と思う。ほんの一瞬の間に今までのことが走馬灯のように頭を駆けめぐる。その後のあれこれは、昏睡状態の彼が見る夢なのだ。最後の方で何らかの選択をして・・例えばシャノンやケリーが一緒にいてくれというのを振り切って、あるいは一緒に行こうとすると、今はまだその時じゃない、戻りなさいと言われ、それで昏睡から覚めるとか。ギブスが死ぬことはありえないから、そういう流れで行くのだろうと思ってる。今回はシャノンやケリー、マイク、シェパード、ケイトリン、ギブスの母親などが出てくる。死んだ人ばかりではなく、まだ生きている父のジャクソン、NCISのメンバーも出てくる。マイクは決断がどうのと言う。ここでギブスが撃たれるはめになったのも、一つの決断のせいだ。24時間前ジェントリー号でマキャフリー兵曹の死体が見つかる。近くには重傷のジャーメイン。彼は結局死んでしまう。浮かび上がったのはシステムアナリストのローズ。彼は金に困っている。三人で修理中の艦から機密を盗み、中国へ売ろうと計画するが、土壇場でローズは心変わり。とは言え二人を殺したことに変わりはない。ギブスを撃ったのはローズの息子スティーブン。演じているのはジョーダン・ギャレット。ん?聞いたことのある名前だな。調べてみたら・・「エアポート2004」の主役の子だった。少し成長して・・。でも、このNCISの後は出演作がないようで・・どうしたのかな。若い頃のギブスやってるのはショーン・ハーモン。マーク・ハーモンの息子らしい。あの時ケイトリンが死ななかったら・・トニーと結婚し、赤ん坊が生まれていただろう。またあの時ギブスが復讐を思いとどまり、メキシコでエルナンデスを撃たなかったら・・彼は仕事をやめていただろう。とは言え過去には戻れない。結局ギブスは肩を撃たれただけですんだ。なんだよ~心配してやったのに。

NCIS9の15ヒーローの真実(スーパーヒーロー)

花屋のマーフィのところへウォレス大佐が来る。店の留守電に男の声で脅しの電話が・・その直後、二人は撃たれて死ぬ。銃声は珍しくないのか、死体発見の通報はずっと後。金庫が開いていて、床に爪が落ちている。妙なことにウォレスはコスチュームを着込んでいる。この地域ではスーパーヒーローの一団が活動していたが、ウォレスもマーフィもその一員だったらしい。二人がクィンテーロをこらしめている動画をアビーが見つける。撮影者はトベットで、話を聞きに行くと、仕事もせず訓練に励んでいて、ウェインという男に怒られる。ウェイン役はレイ・ワイズなので、犯人は彼で決まり・・と思う。そのうちクィンテーロも見つかるが、彼らは自分達は犯罪撲滅に一役買っていると大真面目に考えている。例の動画は宣伝のためのやらせで、クィンテーロは金をもらい損ねたと怒ってあの電話をかけたのだ。電話をかけたのは離れたところからなので、彼にはアリバイがある。その後店へ行った時には二人はもう殺されていた。彼は鍵師なので、金庫を開けてもらうべきものをもらった。落ちていた爪は彼のもの。そんなことができたのも、銃声を聞いた人達が通報せずにいたから。今回トニーの元婚約者ウェンディが登場する。結婚式の前日になってやめたいと言い出し、そのことでトニーは九年たった今も深く傷ついている。ダッキーは彼に会ったその日にもう彼が苦悩を抱え込んでいることに気づいたらしい。ウェンディは新聞記者で、ウォレスからネタを仕込んで記事を書いたことも。彼女の車には細工がしてあり、彼女の命も狙われていたことがわかる。あれこれあって結局犯人はウェイン。彼は不動産業者で、治安が悪いと地価が下がって安く買いたたけるので、スーパーヒーロー達は邪魔だった。彼らの活動で治安がよくなると、地価が上がるからだ。調べてみると、他にもスーパーヒーロー達が殺されていた。たぶん実行犯はいつもトベットの相手させられているトム。彼は実際に戦争の英雄らしいから、トベット達の活動はちゃんちゃらおかしく思えたことだろう。トニーとウェンディの仲は・・まあ今更どうなるものでもないね。

NCIS9の16心理戦(心理作戦)

今回何とジャミー・リー・カーティスがゲスト。ペンタゴンの心理作戦部のチーフ、ライアン役。おまけに「メッセンジャー」のブランドン・レイ・オリーヴも。印象の薄い人なので、ミッチェルかキルマーかどっちだろうと思ったら・・キルマーの方でした。この二人よく似ている。デレクとウェイド、二人の泥棒が忍び込んだ先で出くわしたのがバンクス博士の死体。発砲したせいでややこしくなるが、どうやらバンクスは首吊り自殺のようで。しかし後で肝臓や腎臓がやられ、余命半年だったことがわかる。ゆるやかな降圧剤が向精神薬にすり替えられていた。頭痛などを引き起こす装置も見つかった。どうやらバンクスは意図的に自殺に追いやられたらしい。彼の仕事関係で出てくるのがライアン。彼を治療していたのがクランストン。彼女はライアンを信用するなとギブスに忠告する。ライアンやバンクスが関わっているのは機密事項なので、捜査はなかなか進まない。もっとも、機密事項がバンクスの死に関係してるとは思えない。離婚した元妻ベスには保険金が入る。彼女は自殺の場合は下りないと思い込んでいたが、バンクスは自殺でも下りる保険に入っていた。しかも受取人はベスと、娘のアンバー。このアンバーの目つきがどうも怪しい。バンクスにとって生きがいだったというアンバーは、父親を慕い、母親には敵意を持っているように見える。クランストンは両親の離婚で傷ついた娘だと思い込んでいるが、本当にそうだろうか。みんな国家機密とかそっちの方に気を取られている。おまけにライアンはギブス達の目をそらそうと、バンクスのせいで除隊になったバクスターに濡れ衣を着せようとしたりする。一番金銭的利益を受ける者をまず疑えという鉄則がある。この場合はベスとアンバー。それぞれに400万入る。ベスが全然気づいていなかったのはその表情で明らか。となればアンバーだ。父親の愛情を拘束と感じていたら・・自由とお金と両方手に入るチャンスだ。実行犯はミッチェル。アンバーに(たぶん色じかけで)そそのかされ・・。カーティスは貫禄がある。腹回りがどっしりとして年相応なのがいい。アンバー役スペンサー・ロックは「バイオハザード」シリーズにKマート役で出ていた人。

NCIS9の17情報共有(交錯する思惑)

今回はNCISがDIA(国防情報局)に振り回される。MI5のチャリスが「君達は情報を共有しないのか」と驚くシーンが印象的。海軍研究所で極秘情報を扱う兵曹長ワイリーは、麻薬所持→司法取引となって、ギブスが呼び出される。ところがワイリーは突然死んでしまう。ダッキーが言うには心臓発作だが、ペースメーカーの不具合かも。ハッカーの遠隔操作で、不具合起こすよう仕組まれたのだ。彼のアパートからは高級時計や札束が見つかる。彼の情報とは、武器商人バヤールに関すること。最近の彼は美しいファッションモデル、エヴァといつも一緒。その彼女がロンドンへ帰るというのを、マクギーとドーニーが連れ戻しにいく。今回一時的にドーニーがチームに参加。彼はギブスのチームに入りたいと常々願っているが、あまりにも鈍く、トニーにはバカにされている。「コオロギよ・・」というのは「燃えよ!カンフー」でおなじみのセリフ。ドーニー役の人はギブスより背が高いんだな。連れ戻す途中エヴァに逃げられ、マクギーにでれでれしているからだとか言われるが、ドーニーは否定。思わず自分がゲイであることをカミングアウトしちゃった。少し前マクギーは彼がアビーの家に泊ったと知って気にしていたけど、アビーは彼の秘密知っているんだろう。アビーはその人の性向なんか気にしないし、秘密も守る。これがトニーなら何言われるか。さて、ギブスもヴァンスも何とかバヤールの尻尾をつかみたいと思っているが、途中でDIAのロカが彼に近づくなと言ってきたりする。どうやらバヤールはDIAの監視下に置かれているようだ。ワイリーが盗み出したのはステルス技術の情報。買い手はロシア系のエヴァで、バヤールは仲介役。情報はニセモノだが、ロシア側には本物と思わせておきたい。だから情報を持って逃げたエヴァを追う必要は全くない。マクギー達のミスも問題なし。彼らには何がどうなってるのか??だけど。これまでにもバヤールは何回か出てきているらしいが、私には覚えなし。アメリカとロシアと両方から金をもらい、ご機嫌だ。店の窓際に席を取っていたけど、狙撃されたらイチコロだな・・と思いながら見ていた。敵も多いはず。顔立ちはどことなくセガールに似ている。

NCIS9の18サイン(見透かされる心)

何だかごちゃごちゃしていて、わかりにくいストーリー。ウィックス鉄鋼は海軍との結びつきが強いが、契約が切れてしまうと倒産しかねない。社長のウィックスはジャーヴィスの幼なじみ。そのジャーヴィスはシンポジウムの準備中、ウィックスの目の前で撃たれ、重体に。ところがこれは芝居。オーテックという試験施設から極秘ファイルの一部がネットに流出。グリーン・プロジェクトを中止しろという脅迫。それでウィックスが疑われ、尻尾を出させるための大芝居。彼自身が犯人でなくても、彼の行動によって犯人の手がかりがつかめるかも。これはライアンの発案か。狙撃犯に扮したのは彼女の部下のエリオット。演じているのは・・珍しや、ショーン・アスティンだ。相変わらずのぽっちゃり体形だが、それでいて動きは軽快。自分のことテディベアとか言っていたけど、落ち着きがあって頼りになりそう。今回はライアンとギブスの関係がジヴァやマクギーには見え見えなのに・・と言うか、そもそもはエリオットがライアンのウキウキぶりをジヴァに話したんだけど・・トニーには全くわからないというのが笑いどころ。さて、そのライアンはウィックスが怪しいと思っている。見ている我々には全然そう思えないけど。そのうちリッジウェイという、クビになった男が浮かび上がる。ジヴァとエリオットが行ってみると、撃たれて死んでいて。次にアマンダという暗号化のプロが疑われるが、彼女は会社の誰かに雇われたことは認めたものの、それが誰なのかわからないし、リッジウェイも殺していないと。ウィックスがシロなのは明らかなので、ジャーヴィスは芝居のことを打ち明け、改めて心当たりを聞いてみると・・。結局犯人の目的は金。ファイルの流出は目をそらすため。ウィックスの腹違いの弟で、会社の弁護士ダルトンが犯人。オーテックには隠し口座があり、今では3億ドル以上になっている。その金で会社を倒産から救おうと思い立つ。この口座のことを教えてくれたのはリッジウェイ・・と、そういうことのようです。ライアンは自分の判断ミスを悔やむ。こういうタイプって自分のミスを許せないのよね。それにしても・・エリオットは今回だけ?いいキャラなのにもったいないな。

NCIS9の19水兵たちの休暇(巣立ち)

ボルチモアに来ているヘイゲンの乗組員で、二等兵曹のアダムズが死体で見つかる。死因は腹を刺されたため。容疑者として整備士マイケルが逮捕されるが、彼は何とヴァンスの義弟。事件の関係者なので捜査はできないが、ギブスのそばにくっついて目を光らす。通報したのはマイケルで、衣類に血がついていたのは助けようとしたからだと説明。ギブスはマイケルをかばおうとするヴァンスに不審なものを感じるが、後で彼には表沙汰にはされなかったが、”武器による攻撃”で相手を病院送りにした過去があるとわかる。まだ14歳の時だ。その後ヴァンスは父親代わりとしてマイケルを立ち直らせようと苦労してきた。今ここで彼を見捨てたらその苦労も水の泡だ。一方アダムズと一緒に下船した215人のうち、まだ戻ってないのが一人いる。アダムズのガールフレンド、メレディスの家へ行ってみると、そのスミスがいた。アダムズには死の数時間前のものと思われる格闘のあとがあった。メレディスがスミスと仲良くなり、アダムズに別れを告げたため、殴り合いになったのだ。ケンカの後メレディスのところへ現われるまで7時間も間があいてるし、血まみれだったし、凶器の釣り用ナイフも持っている。スミスは否定するけど容疑は深まる。ヴァンスはこれでマイケルの疑いも晴れるとホッとする。そのうちアダムズからクスリが検出される。また、水兵がよく行くピザレストランの店の奥で、もぐりの賭場が開かれていることもわかった。メレディスにふられたアダムズは、一発儲けて指輪を買おうとするが・・。で、彼をカモとしてここへ連れて来たのがマイケル。彼は自分の工場を持つ元手としてヴァンスから借りた金を増やそうとして借金がふくらみ、それを帳消しにするために。で、マイケルと争いになり・・。いや~二人ともバカですな。マイケルは犯行がばれてもまだヴァンスが何とかしてくれると思っている。いい父親であろうと甘やかすからこうなる。ヴァンスの家庭を見ていると、理想的であろう完璧であろうと無理しているように見える。妻とはいつもラブラブで、子供達は聞き分けがよく・・何だかお尻がむずむずしてきますぜ。ところでピザレストランの主人マーティ役は「デビルスピーク」のドン・スタークだ。あたしゃてっきり彼が犯人で終わるのかと思ってた。

NCIS9の20落ちてきた死体(神聖な使命)

ジュディとフィルは公園にピクニックに来るが、空から死体が降ってきてびっくり。いつもなら早く来るギブスが遅れたのは、ライアンがお泊りしていたせい。彼女の車が邪魔で自分のが出せなかった。死んだのは海軍中尉ララビー。彼のポケットから出てきたコインには血がついていた。調べたら従軍牧師ウェイドのもの。同じく牧師のカストロの話では、ウェイドとは連絡が取れなくなっていると。当時上空を飛行していた航空機三機のうち、怪しいのは麻薬の前科のあるホルブルックのセスナ。しかし彼は事故のせいで車椅子生活。誰かが彼のフリをして飛んでいたらしい。ララビーの喉からはキノコの一種が見つかるなどし、麻薬カルテルが絡んでいるらしいことがわかった。喉からとか「羊たちの沈黙」ぽいけどね。ウェイドが行方不明になったコロンビアのカルタヘナには、ジヴァが姉と慕うモニークがいる。ジヴァとトニー、それにカストロの三人がコロンビアへ飛ぶ。実はカストロは家族の病気でウェイドに任務を代わってもらったせいもあり、今度のことには心を痛めていた。ウェイドやララビーは山間部の人達にワクチン接種をするという人道支援行為だと思っていたが、同行した民間人二人は実はCIA。ワクチンの見返りとして人々から血液サンプルを採取、そのDNAからカルテルのリーダーを突き止めるとか何とか。女性牧師がいれば疑われないと利用されたが、ばれたらしい。トニーはモニークをスパイではと疑ったりする。彼女は元インターポールで、やや態度にあいまいなところがある。今になってジヴァ達に戻るよう言ったりする。もちろんジヴァは断るが。何だかふにゃふにゃした展開だ。空から死体!でびっくりさせ、コロンビアへ出かけ、さてどうなると思わせるが、思わせるだけで終わり。カルテルの倉庫を爆破してウェイド救出に成功。あとは帰国するだけとなるが、モニークはここへ残る。ライアンはギブスに協力したくて回りくどい方法を取ったりするが、モニークがアメリカへ来ることを期待していたようだ。モニークは敵になったり味方になったりの存在らしい。思わせぶりな終わり方だが、彼女は今回だけで、他の回には出てないようで。

NCIS9の21憎しみの炎(再燃)

久しぶりに・・映画と違って時間半分だしな・・と思って見始めたのだが、何じゃこりゃちっとも終わらないじゃないか。次回に続く・・ああ、そう、2話完結なのね。次回に続く・・あら、3話まで?珍しい。次回に続く・・少し不安になる。いつまで続くんだ?シーズン9の終わりだからか。次回に続く・・こらッ、いいかげんにしろ!結局シーズン10の初めまで見るはめになったじゃないか!・・倉庫の火事。保管されていた書類の中に海軍の機密書類があったようで、それでNCIS乗り出すことに。ボルチモア市警の放火チームのジェイソンは、過去トニーと何かあったらしく、険しい表情に。後でわかるが、20年前トニーは火事の現場から9歳のジェイソンを救出。わば命の恩人なのだが、その際4歳の妹エイミーを見捨てたとトニーを恨んでいるのだ。エイミーも助けるか、それとも三人とも焼け死ぬか。トニーはジェイソンと自分が助かる道を選んだ。ジェイソンだってトニーを恨むのは筋違いだとわかっている。しかしどうしても恨む気持ちを捨てきれない。途中でジェイソンがトニーを救うシーンも出てくるが、ラストですっきり解決とはいかない。これはジェイソンが自分で克服していかなければならない感情だ。とは言え、それ以外では彼は真面目で気持ちのいい青年。次の回でも出てくるかと思ったのにそれっきりで、何だか残念。事件だけが延々と続く。過去を察したアビーが黙ってジェイソンをハグするシーンはとてもいい。さて、倉庫で見つかった焼死体は、ユナイテッド・エクイノックスの社員カーター。彼はウォッチャー艦隊のファントム・エイトの一員で・・。また出てきたけど、私には今いち・・と言うかじぇんじぇんわからない。今回珍しくダッキーが個人的なことで悩んでいて。母親が死んで遺産相続で大金が転がり込んできたが、ギブスに遺言執行人になって欲しいと。老齢になって大金が・・というのは「CSI:NY」の検視医シドもそうだったな。彼の場合それと同時に病にかかっていることもわかったけど、ダッキーは大丈夫なのかな。次の回でダッキーは犠牲者が持っていた妻子の写真を見て、寄付をする決意をしていたな。

NCIS9の22危険な火遊び(火中の真実)

ここらへんはつなぎなので、いちいち書いても仕方ない。例えばハングル文字の暗号らしきものが出てきて、北朝鮮の関与が疑われるけど、結局は関係なかったとか。途中でジヴァとトニーがナポリへ飛ぶ。バーリー捜査官が出てくるけど、この人前にも出てきたっけ?メインの事件はあっちへ行ってこっちへ行って、その途中で死傷者を出す。そのうち犯人らしいのが浮かび上がる。カーターのいた会社のCEO、ディアリングだ。ところが社長のメイプルが言うには、もう一年半音信不通だと。

NCIS9の23大義名分(くすぶる炎)

珍しくドーニーが出てくる。差し歯が壊れたので歯医者へ。ところが歯の中には盗聴器らしきものが。CIAのライアンもディアリングに興味持ってるようで、また出てくる。こういう・・隠し事が多く、のらりくらりと話をかわし、自信満々の女性・・ギブスの性格から言って、もうそろそろ鼻について別れるのでは・・と、私なんかは思うのだけど、そうでもないみたいね。時間稼ぎのためか、目前に迫ってきたジミーの結婚式についても描かれる。何度もする人もいるとは言え、たいていは一生に一度のことだからちゃんとしたい。でもこんな大事件が起きてしまった。みんなには式に出て欲しいけど、それはわがままというもので、がまんしなくちゃいけないのかな。それとアビーが計画しているバチェラー・パーティって何をするのかな。自分が主役なのに何も知らされず、気になって気になって。その間にもディアリングは先手先手を打って関係者を次々に殺してしまい、ギブス達は翻弄されっぱなし。メイプルが会社の金を横領していたこともわかった。それがディアリングの件とごっちゃになって事件を複雑にしていたのだ。

NCIS9の24チェックメイト(誓い)

珍しくコールが出てくる。爆弾処理に協力を申し出た時点で、彼の運命も決まり。もっとギブス達と一緒に行動するところ見たかったのに。彼が一番欲するのはスリル。刑務所にいたんじゃスリルなんか味わえない。だから危険は承知、望むところだ。手錠もはずしてもらっていたし、自由に動けた。刑務所で朽ち果てるよりはマシだけど、でももったいなかったね。ウルフは若々しくて・・この頃は40代半ばくらいか。