NCIS~ネイビー犯罪捜査班 シーズン7

NCIS7の1 砂漠の捕虜(ワイルドカード)

トニーがサリームの尋問受けている。石鹸で洗いたくなるような・・ギトギトベタベタした顔している。捕虜になり、自白剤打たれている。サリームは二人がなぜこんなところへ来たのか知りたがっている。トニーの他にもう一人、床に転がってるのがいるが、この時点では誰だか不明。と言うか、他の人にはわかるのかな(私はわからなかったけど)。薬のせいでトニーはNCISのことしゃべり始める。ここまでには数ヶ月たっているらしい。ウィンゲート兵曹が死んで、ディマルコ兵曹がどうのこうのという・・何だかよくわからない、どうでもいいような事件が起きる。一方でジヴァの後任捜し。何人かの女性が面接受ける。トニーはジヴァのことが気にかかっている。他のメンバーもそうだ。彼女はなぜ連絡をよこさないのか。こっちからコンタクト取ることもできない。ということは彼女はそういう境遇に置かれているのか。後任捜しはやや無責任な感じがする。仕事が欲しくてやってくる女性達に対し、トニーは見かけで判断するとか、本当はジヴァに戻ってきて欲しいからうわのそらだったり。笑うシーンなのだとしても、私はそんな気にはなれなかった。今回一番まともな言葉に思えたのは、ダッキーの「そろそろ前へ進んだ方がいい」。さて、サリームはイエール大を出たとかで、たぶんインテリ。しかしテロリストとひとくくりにされ、詳しいことはわからない。そのうち、床に転がってるのがマクギーだとわかる。トニーはマクギーやアビーと共にいろいろ調べ、ダモクレス号へ行きあたる。この船は沈没して生存者はいないが、積んでいた荷物はサリームに届けられるはずだった。ただ、証拠がまだ十分ではなく、ヴァンスは特殊部隊を送るわけにはいかないと。しかしギブスのチームで動くことはできる。トニーはマクギーを勝手に推薦し、二人はサハラ砂漠へ。サリームにつかまったのではなく、わざとつかまった。思った通りジヴァはサリームのところにいた。何がどうしてこうなったのかは(見てない回もあるので)私にはわからないけど、知りたいとも思わない。来て欲しくなかったと言うジヴァだけど、外に潜んでいたギブスがサリームや手下を撃ち殺し、三人共助かる。ギブスはすごい腕前なんだ・・と言うか、窓を通して中が見えるとは限らないと思うが・・。窓のない部屋にいたらどうするの?サリーム役はオミッド・アブタヒ。

NCIS7の2 チーム再結成(過去との決別)

ジヴァの後任としてフィルモアという女性が来ていたが、トニーとマクギーのおバカな関係に呆れたらしく、辞表を出す。そうだよな、普通の神経持った人にはトニーの鼻持ちならない態度や、それを受け入れてしまうマクギーにはがまんができない。一番呆れるのは、二人に自覚がないこと。他人から見て異常なのにそう思っていない。さて、独身サヨナラパーティに派遣されたストリッパー、スコーピオンは、三人の男が死んでいるのを発見する。ロス軍曹、民間人のエリック、ペンタゴンの文書係で、その日の主役アラン。そのうち、独身サヨナラパーティというのはウソだったことがわかる。エリックのボスで、オークションハウスのダノースによれば、誰も彼の死は悲しんでいないと。一人悲しんでいそうなエレナによれば、エリックは誰かにあとをつけられていると思っていたらしい。いろいろ調べてそれらしき人物の家へ行ってみると、ボルティモア警察のシェリー巡査がいて。で、すっかりだまされてしまう。つまりこの家はシェリーの家で、エリックを尾行していたのは彼。NCISが来たのでとっさに芝居をし、スキを見て逃亡したわけだが、ここらへんは話に無理がある。どうやらロス達三人はシェリーと学校が同じで、さんざんいじめまくったようだ。その復讐をしたに違いない・・となるが、シェリーの方から電話をかけてきて、自分ははめられたと言う。せっかく電話をかけてきたのにその時は話さず、後で落ち合ってとなり、結局話す前に殺されてしまうのはお約束。次に疑われたのはショービジネス業・・つまりストリッパーを派遣しているスタッキー。シェリーともめたようだが、犯行時刻のアリバイがあってシロ。結局犯人はエレナ。エリックは他の二人と組んで200万ドル儲けたらしい。その金を横取りしようと、偶然三人と再会し、復讐を考えていたシェリーと手を組む。たぶん彼は三人を殺すことまでは考えていなかったはず。だからエレナが三人を殺し、しかも罪を自分になすりつけようとしているのを知って、驚いたことだろう。そのあげく殺されたわけだが、エレナ一人でこれらのことできますかね?作り手はジヴァの復帰をいかに効果的に見せるか、そればっか考えて、事件の方はお留守になってるみたい。それにしても・・トニーにアビーに、ヴァンスにギブス。心の区切りつけるためにはみんなとそれぞれ向き合わなくちゃならない。メンドーな世界ですな。ただいま~おかえり~じゃだめなのかな。

NCIS7の3 隠ぺい疑惑(疑惑の目)

これから情報提供者に会うつもりでいたブロガーのバーンズが、橋から転落して死亡。ギブス達が出動したのは、海軍士官アーネット大尉の死亡事故隠蔽を図っていると、バーンズがブログでたたいていたから。彼は民間人だから捜査するのは警察。スポーテリ刑事は、バーンズはこっちの事件、そっちはアーネットのことを調べ直せと不愛想。この人はケヴィン・ベーコンを四角くしてごっつくしたような顔立ちで、うつる度に笑える。彼と組まされているのが新人ぽいハンリー刑事。ところで珍しく字幕が間違っていたな。「念のため」が「年のため」になってた。NCIS側でアーネットの件を調べ直したけど、事故死で間違いないようだ。バーンズはろくな根拠もなしに有名人をたたいて失脚させていたから、警察はそっちの・・怨恨の線で調べているようだ。もちろんこっちの方もNCIS側で調べ上げてしまうから、スポーテリは面目をつぶされ・・の連続。バーンズはアーネットのインサイダー取引を取り上げ、死亡したのもそのせい・・とブログでうたっていたが、口座などでは妙な金の出入りはなし。証券取引委員会のベンジャミン・フランクリンによると・・気の毒にこの名前のせいで子供の頃からからかわれまくり・・マカリスター株で200万儲けたのがいるが、アーネットではなく肉屋のサットン。金持ちの生まれで、順調な人生歩んできたアーネットと、コツコツ働いてきて妻子もあるサットンとでは接点はなさそう。サットン自身やっと株で儲けたと思ったけど、まだ金はもらえてないとぼやく。ところで、アーネットの遺体を調べるため掘り出したら、棺は何と空っぽだった!どうも掘り出されることをあらかじめ前提にしていたようで。葬儀社から死体を盗んだのはバーンズ。死体がなくなっているとわかれば大きな騒ぎになり、インサイダー取引や隠蔽工作のことをブログでぶち上げていた自分は、一躍有名人に・・ということらしい。一方サットンはアーネットの事故死で、株の儲けを山分けではなく一人じめできることになった。ところが、バーンズが嗅ぎ回っていて・・。トニーが挙げたのが「見知らぬ乗客」。こっちは殺人ではなく株取引だけどね。お手柄は二人の接点・・電車通勤・・に気づいたマクギー。

NCIS7の4 ダモクレス号の真実(海に消えた真実)

タンザニア沖で漁船が釣り上げたのは死体らしきもの。認識票からクライヤー二等軍曹とわかる。彼は半年前に脱走。それまでは特に問題なしだったのに。彼はダモクレス号に乗っていたらしい。ダモクレス号は沈没したが、アビーの調べでは嵐にあっていない。クライヤーの死因も溺死ではなく撃たれたため。一方ジヴァはNCISに不採用となってショックを受けるが、ヴァンスにすればクライヤーは誰に、なぜ殺されたのか、ダモクレス号で何があったのかはっきりするまでは、ジヴァを信用できない。モサドでのことは話せないと拒否するジヴァだが、ヴァンスはそれが通る相手ではなく・・。で、ジヴァの回想となる。今回は感想が書きにくい。何が何だかさっぱりわからん。今頃シーズン7の感想書こうとするからいけないんだよな、5分前のことすら覚えてないってのに。でもまあそう言えばトニーとマクギーがジヴァを救出したエピソードがあったな・・あれと関係してるんだなと気がついた。と言うか、ジヴァがサリームにつかまる前の話なんだな。ダモクレス号の船長と交渉し、ジヴァやマラキ達はソマリアへ向かう。船の手配をしてくれたのがシャリフ・・実はクライヤー。彼は途中で不審な積み荷を見つけるが、あれって船長がサリーム一味に届けるブツ?とにかく見ていてもはっきりしないことばっかり。中でもはっきりしないのがクライヤー。何をするつもりなのか、敵なのか味方なのか。マラキの方は少しでもやばそうだとなると船員もクライヤーも片づけろということに。で、銃撃戦になって乗組員は皆殺しにされ、クライヤーはマラキに撃たれて死亡。マラキが負傷したためジヴァは一人で任務を遂行。つかまったけどトニー達に救出されたと、そういう流れらしい。たまたま9の13の後で7の4を見たのだが、ジヴァ達のやっていることと、レイのやったこと、そんなに差がないように思えるんだけどねえ。今回印象に残るのはこういうわかりにくい”事件の真相”ではなくて、トニーのエイリアンシリーズ評。一作目は「怖いやつ」、二作目は「アクションがメイン」、三作目は「退屈」で、四作目は「意味不明と言うか、おフランス」。てことはトニーのお気に入りは一作目だな。

NCIS7の5 ハロウィーンの悪ふざけ(イタズラ王の死)

イタズラも、度を超すと・・という内容。ハロウィーンに浮かれる少年達。あそこに止めてある車は、あのイタズラが好きなコービーさんのだ。でも、ホースとかあって、何だか様子が変。ドアを開けたら、コービーさんは死体になっていた。一見ガス自殺に見えるけど、なぜかコービー兵長の体はバリバリに。液体窒素を飲まされたらしい。アフガンから帰国して三日目なのに、妻子と一緒じゃないなんておかしい・・と、トニーは妻犯人説を展開。夫の死を悲しむ妻サラの姿にも心動かされない。おまえの方がよっぽど液体窒素人間じゃ!コービーのイタズラ好きには近所からも苦情が出ていた。中でも向かいのロジャースは、あからさまに嫌っていた。彼はハロウィーンも嫌いだ。うん、その気持ちはわかるけどね。コービーの上官バーンズによれば、部隊で一番仲が悪かったのはシンガー二等兵。この人アニメに出てくるキャラにそっくりだな。四角い顔で筋肉モリモリ。まあ一緒に戦ってるわけだから、普段は嫌っていても、いざとなれば一致団結となるものだが、部隊がおかしくなるほどとなれば、こりゃコービーは相当迷惑人間だったんだろうな。まわりをリラックスさせるどころじゃなかったらしい。そのせいで集団リンチにまで発展。困り果てたバーンズは、コーヒーにシンナーを一滴。体調不良で部隊から離脱させようとする。ところがそのせいで、部隊の規律は乱れ、彼の昇進はおじゃんに。一方少年達がとっていたビデオ・・悪ふざけを記録しておきたがるのは洋の東西を問わないようで・・にうつっていた車から、疑われたのはシンガーやサラ。ホテルで不倫していたらしい。もっとも、花を持ってお悔みに現われたシンガーは誠実そうで、ねちねちいびるトニーが見苦しい。サラは夫を戦地で二度なくし、その度に保険金を受け取っている。コービーの死で、また保険金が入る。トニーから見れば十分怪しい。おまけに後釜のシンガーもいるし。結局この二人はシロだった。娘レイチェルはコービーともサラとも血はつながっていない。サラの最初の夫の連れ子かな?あと五年たつと、レイチェルには信託になっている父の財産が入る。でもコービーを殺してサラに罪を着せれば、それが早まるかも。それにコービーの保険金もいただいちゃおう・・って悪い娘だな。サラはシンガーとは別れるつもりらしいけど、一緒になりなさいよ。少なくともコービーの時より幸せになれるよ。サラ役の人はなかなかの美人。ノルウェーのスキージャンプ選手、ルンビに似ている。

NCIS7の6 カウボーイと無法者(アウトロー)

今回は・・あれでいいんですかね。港に小さなヨットが入り込む。ヨットにはケリーという名が。ギブスの船だ。男二人の死体が乗せられている。この二人は海軍を不名誉除隊・・つまり追い出されたブランチャードとキーナン。何度も撃たれていて、撃たれた後ヨットに引きずり上げられたようだ。彼らはいわゆる傭兵で、軍事会社のベル大佐に雇われていたようだ。で、ベル大佐に話を聞くが・・オヨヨ、ロバート・パトリックだ!ギブスはヨットを名付け子のアミラにあげたのか。マイクは息子リーアムが亡くなったため、遺された妻レイラとその娘アミラをメキシコで面倒見ている。したがって当然二人を殺したのはマイク・・と疑われる。メキシコのマイクの家は空で、今はなぜかギブスの家にいる。ギブスの家はドアに鍵がないらしい。あら、そうなの?マイクがブランチャード達の死体をギブスのヨットに乗せて流したのは、彼に捜査して欲しいからだ。メキシコ警察じゃだめと?彼は二人を殺したのは自分と言い、供述書も書くが、弾などの証拠を見ると、そうはならない。ダッキーには相手がマイクのせいで、目が曇ってるみたいなこと言われていたけど、ギブスはちゃんと真相見抜いていた。撃ったのはレイラ。それをカバーするため、後からマイクが撃ったと。ベルに依頼したのはレイラ達の家族。彼女の母親で族長のシャダ。彼女は親族が何十人も殺されたせいで、一度は勘当したレイラを呼び戻す気になったらしい。それを、殺し屋が来た、やられる前にやらなけりゃ・・と勘違いしたマイクが殺したのかと思ったら・・。だって彼はそういうことやりかねないでしょ。実際はレイラが撃ったらしい。で、彼女の仕業と見破られないよう自分が後から撃って。レイラは正当防衛だから悪くない。何と言うか・・自分達に都合のいいように考えすぎ。ギブスを巻き込んだのだって、たとえレイラの仕業とわかっても彼なら何とかしてくれると思ったからに違いない。これがメキシコ警察だったらそうはいかない。一回目が失敗したので、また次のが来るけど、何とジヴァの顔見知り。で、いとも簡単に寝返ってくれる。あのさあ・・最初に殺されたのがジヴァの顔見知りだったらどうすんのよ。アメリカへやってきたシャダ。かわいい孫娘を見れば、態度も軟化。で、レイラはおとがめなしですか?マイクも?ま、どうでもいいですけど。

NCIS7の7 美しき暗殺者(因縁の対決)

士官学校の敷地で、医者のシルーの死体が見つかる。手口からヴァンスは、自分が20年近く追っている北朝鮮の工作員カイの仕業と断言。ヴァンスの話では、17年前相棒のニールを彼女に殺されたとか。それ以来ずっと追い続けている。ヴァンスの電話番号や家まで知っているので、家族を安全な場所へ移したいが、妻のジャッキーは一緒にいると言い張る。ま、子供は別でしょうけどね。ダナム捜査官が出てくるが、彼はジヴァと何かあったのか。一方マクギーはコーヒーショップで、アマンダという愛らしい女性と親しくなる。しかしあまりにも早く接近しすぎる。電話番号渡し、デートに誘い、職場にまで現われる。こりゃ怪しい。マクギーは、電話番号渡しても自分が何の職業なのかまでは言わない。それなのにどうして職場に現われたのか・・いくらお人好しのマクギーでも不審に思う。アマンダに問いただすと、意外と簡単に開き直って、銃を取り出す。ところがカイが彼女を撃ち殺し・・。結局アマンダは、カイを狙っているフリーの工作員だった。「もう修道院に入りたい」とぼやくマクギーが笑える。カイは今では北朝鮮政府とは無関係。かえって政府の機密をばらされてはまずいと命を狙われる身。シルーに続いてD.C.入りしていた北朝鮮高官パクが撃たれ、その後死亡する。二人とも暗殺者養成に関わっていた。30年前、カイもその一人として、人間らしさを否定する冷酷な暗殺者に。さんざん利用され、腕が落ちるとポイされ、今度は命まで狙われる。こりゃ復讐したくなるのも無理はない。一方、ずーっと自分を追っているヴァンスがいる。頼れるのは彼だけ。最後は彼に自分を殺して欲しい。ああ、それなのに~ジャッキーが彼女を撃ち殺す。うわッ、何でそんな余計なこと。たぶんカイは自分が何のために生きているのかわからないでいたはず。でも、ヴァンスに追われることによって、憎まれることによって自分の存在意義を見出していたんだと思う。だから自分を倒すのは彼でなければならないの。ああ、それなのに~自分の思いなんかこれっぽちも知らない女に撃たれて死ぬなんて~。こりゃカイも浮かばれませんわな。今回もジヴァやマクギーの気持ちをほじくりまくりのトニー。自分には何もないから、人のことほじくるしかないのね、かわいそうな人。

NCIS7の8 大停電(アナログ捜査)

今回は電力がダウンして、いつものようなコンピューター検索ができない中での捜査。何だかよくわからないけど、大規模な停電が発生。NCISでは指令室と検視ラボは優先的に電力が行くらしい。死体があったまっちゃ困るからね。いつもは死体入れるところが、職員の冷蔵庫代わりになってるのがおかしい。もっとも、内臓剥き出しの死体見れば、食欲も失せるようだが。マクギーとジヴァはもう9時間以上エレベーターに閉じ込められている。トイレとかどうするんだろ。と言うか、よく天井から抜け出したりするけど、それもできないのか。やっと開いたと思ったら、すぐ出動。スウィフト・キャストという会社に侵入者。警備員二人と銃撃戦。なぜか手錠でつながれたエマ・パクストン大尉の死体が。警備員ストーンが言うには、拘束した時には生きていたと。ここはインターネットとユーザーをつなぐファームだそうで、企業秘密の宝庫でもある。しかし何もなくなっていないし、犯人が置いていったものもなし。なぜここにエマがいたのか。夫パクストンは、妻が疑われているのが納得できない。エマには裏の顔があったようで、彼女の使用していたコンテナには大量の武器や、偽名を使ったパスポート。娯楽担当で、戦闘経験もないはずの彼女がなぜ?パクストンの偽名パスポートまで出てきたので、当然彼も疑われるが、彼には何のことやら。ただ、一緒に暮らしていて、彼女には何かあると感じてはいたようで。初めは浮気を疑って調査した。その時のビデオテープにうつっていた男を割り出し、行ってみると、二人殺されていて。これがスウィフト・キャストへの侵入者だろう。そこへ現われたのがエマの上官で、以前話を聞きに行ったこともあるレズニック中佐。実は彼女とエマはNSAの人間だった。まああれこれあるけど何が何だかわからんというのが正直なところ。果たしてつじつまは合っているのかな?今回はそれよりもアナログ捜査。いつも使っている機器がだめになった場合、どうやって対応するのか。手作業での指紋照合の時、トニーが「刑事コロンボ」ではこんなことしてないとぼやくけど、地道で気の遠くなるような作業「初夜に消えた花嫁」でちゃんとやっていましたぜ。さすが・・と感心するのがギブス。バッテリーが切れたとなると、ちゃんと予備のを出す。大量の書類で手が切れた時のためのバンドエイド。デジカメの代わりのポラロイドカメラ。昔のコピー機の使い方も知ってる。さすが。

NCIS7の9 チャイルド・プレイ(隠されたSOS)

コーン畑でロザーダ兵長の死体が見つかる。カカシにくくりつけられていて・・つまり、隠す気もなくさらされていて、手首は切断。腕にPCと彫られていたが、これはロザーダが以前入っていたギャング組織のことらしい。そのため、仲間だったエディが疑われたりするが、これは時間稼ぎ。ロザーダはサトラー研究所で子供のボディガードを担当していたらしい。庶務のクリスタによると、一番仲がよかったのはアンジェラ。ここは短期間頭のいい子を預かり、ゲーム感覚でいろいろ・・軍の作戦がどうのこうの・・やらせる。責任者のノーヴェルが出てくると、もういっぺんでこいつが怪しいとなってしまう。あとはアンジェラが何を隠しているかだけど、思わせぶりなだけではっきりしない。彼女の部屋からコラージュが二枚なくなる。ロザーダの手が斬られたのは、侵入のため。そのコラージュのうちの一枚は、通信妨害システムを暗号化したものだった。彼女はそれを問題として与えられたらしい。てことは与えたのが犯人。これを売れば大金になる。アンジェラの母ダーリーンには、サトラー研究所と提携しているC・テン・ダイナミクスから高額の金が振り込まれていた。当然彼女が疑われるが、その金はC・テンに勤めているクリスタの妹デブラによって支払われていた。ダーリーンは離婚しているし、金はアンジェラの大学入学に備えてるしで、結局シロ。そのうちデブラの死体が発見される。クリスタによると、デブラは誰かと付き合っていたようだが、誰なのかはわからない。そりゃもう年齢的にノーヴェルしかおらんでしょ。ただよくわからんのはアンジェラの態度。誰をかばって沈黙していたのか。母親がノーヴェルと付き合っているってのならわかるけど。でももういいや、めんどくさい。感謝祭のディナーにダッキーはみんなを招待しまくるけど、アビー以外は予定があるからと断られる。でもめげずに大きな七面鳥用意する。今回はダッキーの家もうつる。なかなかりっぱな家。でもテレビは故障中とか。最後はチームのみんなが揃ってのディナー。事件が起きたせいで各人の予定はパー。アンジェラ役マデリン・キャロルは「バイオハザード3」のホワイトクイーンだとか。ノーヴェル役ガブリエル・オールズは「エレメンタリー」に出ていた。

NCIS7の10 祈り(それぞれの祈り)

感謝祭の次はクリスマスか。公園でトーマス・エリス中尉の死体が見つかる。彼の父親は元大佐で、今は牧師やってる。トーマスの膝の下には敷物・・イスラムの祈りのためのもの・・があった。と言うことは、彼は礼拝中に殺されたってことだ。死因は頭部を何かで強く殴られたことによる撲殺。彼がイスラムに改宗したことは、家族や部隊の者にいろいろな影響を与えた。牧師であるエリスにとっては体裁が悪いことで、彼はティベンス曹長らに金を払って、トーマスを除隊へ追い込もうとする。彼は息子に改宗して欲しかっただけらしいが、ティベンスらは除隊へ追い込みたかった。白人がイスラムへ改宗すると、自分達にまで危険が及ぶからだ。それに日に何度も礼拝することによって、自分達が危険にさらされること。そう言えば、戦いの最中に礼拝の時間が来たら、イスラムの人はどうするのかね。トーマスの妻ティナは、銀行員のヘンリンと不倫。戦地にいることが多いトーマスとは、あまり心が通うこともなかったようで。そのうち凶器が野球のバットのようなものとわかる。それでソフトボールをやっているティナが疑われたりする。しかしエリスもティナも鉄壁のアリバイがある。そうなると、あとはトーマスの弟パトリックしかいない。おまけに彼はラクロスをやっている。彼は兄のことを一家の恥と考え、思いつめたあげく・・。このパトリックやってる人は小柄で目がくりっとしていて、どこかで見たような。ブランド・イートン・・「メンタリスト」に出ていたようだ。さて今回ギブスの父ジャクソンが突然やってくる。いちおうクリスマスだからという口実はあるが、他にも何かありそう。あたしゃてっきり不治の病にでもかかったのかと。それで父子の距離を縮めたいんだと。でも違いましたわ。ギブスが心配したのは痴呆のこと。それでダッキーと話してもらったりする。で、ダッキーの見立てでは、彼は心に問題を抱えていると。故郷の町の誰かに聞いてみたらどうかと。でもってジャクソンが人を殺したのがわかる。あれやこれやの事情から罪には問われずにすんだけど、精神的にショックだったらしい。さて、クリスマスということでギブスは木のオモチャを作っている。入院中の子供達のためらしい。やさしいんだね。

NCIS7の11 ロケットマン(空駆ける夢)

一ヶ月前の山火事のあとで、セイヤーズ少佐の死体が見つかる。彼はテストパイロットで、まわりにはいくつかの部品が。マクギーが言うには、死因はジェットパックの爆発だろうと。マクギーはジェットパックについて熱い思いを抱いているらしく、自分でその歴史をまとめた映像まで作っている。ナレーションまで入れて。ジェットパックって「007」のどれかや(見てない)、ロス五輪の開会式や(見てない)なんかで飛んでたやつらしい。セイヤーズの所属基地へ行って、ペトローゾに、続いてシェリダンに話を聞く。ウム、回り回ってこの二人に戻ってくるのかな。そんな予感が・・。テストパイロットには副業も許されているのだそうで、ティルマンに話を聞けと。ティルマンのところで開発中のマシンをセイヤーズが使用したのか。さて、セイヤーズの死体のそばには、リスの死骸もあって。で、ダッキーがジミーに単独飛行・・単独解剖を任せるとかおごそかに言うので、てっきりセイヤーズのかと思ったら、リスの方で。ここは笑える。ギブスには何でリスの解剖するのかわからないけど、ちゃんとした理由があって。そこは聞いていて感心した。と言うか、リスは人肉も食べちゃうの?リスの死因は毒のある肉を食べたため。つまりセイヤーズの死因は毒殺。殺鼠剤らしい。爆発の方は調べた結果、それなりの工学知識のある者の仕業とわかる。ところで、ティルマンを聴取していると、突然弁護士のハートが現われ、権利を言い立てて邪魔をする。ティルマンの離婚した妻ヴァネッサの聴取の時にもハートが現われ邪魔をする。いったいこのハートという女、狙いは何なのか。なかなかの美女で、ギブスに対する態度が思わせぶり。突っかかってくるくせに、まんざらでもなさそうな。ティルマンにヴァネッサにハートで、見ているこっちは何が何やら。トニーが「こんがらがってきた」と言うのが笑える。一方ダッキーも「こんがらがってる」と当惑顔。モロモロの状況から見て、セイヤーズは死んだ後で飛んだとしか思えないのだ。セイヤーズはティルマン、ヴァネッサ両方から金をもらい、両方の知識を盗み、それに自分の技術も加え、リモコン操縦のできるジェットパックを完成させたらしい。でもティルマン、ヴァネッサ罵倒し合う二人が凄まじく、印象に残るのはそこだけです。

NCIS7の12 狙われた王子(親子の絆)

トニーの父親ディノッゾ・シニアが登場。演じているのはあのロバート・ワグナーだ。1930年生まれだからこの時点でもうかなりの年だ。「ワイルドシングス」で見た時には、ずいぶん老けたな・・と思ったが、それから10年近くたったこの時の方が若く見える。若い頃は甘い二枚目。あるいは「動く標的」や「赤い崖」のような悪役。日本で人気が出たのはテレビシリーズ「プロスパイ(スパイのライセンス)」が放映されてから。でも私はどうもこういうタイプは好きになれなくて。何かしゃきっとしたところがなく、ふにゃふにゃした感じがどうもねえ。さて、パックスリバー基地ではサウジ王家のサイーフ王子が軍用パイロットの養成プログラムに取り組んでいる。もう少しで終わるのだが、車が爆発し、付き人のワリードが死んでしまう。アルフリアという組織が犯行声明を発表。サイーフを狙ったテロ事件だ・・となる。暗殺なんか日常茶飯事・・とサイーフは気に止めていないが、ギブスは彼を警護のできるホテルへ。ちょうど息子を訪ねてきていたシニアも同じホテルに。彼はサイーフや、その父オマール王子をよく知っているらしい。シニアはトニーに話があるようだが、普段疎遠にしていることもあって、なかなか切り出せずにいる。トニーからすると、不治の病にでもかかったのでは・・としか思いつかないが、そうでもないようだ。となればあとは経済的なことしかない。取り繕ってはいるけれど、シニアはすかんぴん状態。それでいて身についた贅沢癖は直るわけもなく、一泊1000ドルもする高級ホテルに泊まる。彼はサイーフの件でオマールがここへ来るのをチャンスだと思って飛びつくが、事件はあっさり解決。となると、どうやって宿泊料を払ったものか・・。こういう人ってあとのことは考えないんだろうな。取りあえず泊って、あとは何とかなるさと楽天的。今回だって父の窮状を知ったトニーが、オマールからと偽ってホテル代もヒコーキ代も・・それもファーストクラス・・支払った。こりゃオヤジさん、懲りもせず今まで通りの暮らし続けますぜ。ところでギブスはシニアに「あれほどの部下は他にいません」と言っていたけど、「あれほどのバカは他にいません」と聞こえたのは私だけ?

NCIS7の13 機内の殺し屋(上空の攻防)

メイドのルーペさんがパーキンズ軍曹の部屋へ掃除に入ると、バスタブに死体が・・。水の代わりに猫のトイレ用の砂が入っていた。脱臭効果があるからね。ジヴァとトニーはパリにいる。トニーは観光気分で写真をとりまくり、浮かれている。ホテルではあきがなくて、ジヴァと同じ部屋に。それがお互い不満だったようで。仕事は、ノーラという女性の保護移送。ベリンジャー船舶の不正を証言するのだ。パーキンズの部屋の金庫からは、高価な時計、それと資料。どうやら彼はプロの殺し屋だったようだ。未解決の不動産王殺害も、彼の仕業だったようで。しかも・・彼自身プロの手にかかって死んだようで。彼が取りかかっていたのは何とノーラの殺害。後でマダムと呼ばれる仲介業者ホリー・スノウが出てくるが、彼女は複数の殺し屋に声をかけたらしい。報酬は50万ドル。このスノウはなかなかエレガントで、頭もよさそう。さて、ノーラにはダニエルという婚約者がいる。彼はノーラを心配して居ても立ってもいられない。そんな時、社長ベリンジャーにからかわれたとかで、カッとして殴ったようで。この時のベリンジャーの様子から、彼は殺しの依頼とは無関係なのが何となくわかる。逆にダニエルは怪しく思える。飛行機の中でノーラの警護にあたるトニーとジヴァ。最初疑われたのは航空保安官ニーリー。この便に乗れるよう頼んだってのが怪しい。その彼はトイレで編み棒で刺されて死亡。銃を盗まれる。早く帰りたかったのは娘の学芸会があるからだった。気の毒に・・。他に機嫌の悪いベイカーという客も疑われるが、ナッツアレルギーで死にそうになったノーラを助けたのは、彼が持っていたエピペン。何で(都合よく)持っていたのかは不明。結局殺し屋はキャビンアテンダントのティファニー。殺しを依頼したのはダニエル。その報酬50万ドルはベリンジャーから盗んだもの。ベリンジャーは殺しとは無関係だけど、不正はやっていて、50万はその儲けの一部。結局会計士のダニエルが、自分のやってることが明るみに出るのを恐れてノーラを殺そうとしたってこと?殺されたって疑われるのはベリンジャー。自分の不正は明るみには出まいと?

NCIS7の14 マスカレード(見えざる脅威)

今回はよくわからない。題名もそうだけど、見えないものが相手だ。バーでテレビを見たアルフォンソはびっくり。兄ローマンの車がうつっている。しかもパトカーに追跡されている。しかも・・爆発炎上。その直前電話があって、逃げろと言われた。爆発のせいで体は吹き飛び、バラバラ。車のトランクに爆発物が積まれていたらしい。しかも微量の放射線。民間情報機関のトップ、ケインがやってきて、事情を説明するが、見るからに怪しいやっちゃ。ローマンはリベルタード・ヌエバとかいう”麻薬組織でテロリスト”に関係があるらしい。何度もペルーへ行ってる。アルフォンソはホテルにいるが、踏み込んでみると、しゃしゃり出てきたのはハート。彼女はローマンの弁護を引き受けていたらしい。ローマンが死んだので今度はアルフォンソだ。聴取の邪魔をしまくるのはいつも通り。アルフォンソを釈放しろとうるさいが、誰が見たって彼はNCISにいた方が安全。ローマンは倉庫で爆弾を作っていたらしい。そのうち歯型から、死体はローマンではないことがわかる。死んだのは元軍曹のクック。彼が爆弾を作り、ローマンが起爆の指示を出すということらしい。ローマンの方は映像があるので、関与は間違いなし。クックがやたら歯科に通っていたことがわかるが、そのうちの一つで歯科医ショアが、X線装置を全部盗まれたと話す。それらで爆弾が五個できる。一方ギブスはアルフォンソを釈放。もちろん彼を囮にローマンをつかまえるためだ。ローマンは、自分はクックにはめられたと主張。訓練と思い込まされ、例の動画もとった。なぜ上官に相談しなかったとギブスは怒るが、信じてくれそうもないというローマンの言い分もわかる。そのうちショアがいなくなり、死体で見つかる。一見自殺に見えるが、他殺かも。よくわからないけど、ショアは犯人に仕立て上げられたのかね。爆弾のことはメディアに漏れ、ニュースでも盛んに取り上げられる。ヴァンスが危惧するのは爆発よりもパニック。すでに死者が出ている。予告のあった一つめの爆弾は解除に成功。この頃には黒幕がケインというのは明らか。パニックを起こし、軍需契約法案を議会で通過させ、受注を増やして大儲けを企んだのだ。情報をメディアに漏らしたのも彼だろうな。ラスト・・ギブスとハートがくっつく。長続きはしないだろうけど。

NCIS7の15 トラック野郎(危険な賭け)

路地裏で目を覚ましたワース(ポール・テルファー)。一緒に飲んでいたヘザートンは死体となって転がっていて・・。ワースが頼ったのはギブス。ギブスの家は今では鍵がつき・・でも忍び込んで待っていた。何のための鍵じゃい。それはともかく、ヘザートン殺しは本来ならDC警察に届けるべきもの。そこからFBIに回るだろう。ギブスは直接フォーネルを訪ね、捜査に引き込む。ヘザートンはスウェッドという男のもとでトラック運転手をしていた。スウェッドは密売をしているようだが、フォーネルによれば今のところは容疑段階。ワース自身は警備責任者ルーカスが怪しいと思っている。ヘザートンは今度の仕事には運転手が二人必要と言われ、ワースに話を持ってくる。しかしいくらも飲まないうちに意識が飛び、気がついたら・・というわけ。どうも睡眠薬を盛られたようで。とにかくスウェッドのところには自分とジヴァが行く。トラックで何か密売品でも運ぶのか。ヘザートンが殺されたのはそのせいか。意外なことにトラックは空っぽのままで走り出す。じゃあ途中で誰かの荷物を奪うのか。で、浮かび上がってきたのがドヴォアジエという男の荷物。彼には心当たりがある。スウェッドが奪おうとしているのは元々は彼のもの・・彼の車。スウェッドとドヴォアジエは大陸横断の賭けをし、勝ったのはドヴォアジエ。スウェッドはとられた車を奪い返そうと・・。元々賭けに負けたのはヘザートンのせい。これで話がつながって、ますます怪しいスウェッド。ところがラストで引っくり返る。ドヴォアジエはレース途中で女性をはねるが、賭けに負けるのがいやで見殺しにする。ヘザートンは女性を病院へ運び、最期をみとる。ドヴォアジエが彼を殺したのは、事故の唯一の目撃者だから。まあ最初に出てきた時からスウェッドはあんまり悪人ぽくなくて妙だなとは思ったけど。高価な車が何台も出てきて、わかる人にはわかるんだろうけど、こちとら全然。ワースは前にもチラッと出ていたんだな。ジヴァを見てコロッと心変わりする傭兵の役で。その時は全然気がつかなかった。戦場での体験はいまだに彼を悩ませているようだ。ところでトニーは彼が目ざわりで仕方がない。ふふん、器の小さいやつだぜ。ワースはトニーなんか目じゃなくて、何言われても受け流す。そうそう、相手するだけ時間の無駄。今回は命を助けたことによって責任が生じるというのがテーマかな。

NCIS7の16 母の日(秘めた決意)

夜、散歩中の若夫婦。近くで女性の悲鳴。夫の方が行ってみると、男性が倒れていて、そばには取り乱した様子の女性・・と言うか、老女。殺されたのは海軍大佐のノートン。そばにいたのは彼のフィアンセ、ジョアン。実はこのジョアン、ギブスの亡くなった妻シャノンの母親。ケリーにとっては祖母。これにはお互いびっくり。ジョアンはギブスを恨んでいる。娘と孫を奪った憎い婿。ギブスにすれば転属命令には逆らえない。でも彼女は、転属などせずにいれば二人は死なずにすんだのに・・という思いがどうしてもある。しかもギブスは二人の仇を討ちもせずにいる。実際にはギブスは仇を討っていたらしいけど。普通ならギブスはこの捜査には加わることはできない。しかしもちろん加わる。ノートンにプロポーズされたというジョアンだが、指輪が見当たらない。犯人の似顔絵はでたらめ。一番アレなのは、返り血のつき方がおかしいこと。彼女はノートンと向かい合っていたとしか思えない。一方ノートンは麻薬で1000万ドルのへそくりがあった。レイノーサ・カルテルがどうのこうの。シャノン達を殺したのもこの組織らしい。ギブスはハートに自分からだとは内緒で無料弁護を頼む。どう考えたってジョアンがノートンを殺したとしか思えない。彼女は夫のマックと別れ、元警官の探偵ヘンドリックスを雇い、ノートンを調べさせていた。そのヘンドリックスはカルテルに怪しまれ、殺される。カルテルへの復讐が無理なら、代わりにカルテルとつるんで大儲けしているノートンを殺してやれというのがジョアンの目的。独身の彼にうまく近づく。罪はノートンの協力者シャンクトン大尉に着せるよう手も打つ。ギブスはジョアンに白状させるが、これは彼の計画。正当な権利も告げず引き出した証言は無効。法律違反だから起訴もできない。ジョアンは何の罪にも問われない。何と言うか・・こういうのってずるいと思う。何の関係もなく、何の感情も存在しない間柄なら法律にのっとって処理するけど、相手が老人だとか親族だとか何かの感情が存在すると、殺人のような犯罪行為も見逃してもらえる。しかも今回はシャンクトンに罪をなすりつけて終わらせる気でいる。そんなのひどいと思わない?ジョアン役はジーナ・ローランズ。大女優という形容がぴったりだ。それだけにこういう結末のつけ方は残念。

NCIS7の17 空白の6年間(2つの顔)

公園で撃たれた男性は、六年前にアフガンで行方不明になっていたメイン中尉だった。妻リアにはとても信じられないことで。ところが、レイチェルという女性が現われ、自分が妻だと。何とメインはウェルズと名前を変え、素性を偽ってレイチェルと結婚。職業はデイトレーダー・・投資関係か。今では1200万ドルの資産、しかし何を元手にしたのか。ギブスはアフガンでの任務に何かあるとにらみ、一緒に行動していたホルコム、ゴンツを調べさせる。ホルコムは今では少佐に、ゴンツは除隊して職を転々としている。ゴンツによると、メインが骨折し、彼とホルコムが車で戻った時にはいなくなっていたと。敵につかまったのだと思ったと。後でホルコムに聴取した時、判で押したように同じ言い回しをしたので、この二人には何かありそうだ。リアもレイチェルも重体だからとメインと話をさせてもらえない。トニーはスキを見てメインを問いつめるが、心拍が乱れアラームが鳴ったため、看護師に追い出される。その後容体が急変し、メインは死んでしまう。トニーの行為が死を招いた、あるいは死を早めたとしか思えないが、彼は何とも思ってないようで、そこらへんは呆れてしまう。さて、どうやらメイン達三人は任務中にアフガンの麻薬王の金を見つけたが、メインが一人じめして消えたと、そういうことらしい。ホルコムはネットでたまたまメインによく似たマラソンランナーを見つけ、探偵のアイガーを雇って調べさせる。しかし、アイガーには別人だったと言われ、病院からリアに連絡をもらうまで、メインが生きていたとは知らなかった。実はホルコムはリアと不倫していたのだ。リアも病院へ行くまでメインが生きてるとは知らなかった。ゴンツもホルコムもリアも少しずつウソをついていたが、結局はシロ。ウェルズのことを調べていて資産があるのに気づいたアイガーがゆすろうとしたと。事実をホルコムに報告したって報酬は500ドル。それよりも・・と、欲を出したわけ。今回ダッキーがネクタイをしめ、ランチタイムになると外へ出ていくのを、ジヴァやアビーは不思議がる。後でわかるが、彼の母親が亡くなったのだ。今回のマッカラムは若く見える。仕事着じゃなく、普通の服装だからかな。それにしてもメインは、別の人生生きるならもっとずっと遠くに住み、写真とられないよう常に気をつけているべきでしたな。

NCIS7の18 縄張り争い(海賊船の秘宝)

今回はけっこうめまぐるしい。途中で置いていかれてしまうが、ストーリーに目新しいものはないので、あまり影響なし。海辺で訓練中の海兵隊が見つけたのは男性の死体。傷みが激しいが、海軍潜水士ジェンセン大尉らしい。彼の家へ行ってみると先客が・・。沿岸警備隊にも小規模だがNCISのような組織があって、そこのポーリンと部下のオマギ。ポーリンによると、ジェンセンはライム船長を撲殺した犯人と疑われているそうな。最初は反発し合っていたギブスとポーリンだが、そのうち協力し合うことに。ポーリンは性格ややり方がギブスと似ていて、トニー達も驚く。部下のオマギがほとんど活躍しなかったのは残念。ジェンセンが交際していたミッシーによると、秘密の航海に出て、大金持ちになって帰ると言っていたらしい。あれこれ考え合わせると、ジェンセンとライムはカラフエゴ号という海賊船の財宝を捜していたようだ。ただ、それには資金が必要で、浮かび上がったのは外科医のマヴリー。彼はもう一週間も所在が不明で、妻のアンドレアには何が何だかさっぱりわからない。夫が突然二人を殺した犯人と言われたのだから。例によってトニーは妻が犯人説に自信持ってる。だから悲しんだりとまどってるアンドレアを見ても、「ふふん」てなもんである。そのうち死体はマヴリーらしい・・となる。しかも財宝らしきものはニセモノ。しかも・・マヴリーは裕福そうに見えるが実際は訴訟をいくつも抱え、その弁護費用の捻出に苦労していた・・となる。アンドレアによればクリニックの金を着服していたと。でも、財宝が見つかれば着服を帳消しにしておつりがくるというわけ。このことからジェンセンの目的はマヴリーの金1000万ドルだったことがわかる。しかもアンドレアとジェンセンは共謀していたとなって、トニーは大喜びだ。さて、前回不動産屋のソフィーとの出会いに珍しく浮かれていたダッキーだが、あっけない結末を迎えたようで。ソフィーが出てくるわけではないので、どういう女性なのかは不明だが・・ダッキーより若いのは確か・・いろいろ考えの相違が目立ち、ついていけなくなったようで。銀食器を食洗器に入れたそうで、銀とアルミの区別もつかないんだろう。

NCIS7の19 罪と快楽(愛を売る女)

海軍大尉モスが刺されて死ぬ。現場はモーテルの一室だが、妻エミリーによると、コールガールと会っていたと。モスは海軍の他にネイビー・ヘラルドの記者もやっていて、取材をしていたのだとか。にわかには信じられないようなことだが、とにかく彼が会っていたコールガールを捜すことに。そのうちシャーロットという女性だとわかるが、彼女のボスはあのホリー・スノウ。彼女は刑務所行きは免れたが、足にはGPSだか何かを装着し、いろいろ制約の多い生活を送っている。シャーロットは行方不明だが、スノウがビジネスを再開したという情報を流せば、きっと連絡してくるだろう。トニーが客に扮し、報酬の入った封筒をシャーロットが手にしたところで、売春容疑は成立だ。彼女をだますのはスノウにとっても心苦しいが、モスと手口の似た殺人事件が他に三件起きている。しかも被害者はシャーロットの客。彼女には弁護士のドワイトがついていて、なかなかうるさい。しかも彼女がNCISへ連れてこられた後で、五件目の事件が発生。彼女はシロだ。彼女の証言でニコラスという客が浮かび上がるが、これもシロ。まあドワイト役でジェイソン・ロンドンが出てきた時点で、犯人の予想はつくけどね。ドワイトはシャーロットの恋人で、独占欲が強く、彼女の客を殺して回っていたと。う~ん、だったら何で彼女に客を取らせるの?ギブスはさっさとドワイトを射殺。手を撃つとか足を撃つとかもしない。いくらスノウのピンチだからって早すぎるな。このスノウ、やり手で油断のならない女性に見えるけど、元々は純粋なところのあるタイプ。ギブスには友達として付き合って欲しいようだ。ギラギラしたところのあるハートより、好感が持てる。今回映画の話題で盛り上がったのがトニーとマッキャデン。ツーと言えばカーで、話が尽きない。しかしラスト、トニーはマッキャデンからの電話を一方的に切ってしまう。あんなに盛り上がっていたのになぜ?もちろんトニーはマクギー相手の方がいいのだ。マクギーなら上から目線で話すことができる。マッキャデンじゃそうはいかない。対等に話さなければならない。トニーは結局自慢したいのだ。自分はこんなにも映画の知識があるのだぞと。ところでスノウ・・常に優雅さを失わないけど、一人の時は「ディスタービア」の主人公みたいに足首がかゆくなって、必死でかいたりしてるのかしら。

NCIS7の20 消えた証人(消された証拠)

今回は・・何が何やら。ジョギング中のローバック兵曹が殺される。運悪くデルマールというギャングが殺される場に居合わせてしまったらしい。目撃者の話では犯人は男二人。デルマールはFBIの証人なので、フォーネルも登場する。三人の証人が消されたが、死体が出たのはデルマールだけ。FBIの内部の者が犯人に情報漏らしているのか。証人の検査を請け負っているのが、クーパーズ・ホーク・セキュリティという会社。司法取引でウソの証言しているかもしれないから、それを調べるらしい。この会社でパートで働いているのがグレイディ。なぜかマクギーに首ったけで、彼をつけ回している妙な女性だ。ところがクーパーズ・ホーク・セキュリティは爆発で社員がみんな犠牲に。助かったのはグレイディだけ。いや、後で用務員のテンプルトンもスシにあたったせいで休み、難を逃れていたことがわかる。彼はギャンブルの借金の肩代わりをしてもらう代わりにアクセスカードを貸したが、それがラファティ兄弟。二人が修理人に化けてサーバーを爆破。デルマールを殺したのも彼ら。証言の中で彼らのことしゃべったのを恨んで。二人は爆発に巻き込まれて死亡。また、会社にあったデータは爆発のせいで失われてしまったが、グレイディは(規則違反だが)一部のデータを家に持ち帰っていた。ところが何者かが彼女の自宅へ入り込み、パソコンを奪う。ではラファティ兄弟以外にもデータが存在しては困る人物がいるのか。そのデータはラファティ兄弟のものではない。デルマールの証言はもう公になっているのだから。何だかわかりにくい内容で、筋が通っているようないないような。今回印象に残るのはグレイディ。ポリグラフ検査担当のせいで、NCISでは嫌われ者。だからクーパーズは居心地がよかった。彼女はデータによって人の心を読むのは得意だが、実生活ではさっぱり顔色、空気が読めない。ラスト・・せっかくマクギーが本気でディナーに誘っても、社交辞令でしょ・・と、本気にしない。高校では「察しが悪いで賞」をもらったとか。そんな彼女が何だかいとおしく見えてしまった。

NCIS7の21 命懸けの取材(謎の急死)

ジェフリー・ハットン大尉が急死するが、死因は不明。ダッキーやジミーも困惑する。姉のデイナはZNNのレポーターで、家は荒らされ、彼女の姿はどこにもなし。トニーはブレンダという女性と一夜限りのつもりが、ネットに写真をアップされてあわてる。それでいて会ったこともないデイナにポーッとなってる。大尉は特殊任務についていて、民間軍事会社への外注には批判的な考えを持っていた。デイナはなぜかKGBについて調べ始めていた。そのうち大尉の死因がわかる。ごく小さな金属製の玉が肩のあたりから見つかったが、中にはリシンが・・。このリシンには解毒剤がないらしい。また、この手口はKGBがよく使っていた。デイナは父親のように慕っていた古書店のオーナー、チャーリーの遺言執行人に。ところがこのチャーリー、実はユーリと言って、KGBの資金の管理をしていた。彼の死因は交通事故で事件性はないが、大尉の死はこの資金1000万ドルが関係しているのでは。デイナに取りつかれたようになっているトニーに、ジヴァは「ローラ殺人事件」を引き合いに出す。いつもならトニーの方から言い出すのに、珍しく逆だ。私は映画は見たことないけど、原作は読んだ。そのうちデイナがひょっこりトニーの前に姿を現わす。彼女はチャーリーの正体に気づき、弟に協力してもらって事実かどうか調べていた。金は今では稀覯本に姿を変え、何倍もの価格に。トニーにとってショックだったのは、デイナもすでにリシンを打ち込まれていたこと。気の毒なデイナ。でも何で隠れていたの?それと家が荒らされていたのは結局なぜだったのかな。リシンを打ち込もうとする犯人とデイナがもみ合ったとか?でもあの荒らされ方はそれ以上では?まあいいや、今回またハートが出てくる。リヴェラとかいう男の顧問で、NCISの臨時局員に。仕事に忙殺されるアビーに、「ラボを案内して差し上げて」などと無理な要求をする。もちろんアビーはきっぱり断る。いつも思うがアビーは一人でいろんな種類の仕事を受け持っている。何で助手がいないのだろう。デイナ役はアシュレイ・スコット。「ワイルドタウン 英雄伝説」に出ていた。

NCIS7の22 迷宮入り(ボーダーライン)

相変わらず仕事さぼっているトニー。今やってるのはランダムチャット。気に入らない相手だと切って、次の相手に変える。あら、これって「CSI:NY」でアダムがやってたやつ?トニーは10秒も持たないと頭にきているが、後でマクギーがそういうふうに設定したのだとわかる。以前トニーにいたずらされたので、お返しに。でもそれがなくたって即切られていたと思うよ。相手のコにおじさんとか40歳?とか言われてたけど、まだ明るいうちにこんなことやってるのは若いコ。女のコなら同世代のイカした男のコと話したい。夜になればもっと年齢層が上がって、相手の好みも変わってくるんだろうけど。さて、スクラップ工場で死体が見つかる。驚いたことに両方とも足首から下がない。死体はコリンズで、軍法会議の末不名誉除隊に。高価なバイクを買い込むなど金回りはよかったようだが、彼のトラックのコンテナからはたくさんの足が・・。ここで切断し、足首から上は硫酸で溶かしたのか。そのうちコリンズは、蛇の毒でドラッグディーラー達を殺していたことがわかる。犯人はディーラー達のボス、ヴェルヴェット。自分も殺されそうになったが返り討ちにしたと。彼女は毒蛇を飼っていて、何度も噛まれているので免疫ができていたと。で、このコリンズ雇ったのがメキシコのレイノーサ・カルテル。こっちにも勢力伸ばしてきているらしい。一方アビーはメキシコ司法省のリヴェラから講習を依頼され大喜び。お供がマクギーなのは気に食わないけど、あっちは物騒なので仕方がない。宿泊用に用意された部屋は一つしかなく・・これってパリでのトニーとジヴァみたいだな。講演を聞きに来た男女は、アビーの服装見てバカにしていたようだが、すぐに彼女の有能さに気づかされることとなる。アビーに渡されたのは、20年前に起きた麻薬の売人ペドロの未解決殺人事件。警察はろくな捜査してなかったようで、科学的な手がかりはゼロ。そこで野外実習となる。現場にはまだペドロが乗っていた車が放置されている。張り切って検証しているアビーや一行の前に現われたのは武装したグループ。ボスらしい女パロマは、最初は人質にして金でも・・と思っていたようだが、ペドロ殺害を調べていると知ると態度が変わる。犯人を突き止めるということで解放されるが・・。

NCIS7の23 忍び寄る影(復讐の始まり)

メキシコへはずいぶん簡単に行って帰ってきたな。一泊しかしてないんじゃ・・。アビーの心は重い。きのうに戻りたい。だってペドロを殺したのがギブスに違いないってわかっちゃったんだもの。ペドロの遺体は掘り出してNCISへ送られ、ダッキーが調べる。これもあっという間で、ちと早すぎないか?とにかく遺体の頭部から取り出された弾を調べれば、ギブスのライフルから発射されたものとわかってしまう。ダッキーも、ギブスの態度がおかしいことに気づく。こういう時の・・ショックを受けるとまわりの声が、遠くでしゃべっているように聞こえるっていうの・・わかるなあ。頭からスーッと血が引いていく感じ。アビーはどうしたらいいのかわからない。リヴェラは早く遺体返せと、結果を早く報告しろとせっつくし。それにしてもアビーにこの事件調べるよう持っていったのは誰なのか。コールドケースなら他にもいっぱいあるのに、なぜよりにもよって・・。誰かギブスに悪意持ってる者が仕組んだように見える。思いあたると言えばベル大佐しかいないが。コリンズの件が片づいたと思ったら、今度は浜辺でメイシー捜査官の死体が見つかる。彼女はギブスの知り合いらしい。今はマルセイユにいて、こちらへは休暇で。でも、母親のところへも行かずモーテルに。と言うことは仕事をしていたのか。彼女はバロウズ兵曹がレイプされた事件を追っていたが、バロウズ自身は途中で訴えを取り下げたようで。レイプしたのは有力者ランドールの息子タイラーだが、そのタイラーは二人組の海軍兵に殴られたとかで、ランドールは息まく。レイプしたのはその二人、ワクターとカぺタノフで、それを目撃したタイラーの口を封じるため襲ったとランドールは主張。ワクター達はタイラーへの暴行は認めたものの、レイプは否定。検査キットは扱いがずさんで使い物にならなくなっていたが、ギブスは例によってはったりをきかせ、ランドール父子がレイプの犯人と突き止める。しかし依然としてメイシー殺しの犯人は不明。この頃にはギブスの頭の中では文字通りベルが鳴り響いている。あいつの仕業だ。ベルの雇った元陸軍レンジャー、ディーンが直接の犯人だ。自分のことを調べていたというベル。次に狙われるのはマイクでは・・と、メキシコへ。はあ~、まだ続くの?

NCIS7の24 ギブスの掟(ルール51)

やっぱり3話目ともなると、何が何だかよくわからなくなってくる。1話目ではアビーの講師ぶりがよかった。それと、明るいラボで仕事している時とは違う、ホテルでのやや暗めの照明の中での彼女がよかった。奇抜な服装や化粧をしている時にはわからないが、目のまわりにはシワがあり、それなりに成熟した女性なのが見て取れる。武装グループに対し、一人で人質になろうと進み出たマクギーの勇気にも感心した。アメリカの市民権を得るため、せっせと勉強するジヴァもよかった。トニーにだって長所はあるんだろうけど・・ヴァンスが彼ではなくマクギーを呼びつけるのはわかる気がする。マクギーなら言われたことをストレートにやる。でもトニーはチャンスがあればさぼるし、余計なことあれこれ勘ぐる。さて、ギブスが見つけた死体はマイクではなくベル大佐だった。腹心のはずのディーンにやられたのだ。ディーンの雇い主はパロマ。今までまともな人だと思っていたリヴェラが・・残念なことにパロマの弟・・レイノーサ・カルテルの一員だった。政府側の人間でいるのはその方が何かと便利だから。姉弟とも父ペドロの復讐に燃えているわけだが、ペドロがギブスの妻子の仇だったということは知っているのかな。妻子を殺したことなんかどうでもいいと思っているならそれはそれでいいけど、はっきりしないまま復讐に燃えられたって・・見ている方はすっきりしない。ギブスをつかまえても、その場で殺したりはしない。じゃあ姉弟は結局何をしたいのか。ベルを殺したのは、ギブスをおびき出す道具としての役割がすんだからか。ギブスも殺さず、道具として利用したいらしいが・・。ギブスが心配しているのは親友マイクの安否と、父ジャクソンのこと。マイクは人差し指を切断されたが、ラスト近く、メキシコでリヴェラを監視するトニーの前に現われる。たぶんトニーは「羊たちの沈黙」のラストを思い浮かべていたことだろう。パロマがマイクやジャクソンを狙うと脅した時に比べ、おしゅうとめさんを狙うと言われた時、ギブスが平気な感じだったのが笑える。パロマ役ジャクリーン・オブラドースは、どこかで見たような。調べてみたら「アンストッパブル」に出ていた。「アンストッパブル」と言ってもデンゼル・ワシントンのじゃなくて、ウェズリー・スナイプスの方。邦題は「アウト・オブ・タイム」。スナイプスより頼もしかった、エイミー役の人。