NCIS~ネイビー犯罪捜査班 シーズン6

NCIS6の1 ギブスの新チーム(チームの絆)

シェパードが死に、ヴァンスによってチームはバラバラに。シーズン5の後半は全然見てないので、何があったのかよくわからない。テレビでの放映はシーズン11まででひとまず終わったのかな。しばらくはあっためかえし・・再放送かな。見てないのがHDDにたまりにたまっていて、こうやって一つ一つ消化していくわけよ。ギブスの元にはリー、ランガー、キーティングの三人が配属され、もう四ヶ月たつけど、いまだに息はぴったりとはいかない。ギブスにとってはストレスがたまる日々。アビーには早く元通りにしろと脅されるし。そんな中、トレーラーパークでヴァーゴ海軍兵曹の死体が。もう四ヶ月くらい欠勤が続いていたと。一方モロッコで爆発事件があり、潜入していたジヴァが負傷。テレビニュースで偶然映像を見たギブスはびっくり。幸い負傷は軽くてすんだ。そのうちヴァンスの意図が明らかになる。リー達三人には裏切りの容疑がかかっており、ギブスの指揮下に置けば、彼が何か気づくのではないかと。でもギブスは全然気づいてなくて。戦略計画部にいたヴァーゴは、借金を抱えていて、データを盗むよう言われていて。それが三人の中の誰かなのだが、証拠が見つからない。ん~、だったら最初からギブスにそう言えばいいじゃん。別に秘密にする必要ないじゃん。ヴァーゴにはロバーツという友人がいるが、彼は今度の爆発で死亡。消されたんだろう。マクギーはサイバー課で、ヴァーゴのパソコンをずっと調べている。ギブスはパソコンは地下にあると三人に言うが、これは餌をまいたってことか。キーティングを聴取している間に、ランガーはキーティングの荷物にヴァーゴのIDカードがあるのに気づく。止めるリーも巻き込んで二人で地下へ。それまでにリーは二度疑いをかけられているが、いずれも申し開きをしてパス。そのうちの一回はジミーとの逢引きが理由で、これにはギブスもヴァンスも呆れたことだろう。ただ、ジミーの言う、「利用されてる気がして」というのは、後から考えればあたっていたのだが。リーがランガーを撃ち殺し、全部ランガーのせいにされて事件は終わる。空母に乗ってるトニーのぼやき、嘆願が笑える。ランガーが、この四ヶ月、トニー宛てにかかってくる電話の多さにうんざりというのも笑える。

NCIS6の2 空母シーホーク(船上の捜査官)

トニーはまだ空母シーホークにいる。あと三ヶ月はここにいなければならない。5000人に対し、警官一人だからサボれない。艦尾で見つかったのがエヴァンス大尉の制服とID。どう見ても飛び込んだように見える。知らせにいくジヴァとマクギーだが、妻リンディも死体になっていた。荒らされているから、ケンカして妻を殺し、乗船したものの後悔して自殺・・ということなのか。ギブスは何度となくトニーを戻すようヴァンスに言うが、取り合ってもらえない。ヴァンスは三ヶ月たったらまた別のところへやるつもりらしい。人手が足りないのならいいのを選べとファイルを寄こす。トニーはエヴァンスのルームメイト、アームストロングとカプランに話を聞く。アームストロングはシフトの関係でエヴァンスとは一度も顔を合わせていないし、カプランもイカレてたとしか覚えていない。トニーは医療記録を調べようと医師のグェンのところへ。ここで働いているヘンリーというのが、出てきた時から怪しく見える。トニーはグェンのことは薬の出しすぎと怪しんでいるようだ。トニーの態度は相手がアジア系なので見下しているようにしか思えない。見ていていやな感じ。さて、エヴァンスの妻は買い物中毒だったようだ。また、エヴァンスのクレジットカードが使われた形跡もある。彼は生きているのか?いやいや、死体を見つけたホセという男が、カードを盗んで使っていたのだった。死体の様子からみて、シーホークに乗ったのはエヴァンスになりすました誰かだ。そいつは今も艦の中にいる。ここでシーホークの艦長オーエンスが出てくる。「ヒドゥン」などに出ていたクリス・マルケイだ。ギブスとジヴァがシーホークに乗り込むべく出発する。一方アビーの調べで、リンディの死体についていた犯人のものらしい鼻水からインフルエンザの株が、またマクギーの調べで、エヴァンスがシンガポールにいる人物とメールのやり取りをしていたことがわかる。メールでは炭疽病の治療に使うシプロ何とかという薬のことが。で、犯人は生物テロを企んでいるのか・・となる。グェンは具合悪そうだしもしかして・・。いやいや彼はインフルエンザ。結局犯人の狙いはシプロ何とかで大儲けすること。テロではなく金。で、やっぱりヘンリーが犯人でしたとさ。エヴァンスを殺したのはおじけづいたから、リンディを殺したのは計画を気づかれたからだそうです。

NCIS6の3 忠誠心(秘密の恋人)

ロッククリークパークで女性の死体が見つかる。現場にいたギブスは上院議員のカイリーに呼び出される。二人は戦友らしく、カイリーは今でもギブスを軍曹と呼ぶ。死体は海軍少佐マクレランで、カイリーは妻子がありながら彼女と浮気していた。夕べも会う予定だった。彼はエネルギー法案の採決が迫っているので、それが通るまでマスコミには知られたくない。彼女のことで思いあたることと言えば、上官と口論になったことくらいと聞き、早速グレイヴス中将を聴取。彼は指輪をぐるぐる回すのが癖らしい。トニーが目を止めていたけど何も言わなかったな。そのうちギブスはヴァンスに呼び出される。彼の電話に女性の声で伝言が入っていて。排水路を調べろとか何とか。この電話は公開されていないのに、なぜここに留守電を入れることができたのか。伝言通り銃が見つかるが、これはカイリーの義理の父親のもの。ますます怪しいが、彼がはめられているという線も。カイリー自身が思いあたる敵と言えば、ロビイストのタルボット。法案をつぶそうとしている。例の銃は凶器に間違いないとなって、ギブスとトニーはカイリーの自宅へ。銃はキャビネットにしまってあったもの。ギブスはカイリーの妻リンとも知り合いだ。また、議員補佐官のエリクソンもいた。たぶん見ている人全員彼が犯人と思うんだろうな。その夜ギブスの地下室にリンが現われる。カイリーの浮気を知って誰かと話したくなったらしい。カイリーはエリクソンのアパートでマクレランと会っていたとか。また、エリクソンはカイリーに恋しているとか。ギブスがシャノン達の死を乗り越えたように、自分も乗り越えなきゃ・・とか。そのうちエリクソンが遺書を残して自殺。カーペットの血痕はマクレランのもの、遺体についていた繊維は彼の車のもの、ヴァンスへの電話に使った音声合成ソフトもあったし、遺書で罪を告白してた。一件落着だが、ギブスには引っかかるものが。実は公表されてないのにリンはマクレランが背後から撃たれたことを知っていた。口を滑らせたわけだが、それだけでは弱いので、電話の方から証拠固め。信頼を裏切られたギブスも気の毒だけど、もっと気の毒なのはエリクソン。カイリーやリンのため協力しているのに、裏では二人は彼を殺して罪を着せようと着々と工作していたわけだから。

NCIS6の4 ギブスの里帰り(帰郷)

さて久しぶりの「NCIS」だ。バーの裏でテイラーが殺され、ラコームは重体。ダックが言うには、ラコームの方が死んでもおかしくなかったと。テイラーは以前の肋骨の骨折のせいで死ぬはめに。ラコームがしている指輪はペンシルベニア州のスティルウォーター高校のもの。ギブスの出身校だ。と言うわけで今回はギブスの過去が少しわかる。ラコームの叔母ジャネットは、彼が四年前に死んだと思い込んでいたから、重体とは言え生きていると知って喜ぶ。ジヴァに話しかけてきた老人は何とギブスの父親。一人で雑貨店をやっている。マクギー達はギブスに子供時代があったなんて信じられないでいるが、彼だって普通の少年だったのだ。母親の葬式の時、女連れで来た父親のことを許せなかったとか。ショーウインドーの飾りつけをしている少女を好きになったりとか。後でこの少女が最初の奥さんシンシアだとわかる。NCISファンにとっては胸キュンシーンがいっぱいだ。ギブスのカンではウィンズローが怪しい。彼の娘エミリーは一時ラコームと親しかったが、結局はニックと結婚し息子クリスも生まれた。死んだと思われていたラコームが生きているとわかったのは、一ヶ月前にネットにイラクでの画像がアップされていたから。で、ウィンズローは従業員を使ってラコームを襲わせたに違いないというのがギブスの推理。エミリーがいくらラコームとは友人でそれ以上の関係はないと主張しても、まわりの者は信じてくれない。ニックでさえクリスの父親はラコームではと疑っている。でも令状取って検査をしてわかったのは、クリスはニックの息子に間違いないということ。ラコームがウィンズローの息子だったということ。つまりラコームとエミリーは異母兄妹なわけで、ウィンズローが仲を裂こうとしたのはそのためだったと。これって横溝正史作品でありそうな設定ですな。「悪魔の手毬唄」とか。こういうどろどろした関係とは違い、ギブスとシンシアの出会いはういういしく純粋だ。彼がその思い出を自分の胸にだけしまっているのがいい。ん?結局犯人はニック?彼が従業員を使って襲わせたの?

NCIS6の5 拷問死(重要証人)

海兵隊のブルワー兵長が拷問され、殺される。彼の工具箱から出た指紋から、ギブスはブルワーの上官だったケイル元軍曹が犯人ではと思う。ケイルはかなり怒りっぽい性格らしい。ところがケイルを訪ねていった先でFBIのフォーネルと鉢合わせ。お互いビックリする。何でもケイルは明日公判が行なわれるアザーリの重要証人なのだと。今まで二回も法の手を逃れて無罪になったアザーリだが、今回の麻薬ディーラー殺害だけは有罪にできると。何しろ殺害現場をケイルが目撃していたんだから。当然フォーネルはギブスの関与を喜ばない。何しろ彼は26年もアザーリを有罪にしようとがんばっているのだ。前のボスが殺された時、まだ若いからとアザーリに関心持たなかったことをどれだけ後悔したか。アザーリがボスになってすぐ、殺害される人数が増えていった。公判後、ケイルは証人保護プログラムにより、存在を消される。そうなるとブルワー殺しの方は困ったことになる。ところがケイルは何か隠しているらしく、途中で逃走。行った先にはストラウス一等兵の死体。ブルワーと同じく拷問されている。時間的にストラウスの方はケイルの犯行ではない。また、トニー達の検証で、麻薬ディーラー殺害をケイルが目撃するのは無理とわかる。ケイルもやっと本当のことを話す。と言うか、検証のシーンを見て、こりゃ裁判に持ち込んでも引っくり返されるでしょ・・と思ったのは私だけ?後でフォーネルも認めたけど、アザーリをつかまえたいという気持ちが強すぎてだいぶ目が曇っていたようで。結局殺害現場にいたのはブルワーとストラウス。でも彼らはクスリの売買がどうとかで、それがわかるとまずい。で、ケイルは自分が目撃したということに。てことはアザーリ側はブルワーとストラウスが真の目撃者だと知っていたのね。ケイルが証言したって平気だったんだ。見抜けなかったのはケイルが元部下を思う気持ち。ケイルがアザーリを撃ち殺したけど、またすぐ次のが後釜に座る。今回ジヴァがテルアビブへ行くというので、トニーは異常なくらい目的を詮索する。「CSI:NY」を見てからこのシリーズを見ると、仕事量の少なさに驚く。おしゃべりばっかしている。トニーは詮索の合い間に仕事している。

NCIS6の6 サイバービデオ殺人(殺人ゲーム)

ジャックとアリスの新婚カップル・・アリスがシャワーを浴びようとしたら血が・・。トニーは早速「サイコ」を持ち出す。タンクには死体。口の中の紙きれにはURL。殺人映像の合い間には意味不明の画像がはさまれていて、これが次の殺人のヒントらしい。死体からは脳が取り出されていて、しかもまだ生きてるうちに・・オヨヨ。そのうち死体の身元がわかる。ルームメイツとかいうバンドのメンバー、コールだが、トミーによるとクビにしたとか。ボーカルのローズは年上が好みらしく、ギブスが気に入ったようだ。犠牲者二人目はホームレスのシムズ。紙きれにはURLと共にギブスの名前も。ローズはわざわざ彼を訪ねてきて、バンドのプロモDVDを渡す。これを作ったのはサムだが、例の映像と作りが似ていると。ちゃんとした格好のローズはなかなかの美人だが、いくらモーションかけてもギブスは無反応。彼の好みはもっと年上だからね。一度掃除人のハリーが疑われるが、アリバイがあってシロ。犯人がラボのすぐ外にいる!というので、アビーは怖い思いをするが、そうやって盛り上げておいて、瞬間接着剤でマクギーがすっころぶという笑えるオチにしてある。怖いから今夜泊めてとアビーはギブスにおねだりしていたけど、どうなった?三人目はサムで、ギブスの尋問の最中。しかもその模様をうつしていた監視カメラの映像が外部に漏れる。どうも犯人の最終目的はギブスのようだ。最初ローズが犯人・・と見せて、実はトミーが真犯人でした。そりゃまあいいんだけど、トミーにこれらすべてのことができました?それと動機がちょっと弱いように思えるんだけど。最初調子よく始まって、話を広げていったけど、次第に尻すぼみって感じ。最後はトミーの虚栄心を利用してつかまえたけど、こちらもちゃんとオチがつく。新聞の一面、ニュースのトップをデカデカと飾るはずが、テロとの関連が疑われるので氏名も非公開ですとさ。有名になり損ねたトミー君、さぞ悔しがったことだろう。それにしてもギブスはサムの異状に気づくのが遅すぎだな。あと、局長はヴァンスとかいうセコそうなやつに変わっていたな。

NCIS6の7 クアンティコ強盗事件(銀行強盗の真相)

今回は1時間の枠の中にはおさまりきれないような内容。銀行強盗、新人研修、過去のエピソード。海兵隊基地とFBIがあるってのに、銀行が襲われる。警備員ヴィットリオが犠牲になる。被害は2万7千と少なく、しかも犯行に使った車と共に金は焼かれていた。後で犯人達の目的は金ではなく、ヴィットリオを殺すことだったとわかる。彼の息子ジョーイが宝石強盗で得たものを持って行方をくらましたので、父親の葬儀に姿を現わすよう・・。でもこれっておかしい。せっかく奪った金を焼く必要なんかない。だって彼らはヴィットリオの死は強盗の巻き添えだとジョーイに思わせたいのだから。あれでは強盗の目的は(金ではなく)他にあるとわざわざ教えているようなもの。さて、FBIに介入されたくないヴァンスは、ドウェインという新人をチームに入れる。ギブスに言うと断られるので、直接連れてくる。それでいてヴァンスはドウェインにはさしたる能力もないからと、クビにしたいと思ってるようで。そんなこと考えてるなら何で連れてくるの?ところでランガー捜査官がどうのこうのと出てくるが、そのエピソードは未見なので、何が何だかわかりましぇん。何やらリーが関わってるようで、態度が不審だけど、気づいているのはギブスだけ。たぶん彼はリーの方から打ち明けてくるのを待っているんだと思う。で、ドウェインだけど、この人どっかで見たことあるな。レイ・ヴァレンティン・・「メンタリスト」に出ていたらしい。ドウェインは詐欺チームで研修中だったのをこっちに回されてきて。たぶん自分から志願したんだろう。父親が昔NCISの捜査官に恩義を受けたとかで、人一倍思い入れがある。とは言え二、三日だからデスクもなく、突っ立っているしかない。何か手伝いたいけど、トニーには「コーヒーを」なんて言われるし。普通新人というとコンピューターに強いとか何かしら特技あるものだが、ドウェインは何もなし。でも墓地でジョーイを拉致した犯人達の車が動けないよう邪魔したり、老女を銃撃戦からかばうなど機転はきく。すでに結婚していて性格は真面目一方。詐欺チームの方が合っているのでは?他の回でも出てきて欲しいキャラで、一回こっきりはもったいない。

NCIS6の8 軍事計画を盗め(裏切り者)、6の9 黒幕(リーの正義)

冒頭海軍の秘密基地にドライアイス詰めの死体が配達される。で、この死体・・デント兵曹の件がメインかな・・と思っていると、なぜかトニーとジヴァが基地に侵入。ところが気づかれ拘束され・・でもこれは敵をおびき出す罠で。この基地の中央ハブ室に何者かが侵入。警備の目をトニー達に向けさせておいたスキに。大人しくつかまればいいのにジヴァが暴れたせいで、トニーも割をくう。リーがスパイだってことはギブスだけでなくヴァンスも承知。ただ、NCIS内に他にも仲間がいるかも。ずーっとこれはホントかな、いやウソだ、ウソかな、いやホントだのくり返し。それが2話にわたって続くので、見ているこっちもうんざりだ。と言うか、リーにハブへの侵入は可能?彼女は娘のアマンダを誘拐されて仕方なくと弁解するが、後で血のつながりのない妹だったとわかる。でも彼女には娘同様で。ギブスは二人も犠牲者を出す前に何で自分に相談しなかった・・と怒るけど、リーは自分一人で何とかなると思っていたのかな。で、そのうちどうしようもなくなる。リーが射殺したランガーは無実だったようで、こりゃギブスが怒るのも無理はない・・と言うか、そこらへんのエピソードはこれから見るんだけどさ。途中でいつもリーが情報渡している男がつかまるが、彼ハングストンも妻が誘拐されたとかで、リーと同じ境遇。アマンダは八ヶ月、ハングストンの妻は一年も前から。しかし妻はどうやら死んでいるようで。この時点でギブス達はハングストンが怪しいと思い始めたのかな。結局リーはギブスの手にかかって死ぬ。生きていたって反逆罪とか殺人罪でただじゃすまないし、アマンダが無事なら彼女も思い残すことないし。とは言え、あそこでくるりと反転して、ハングストンの方が前に来るようにできなかったのかな。ギブスのやるせない表情が印象的だ。彼は他のメンバーと違って寡黙だ。無駄なことはしゃべらないし、心境を吐露することも少ない。彼に比べるとトニーの何と軽くなかみの薄いことよ。まあそういう対照的なところがこのチームの魅力なんだろうけど。

NCIS6の10 ファイト・クラブ(命がけのファイト)

森で若者達がキャンプファイヤーやってるところへ、コリンズ兵曹が倒れ込んできて死ぬ。車にはぶつけられたあとがあって、不思議なことに彼には手ひどく殴られたあとも。しかも手当てしてある。トニーは早速「ファイト・クラブ」を持ち出す。私はまだこの映画は見たことなし。そのうち前科のあるサムが出頭して来る。殴り合いの相手は彼で、ダメージの大きかったコリンズが運転中に事故を起こして死んだのだとばかり思っていたようだ。彼をまともな道に導いてくれたのはコリンズなのだそうで、したがって彼を殺すなどありえない。コリンズの車を調べ、シルバーの塗料から浮かび上がってきたのはタビサという金持ちの女性。一緒に来た代理人キャップは彼女の四番目の夫でもある。演じているのはアントニオ・サバト・ジュニア。「ビッグ・ヒット」くらいしか見てないが、相変わらずハンサムだ。ところがこのキャップが逃亡。調べてみるとジョディという女性とチャットしていて。彼女のアパートへ行くと、録画カメラがあちこちに。どうやらキャップはコリンズのやってる詐欺サイトに引っかかり、金を要求され、思い余って殺したようで。その彼はコリンズ宅で殺され、隣人アダムはサムを目撃したと証言。恩人コリンズの復讐をしたのか。しかしこの頃には見ている方も、隣人達・・あるいはそのうちの一人・・が怪しいぞと思い始めてる。普段から騒音で迷惑かけてばかりのコリンズにキレて殺したとか。アダムがしゃしゃり出てきたってことは、彼が犯人だろう。結局騒音は関係なかったけど。アダムはコリンズの無線LANに便乗してタダで使ってたと。てことは例の詐欺サイトはアダムが運営?で、キャップはアダムと間違えてコリンズを殺したと。そのキャップをアダムが殺し、罪をサムになすりつけようとしたと。これで合ってます?例によってトニー達は無駄話ばかり。CSINYと違っていろいろ調べるシーンが出てこないせいもある。それらはアビーが一手に引き受け、他の三人はコンピューターに入力し、結果を待つだけ。ところでトニーはコリンズ宅へ駆けつけた時、窓の下を背も低めんと、そのまま歩いていたな。中に敵が潜んでいたらかっこうの的だ。

NCIS6の11 クリスマスの奇跡(クリスマスの贈り物)

今回はラストホロリとさせられた。タイラー夫妻が殺され、現場に残っていた指紋から元海軍兵曹クインが浮かび上がる。ところがこのクイン、17年前に焼死したことになっていて、死亡診断書を書いたのは何とダッキー。まあ間違ったと言うより、いろんな条件が重なってクインだと判断したと。何しろ誰も自分は生きてると名乗り出なかったんだからね。このクイン、ベトナム戦争でロジャーと言うのが自分の身代わりで死んだこともあって、そのトラウマからヤク中に。そのせいで妻コニーと離婚。ギブス達はクインを見つけ出すが、話を聞いていると、怪しいことは怪しいんだけど、話の筋は通ってる。それにクスリとはきっぱり縁を切ったようだ。DC警察殺人課のケンプがクインを引き渡すよう言ってくるが、ギブス達は引き延ばす。現場にいた、指紋があったということだけで犯人にされそうだから。現場もちゃんと調べていないのではないか。このケンプ・・妻がトニーの元カノらしいが、彼は知らないのかな。妻の父親はパラダイム産業のCEO。つまり大金持ち。後でタイラーは特許のことでケンプの義父を訴えていたことがわかる。コニーは今では再婚し、クインとは関わりたくないと思っているが、娘のメリッサは違う。生きているなら会いたい。さて今回は見ている人のほとんどはケンプが怪しいと思い込まされる。タイラーが義父に不利な証拠とか持っていて、それを奪い返そうとして・・。ちょうど犯人に仕立て上げるにはピッタリのクインもいるし。だから犯人は〇〇でしたとなった時には意外だった。うまくだまされました。クイン役はピーター・コヨーテ。いつも若くて美人の奥さんがいて、そのせいで嫉妬に悩むとかそんな役ばっかりで、こういうまともな役は珍しい。ケンプ役ライアン・ビトルはどこかで見たような。「CSINY」に出ていた人だ。コニー役はケイ・レンツ。私は見たことないけど、「爆走トラック’76」に出ていた人。ラスト、ギブスはクインをメリッサの家へ連れてくる。まだためらってるクインに「君はまだ間に合う」と・・。ギブスは娘を抱きしめたくてもかなわぬ夢だからねえ。

NCIS6の12 交渉人マクギー(女たちの抵抗)

ホラー映画の撮影現場で白骨死体が見つかる。11年前行方不明になったポレット大尉で、ギブスがぶち込んだ売春婦セリアの犯行手口と同じ。彼女は二件の殺人で服役中。ポレットも彼女によって殺されたと思われているが、遺体は発見されていなかった。彼女が犯行を認めればそれでこの件は解決だ。供述を取りに行かされたのはマクギー。彼はそこで訓練センターで一緒だったブレンダと再会したりする。彼女は今では刑務官。騒動が起きたのはセリアとの面談中。刑務官のトリンブルが刺されて死に、面会人や女囚達が騒ぎ出す。マクギーはトリンブルの死を直接は見ていない。女囚達が立てこもったせいで、ハルシー所長は突入しようとするが、駆けつけたギブス達は止める。人質奪還はこっちの方が経験豊富というわけだ。あれこれあってマクギーが交渉人にさせられ、面会人と刑務官は解放。彼が日没までに女囚達の中から犯人を見つけ出すということに。今回はマクギーがメインで、ギブス達は脇役。トリンブルの直接の死因は刺殺だが、ダッキーによると不凍液を飲まされていたそうで。トリンブルは女囚達の間でのヘロイン流入を調べていたそうで、殺されたのはそのせいか。ブレンダは彼と付き合っていたため疑われたりするが、彼女自身は所長を疑っている。それらは時間稼ぎで、結局売人は刑務官のランブロ。彼によると仕切っていたのはトリンブルだと。一周回って元に戻ったわけですな。トリンブルの部屋を調べると、女囚の一人シャロンの娘ゾーイとの写真がパソコンに。彼はママを殺すぞと脅してゾーイと関係。耐えかねたゾーイが不凍液を盛ったわけだが、それで死ぬ前に刺されて死んだと。もちろん犯人はシャロン。彼女はあと一年で出られるけど、トリンブル殺しのせいで刑期が延びてしまう。そこでセリアは・・。彼女からすると、自分は一生刑務所から出られないのだから、今更一人や二人犠牲者が増えたところでどうってことない。それより三人の娘が待ってるシャロンを助けたいということなんだろう。欲を言えばセリアとギブスとの会話がもうちょっと欲しかった気がする。

13 死を招く者(癒えない傷)

NCIS6の14 大佐の一人娘(大佐の腹のうち)

海軍大佐ジェニングスが姿を消すが、娘レベッカは父親と仲が悪かったせいか非協力的。付き添ってきた元カレ、ケヴィンの方が心配していて。ん?このケヴィン役の人見たことあるぞ。金髪に涼しい目元、いやんハンサム。そのうち大佐の死体が見つかる。殴られていたが、直接の死因は一酸化炭素中毒。ところが腹を切り裂かれていて・・。大佐は情報部所属。しかも何度も国外へ行くなど不審な行動。おまけにキーホールとか言う最新機器がどうとかで、スパイ関係を疑われる。しかも住み込みのメイド、アドリアンナはキューバ人で、派遣会社には記録なし。こりゃますます怪しい。しかし・・何のことはない、ジェニングスとアドリアンナは愛し合っていたのだった・・何じゃそりゃ。一年前に妻を亡くしたジェニングス、アドリアンナも夫を亡くしたばかり。しかしレベッカは母親の死のショックもあるが、難しい性格。早すぎる再婚はまずいだろうと、二人の仲は隠していたのだった。ケヴィンが懸命に本当は父親を愛しているんですととりなしても、全然そう見えない。逆にケヴィンは何でこんな攻撃的な性格のレベッカとよりを戻そうとするのかな・・と思ってしまう。別れた時は一騒動だったらしいし、レベッカはケヴィンの方に非があったとはっきり言うし。よりが戻ったとは言え、レベッカとケヴィンじゃ温度差があるし。さて、ジェニングス殺害の犯人と思われるサイクスは墜落死。彼のアパートはメチャクチャに荒らされていて、後でジェシカの仕業とわかる。レベッカもジェシカも性格がきついな。それとこの二人とアドリアンナの三人は顔がよく似ていて。結局サイクスを雇ってジェニングスを殺させたのはケヴィン。その動機がお粗末すぎて・・。レベッカが怒るとケヴィンは一転「君のせいだ」とサイコ野郎っぽい表情に。うん、だから執着するにしてはレベッカにはその価値がないと言うか。で、ケヴィン役クリス・カーマックだけど、「シャーク・ナイト」で美しいけど異常なやつやってた人。「CSINY」の「禁断の果実」にも出ていて、やっぱりステキだったのだ。サブストーリーはマクギーがこれぞ運命の人と思い込んだ女性が、実はトニーが作り出した架空キャラだったというもの。いつものことだが、よっぽどヒマなのね。

NCIS6の15 18年前の真実(セカンド・チャンス)

冒頭ディアスとルイスが銃の売買やってて、ルイスが調子に乗って試し撃ちをしてると死体が・・。この時のうつし方がせわしなくて・・ただ男二人が売買しているだけなのにゆらゆらぐるぐる。そんなに劇的なことかよ。発砲音がしたという通報で、ギブス達が行くけど、もちろん二人は仰天して逃げちゃった後。銃弾とか現場の状況はかなり混乱しているはずだが、血で書かれたギブスの認識番号があったせいで、ヴァンスは彼の過去に興味を・・。死体は一等兵のサラザールで、以前PCというギャング組織に。血はサラザールではなくトマスのもの。ギブスはマイクを呼び寄せる。18年前の軍隊時代のコロンビアでの任務中何かあったらしい。トマスの亡くなった母親ローズがマイクと関係あるから呼び寄せたのかと思ったらギブスのようで、見ている者はトマスはギブスの息子?などと思わされる。凶器の銃から浮かび上がったのはヴィクター。次にサラザールの上官メディナ軍曹が疑われるが、結局シロ。となるとあとは誰がいたっけ?トマス?息子かもしれない彼が犯罪者!?となって、ギブスファンはテレビの前でさぞ身もだえしたことだろう。そのうちトマスもサラザールも武器庫の警備やってて、アサルトライフル四箱がなくなっていることがわかりますます・・。ギャングへの引き渡し現場に現われたトマス。そこにメディナまで現われて・・。はあ?何がどうなってるんだ?でもメディナはサラザール殺しに関しては明確なアリバイがあるんだよな。15の時うっかり妊娠させちゃって、その子に会っていたんだから。メディナはいい人なので、これを機会に奥さんにそのこと打ち明けたら?きっと理解してくれるよ。いつまでも内緒にしておくのはよくないよ。何か事件の真相よりこっちの方が気になっちゃって。この期に及んでもまだ誰かをかばっているようなトマス。結局犯人はトマス達の後見やってるマギーらしい。サラザールが死んだいきさつとかリコとチューイの関わりとかはっきりしないけど、メインはトマスの出生の秘密なので(そうなの?)、見てる人誰も気にしません。トマスはギブスが父親かもと思ってるのかな。でもギブスはあっさり否定(あらら)。どうやら任務で撃ち殺した悪党がトマスの父親だったようで。だからギブスには複雑な思いが去来するわけで。ローズは彼を恨むことはなく、むしろ助け出されたのだと感謝していただろうけど。

NCIS6の16 失われた3年間(償い)

ん?これって結局どうなったの?レニーという男性が死体を入れたバッグをホテルのダストシュートに。しかもフロントではトニーの名をかたってサイン。死体はグレイディ大尉。レニーはトニーの前にわざわざ現われる。彼は100万ドル横領で有罪になり、仮釈放で出てきたところ。彼を逮捕したのがトニー。金の行方はわからないまま。刑務所ではずっと自分が無罪だという証拠を集めていた。確かに彼は無罪で・・。ギブスはこれはトニーの事件だからと彼をボスに。まあ今回はトニーがボスとしてチームをリードするのに苦心するところが見どころなんだろう。だけど無実の罪で三年も無駄にしたレニーにとっては笑い事じゃない。三年もたてば、犯人達にとってはほとぼりもさめただろうし、そろそろ使おうかということになる。そうなると当然もめ事も起きる。ちなみにグレイディは裁判でレニーに不利な証言をした男。レニーに復讐されてもおかしくないが、彼が食事から戻った時にはもう死体になっていたとのこと。死体を捨てたのはパニクったせい。トニーの名でチェックインしたのはいやがらせ(無理もないな)。次に疑われたのはデイヴィス大佐。ホテルの石鹸ボトルから彼の指紋が・・。しかしこれは彼にグレイディ殺しの罪を着せようという誰かの細工。ただ、そうなるとデイヴィスの口からウィルキンスの名前が出て、ヤブヘビだと思うが。レニーの家には格闘のあとと、グレイディ殺しの凶器のナイフ。ナイフについていたのはグレイディの血とウィルキンスのDNA。ウィルキンスはレニーの元上司。てなわけで横領はウィルキンス、グレイディ、デイヴィスの三人の仕業。金はデイヴィスの口座から移され、所在は不明と。トニーがボスでギブスが部下という設定でおもしろがらせようというのはわかるけど、メインの事件をもっとちゃんとして欲しかった気が。グレイディは何を考えてレニー(トニー?)に会いに行ったのか。ウィルキンスはなぜナイフをホテルに置いたままにしたのか。お金は結局どうなったのか。ウィルキンスが一人じめ?それともレニーの手に?レニーは国外へ飛ぼうとしてトニーに見つかるが、結局トニーは見逃す。持っていたバッグの中は札束ではなく着替え。行先が南なので、レニーが金を移し、人生をやり直すつもりとも考えられるが、飛行機は飛び立つ。あたしゃてっきり別の回でそこらへん続きを・・と思ったけど、これで終わりのようです。レニー役ポール・グリーンはエドワード・バーンズ似のハンサム。

NCIS6の17 謎の風景画(アリゾナからの便り)

空母ワシントンの捜査官パターソンが殺される。手口から見てプロの仕業。アビーは彼とはメル友で、会いたいと言われたのをデートの誘いと思い込み断ったそうで、そのせいで死んだのではとショックを受ける。最初はワシントンでの仕事絡みかと思われた。6500人も乗船しているのだそうで、トラブルには事欠かない。ゼルという水兵のドラッグ密輸を見つけたものの、殺しとは無関係。パターソンが持っていた名刺から国土安全保障省のレミングに連絡すると、現われたのは・・オヨヨ、ティム・ギニーだ。パターソンとは友人だったらしいが、ギニーじゃ、こりゃ怪しいわな。パターソン殺しの弾は二年前アリゾナで起きた金持ちクーパーを殺したのと同じ。こっちは未解決だ。早速アリゾナへ飛ぶギブスとトニー。そのうちパターソンが死の直前投函した郵便がアビーに届く。出てきたのはリシーという売り出し中の画家の絵。いったいこの絵に何の意味が?彼女は行方をくらましたそうで、衛星を使って捜し出す。絵に描かれた山の形を手がかりに。そのうちアビーは絵に描かれたものではなく、絵の具に注目する。リシーは絵の具を手作りしているが、その成分にはピッチブレンドが・・。キュリー夫妻がたくさん仕入れて窯でぐつぐつ煮てさんざん苦労してポロニウムやラジウムを取り出した・・っていうアレですよ。現地の保安官ボイドを始め、付近の者は何も取れなくなった金山と思っている山々は、ウランが取り出せる宝の山なわけですな。サンセットとかいう企業が採掘権の交渉しているけど、リシー達は自然保護を訴えて反対してるから邪魔者なわけ。ピッチブレンドに気づいたパターソンが殺されたのもそのせい。その頃本物のレミングが現われる。やっぱりあっちはニセモノだった!しかも殺し屋!ヘリで銃撃してくるニセレミングを前に、動じもせずライフルを構えるギブス。保安官のだから使い慣れてないけど、そこはそこ1000メートル先の標的も仕留めるという元スナイパー。腕は鈍っちゃいない。キャ、今回のギブスはカッコよかった!ニセレミングには妻子がいて、地域にも溶け込んでいるよき市民だったらしい。しかしわかっているだけで四人は殺している。今回のサブストーリーはトニーの遺産相続騒動。こういう浮かれまくっている時は16話のようなミスを犯しそう。ボイド役は何とランス・ヘンリクセン。

NCIS6の18 ノックアウト(伝説のボクサー)

今回はさっぱりおもしろくない。タイラーという元ボクサーが殺される。ヴァンスはジヴァやマクギーと共にシカゴへ飛び、タイラーの妹タラをD.C.へ連れてくる。冒頭の感じではタラは娼婦に見えたが、あの男性は客ではなくボディガードらしい。タイラーはヴァンスの旧友で、ボクサー仲間。おんや~ヴァンスはボクシングをやってたの(どうでもいいけど)。タイラーはボクサーとしてはまあまあで、引退後はジムで働いていた。ギブスを無視してヴァンスが動き回るのは妙だ。タイラーは元海軍兵だとヴァンスは言うが、ギブスが調べてみると軍歴はなし。海軍と関係ないのにヴァンスが動き回るのは越権行為だ。トニーは声をかけられなかったけど、命令すればちゃんと動いてくれるジヴァやマクギーとは違い、トニーはごちゃごちゃ言うしちゃんと動いてくれないってヴァンスもわかっているのだな。過去に何かありそうなヴァンス。そう言えばこの新局長のことは何も知らないと改めて思うギブス。で、ヴァンスの家へ行ってみたりする。ヴァンスには妻のジャッキーと二人の子供がいて、なれそめを話したりしてベタベタ。職場では冷酷な感じのヴァンスも妻には頭が上がらないよき父親、よき夫。それがどうした、見ている人はギブスの過去には興味あってもヴァンスの過去なんかどうでもええわい!ヴァンスはバンクスという男が怪しいと思っている。ところが聴取に現われたバンクスは、ギブスにはまともな男に見える。以前はさんざん悪いことをやったが、今では足を洗っているようだ。しかもタラと結婚していて、愛し合ってて、だからタイラーを殺すわけがない。頭に血が上っているヴァンスの思い込み、先走り。堂々としたバンクスとは反対に、ヴァンスには何やら秘密があるようで。うん、だから見ている人誰も秘密なんか興味ないってば。結局タイラーのいたボクシングジムの若手、スピットが犯人。強いやつを倒せば自分も一目置かれるようになるという短絡的な考え。ハードな練習で強くなるんじゃなくて、銃で手っ取り早く。でもこの銃は他の事件で使われたもののようだし、スピットはそっちにも関係してるの?ギブスはダッキーにタイラーの遺体をもう一度よく調べるように言う。その結果網膜剥離の手術を受けていたことがわかる。てことはヴァンスはタイラーを身代わりに立てて、自分が網膜剥離で軍務にはつけないってことにしたのかな。秘密ってそのことかな(どうでもいいけど)。

NCIS6の19 呪われた銃(少年と銃)

ヒラリーの夫タフェット中佐は派遣中。ある日息子ノアの部屋で銃を発見。しかも発射されてて、脳が付着している。最初公園の排水溝で見つけたと言ったけど、どうやらウソらしい。友達ゼイン、トラヴィスのうち、トラヴィスが見つけたようで。しかも排水溝ではなく死体のそばで。ウジのわいた耳が残っていたけど、死体はなし。トニーは早速「ブルーベルベット」を引用。あちこち捜して見つかったのはディランというチンピラ。死後二、三週間たってるけど、ウジが羽化すればもっと正確な日にちが特定できると。ハエは卵を産みつけてウジになって羽化するまでの日にちがわかっているから、重要な手がかりなのだ。銃は以前他の事件で使われたことがあるもの。あれこれあるけど、見ていても何が何だかわかりましぇん。エディとかいうのが聴取受けるけど、その銃を使ってコンビニを襲ったのは認めたものの、ディランは殺してないと。証言通りゴミ捨て場に捨てるところが監視カメラにうつっていて。で、それを拾い上げたのがジョーイ。そのジョーイは二週間ほど前から行方不明。で、銃にくっついていたのはディランのではなく、ジョーイのDNA。こうやって書いていても、話が成り立つんじゃろか・・と首を傾げてしまう。ノアは何で父親が犯人みたいなこと言ったのか。何で死体を運び、銃を持っていたのか。結局ノアはジョーイの死も、姉レベッカの関与も知らず、単純に父親がやったと思っていたのかな。まあいいや、感想書こうにも文章が浮かんでこん。今回はトニーの映画好きについて書こう。以前レンタルビデオ店から催促の電話がかかってきたっけ。きっと一回に目いっぱい借りて、毎晩一人で見ながらツッコミ入れてるんだろう。女性との付き合いはジャンヌ以来うまくいっていないようだから。テレビはたぶん大型で、音響設備も整っているんだろう。飲み物はもちろんビール。食べ物はピザとかフライドチキンやポテト。休日昼間に見るのならポップコーン。よく映画のセリフを引用して悦に入ってるけど、私が見たことない映画が多いな。彼の守備範囲はわりと有名で、ヒットしたもの。カルト的なものでもやっぱり知られている作品。彼が今までに引用した映画のセリフ一覧表なんて作ってみたらおもしろいだろうな。NCISの熱狂的なファンなら記録していそう。ジヴァの言い間違いと一緒にね。

NCIS6の20 指名手配犯(大捕り物)

おなじみコルトの再登場。男二人を撃ち殺し、相討ちに見せかけてからギブスに通報。男の一人はシラヴォの一味。シラヴォはNCISの壁に貼ってある、最重要指名手配犯だか何だかの一人。シラヴォは現場に来る・・と、コルトとギブスが待っていると、やってきたのはペリーという公認会計士。シラヴォの口座番号を吐かせようとするが、ペリーは免責を要求。小心そうに見えて、意外としぶとい。その間にも公園で二人死に、インド洋ではシラヴォの船が爆発。死んだのは組織のナンバー2、フローレスで、殺しに来た下っ端と相討ちになったようで。ギブスはペリーを隠れ家へ移すが、それがばれたらしく、やってきた二人をジヴァが撃ち殺す。アンタ、人違いだったらどうすんの?とは言え、途中からこのペリーが実はシラヴォか、その代わりなのでは・・と思えてくる。大物のわりには、シラヴォの存在感がなさすぎる。それと、一介の保険のセールスマンだったのが、ある時を境に組織のボスとしてぐんぐんのしてきたと言うのも変でしょ。今回の見どころは、限りなく黒に近い印象のコルトが、果たして敵なのか味方なのか・・ってことだろう。トニーは彼を嫌っていて、その感情を隠そうともしない。いやみを言うのに忙しくて、そのせいか今回はお得意の映画のセリフの引用もなし。以前ギブスにヴァンスの資料を送ってきたのも彼らしい。で、四つの死体に共通するのが馬糞か何かで、それを元に牧場を突き止めて行ってみると、昏睡状態のシラヴォが・・。バイク事故で昏睡状態になったのを利用して、ペリーが采配をふるい、資産が今では3億ドル。それがみんなどこかへ移されていて。CIAは悪党の資産を押収できるのだそうで、コルトの狙いはそれ。手柄を立てて、デスクワークからおさらばしたい。・・てことはコルトは口座番号を知っていたのかな。最後の方になると、つじつまが合っているんだかいないんだかはっきりしない状態。ギブスとコルトの間に流れる感情・・決して友情ではない・・が印象的。自分の信念を貫くという点では一致している。

NCIS6の21 極秘指令プロジェクト(救世主アビー)

今回の題名は「アングリー・アビー」の方がいいと思うけど。彼女の姓ってシュートなのね。彼女の生き方って、ある意味うらやましい。ラボで、ほとんど一人でマイペースでやってる。好きな音楽を流して。人と会うわけじゃないから、メイクもヘアスタイルも好きにできる。棺に寝るとか、自分がこうしたいと思うライフスタイルを送っている。それに何よりも健康そうだ。さて、一等兵のリッグスが殺される。首にはスタンガンのあと。どうやらそのせいで脳梗塞を起こしたらしい。一方アビーはFBIに連れて行かれる。と言っても行った先は退役軍人病院。そこのジョーンズから、ヘラー博士が手がける極秘プロジェクトを引き継いで欲しいみたいなことを言われる。最初のうちはゴタゴタした感じでよくわからないが、そのうちまとまってくる。ヘラーは行方不明で、発見されたリッグスの車のトランクには、どう見ても人を殺すための道具。リッグスはヘラーを殺そうとして返り討ちにあったようで。ギブスはアビーを心配しているせいか、ジョーンズへの態度もきつい。ジョーンズの話では”アフガニスタン症候群”という原因不明の病気があるのだそうで。その治療法を見つけ出すのに(いなくなったヘラーの代わりに)アビーの力を借りたいのだと。アビーは病室から抜け出してきた元上級曹長キングと親しくなり、彼を治すためにも協力しようと決意。その彼が死んでしまった時にはショックを受ける。そのうちヘラーが愛人宅で見つかるが、プロジェクトの目的は治療ではなく兵器とわかる。高飛びしようとしたジョーンズをつかまえると、意外な展開に。こういう遺伝子レベルの極秘プロジェクトには、必ず治療と兵器の二つの面がある。そして、より金になるのは兵器の方で。黒幕かと思われたジョーンズだが、彼は会社の金を横領していただけ。アビーの研究が成功すると会計監査が入って横領がばれるからその前に逃げ出したと・・。結局キングは死んでおらず、看護師のダンスタンと共謀して”アフガニスタン症候群”をでっちあげていたと。DNAレベルの兵器作って売ろうとしていたと。でも・・話に無理がありすぎ。ダンスタンが血液検査の結果を操作して患者を作り上げていたってのも・・。退役軍人病院はここだけじゃないだろうし。

NCIS6の22 LA特殊捜査班・前編(ロサンゼルス潜入捜査班・前編)

NCIS6の23 〃 ・後編( 〃 ・後編)

こういうめんどくさそうな・・1話完結じゃないのはどうしても後回しになる。NCISやCSIやらはいくつもあるけど、あたしゃ全部見てるヒマありません。と言うわけでLAも見てませんよ。だから誰が誰やらわかりません。NCISのLA支局のOSP・・特殊チームは、クウェートから帰国したばかりのチャンドラー一等兵を追っている。誰かが発砲したため、彼を見失い・・その彼の死体が見つかったのがDCってこと?感電による窒息死が死因とダッキー。ギブスはマクギーを連れてLAへ。部長のメイシーは18年前ギブスと何かあったようで。後でわかるが、ギブスが妻子の仇を討った時、取り調べをしたのが当時憲兵だったメイシー。当時の彼女は手柄を立てたくて、そのせいでギブスは何度もつらい出来事を思い出すはめに。当然彼はメイシーのこと快く思っていない。ただ、最後にわかるが、メイシーはギブスの心中を察し、証拠を握りつぶしていた。それでギブスも彼女に感謝する。メイシーから話を聞き出し、誤解を解いてくれたのは精神分析官のネイト。一方マクギーはサムが操る最新鋭の装置に驚いたりうらやましがったり。そのうち操作方法もすっかり覚えてしまう。同じNCISでも人数や装置が違うことがわかる。トニーはジヴァの様子がおかしいのでいろいろ勘ぐる。彼女と同じモサドのリフキンが少し前アメリカへ。こいつが敵なんだか味方なんだかよくわからない。テロを防ぐという点では一致しているけど、ここはアメリカだから、モサドが勝手に動き回るのは容認できない。でもリフキンの方が明らかに一歩先を行ってる。内部に食い込んでいる。NCISの方は相手の顔もよくわかっていない。ギブスはカレンと友達のようだ。カレンなんて女性の名前みたいだが、クリス・オドネル扮する潜入捜査のスペシャリスト。オドネルを見るのは久しぶりだ。サム役LL・クール・Jも久しぶり。二人とも年取らない。ラスト、カレンが撃たれるのであれれ!?とびっくりする。この後どうなったのか不明だが、調べてみたら、このエピソードの半年後の設定で「LA」の第1話がスタートするのだそうな。そこでは何事もなくカレンが出てくるんだそうで。

NCIS6の24 ポーカーゲーム(不協和音)、6の25 ジヴァの決断(忠誠心)

海軍長官の屋敷で連邦機関のトップ三人がポーカーしてて。警備をしていたICEのシャーマン捜査官が死体で見つかったと。チームの指揮とっていたのがイェーツ。死体のそばに盗聴器が落ちていて、彼女がそれを踏みつけたため、アビーはおかんむり。解剖したダッキーによるとシャーマンには持病があり、侵入者は首を絞めて意識失わせるだけで殺意はなかったけど、脳梗塞を起こしてしまったと。長官によるとポーカーは口実で、実際はスパイ・サミット。過去各機関が情報を共有していなかったため、事件解明に支障をきたしたとか何とか。ヴァンスが招かれなかったのは彼が議題だったからとか、見ていてもよくわからない。気になったのはカレンの名が出たことくらいで。まだ重体とか言ってたけど、それだけかよッ!そのうちタバルという容疑者が浮かぶ。そう、浮かぶんですよ都合よく。で、手詰まりになった頃、アビーやマクギーが何か発見する。お約束の流れ。シャーマンが死んだせいでイェーツは疑いの目を向けられる。チームに聞き取りをするとみんな彼女に不満持ってたこともわかった。ギブスなんか疑ってるの丸出しにする。死んだ人のことを悪く言うのは避けていたイェーツも、とうとう本音を吐く。シャーマンは彼女の方が出世が早いのを快く思わず、足を引っ張るようなことばかりしていたと。これを見て、あるあるそういうこと・・と、共感覚えた女性いっぱいいることだろう。出世したのだって彼女が人一倍努力したからだと思うけど、女のくせにとか年下のくせにとか思うやつらっていると思う。ちょっと女らしくするとまたあれこれ言われるし、同性の反感も買う。アビーだってヤキモチ焼いてた。さて、ジヴァとリフキン。トニーは彼が彼女(の恋ごころ)を利用しているのではと疑っている。トニーがジヴァの部屋訪ねるとリフキンがいて格闘になり、トニーは彼を撃ち殺す。本来ならトニーなんかリフキンの相手じゃないんだけど、その時のリフキンは泥酔状態だった。解剖の後、ダッキーはジヴァに信仰のこと尋ねる。宗教によっていろいろやり方があるから、ダッキーはそれを尊重しているのだ。ここは印象に残った。その後舞台はテルアビブへ移るが、情報共有もヴァンスの過去もどこかへ飛んじゃっていたな。ところでジヴァの部屋が爆破されたのはなぜ?