NCIS~ネイビー犯罪捜査班 シーズン5

NCIS5の1 愛ゆえの嘘(真実との対面)

ダッキーの(吹き替えの)声が変わりましたな。あと、ジャンヌの肌が荒れてましたな。まあ、夜勤明けですから・・。今回局長の命令でトニーがジャンヌと付き合っていたことがわかる。彼女がグルヌイユの娘なので、接触がないかどうか。そのためトニーは、ディナルドとかいう名の大学教授ってことにしてあったらしい。今まで全然気がつかなかった!ジャンヌはトニーがNCISの捜査官だってことは知らなかったのね。だからああやってしょっちゅう電話かけてきたり、呼び出したりしたわけね。だからトニーの銃の腕前に感心していたのね。トニーは、彼女に嫌われては困るので、呼び出しがあればいつでも駆けつけていたわけね。さぼっていたわけではなく、仕事に励んでいたわけね。家捜しに乗り気じゃなかったのは、そのためだったのね。ただの無責任な遊び人じゃなかったのね。仕事のはずがいつの間にか彼女を愛し始めてしまい、困っていたのね。うん、でもそうやって弁護したってだめですよ。それじゃあ体の関係がないってジャンヌに言われて、局長に相談していたのは何だったんですか?恋の悩みをオネエサマに相談していたわけじゃなかったってことですか?次の指令をあおいでいたようにはとても思えんが・・。それに・・例えば妊娠とか、そういう事態になることもありうるわけで、そこまで覚悟して付き合ってたのかね。グルヌイユの方はトニーの正体はお見通し。その情報はコルトから?彼はCIAらしい。トニーの車が爆発し、黒焦げの遺体にギブス達は大ショック。前半は、何とかトニーじゃないという証拠を見つけ出そうと懸命なメンバーを描く。後でひょっこりトニーが現われ、みんな喜ぶが、彼じゃなかっためでたい・・で、すむ話じゃないと思うが。運悪く身代わりになった男にだって家族はいるはずで・・。何が何だかよくわからないが、CIAはグルヌイユを操りたいらしい。でもグルヌイユは、膨大な情報提供する代わりにNCISに自分と娘を守ってもらいたい。トニーの車が爆破されたのは、ジャンヌを狙ってのこと。さすがにグルヌイユも娘はかわいいらしい。CIAは彼に自首されては困る。武器商人界への取っかかりがなくなるのは困る。グルヌイユは局長に談判しに来るが、彼女は断る。父親を殺したのはグルヌイユだと思い込んでる。結局グルヌイユは誰か・・CIA?・・によって始末される。改心するのがちょっと遅かったね。

NCIS5の2 家族の絆(家族のかたち)

ケータイで話しながら運転していたムニョス兵曹は、発見された時はひき逃げされたのだと思われていた。後で、ショットガンで撃たれていたとわかる。近くには、車から飛び出したと思われる女性の死体があった。ムニョスの車がないのは、犯人が乗っていったためか。女性の身元はそのうちわかる。ハイディという、詐欺の前科があるしたたか者。車から整備工のニコラスが疑われるが、父親のバーンズがアリバイを証言。どうも見ていてもよくわからないと言うか・・いつものことだけど。結局ムニョスは巻き添えを食っただけ?ながら運転をしなけりゃ死なずにすんだのか。まあ相手の車には細工してあったから、事故はどっちにしろ起こったけど。ハイディの詐欺の被害者はいっぱいいて、そのうちネルソンというのが引っかかる。彼はハイディの口座に大金を入金。浮気をネタにゆすられていたのか。しかし彼は関係を否定。一方ダッキーは、ハイディが事故った時にはすでに死んでいて、しかも出産直後だったことを知る。残されたDNAから、赤ん坊はネルソン夫妻の子供とわかる。つまりハイディは代理出産を引き受け、金を受け取っていたのだ。その赤ん坊はどこに?ネルソン夫妻がウソをついていたのは、赤ん坊を取り戻すため。でもNCISのせいで受け取るチャンスを潰されてしまった。妻のサラはギブス達を恨む。ネルソン夫妻がシロとなると、あとはバーンズ父子しかいないじゃないか!結局ハイディとニコラスは赤ん坊を自分達のものにしようとしたが、バーンズが金目当てに取り上げようとしたため、争いになり、はずみで・・ということらしい。死体を交通事故死に見せかけようと運んでいる最中、ムニョスの車に出くわし、細工ができなくなってしまった。ハイディはすっかり改心し、ニコラスとの結婚を真剣に望んでいたとのこと。でも君達ネルソン夫妻をだましているぞ。お金だってもらったんでしょ?ちっとも改心してないじゃん。ラスト、赤ん坊は無事ネルソン夫妻の手に。それにしても何で正規の手続き(代理出産の)を踏まなかったのかな?ニコラス役オーウェン・ベックマンはどこかで見たような。「メンタリスト」の「赤潮」に出ていたようだ。ちょっとはかない感じのする美形で、愛する人をなくした喪失感を漂わせていた。今回トニーはジャンヌとの別れを決意し、自分か仕事か選択を迫る彼女の手紙を燃やす。そりゃ仕事の方が気楽だもんね~。

NCIS5の3 ギブスをめぐる三角関係(ラブ・トライアングル)

今回ギブスの過去が一部明らかになるけど、初めてかね。それとも前にも説明された?レイノルズ大尉が殺されているのを、帰宅した妻ジルと、その友人ステファニーが見つける。彼はパソコンに向かったまま、水中銃の矢で串刺しにされていた。例によってギブスとホリーは指揮権争い。ホリーが突っかかるのは、ギブスの態度が煮えきらないため。そこへDIA(国防情報局)が絡んでくる。そうなるとこっちで捜査するには協力し合うしかない。問題となるのはレイノルズのパソコン。機密も含まれているので、情報局からフレッドが監視のためよこされる。アビーは干渉を嫌がるが、そのうち仲良くなり、そうなるとマクギーはおもしろくない。さて、ステファニーはギブスの三番目の奥さんらしい。情報局のスワイガート少佐が疑われた時、一緒にいたと証言したのが彼女。もっともスワイガートはジルと不倫しているらしい。ステファニーは、彼を疑うのは私を恨んでいるから?と言い出し、ギブスが否定すると今度は私のことはどうでもいいのかと絡む。局長は、ギブスの困惑はさぞ小気味よかっただろう。トニーも「だめだ目を離せない」とか「修羅場だ」と、ワクワク。一方アビーはフレッドと一緒にパソコンのデータを調べ、ついに一続きの数字を導き出す。ところがそれをギブスに報告しに行ってる間に、フレッドがデータを消去してしまう。彼はレイノルズと共謀し、DIAの機密を売り、50万ドルせしめるが、山分けするのが惜しくなったのだ。殺した後、すぐにデータを消さなかったのは、誰にもばれないとたかをくくっていたからか。情報局がパソコンを押収すれば、自分で何とでもできる。ところがNCISに渡ったので、あわてて監視役を買って出た。そしたらアビーが予想外に優秀で、例の番号・・口座番号を導き出してしまった!それにしても・・水中銃なんて、そんな確率の低いもの使います?ステファニーはスワイガートの浮気は知っていて、仕事もやめ、実家へ戻るようだ。私達どうしてうまくいかなかったの?と、悲しんでいたけど、死んだ人(ギブスの最初の妻と娘)には勝てないのよ。ホリーもそのうち思い知るんだろうなあ。

NCIS5の4 イレイザーを追え!(イレイザー)

軍病理学研究所で解剖実習中のダッキー。ところが、取り出した脳から水銀がタラ~リ。身元不明の酔っ払いが、喉を詰まらせて窒息死。誰も殺人だなんて疑わず・・。ダッキーは検死官が見落とした・・と腹を立てるが、ハンプトンを見るとあまり強いことも言えなくなってしまう。次から次へと死体が運び込まれ、その中で彼女が精いっぱいやってるのは明らか。それにダッキーの怒りは、実習生の前で恥をかいたというのもあるし。そのうち死体の身元がわかる。ヒントンという前科者で、FBIは彼を囮にコンカニというイレイザーを見つけようとしていた。つまり依頼人の経歴を消し、新しい経歴をくっつける。そうすればテロリストも入国し放題。困ったことにコンカニは正体不明で、人相もわからない。ヒントンの死で、橋渡しする者がいなくなってしまった。そのうちヒントン自身がコンカニではなかったのかという疑いが出てくる。彼の客・・経歴を消してもらった人物が、自分の過去を知るただ一人の人物コンカニを殺したのではという推理。調べで浮かび上がったのはウエートレスのシャノン。水銀を頭に注射して殺すという手口も同じ。しかし彼女はDVが原因で夫を殺したことは認めたものの、ヒントン殺しは否定。一方ハンプトンがやってきて、ヒントンの体にある刺青の解明に協力。その結果ヒントンがコンカニでないことがはっきりする。そうなると、ヒントンがコンカニだと捜査側に思わせた配達員グレイヴスが怪しくなってくる。年齢的にコンカニ本人とは思えないが、後継者かも。と言うわけでグレイヴスから本物のコンカニ逮捕に。ああなってこうなって最後に解決となるのはいいけど、じゃあヒントンはFBIのおかげで生活に困らず、調子に乗ってせっせと女を引っ張り込んでいたわけ?その彼を殺したのは、彼がコンカニだと思わせるため?そのためにはグレイヴスが聴取を受ける必要があるけど、暗号みたいなメモを残したのはそのせいか。でも捜査側がそのメモからグレイヴスに行きつくとは限らないわけで。今回はFBIの新米捜査官クリーガー(ドリアン・ブラウン)とジヴァとの交流が微笑ましい。彼女は感激屋で、すぐ「ハグして」となる。性格がやさしいのはいいけど、ちょっと危なっかしい。完全に安全かどうか確認してからハグしないとだめだよ。

NCIS5の5 自殺と他殺(崖っぷちの大尉)

ビルの屋上から飛び降り自殺しようとしている男がいた。ギブスは命がけで彼・・アーネット大尉を説得するが、もう少しで成功というところで銃声が響く。向かいのビルから発砲したらしい。相手が国防総省ということで、捜査は難航する。上官ウォルシュ大佐は非協力的。ウォルシュ役の人は見覚えがあるな。マクギーは年を取るとこういう顔になるかも。今回は容疑者がいっぱい。メンバーそれぞれが違う人物をあげるのが見どころか。アーネットはシリア系で、アラビア語が話せるので、アルカイダ工作員の追跡の仕事をしていたらしい。彼は鬱病で、マクギーは医師のフレミングが怪しいと思っている。アーネットの家はすごい資産家なので、トニーは彼の妻デーナを疑う。彼は妻とうまくいっていなかった。離婚されると財産が手に入らないので、結婚してるうちに殺したのではないか。ジヴァはウォルシュを疑っている。今回情報分析官のニッキーが登場する。アーネットのケータイの最後の通話は、NCISの誰かからだったとわかって、メンバーは色めき立つが、それがニッキーだった。しかし彼女はアーネットには不審な点があり、彼は情報を漏らしていたのでは・・と疑っていたと言う。彼女は一時的にメンバーと行動を共にすることになるが、病的な潔癖症なので、トニーもちょっかい出せない。ニッキー役の人は見覚えがある。調べてみたら「ザ・フォロイング」のテオの奥さんシンディだった。最終的にはアーネットはコンタクトレンズの保存液が緑内障の点眼薬とすり替えられており、それがフレミングの処方した抗鬱剤と反応して何とかかんとか。発作的に自殺衝動に駆られるとか何とか。で、そもそも鬱病になったのはデーナを疑い始めたからで。彼女は実はシリアの工作員だった。何だかあっけない幕切れ。デーナ役の人は白っぽいブロンドの短髪で、シャーリーズ・セロン風味。アンジェリーナ・ジョリーにもちょっと似ている。今回はアビーの引き抜き騒動がある。彼女は断ったけど、トニーがうわさをまき散らす。今回、冒頭に昼休みを利用して逢引きしようという男女が出てくるが、そのうちの男性・・ジェイク・・の方がやけにハンサムで、気になった。マーク・マトケビッチとかいう人らしい。

NCIS5の6 極秘調査船キメラ号(幽霊船)

今回は初めは期待させるが、途中でわけがわからなくなる。終わり方は非常に乱暴。まず船の中でタカダ少佐が突然死ぬ。あらぬ疑いをかけられたのが料理番のマイダス。乗組員の一人フェリス大尉は・・おおッ、「スラッシュ!」のジェームズ・オシェアだ。彼はなぜか出演作が非常に少ない。仕事がないのか舞台でもやっているのか、実際こっちの方が(事件より)よっぽど気になる。スキナー中佐から極秘調査船キメラへ行って死体を回収するよう命じられたギブス達は、ヘリで出発。船に降り立ってみると誰もおらず、まるで幽霊船のよう。ここらへんは不気味で、つかみはオーケーという感じ。ボートがなくなっているので、乗組員は船を捨てたのだろう。よっぽどあわてて下船したようだが。そのうち死体が見つかり、ウイルス性出血熱かも・・我々も感染したかも・・となる。乗組員も感染したかもしれず、そっちの方面での不安もある。スキナーがまた規則を盾になかなか事情を話さず、局長をヤキモキさせる。彼女が問いつめると渋々話すが、海の生物から兵器が作れないかどうか・・とか何とか。そっちの研究は禁止されているが、どうせロシアもやってるんだしこっちもおくれを取らないように・・ということらしい。船にはタカダのゲロをかぶって感染したかもしれないというので、マイダスが取り残されていた。事情は通信士が送信することになっていたようだが、後でわかるがフェリスが通信士。ロシアと通じていて、感染騒ぎを起こして乗組員が船を捨てるよう仕組んだのだ。とは言え、最後まで乗組員達がどうなったのか不明なのはおかしい。今の時代、何の通信設備も持たないということはありえない。タカダが海洋生物学者ということで、兵器となる何を見つけたのだろうと見ている者は気になる。マイダスは虫とか言っていたし。でも結局はロシアの核弾頭だった・・となる。偶然見つけたってこと?フェリスには見つかる可能性があるってわかっていたのかな。どうもはっきりしない。ラスト・・ロシア人の船を奪ってギブス達はキメラを離れる。直後、船は爆破される。ギブス達がいるとわかっていて攻撃したのだ、ひどい話。彼らが助かったのはほんの偶然。マイダスもいたのでこっちもホッとしたが、ロシア人やフェリスは・・。フェリスは薬で眠らされていたから恐怖は感じないですんだだろうけど、それにしても後味が悪い。

NCIS5の7 レクイエム(娘の面影)

今回はまずトニーが大車輪の活躍をする。バーッと走ってきて敵を撃ち殺し、海に飛び込む。水中に沈んだ車の中からギブスとマディを助け出し、必死で人工呼吸、心臓マッサージ。溺れたのが二人なのに、自分一人しかいないというのはつらいね。と言うか、何でマクギーとジヴァがいないのかね。そこから24時間前に戻る。まずマディがギブスを訪ねてくる。彼女はケリーの親友。ギブスもすぐに思い出し、思いは15年前に飛ぶ。あの時自分はなぜ家を離れてしまったのか。ケリーは行かないでくれと涙ながらに頼んだのに。ケリーが生きていれば・・このマディのように美しく成長し、そろそろ就職しようという頃だ。彼女はストーカーに悩んでいた。海兵隊員ハース・・付き合ってもいないのに家に押しかけ、一緒に暮らすなんて言い出す。ギブスがハースに強く警告し、一度はおさまったかに思えたが・・。こういうのがこのままですむはずがない。と言って警察はすぐには動いてくれない。ほどなくマディから助けを求める電話が来る。ギブスが駆けつけてみると、部屋は荒らされ、マディは男達に車に乗せられるところ。結局逃げられてしまった。そのうちハースは死体で見つかる。拷問されたあとがあるが、直接の死因は強いアレルギーショック。マグロの油もアレルギー源になるらしい。彼の死亡時期はマディ誘拐より前。彼には警備会社から引き抜きの話があったが、断っていた。その会社が彼の車にGPSを取りつけていたことがわかり・・。この件で聴取を受けるボーデは、わりと落ち着いた感じで、あまり悪党には見えない・・と言うか、悪党であって欲しくないなあと思いながら見ていた。娘のことで心が揺れているギブスは別として、トニーや他の連中はおしゃべりや悪ふざけが目立ち、見ていて不快。何でもっと真面目にやらないんだろう。話を戻してボーデはシーガー(イラク復興特別監査室)という組織のためにハースを監視していたとわかる。何でもイラクで80億ドルの使途不明金があるのだそうで。そのうち400万をコイル、ジャッドの二人組が手に入れ、ハースの手引きでアメリカ国内に持ち込もうとしたが、ハースが裏切り・・。彼がマディの家に押しかけたのは、郵便物を届けるちゃんとした住所が必要だったかららしいが、もっといい方法がありそうなもので。マディを助け出したギブスがあんな運転して海に落っこちるのも、らしくない。

NCIS5の8 狙われたタクシー(標的)

タクシーが襲われ、運転手ヌクンダと、客の海軍少将カークランドが殺される。当然狙われたのはカークランドだと思われたが、調べていくうちに、ヌクンダの方が標的だったのでは・・となる。彼はブルンジ出身らしい。政情不安のためアメリカへ逃げてきている者も多いが、トニー達が聞き込みに行っても関わり合いを恐れて非協力的。しかし大学教授だというアバカはわりと協力的だった。そのうちセイダという女性が、アバカに言われたと出頭して来る。どうやらヌクンダ・・本名トーマスは彼女の夫で、故国では信望があり、人民党の党首にという動きもあったようだ。そのせいで敵ににらまれ、暗殺の危険があるため、アメリカ大使館のチョイスの計らいでアメリカへ渡ったとか何とか。ところがヌクンダの遺体を見たセイダは、トーマスではないと言い出す。どうも暗殺者達はトーマスの顔をはっきりとは知らないらしい。入国してから七年たち、顔つきも変わっているはず。住所も不明だ。同世代で外見の似た黒人男性を殺しては、照合のため歯を抜いたり指紋を取ったりしてるらしい。ずいぶん乱暴でアバウトな連中だ。アバカは敵側で、トーマスを見つけ出し、殺そうとするが、間一髪ギブス達が食い止める。で、セイダとの感動的な再会となるかと思ったら・・。ここらへんは「ひまわり」みたいだ。やっとめぐり合えたと思ったら夫には妻も子供もいて。こっちは七年間も待ち続けたのにぃ~。ソウルメイトだと信じていたのにぃ~。でも、恨み言を言うのはセイダのプライドが許さない。マクギーに電話がかかってきて、どうも彼のクレジットカードが勝手に使われているらしい。ガールフレンドが買い物しまくっているのだ。それなのにマクギーはヌクンダの事件のせいで職場を離れられない。見ているこちらも心配になるが、どうやら相手は大金持ちの娘で、おもしろ半分でやっているらしい。逮捕されても父親が尻拭いしてくれるので、懲りるということがない。マクギーも損害分を小切手で支払ってもらい、一安心だが、それでいて彼女のこと真剣に怒る気にもならないようで、どこまでおめでたいんだろう!アビーの「その子、他の人にもそれやるよ。どうかしてるぞと懲らしめるべき」という意見は正論だ!

NCIS5の9 未解決襲撃事件(秘密の過去)

今回は一人の少年をめぐってあれこれ起こる。みんなのやさしさが心に残るステキなエピソードということなんだろうけど、私から見ると寄ってたかって親切にして、気を使いすぎという感じ。要するに甘やかしすぎ。アビーのところへレンジャーの少年達が見学に来る。そのうちの一人カーソンの指紋を分析にかけたら・・ヒットするわけないのにヒット。しかも誘拐と出たのでさあ大変。父親テイラーはサバイバル技術の講師、母親エレインは海軍大尉。カーソンの実母は早くに亡くなり、彼の親権をめぐって妻の母と争いになったテイラーはカーソンを連れて逃げ・・だから誘拐扱い。義母はすでに死亡。再婚相手のエレインも事情は承知している。しかし規則や法律が立ちふさがる。テイラーは合宿中で連絡が取れない。そのうち彼が強盗殺人で追われていることがわかる。逃げたのは誘拐のためというより、こちらの理由らしい。D.C.警察の未解決事件担当のコリンズ達がNCISへ出向き、合同捜査となる。トニーは以前二回ほどコリンズと仕事をしたことがあるらしい。出世主義の彼とはウマが合わないようで。コリンズ達が持参した強盗殺人の証拠はぐちゃぐちゃだとアビーは怒る。捜査そのものもかなりいいかげんだったらしい。ん?出世主義のコリンズがそんなことでいいの?テイラーが高校時代の友人キーナンに電話したことがわかる。強盗殺人は白人の二人組の犯行。二人は共犯かも。ところがキーナンは殺されていて、テイラーの立場は悪くなるばかり。ギブスとテイラーはまだ会ったことはないが、カーソンを通して何となく信頼できる相手というような気持ちが生まれている。ギブスには息子はいないけど、もしいたらテイラーとカーソンのような間柄になっていたかも。テイラーはカーソンにべったりすぎるけど。結局真犯人はコリンズだった。罪を着せるため、テイラーの銃を使ったのだ。秘密を漏らしそうなキーナンも始末。後は正当防衛に見せかけてテイラーを殺せばいい。もちろんラストはハッピーエンドだけど、警官が犯人というのは反則。コリンズ役JR・ボーンはあまりステキじゃないベネディクト・カンバーバッチというところか。私には至れり尽くせりのカーソンの生活と、大自然でのサバイバルがどうも結びつかない。質実剛健とはかけ離れた育て方に思える。まあカーソンはいい子だったけどさ。

NCIS5の10 人体実験(勇気の証し)

二週間前イラクから護送されてきたワース伍長(ポール・テルファー)は、海軍病院の隔離病棟に入れられていたが、担当医デ・ラ・カーサ(ホセ・ズニーガ)の車を奪って姿を消す。広報担当のヴィンセントによると、ホーキンス議員とやらが、ワースにシルバースターとかいう勲章を授与することになってるらしい。つまりワースは英雄なのだ。入隊後順調に出世し、イラクではつかまって拷問を受けたが逃げた。部下三人が生還できたのも彼のおかげ。そのうち車とデ・ラ・カーサが見つかる。ワースはかなり混乱していて、まだ戦場にいて部下を助けなくては・・と思い込んでいるらしい。「アウト・オブ・タイム」みたいだな。一番重症のストーンは別の病院にいる。ワースはそこへ向かったのだろう。多くの兵士はPTSDに悩まされる。ギブスは彼を助けたい。彼を取り押さえる際、トニーとマクギーは負傷。ワースと戦ったジヴァは顔にアザ。アビーはトニー達のケガに興奮し、怒り狂う。ついでに冷静なジヴァには感情がないなどと言ってしまう(後であやまるけど)。ジヴァはワースのあまりの強さにちょっとショック受けたんだと思う。トニー達はすぐほれただの何だのと言うけど、強いものに対する畏怖と言うか。ただ、この強さ・・ステロイドによってもたらされたものらしい。じゃあ彼は新薬の実験台にされたのか・・となって、疑われたのがバイオテック社のカレン。おんや~「ブラック・フライデー」のエイミー・カールソンだ。でも彼女は筋金入りの人道主義者でシロ。デ・ラ・カーサはワースには二週間前に会ったばかりだからシロ。で、冒頭の海軍病院の看護助手ジェンキンス再登場。でもここらへんからぐだぐだになって、はっきりしなくなる。ワースは実は自分で自分に薬打っていたということになる。重度の貧血のため、志願しても落とされてばかり。それで薬打ってパス。その後もステロイドやらそれを隠蔽する薬やら。入手は薬の横流しをしているジェンキンスから。それはいいけど、イラクにいる時などどうやって手に入れてたのかね。勲章は結局もらえなくて、ギブスが自分のをあげたのかな。ワースの境遇は痛ましいけど、テルファーは武井壮氏にそっくりなので、悪いけど笑っちゃいましたわ。一回で消すには惜しいキャラだったらしく、シーズン7にも出てくるらしい。ジヴァとも何か通じるものがあったみたいだし。

NCIS5の11 謎のリクルーター(リクルーター)

モスクでの礼拝の後、外に出た青年が死ぬ。アブドゥルという海兵隊兵長で、銃で撃たれていたが出血はほとんどなし。トニー達が話を聞きにモスクへ行くと、カリドは自分の息子だと驚く。最初珍しく海外で始まるのかなと思っていたら、ここはアメリカだった。アブドゥルは対テロ部隊にいて、過去に二度暴行事件を起こしていたが、いずれも不起訴に。人事のミルズによれば、原因は宗教絡みのようだ。アメリカでイスラム教徒が生きていく難しさが今回は描かれる。宗教や風習の違い、互いを尊重することの大事さと難しさ。いくら自由の国アメリカと言っても誤解や衝突はある。事件の解明のため解剖が必要となっても、それでは天国へ行かれなくなる・・とカリドは拒む。家族の意思を尊重したいダッキーは、ギブスや局長と意見が合わず、苦悩する。彼にはボスニアでの悲惨な経験があったことがわかる。そういうのとは対照的なのがトニー。カリドへの態度とか無神経だし傲慢ですらある。何でこういうキャラにするのか理解に苦しむ。途中でモスクを盗聴しようと準備し始めるが、まだマイクを設置していないのに音声をキャッチ。他にも盗聴しているのがいるらしいとなって、それがFBI。NCISに出向いてきたランガーが、実はギブスの後輩で、久しぶりの対面となる。局長も驚くが、これが女性だったらこんなにニコニコしないだろうな。ギブスとどういう関係だったのかしら・・と、もっと疑り深い表情するはずだ。ランガーはギブスにこき使われ、FBIに逃げたと言っていたな。そのうちアブドゥルの死体から針が見つかる。海軍病院へ運び、内緒で機械・・MRIとかを使わせてもらったのだ。これなら体にメスを入れなくてすむ。結局アブドゥルに使われたのはヒョウモンダコの毒。猛毒だが、針が古くて折れたか何かで、死ぬまでに時間がかかったのだ。ランガーが内緒で渡してくれた盗聴記録や、アブドゥルの残した暗号から、ドイツ人のシュタイガー・・通称リクルーターが浮かび上がる。彼はアルカイダの勧誘員で、カリドにも接触してきていた。FBIに盗聴を頼んだのはカリドらしい。仕事柄有益な情報持ってるアブドゥルだが、勧誘に応じず、そのせいで殺されたらしい。ミルズが金欲しさにリクルーターに協力していたが、踏み込んだ時にはすでにリクルーターは殺されていた。カリドが一足先に復讐したのだが、何で居場所がわかったんだろう。

NCIS5の12 張り込み(盗まれた極秘レーダー)

トニーとマクギーが張り込みをしている。トニーは退屈してマクギーに当たるので、温厚な彼も切れてしまう。ギブスはジヴァと張り込み。盗まれた海軍の極秘レーダーが倉庫にあるというタレコミメールが届き、誰が取りにくるのか張り込んでいるらしい。しかしこういう忍耐が必要なことはトニーやジヴァは苦手。ジヴァは双眼鏡にイタズラして、トニーの目のまわりをパンダにしてしまう。前の通りにはBMVが止まり、太った男が何やら口論。相手は麻薬の売人だろう。こっちの捜査とは関係ないが、後で警察に画像を渡してやろうと録画する。そのうち車の男がパイプで殴られて死んでいるのが見つかる。麻薬取引でトラブったのか。殺人課の刑事スパーは目が大きく、アンジェリーナ・ジョリーとレネ・ルッソをミックスしてテレビ向けに地味にしたような美人。グレッチェン・エゴルフとかいう人で、「ミディアム」や「エレメンタリー」に出ている。トニーはバルチモアの麻薬課にいたとしゃしゃり出るが、スパーは目もくれない。こういう口がうまくてもてると思い込んでる勘違い男には飽き飽きしている。「二ヶ月後にくどいて」と、なかなか辛らつ。でもお互いにお尻に目が行ってまんざらでもない様子。彼女はNCISに来た時、握手しようとしたジヴァを無視。後であやまろうとしたら今度はジヴァが無視。いい年こいて何やってんのかね。ジヴァは絶対トニーが仕返しするとピリピリしていて、トニーが買ったハンバーガーもゴミ箱へ。こういうの見て笑えます?あたしゃ胸が痛みます。世界には飢えてる人がいるのに何でこんなふうに食べ物粗末にするのかね。久しぶりに出てきたニッキーはインフルエンザがはやってると大きなマスク。また彼女は人の作ったものは食べないのだそうで、外食もしないってことかね。さてタレコミはレーダーを盗んだ張本人ロウがやったことがわかる。彼は株のブローカーで、破産寸前。レーダーを納品する会社のチャウとロウでインサイダー取引とか何とか。聞いていてもよくわからない。まあちょっと気の弱そうなプルマン大佐(ネッド・ヴォーン)が犯人でなくてよかった。アビーはダッキーに頼まれ、身元不明遺体の血液を検査。アビーはそれがダッキーのものではとギブスに漏らしたらしく、ギブスが確かめにやってくる。どうも局長のものらしく、しかも状態が悪いとかで、見ているこちらも心配になる。

NCIS5の13 猛犬注意(凶暴な牙)

NCIS5の14 ラ・グルヌイユの死(FBIの追及)

NCIS5の15 グリーンゾーン

NCIS5の16 軍人妻連続殺人事件

NCIS5の17 盗まれたパスポート

NCIS5の18 ジェニーの闘い~前編

NCIS5の19 ジェニーの闘い~後編