7セカンズ

7セカンズ

ついに三作とも見て、義理は果たしたぞーって、義理なんか別にないんだけどさ。「スナイプスの大運動会」は無事に終了。反省会はクラブ「カオス」でやりますので皆様出席してねウフ・・なんてばかなこと書いてますが許してたもれ。最初に予想はついたの。三作ともいい出来なんてことはありえなくて、まあ一番よさそうなのをトップに持ってくるだろう。二作目はまあまあ何とか見れる。三作目はかなり辛いけど、もしかしたらついでに見てくれる義理堅いのが(私みたいな)いるかも。どうせ先細り(出来・スケール)だろうと思って見たから、いたく失望したということはないです。我ながら寛大だなあ・・。スナイプスだけが売り物で、他に何もないのに、その彼があんまり魅力的じゃないというのが辛いです。印象としてはVシネマ風。ジャック(スナイプス)は元軍人で今泥棒。仲間集めて現金輸送車襲う。成功したかに見えたが、別の一団が現われる。自分達の銃はなぜか空砲。裏切り者がいるらしい。仲間はほとんど死亡、お金は奪われたが、防弾になったケースはジャックの手に。お金と一緒に運ばれていたからついでに盗んだもの。なかみは・・何とゴッホの絵で6500万ドルもする。奪った(奪われた)お金全部合わせたよりも高額なのよー。ジャックはギャングからも警察からも追われる。逃走するには車が必要。ついでに人質も。ところがこの人質サンダース、NATO軍の女憲兵だった。映画にはカギとなる女性が二人出てくる。一人は警備会社内部から手引きをし、ジャックの恋人でもあるスーザ。彼女はギャングにとらえられ、ジャックは何とか助け出そうと苦心する。まあ見ていてこの女が裏切り者だってすぐわかっちゃう。コワモテのくせに心がやさしいのがジャックの弱点。そこをうまく利用されてしまう。ずっとだまされっぱなしなのがじれったい(いいかげんに気づけ!)。一方サンダースは新車はボコボコにされるし、被害者なのに強盗の一味ではないかと疑われるしでおもしろくない。こうなったら自分で事件を調べ上げ、はっきりさせようじゃないの・・と探り回る。演じている人は金髪でちょっとカサカサしていて、シャロン・ストーンにスーザン・ジョージをちょっとまぜたような感じ。ストーンと言えば「氷の微笑2」の予告がかかったけど見に来る人いるのかな。まあ「カオス」見に行った時、私の次のおじさん「氷」のチケット買ってたけどさ。

7セカンズ2

裏切り者のスーザよりサンダースの方がジャックにはお似合いです。さてスナイプスだけど、出てきた時から何となく薄汚い感じ。ヘアスタイルとか服装とかも今いち。ぱっとしない。アクションはいつも通りだけど・・。彼の魅力ってキレのいいアクションだと思うけど、アクションだけキレがよくてもだめなのね。見てくれ、性格・・そういうのも大事なんだなあ・・って痛感したわ。ケータイに出る時ちょっとオネエ言葉になったりするのはいつも通りで笑える。ストーリーはメチャクチャだし、出てくるヤツはロクなのいない。ゴッホの絵にしてもしょぼいし。まあこの映画で一番リキ入ってるのカーチェイスでしょう。これと、あとは銃撃戦・格闘見てりゃいい。これがこうなって、あれがああなって・・なんて考えてはいけない。これはこうならないはずだけど、あれはああならないはずだけど、でもそうなっちゃうというストーリー運び。ダン・バダルーがまた出ている。ほかにも見覚えのあるのが数人。呆れたのはジャックの回想シーンに「ザ・マークスマン」の1シーンがそのまま使われていたこと。リサイクルかよ(リユースかな?)。スパンキー役の人は「サンダーバード」や「DOOM」に出ていたデオビア・オパレイ。憲兵の一人は「サウンド・オブ・サンダー」に出ていた。びっくりしたのはサージ・ソリック。見ている時は全然気がつかなくて、あとでわかったんだけどミハイル役。「ザ・マークスマン」のフリントフ、「デトネーター」のジョゼフに続き三度目だけど、メイクしているわけでもないのに見分けがつかなかった。ジェイソン・フレミングに似ているなあ・・なんて思いながら見ていたのよ。お客は最初七、八人、途中で数人入ってきたから10人くらいか。いつも通り二回見るつもりだったけど、どうもスナイプスに魅力がないので一回で出てきてしまった。ラストもお気楽な感じで軽かったなー。カーチェイスは二回あって、工夫は感じられたけど、二回目のはやる必要がない。蛇足。通行人や路面電車に迷惑かけるし、ハデに引っくり返るのはパトカーだ。悪者でもないパトカーがひどい目に会うの見たっておもしろくも何ともない。舞台は例によってルーマニアのブカレスト。よく撮影許可が下りたな・・と思うくらい激しいの見せてくれる。町並みが古くて美しいだけに、無謀なカーチェイスは何とも無粋に見えた。