タリーと私の秘密の時間

タリーと私の秘密の時間

これは・・何だろう。夫はとてもいい人だが、それだけでは十分じゃなかったとか?いろいろ手伝ってはくれたけど、どこか無関心なところがあったとか?日本だったら「オレのメシは?」とか「フロは?」とか言わないだけまだマシとか?そうか母親はあんなに大変なのか。その部分をこの映画は的確に描いている、すばらしいとか?たぶん女性達はそんなに感心しないと思う。そりゃシャーリーズ・セロン扮するマーロの、出産後のゆるゆる体形はリアルだ。でも横顔がアップになったとたん違和感が・・。40過ぎて太っているのにあごの下のたるみゼロなんて・・ありえな~い(半分悲鳴)。三人の育児に追われて、疲労困憊して、これで仕事に復帰できるのかね。それでも長男のジョナが普通の子供ならまだよかった。へたなことを言うと食ってかかられるので、校長も「調子はずれ」としか表現できないが、発達障害、情緒障害なのは明らか。普通の子供と一緒のクラスは無理。でもマーロはそれを認めたくない。女の子ミアが生まれ、夜の授乳やおむつ替えに疲れ果て、とうとう夜間の子守りを雇うことに。現われたタリーは不思議なほど手際がよく、マーロの負担はずいぶん軽減された。ただ、夜間ということで他の二人の子供とは会うことがないのはいいとして、夫のドリューとも会わないのは変だ。こりゃタリーは本当は存在していないのでは?未来から来たミアなのでは?それだとファンタジーだけど。実際はタリーがマーロで。タリーが夜間にこなした仕事・・子守り以外にも掃除やお菓子を作ったり・・は、マーロ自身がやったこと。そう言えばジョナが二人いてびっくりする夢を見ていたけど、あれは彼女自身のことなのだ。当然マーロは極度の疲労状態に。夜のニューヨークへくり出し、酒酔い&居眠り運転で事故を起こす。マーロはタリーから子守りをやめると突然言い出され、ショックも受けていた。彼女のようなタイプは完璧を求め、人に頼らないため、自分で自分を追い込んでしまう。また、夫も彼女の精神状態に気づかなかった。幸い命は助かり、ドリューも自分の至らなさに気づいた。これからはマーロの人生も少しは変わるだろう。でも・・これに仕事が加わるんですぜ?生活が苦しく、専業主婦ってわけにはいかない。どうするのかな?