ツーリスト

ツーリスト

感想書くのが遅くなってしまった。お客は15人くらい。この顔合わせなら大ヒットするはずだが、なぜかアメリカでは今いち。日本は・・地震があったからね。予告で「パイレーツ」やったけど、これからジョニー・デップ見るぞという時あんなの見せられるのは・・変な感じ。私がこれを見たのはルーファス・シーウェルとポール・ベタニー目当てだけど、ゴージャスなアンジェリーナ・ジョリーとしょぼくれたデップの顔合わせも見たい。特にデップは「ナインスゲート」のコルソみたいなキャラのようだし・・巻き込まれ男。とっても豪華でけちくさいところがみじんもない作り。サービス満点の観光映画でもある。これを見ている間は現実を忘れていられる。人間にはそういう時間も必要だ。出来がすべてじゃない。とは言いつつ・・今「フォロー・ミー」をダビングしながらこれを書いているが・・ベータをVHSにダビングした苦い過去をまたくり返している・・VHSをDVDにだ!何でこう新しいものが出てくるのだろう!ブルーレイなんて絶対・・絶対。話を戻して「フォロー」ではロンドンの魅力をぞんぶんに見せてくれる。こちらはベニスだけど、どちらも異国をさまよい、自分を捜す。どちらもおとぎばなしめいているが、「フォロー」は孤独な魂の結びつき、寄り添い。ヒロインが泣けばこちらもウルウル。でも「ツーリスト」は結局はお金だ。すべてが金、黄金色。主人公二人はお金なんか問題じゃない?いや、大いに問題ある。しかも人からくすねたお金。お金関係なしに仕事に暴走するのはベタニー扮するアチソン警部くらいなものだ。色が白いだけに赤くなって湯気が出そう。誰?こんなにぴったりな役名つけたの(拍手)。ルーファスは・・これ以上丸くならないでね。ただのギョロ目のオッサンにならないでね。今回は数回ちょこっと出ただけ。お客のほとんどは彼がアレキサンダーだと思っただろう。私もそう。だってもう一つの展開じゃあまりにも・・まさかやらないわよねえ・・あら、やっちゃった。でもエリーズ(ジョリー)はフランク(デップ)が金庫開けるまで気づかなかったんでしょ?だって彼が現われた時舌打ちしてたみたいだし。パーティでも「アレキサンダー」と言ってルーファス追いかけてたし。彼らの猿芝居見るためにもう一度見ます?いいえ、一度でけっこう。興行が今一つだったのはくり返し見たいと思わせるものがなかったからかもね。