隣のヒットマンシリーズ

隣のヒットマン

これはず~っと前に一度見たことがある。確かWOWOWでやったのだと思う。覚えているのは、アマンダ・ピートのヌードだけで、あとは全然。舞台はカナダ。歯科医のオズ(マシュー・ペリー)は、妻のソフィ(ロザンナ・アークエット)とその母にいびられ、ストレスのたまる日々。ある日隣りに引越してきたのは、17人も殺したという凄腕ヒットマン、ジミー(ブルース・ウィリス)。ソフィは早速ジミーを狙っているシカゴの組織に彼の居場所を教え、仲介料を取れとオズをけしかける。オズがシカゴへ行ったのは、少しでもソフィから離れたかったからだが、ホテルにはフランキー(マイケル・クラーク・ダンカン)が待っていて、ボスのヤンニ(ケヴィン・ポラック)のところへ連れていかれる。ジミーに電話すると、もうヤンニと会ったこと知ってるし、何がどうなっているのかオズにはさっぱりわからない。ただ、ヤンニのところでジミーの妻シンシア(ナターシャ・ヘンストリッジ)を見た彼は一目ぼれ。そのうちジミーとフランキーがツーカーなのがわかる。情報が漏れていたのはフランキーのせい。さて居場所がわかったというので、ヤンニ達がカナダへやってくる。思い悩んでいたオズは、クリニックの受付ジル(ピート)に打ち明けるが、彼女は何と殺し屋志願。大ファンだというジミーのところへ押しかける。しかも彼女はソフィが雇った殺し屋で、オズが初仕事だったが、あまりにも彼が善人なので、殺せなかったと。おびき寄せられたヤンニ達は殺されるが、とばっちり受けて殺された男がいて。ジルで失敗したソフィが雇った殺し屋なのだが、実は囮捜査やってるハンソン。つまり警官だ。ただ、このハンソン・・何の捜査やってたんだろう?ジミーがフランキーを撃ち殺すのが評判悪いようだが、私にはこちらのハンソンの件が説明不足すぎて気になった。ジミーはオズに手伝わせ、自分は死んだことに。歯形鑑定を逆手に取るのだが、あれもわかったようなわからないような。ジミーはジルと意気投合、オズはシンシアと結婚し、ハッピーエンド。アークエットの悪妻ぶり、ピートのいきいきとした新鮮さ、ヘンストリッジの端正な美しさ、三人三様で楽しめる。落ち着いていて凄みのあるウィリスと、くるくると落ち着きのないペリーの対比もいい。これらのよさが、「2」ではみんな失われてしまうんだから、映画って難しいね。

隣のヒットマンズ 全弾発射

これあんまりおもしろくなくて、一回で帰ろうと思ったんだけど、思い直していつも通り二回見たのよ。一回じゃどうしても見落としている部分てあるでしょ。二回目はもうストーリーとかわかっているから、あ、これってこういう意味だったのか・・と納得したりして一回目より楽しめた。一作目と内容がつながっているので、これだけ見ると「?」となってしまうかも。あっちも今いちで、アマンダ・ピートの脱ぎっぷりのよさ(?)しか印象に残っていない。ブルース・ウィリス扮するヒットマンジミーのキャラがねえ・・。今回も、ヘンな格好して家事にいそしむ出だしの部分はよかったのに途中から・・。最初から最後まで徹頭徹尾ヘンテコなキャラ貫けばいいのに、父親になりたいとか酒に酔って大泣きとか、そういうの入れちゃうとヒットマンジミーも「こっちの人」になっちゃって、おもしろくも何ともないのよ。別の法則で生きてる「あっちの人」だからこそ、不気味で恐ろしくて、そして笑えるわけでしょ?そういう意味ではアマンダ扮するジルの方がよっぽどぶっとんでいて印象がキョーレツ。ウィリスはカゲがうすくなっていたな。マシュー・ペリーはぶつかってはころんでいるだけだしさ(ゴクローサン)。アマンダはへたな口笛吹くところとか、マシュー扮するオズをユーワクしようと「アハン」なんてやるところが実にうまい。もう一つ感心したのは凝った字幕。ジミーを狙うマフィアのボスがやたら言葉を間違える。「腹が減って奇絶しそう」とか「昼マロ」とか。息子は息子で「誕生美おめでとう」とかね。これがとっても楽しかったの!でもこれって吹き替えだとどうなるのかな。あと「スカ」というのが何と言い間違えているのかわかんなくてやたら気になるの。誰かわかった人います?見に行ったのが公開直後で、しかも割引デーだったので一回目は40人あまりだったのが二回目は80~90人くらいはいた。実を言うと私トーマス・ジェーンの「パニッシャー」の予告が見たくて行ったのよ。日本人には全くなじみのない(おそらく)アメコミのヒーローらしい。上映館も少ないけど、でもがんばって見に行くからねー!いちおう主役だし。ジョン・トラボルタも出てるし、ウフン楽しみ・・と思っていたら次の日「ブランチ」で同じ予告が流れた。わーん、わざわざ東京まで「ヒットマンズ」見に行く必要なかったじゃん!