ドラッグストア・ガール

ドラッグストア・ガール

「大脱走」の予告が見たくて行ったんだけど、マックイーンのオートバイシーンがチラリで終わり。ちゃんとした予告は作ってないのかな。邦画はあんまり見ない私だけど、この映画は見てもいいかな・・と予告を見た時思った。田中嬢(以下T嬢)はかわいいし清潔そうで好感が持てる。オジサン達が揃って癒されちゃうのも無理ない・・と納得できる。ただあんなくだらない男と同棲していたなんて信じられないけど。男に裏切られ、電車の中で泣き疲れて口を開けたまま寝ているところがかわいかった。あんなに泣いたら顔が腫れ、目も充血するはずだけどね。内容はドラッグストアでのあれこれかと思っていたら、ラクロスという競技の話になってしまった。主人公もT嬢と言うよりはオジサン達の方みたいだった。柄本氏とか皆芸達者な人ばかりだから安心して見ていられる。個人的にはオカマの従業員二人をもっと出して欲しかったな。表情、しぐさ、手つきの一つ一つまでホントに上手。ストーリーは滑り出し好調、途中でしんみり(つまりダレルってこと)、さほど盛り上がらないクライマックス・・というよくあるパターン。誰かを死なせりゃお客はしんみりするだろうという安易さがいや。普段ろくに体を動かさない中年が急に過激な運動始めたらああいう事故が起きるに決まってるじゃん。あそこで三宅氏が死んじゃったってことは、遺族に訴えられても仕方のないことなのでは?医者は彼が脳か心臓に不安をかかえていることを知っていながら注意もしなかったし、T嬢は若い者にやらせるようなメニューを組んでいたし。それとせっかくT嬢がラクロスやってるという設定なんだから、試合に彼女を絡ませればいいのに、ジェロニモを前面に出す。アホらしいCG(これはわざと稚拙に作ってあるのだろうが)で余計なことをするのはいつものことだ。画面に撮影隊がうつっているのも興ざめだ。あの人達が走り回ってとっている画像が、今私達が見ている画面になっているのだと思うとドッチラケ。せめて地元チームがアメリカの強豪チームと試合するのでケーブルテレビが撮影に来ました・・くらいの設定入れろ!見に行ったのは公開最終日で、一回目は40人くらい、二回目は50人くらいかな。一回目は女性が一人ツボにはまったらしくてよく笑っていたけど、全体的には静かだった。コメディーなんだからもっと笑い声が聞こえてもいいはずなんだけど・・。でも楽しかったヨ。