ドラキュリアシリーズ

ドラキュリア

これは一番最初はWOWOWで見た。ジェラルド・バトラーのドラキュラなんていいキャスティングではないか。まだ有名になる前。この頃の彼は今よりやせてういういしい。朝起きたばかり・・みたいな。今ヒゲそったところ・・みたいな。どんな女性もとりこにするような強烈な魅力まき散らすんだけど、それだけじゃだめなんです。少年ぽい、青っぽいところもなくちゃ。女性は女性であると同時に母でもあるのだ。実際に子供がいるかどうかは別にしてね。私がバトラーを知ったのは「タイムライン」だと思うけど、その前の彼ってこの作品と、もう一つ中古DVD見つけて買った「ワン・モア・キス」がある。この作品での彼も細くてヒゲがなくてすっきりしていて。でもいつまでも細いままではいられなくて、最近ではあごのあたりがだぶつき始めて・・。あまりひどくならないうちに対策お願いします。だって彼の魅力は精悍さにあるのだから。1897年、イギリスへ向かうデメデル号。船は途中で難破し・・というお約束の出だし。フランク・ランジェラの「ドラキュラ」に似た雰囲気。ロンドンに現われる黒いカゲ・・いいムードだ。時代は飛んで2000年のロンドン。映画を見てもヘルシング(クリストファー・プラマー)のことはよくわからないのだが・・カーファックス遺物館?骨董商?コメンタリーによればこの映画だいぶ内容が変更されたようで。最初はこんなに大がかりにする気はなかった・・みたいな。何度も時間と予算が足りなくて・・と言っている。ヘルシングについては、本編だけ見るとロンドンに現われたドラキュラをやっとのことでつかまえたが、どうやっても殺すことができない。ドラキュラが死ぬまで自分も死ぬわけにはいかない。それでドラキュラの血をひるに吸わせ、その血を自分に注射して100年以上も生きてきた。ドラキュラは銀の棺に入れ、地下の金庫に厳重に保管してある。つまりヘルシングは邪悪な存在が地上へ出てこないよう防いでいる正義の味方である。ところがコメンタリーを聞いているとちょっと違うようだ。ドラキュラの血を注射し続けているうちに、ヘルシング自身もドラキュラに近づきつつあるというのだ。人類のためと言うより自分が死なないため。そりゃ確かに不死は人類の望みだけど。彼にはサイモン(ジョニー・リー・ミラー)という助手がいる。サイモンはヘルシングの秘密は知らない。

ドラキュリア2

秘書のソリーナを口説くが相手にされない。ソリーナ役ジェニファー・エスポジートは「TAXI NY」に出ていた人か。実はソリーナは金庫には宝石や金があるに違いない・・と恋人マーカス(オマー・エップス)ら泥棒一味を手引きしていた。首尾よく金庫室を開けたものの、金目のものは何もなく棺があるだけ。きっとこの中に・・と盗み出すが開け方がわからない。そのまま飛行機に積んでケイマン諸島にでも・・と向かう。ここらへんちょっと話にムリがある。輸送機を使うなど計画自体に大金使ってる。でもドラキュラ復活の大事なシーンだからそんな細かいことは気にしない気にしない。ヘルシングには娘マリー(ジャスティン・ワデル)がいる。もう12年も連絡を取り合っていない。母親はもう亡くなっている。マリーは自分には何か恐ろしい秘密があるのではないかと疑っている。友人デヴィッドは神父で、マリーの母親の告白を聞いているはずだが何も話してくれない。このデヴィッド役ネイサン・フィリオンは「ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた」に出ていた人だ。これもWOWOWで見たが、どうも見たことがあると思ったのはそのせいだろう。コメンタリーによればフィリオンはマーカス役のオーディションを受けたのだそうで。DVDにはバトラーやワデルのオーディション風景が入っている。バトラーの熱演ぶり・集中度がすごい。神父はもっとストーリーに絡んでくるかと思ったら何ということもなくて・・ちょっと残念。ドラキュラはキリスト教関係を憎悪する。だから神父を傷めつけるとか殺すとかそういう展開になると思ったが・・。ヘルシングはマリーの住むニューオーリンズへやってくる。空港へ着いた早々テレビで飛行機墜落のニュースを聞き、そちらへ向かう。何でロンドンからこっちへ舞台が移るのかよくわからんが、何やらお祭りみたいなの・・マルディグラ・・をやっていて、ざわざわしているのが都合いいのか。吸血鬼がまぎれ込んでも誰も気づかない。誰かが殺されても祭りの熱気が原因で・・とか。昔は船・・舵に体をしばりつけ息絶えている船長となるが、現代は飛行機・・やっぱり操縦桿に手をしばりつけたまま死んでいて・・。後でわかるけどこの映画ドラキュラの正体について実に斬新な解釈をしている。それ以外にもブラム・ストーカーの原作から来ている設定があって、なかなか気がきいている。

ドラキュリア3

マリーが同居している親友の名前がルーシー(コリーン・アン・フィッツパトリック)。もっともドラキュラには私の名前は「スヌーピー」から来ているのよ・・なんてかわいいこと言っていたけど。ホラー映画だけどところどころ笑わせる部分もあって。製作総指揮はウェス・クレイヴン。「カースド」もホラーだけどコミカルな部分あったし。それよりも驚いたのは監督のパトリック・ルシエ。「ゴッド・アーミー/聖戦」の監督なのよ。脚本のジョエル・ソワッソンは「ゴッド」三作に脚本や製作でかかわっているし・・。言われてみれば「ゴッド1」のシモン、ルシファー、「ゴッド3」のゾフィア・・みんな今回のドラキュラに似ている。特にゾフィアの見かけと・・(スパーノにはバトラーのような魅力全然なかったけどね)。ドラキュラが天使座りして下を見ているシーンなんか「ゴッド」そのもので・・うれしいやら笑っちゃうやら。前「ドラキュリア」を見た時は「ゴッド」知らないから見てても何とも思わなかったけど、今では「ゴッド」三作知ってるから同じもの見ても楽しさ倍増。そう言えばガブリエルの不満とドラキュラの不満には共通するものがあるな。愛しているからこその恨みつらみ・・ああ!映画って何て楽しいのかしら!棺や死体(ソリーナやマーカス達)のある役場へ忍び込んだヘルシング。とどめを刺さなければ彼らは生き返ってしまう。そこへヘルシングを追ってきたサイモンが現われる。彼には状況がよくのみ込めていないが、だんだん理解し始める。最初の設定ではサイモンはヘルシングのあとを継ぐ見習い中の吸血鬼ハンターだった。しかしその後何も知らないということに変わったらしい。まあその方が彼の人間的成長を描くことができるし。もっとも人を殺すことによって一皮むけて大人になるというのもアレだけどね(相手は死人だけどさ)。その時はソリーナを退治し損ねる。彼女は生き返ったというので、またまわりが死体だらけなので(とばっちりを受けた役場職員だろう・・あれ?今気がついたけど彼らは吸血鬼にはならないのかな?)調べられるが、その時の医師の名前がセワードというのもムフフである。残念ながら字幕では省略されているが(入れろよ!!)。他に前に出てきたカーファックスというのも原作にあるな。他にも私にはわからない引用がいろいろあるんだろうけどね。

ドラキュリア4

墜落事故現場を取材するレポーター、ヴァレリー役ジェリ・ライアンは「THE VISITOR」に出ていた。カメラマン役は「リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い」のシェーン・ウェスト。私は最初泥棒一味の一人かな~って思ってたんだけど、それらしい人いないし。後でこのカメラマンだとわかったけど出番こんなに少ないのか・・って残念だった。ドラキュラはヴァージンという名前に引かれて(たぶん)CDストアへ。そこはマリーとルーシーが勤めている店。マリーはいなくてルーシーがドラキュラを家に案内する。ヘルシングも家に向かっているけどなぜかルーシー達の方が先に到着する。結局ソリーナ、ヴァレリー、ルーシーの三人がドラキュラの三人の妻ってことになる。ただし本命はマリーだけどね。マリーはサイモンに出会うが、すぐ打ち解けたわけではない。家に帰ると父ヘルシングが殺されている。100年も生き続けたわりには弱いなあ・・と思うが、元々不自然な方法で生き長らえていたんだからね。また、ドラキュラが本格的に生き返ったとなると自分はとてもかなわないとわかってるし・・。だったらこの日が来るの予想してサイモン教育するはずだが・・公文式で・・って何のこっちゃ。一方サイモンはサイモンで前にも書いたけど一皮むけている。彼は荒れた生活送っていたが、ヘルシングに仕事をもらったおかげで立ち直ることができた。ヘルシングを父とも思っているが、恩返しもできないうちに死なれてしまった。こうなったら娘のマリーを助けるぞ・・それが自分の使命だ。そのためには命も賭ける。サイモンの変化は唐突だが、まああまり気にしないことにしよう。場所の移動も不自然だが・・。教会→墓地はいいとして、その後なぜか人でごった返す通り、ネオンサインの十字架キリスト像。このネオンがあるのはどこ?何の建物?このキリスト像があんまりよくないのは残念。安っぽい感じがする。コメンタリーによれば夜の墓地には死体を食べる小さなゴキブリがひしめいているのだそうな。焼かれるのもいやだけど、土葬でゴキブリに食べられるのもいやだなあ・・。マリーはとうとうドラキュラに噛まれる。彼の正体を知る。仲間になった証しとしてサイモンを殺すことになる。危うしサイモン!さてと・・、今までドラキュラのことはあんまり詳しく書かずクライマックスまで来ちゃったけど・・バトラーいいです。

ドラキュリア5

私にとってのドラキュラ一番電話は二番はランジェラだけど、バトラーはドラキュラ二番です。コッポラ版「ドラキュラ」のゲイリー・オールドマンの名演技のせいでドラキュラ役やりにくくなったとか何とかコメンタリーで言っていたけどそんなことはないですッ!あっちのドラキュラなんかちっともよくなかったですッ!あの映画でよかったのはキアヌだけですッ!ああ~キアヌ~(半溶解)。バトラーはホントはまり役なんですよ。あのヘアスタイル、表情、衣装・・まあどことなく「オペラ座の怪人」みたいなところもあるけど、いやホントマジでステキなんですってば。実際撮影中もまわりの女性とりこにしていたらしいけどそれわかりますってば。霧・・夜の闇・・CDストア内を歩くところ・・大型スクリーンをながめているところ。彼は100年以上肉体を封印されていたけど、その間のこと何でも知っているに違いないわ。きっとヘルシングに注入された血液が彼に情報を送っていたのよ。現代に甦るというのは「クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」と同じで、ところどころ似たムードを感じる。ドラキュラのいでたちはそのままカリスマロックスターだ。で、彼の正体だけどこれはやっぱり伏せておきましょう。私は最初見た時はへぇ~ってびっくりしたけど。でも考えてみりゃうまくできてる。ドラキュラの嫌うもの・・キリスト教関係・・十字架とか。銀は銀貨にまつわるあることのせいで。太陽はこういう理由で。マリーとの関係はよくわからないけど・・自分の血を盗んだヘルシングの娘だからマリーは自分のものってことか。幻想の中で赤いカーテンみたいなのでできたテントが出てくるけど「ザ・セル」連想した。また人間だった頃のドラキュラにはヒゲがあって、改めてバトラーってヒゲが似合うなあ~と。私はどっちかと言うとない方が好きですけど。まあ全体的にまとまっていなくて、ところどころつながらないぞ~飛んでるぞ~っていう部分がある。でもアイデアとバトラードラキュラには手あかのついてない新鮮さがある。これがこの映画の強みだな。映像も凝っていてマリーのいるところとドラキュラのいるところが交錯しているような描写にはハッとさせられた。そしてバトラーの強烈なまなざし・・ほよよ~(全溶解)。この新鮮さが斬新さが「2」や「3」ではどうなっていくのか!期待・・しない方がいいね。

ドラキュリア2 鮮血の狩人

さて、「2」である。DVDには解説書のようなものが入っている。プレスシートかしら。いちおう日本でも劇場公開されたようで。ヴァンパイアが鏡にうつらないのは、神との対面が許されないかららしい。シクエロスの言葉・・って、ロイ・シャイダーがやってる枢機卿のこと?夜・・若く美しい女性・・うすものをまとい、何かから逃れるように走る。姿を現わす黒いカゲ・・ヘアスタイルから見てユフィジである。ヴァンパイアに追われる女性を助けるため?いいや、首を切るためでした(リストラ係ね・・って違うがな!)。犠牲者・・と見せて実は彼女の方がヴァンパイア。しかももう一人出てきたぞ・・双子?ここはチェコらしい。ジェイソン・スコット・リーのユフィジは、カッコいいけど手際は悪いね。何かしら手間取って、あか抜けない。朝になると太陽に吠える。最初見た時は何やってんだと思ったわよ。「3」を見て理由わかるけど、みんながみんな「3」を見るわけじゃなし。二ヶ月後のニューオーリンズ・・「1」を見ている人ならぴんとくる。大学での講義。ロウル教授(クレイグ・シェイファー)は下半身がマヒしているようで車椅子生活。つまり歩けるようになるなら何でもするってことね。恋人エリザベス(ダイアン・ニール)がかいがいしく世話をする。ニールはジェニファー・ラブ・ヒューイットにちょっと似ている。リーとシャイダー以外はあまり知られていない人(たぶん)ばっか。DVDには特典としてオーディション風景が入っている。ほとんどの人はオーディション受けたのだろう。こんなアホ映画でも・・。エリザベスは学業のかたわら安置所でアルバイトもしている。ある日焼死体が運び込まれてくる。ちょっと調べてみると、妙なところがある。エリザベスは急いでロウルに電話をする。もしかしたら・・。彼女は死体の歯で指を傷つけてしまう。悪い予感・・。一方ルーク(ジェイソン・ロンドン)という青年がいるが、彼のことははっきりしない。エリザベスと同じく学生でここでバイトしているのか、それともここの職員なのか。まあエリザベスやその友人達と顔見知りなのは確か。彼は男の声でかかってきた電話の内容に心が動く。焼死体を渡せば3000万ドル出すと言う。常識で考えればこの金額は多すぎる。しかしこの死体はヴァンパイアのようだ。ヴァンパイア→不死→医学上貴重→製薬会社あたりが大金出してもおかしくない。

ドラキュリア2 鮮血の狩人2

その頃ユフィジは安置所に到着。途中廊下で(死体を運び出す)ルークとすれ違うが、やり過ごしてしまう。「2」を見ていて残念なのは、彼が肝腎な時に無能なこと。うっかりやさん。だから「3」の感想でも書いたけど、誰が主役?・・となるわけ。ところでエリザベス達、死体の胸切り開いて内臓調べていたけど、運び出すにあたってちゃんと縫い合わせたのかしら。てなわけでユフィジの前に出されたのは別の焼死体でしたとさ。なかなか気づかないユフィジ君。はよ気づけ!エリザベス達はロウルの指示で古い家へ。彼の母親の持ち物らしい。大学から大量の血液を盗み、実験開始。エリザベス、ルークの他にタニア、ケニーも加わる。ヴァンパイアを甦らせる実験・・ヴァンパイアが甦る過程を見せる映画というのは珍しいと思う。たいていは偶然血がかかって甦る。それにしても「1」のサイモンとマリー、ちゃんと(首を切るという処置)最後までやってなかったのね。・・と言うか、同じヴァンパイア・ハンターでもヘルシング系はヘルシング系、ユフィジ系はユフィジ系でかってに行動していて横のつながりがない。効率悪そう。さて、バスタブに血をドボドボ入れ、死体をひたして様子を見る。上手な乾物の戻し方・・ってしいたけかよッ!!2時間くらいたってしびれを切らしかけた頃死体があばれ出し、タニアが吹っ飛ばされ、窓を破って転落死。バスタブを二つに割るとかすごい力。それはいいけど若者四人の行動はゆきあたりばったり。まあロウルの手伝いすりゃ単位もらえるかな・・とか、金に目がくらんで・・とか、そういう連中だからね。だいたいもし本物のヴァンパイアなら普通の人間の手に負えるわけないってわかりそうなもの。でもどこか楽天的だし、半分はまだニセモノかも・・って思ってる。要するに心がまえができてない。でも仲間が死んで、これは現実だから少しは目が覚める。警察に通報しなくちゃ、もう終わりよ・・となる一方で、もう後戻りはできないぞと宣言する者も出てきて。それがエリック(ジョン・ライト)という男。3000万ドル出すという男の代理人。実験中止を主張したエリザベスも、結局は他の者に押し切られてしまう。タニアは埋めることにする。エリザベスは指の調子が変だ。じゅくじゅくしていてちっとも治らない。さて・・いとしの(←?)ビリントンドラキュラ様だけど、失敗したヤキイモみたいに真っ黒で登場。

ドラキュリア2 鮮血の狩人3

次は血だらけで(こちらの方言で「ちだらまっか」と言う)、何が何やら状態。次は水に漬けすぎてふやけたような、漂白されたようになってるし、いったいいつになったら顔見せてもらえるのかしら。さて、このままではやばいと思ったのか、実験場所を別のところへ移す。次の日(たぶん)二人の警官がやってくる。近所から苦情でもあったらしい。人目につかないからこの場所選んだはずだが、何か騒いでる・・うるさい・・となるほど近くに家があるらしい。なぜか一足先にユフィジが来ていて、彼がいるのに警官一人はあっさり犠牲になる。タニアが甦って襲ったのだ。相変わらず役に立たないユフィジ君。一般の人の犠牲防げなくても全然気にしていないのは不自然。ルークは教会へ行って聖水盗んだり、ドラキュラの周辺に種をまいたり、たくさんの結び目作ったヒモを置いてみたり。ドラキュラは目の前のものを数えないと動けない、結び目を解かないと動けない。聖水はわかるけど、この二つは初耳だ。ルークは本で読んで勉強したようで。ちなみに話が実験に移ってからは、大学も安置所での仕事もどうなっているのやら描かれない。警察の動きも描かれない。聖水を盗んだ件は、そのうちユフィジの知るところとなる。新しい実験場所は最初はどこだかわからない。後で古い屋内プールだとわかる。何でここを使えるのかは不明。何で最初からここにしないのか不明。まあ今まで書いてきたことでもわかるだろうが、ストーリーはいいかげん。解説書によれば、元々はこの「2」のアイデアが先にあったらしい。でも「1」でやったような内容に変更され、しかもある程度ヒットし、成功したもんだから、じゃ今度は元々のアイデア使って「2」を作ろう・・となったようで。きっと学生達がひょんなことからヴァンパイアの死体を手に入れ、甦らそうと実験するが・・といったようなアイデアだったのだろう。エリザベス達が出会った死体に、「1」のような来歴くっついていなくてもいっこうにかまわないわけで・・。なまじ「1」のバトラードラキュラのイメージがあるから、「2」も・・と期待しちゃうわけで。でも戻してみたらバトラーじゃなくなっていましたとさ。私はビリントンドラキュラ大歓迎だけど、いつまでたっても特殊メイクじゃちとつまらないわねえ。変にあれこれメイクせず、素顔に近くたっていいと思うが・・。

ドラキュリア2 鮮血の狩人4

でもってオーディションでのビリントンですけど、目がぎょろっとしていて、ハンサムと言うより個性的。ポール・ベタニーによく似ていて、シーンによっては「ダ・ヴィンチ・コード」のシラスそのまんま。マイケル・サラザンの若い頃にもちょっと似ている。オーディションのセリフ聞くと、「2」にはこんなのないぞ・・と。DVDには削除シーンもおさめられているが、どうでもいいようなものばかり。ホントはビリントンの出番もっと多かったんじゃないの?このセリフのシーンあったんじゃないの?・・と妄想はふくらむばかり。くそッ何でカットしたのよ、編集者表へ出ろッ!・・と、撮影されたかどうかも定かじゃないのに、地団太踏んで悔しがる私なのでしたとさ。は~彼が出ているのなら「ブレイブハート」見てみようかしら。エドワード二世の恋人フィリップ・・ってはあ?「永遠のマリア・カラス」も見なくちゃ。「バイオハザード」はチェックしたけど、ほんの端役だった。なぜ?なぜなの?彼にもっと仕事あげて~!いや、別に仕事ないわけじゃない。そこそこ出てる。でも私達の目に触れない・・ウェーン。ほぼ復活したドラキュラは、手かせ足かせつけられる。ちょっとでも反抗的な態度取ると太陽光と同じライト浴びせられる。銀メッキした鉄の鎖、水中銃・・と、いろいろ道具も取り揃えてある。ただしいくら道具揃えたってみんなアホでマヌケだからドラキュラに分がある。ロウルの目的は生命の素見つけて、安全な形で移植できる方法はないか探ること。ヴァンパイアは血さえあれば不死だし、強大なパワーも持つ。自分のような進行性の病気かかってる者も治るかも。それにそうなりゃ大儲けできる。てなわけでいくつか実験が出てくるが、これはまあ時間稼ぎ。最終的にロウルは歩けるようになり、ついでにヴァンパイアになる。結果が出るのなんか待ってられるかよ~と気の短いケニーは、自分もヴァンパイアに。ヴァンパイアになったらこういうやばいことがある・・ってわかっててなっちゃうんだからめちゃくちゃ。ありえない。ロウルもケニーもそれ以外の者も、ヴァンパイアになってすぐユフィジに始末されるので、見せ場は少ない。と言うか見せ方がへた。「1」のようなびっくりする設定もないし、ホント「2」は何がテーマなんだろう。

ドラキュリア2 鮮血の狩人5

さて最初は金に目がくらみ、無責任でもあったルークだが、他の者の暴走にはついていけない。エリザベスのことが好きだが、彼女はロウルのことしか考えていない。彼がマヒしていくのをもう三年も見ている。安置所のバイトだって、いずれ来るロウルの死を直視できるように・・という彼自身の指示である。それに今のエリザベスにとっては、体の変調を治してくれるのは・・実験でワクチンのようなものを作り、ヴァンパイアになるのを止められるのは、ロウルしかいなかった。その彼女の献身・愛情・期待は裏切られる。歩けるようになったロウルは態度を変える。15年前やはり安置所で働いていた彼。運び込まれた死体を引き取りに来た神父(彼は知らないが、その神父はシクエロスである)を見て確信する。ヴァンパイアは実在する・・と。そして次の機会を待ち続けるが、病気になってしまう。動けない自分に代わって目や耳になってくれる者が必要だ。それがエリザベス。彼女を安置所でバイトさせたのは、ヴァンパイアの死体にめぐり合うため。しかも・・そうやってだましていたのはエリザベスが最初ではなかった。彼女は五番目・・。エリックは実はロウルの古い友人。3000万ドルだの代理人だのは死体を手に入れるため、実験を手伝わせるためのウソ・芝居。あのさ、どうせならついでだからロウルとエリックは恋人どうしってことにしたら?エリックは見かけと違い、なかみは臆病で卑怯で、それでいてボスは俺だといばりたがるタイプ。ドラキュラにガブリとやられ、顔がなくなってしまう。しかも顔がない状態で甦ってしまう。悲惨と言うより笑ってしまう。まあこうやってクライマックスへ近づいていくわけだが、相変わらずユフィジ君は要領が悪い。首を切るための特殊な武器・・カマのようなもの・・や、ムチを持ってるけど、一度でピシッと決まったためしがない。ビリントンドラキュラの方は、ずーっとしばりつけられていて、血が欲しいとか血を抜かれたとか、そういう演技ばかり要求される。動き回るわけじゃないので大変だったと思う。変なメイクしてるし、見ようによってはバカバカしい。エリザベスから血をもらって二人してもだえているところなんてバカバカしい上にオマヌケムード。演じている二人もご苦労様。バカに見えるよ。でもやらなくちゃいけないし、リアルに見えなくちゃいけないんだよな。

ドラキュリア2 鮮血の狩人6

私自身はビリントンの演技には感心した方。すごい力持ってるけど今はとらわれの身。飛び立つ前の怪鳥・・みたいな。ドラキュラ自身の変化はさほど目に見えない。結び目いじくるとか、人の心あやつるとか。ロウルを車椅子ごとプールに転落させるとか。彼は邪悪な存在だけど、彼がいるせいで事件が起きてるようには見えない。結局事件は人間達が自分で起こすのだ。目の前にあるわけでもない、ただ電話で聞かされただけで3000万ドルに心を動かされる。血液や死体を盗む。親しい友人を土に埋めてしまう。かってな行動を取る。仲間割れする。ドラキュラが何もしなくても人間達の方で自滅へ向かってくれる。彼はただ時期を待っていればいい。彼にとっては時間が味方。そしてとうとうその時が来る。ブッチーンと手かせ足かせを壊し、大あばれ。やっとその時が来たぞ~!とテレビの前で大喜び。大あばれの対極で、種が何粒とか、いつの間にか結び目がほどかれていたヒモとか、そういう細かいの見せてくれるのがいい。ビリントンの声、しゃべり方もいい。やっとユフィジがストーリーに追いついて(←?)、さっそうと登場したと思ったら・・ありゃまたやられてるぞ。これじゃコメディーだろッ!!ドラキュラはユフィジの黒いコートさっと脱がし、自分で着ちゃう。その手つき、動きがモデルみたいで超カッコいい!ビリントン君過去にモデルもやってるんでしょ!そうよ絶対そうだわ!その後のユフィジをぐいと引き起こす動きもいいわあ。何と言うか人のカッコしてるけど人とは違う生き物。体の作り、力の伝わり方が違っていてパワーもある。ものの考え方、感じ方も違う。ためらいも迷いもなく即行動。すべてのものは自分のために存在する。残念ながらビリントンドラキュラの目の覚めるような活躍シーンはここだけ。しかもほんのちょびっと。残念。でも全然ないよりマシ。・・と言うか、こんなささやかなことで満足しなくちゃいけないなんて・・。作り手は他のどの部分を見て満足しろと?堪能しろと?ユフィジはドラキュラとちょこっと戦って、すぐエリザベスに水中銃で撃たれて、ありゃま死んでしまったみたいよ・・とびっくり。こらエリザベス何ということをするのよ。主役を殺しちゃったぞ。公開時の劇場に走る驚き・・息をのむ気配が想像できるね。

ドラキュリア2 鮮血の狩人7

「3」を見て生き返ったとわかるけど、「3」見てない人は?てなわけで私にとっては「2」はビリントンドラキュラステキ映画ですの。ビリントン鑑賞映画でもある。ユフィジ何のために出てきたの映画でもある。リーよそれでも主役かよ映画でもある。まあとにかく私が「3」に期待寄せたのも無理はないのよ。やっと自由になったのだからさぞ「3」では・・。ぞんぶんに活躍するはず。活躍しないことがあろうか、いや、ない。ところがアナタ・・。ユフィジが見る幻影の中には「1」っぽいものと「3」っぽいものがまじって出てくる。「1」は(すでに起きたことだから)わかるけど、これから起きる「3」のことが何で出てくるの?前にも書いたけど「2」と「3」は同時製作らしくて。もうあの城の地下でのグロテスクなシーンはとり終わっているわけ?ルトガー・ハウアーもサブリミナル的にうつっているらしい。ってことは「3」でビリントン使う気は元からなかったわけ?「2」は節約して「3」でハウアー使ってちょっと豪華にいこうや・・ってわけ?「3」のハウアーでお金使うから「2」は無名俳優で行こうぜ・・とか。作り手の馬鹿馬鹿薄情しぶき~♪ところでこのシーンで一瞬キリストみたいな・・ユダみたいな男性うつるんですけど・・誰なんですか?そういう疑問にも「3」は触れてくれない。中華鍋・・いや、パラボラアンテナでテレビ見放題とかそっちの方行っちゃう。後で調べたらこの謎の青年はキリスト。演じているのはデヴィッド・J・フランシス。「1」にも出てたらしい。ちなみに彼は「ゾンビナイト」という映画の監督でもある。はい、わかってます。「2」はくだらない、出来の悪い映画ですよ。でも困ったことにこういう欠点があっても好きなんですの。何か一つ気に入ったものがあればそれでオッケーな私。早速レンタル店で「永遠のマリア・カラス」借りてきたぞ。おおッ、のっけから出てるじゃないですか。「バイオハザード」よりはマシ。いつもジェレミー・アイアンズの後ろにいる。画面にはうつっているけど背景と同じ。役名はブレンダン。名字もなし。スポットライトが当たる主役になれるのはほんの一握りの俳優。ほとんどの観客が見ているのも彼・彼女。ああでも中には彼らを見ず、背景を見ている私のような者もいるわけで。後ろにちらりとでもうつっていないかと目をこらしている物好きなのが・・鮮血の狩人ならぬ背景の狩人。はあ~それにしても特殊メイクなし、素顔のビリントンはハンサムねえ・・。

ドラキュリア3 鮮血の十字架

「ドラキュリア」の感想を書いたのを機会に「2」をレンタル。続いて「3」もレンタル。「ゴッド・アーミー」の例があるので、出来は期待してない。・・と言うか、「3」に限っては期待のほぼ100%はドラキュラ(ドラキュリアと書くべきなのだろうが、なぜドラキュラでなくドラキュリアなのか今いちわからん)役スティーヴン・ビリントンを見ること。「2」では白塗りでほとんど素顔わからないし、ずーっととらわれの身。ラストでやっと自由になったのだから「3」ではさぞや大あばれ・・とウヒヒ。ところが!・・彼、出ていないも同然。つなぎにちょこっと・・ケチったヤマイモみたい。何だよ~ちゃんとキャストに名前出てるのにぃ~回想シーンでチラ・・それも「2」のワンシーンの使い回しだよね、あれって。これにはがっくり。詐欺だぁ~!「2」を見ると「1」のバトラードラキュラはなかったことにしてくださいねウフ状態。「3」では「2」のビリントンドラキュラはなかったことにしてくださいねエヘ状態。最後まで今か今かと待ちながら見ていた私の期待は・・純情は・・ええいどうしてくれるのかにゃんにゃん。さて、正直言って「3」は「2」の直後から始まるので、「2」を見ていない人にはわかりにくいと思う。「2」を見たばっかの私でさえ何で話がルーマニアへ飛ぶのかわからん。ドラキュラの故郷だから?いや、「1」のつながりで行くと故郷は○×△だろッ!その前にベルリンとかイタリアに寄り道。「2」のラストであっけなく死んだはずのユフィジ神父(ジェイソン・スコット・リー)が生き返る。「2」の生き残りルーク(ジェイソン・ロンドン)は、吸血鬼になってしまったエリザベス(ダイアン・ニール)が忘れられない。何とかして助けたいとユフィジに同行する。ベルリンでは吸血鬼ハンターとしてちょこっと修行。見ている我々にはエリザベスが人間に戻れないのはわかってる。ルークが彼女を助けることはできない。彼がエリザベスを殺すか、自分から吸血鬼になるか、どっちかしかない。ううむ、あんまりおもしろくなりそうなストーリーじゃないぞ。イタリアではユフィジは枢機卿(ロイ・シャイダー)に会う。シャイダーは「2」に続いての出演だが、どうってことない役回り(「2」と「3」は同時製作だったらしいからまとめ撮りだろう)。盲目らしいが、ユフィジを育てたらしいが、詳しいことは不明。

ドラキュリア3 鮮血の十字架2

ユフィジは五年も行方をくらましていて、帰ってきたと思ったら金の無心。と言っても遊興費ではなく、吸血鬼退治のための活動資金。そりゃ世界中を飛び回ってるしお金必要だわな。枢機卿が言うには、ユフィジには越えてはならぬ一線を越えてしまったといううわさが・・闇の力に屈してしまったという・・。この言葉からユフィジのことが少しずつわかってくる。「2」を見ていても彼のことはほとんどわからない。でもなぜ昼間サングラスをかけているのか(キザだからではないのだ)、なぜ自分をムチ打つのか(マゾだからではないのだ)、なぜ太陽の光を浴びて吠えるのか(これがホントの太陽にほえろ!)、「2」のラストで死んだはずなのになぜ生き返ったのかわかる仕組み。これはなかなかよかった。「2」だけだと彼のキャラは意味不明。実は彼は半分吸血鬼状態。でも意志の力で抑えつけている。その意志力を養うため苦行しているらしい。朝の太陽の光を浴び、毒素を中和させているらしい。でもいつかは本当に吸血鬼になってしまうかも。その恐怖心と常に戦っている。吸血鬼なりかけと言えば「1」のヘルシングもそうだったけど、苦行も何もしてなかったな。もう老人だからかな。さて、枢機卿はユフィジの任を解く。解くと言われてもはいそうですかとはならない。枢機卿は盲目だからユフィジの苦悩・変化には気づいていないのか。熱心なあまり暴走ぎみ。ここらで少し休養しなさい・・とかわりと簡単に考えてない?で、ユフィジは神父やめたの?カラーはずしていたけど。その後ルーマニアへ行くわけだけど、資金援助なくなったのに困ってるふうも見えない。でもこういうつじつま合わせは「3」は・・「3」も・・いいかげん。何しろ別のドラキュラ出てくるしぃ。何の説明もなく。「3」は近未来の設定で(そうだったの?)、ルーマニアはNATO軍の戒厳令下ということになってる。山間部に入ると反乱軍が住民襲ってたりする。そういうのを見るとルークは通り過ぎることができない。助けなくちゃ・・となる。ユフィジは早くドラキュラがいる城に着きたいが、ルークが足を引っ張る。こういうのにかかわり合っていたら切りがないのだが・・。後でわかるが、町が燃やされたり人が殺されたりするのは吸血鬼の仕業という場合もあって。また、反乱軍が城のドラキュラに食料(村人)調達していたり。その代わり自分達は吸血鬼に襲われる心配はないと。

ドラキュリア3 鮮血の十字架3

で、またこういう紛争を取材しにノコノコやって来る連中がいて、早速やられてしまう。カメラにはうつらないし、何に襲われたのかわからない。まさか吸血鬼がそこらをうろついているなんて思いもしない。見ていると彼らは吸血鬼に狙われているとわかった後も何もしていないな。せめて首に何か巻くとか、夜一人でフラフラ出歩かないとか、顔見知りだからって安易に信用しないとか少しは・・。で、次々にやられていって。クルーの一人が死ぬ時、ユフィジはもう神父じゃないけど祈ってやるのよね。ここがよかった。神父かどうかなんて関係ないのよ。祈ってあげることが大事なのよ。死んだ人達は昼間の間にちゃんと始末つけておかないと、夜吸血鬼になって甦ってしまう。だから忙しい。で、あれこれあってやっと城に着く。ユフィジはこの城のドラキュラと以前戦ったことがあるような・・。こちらのドラキュラはルトガー・ハウアーが演じていて、「3」のとりえは彼が出ていることらしい。そりゃ「1」当時のバトラーや、今も売れてない(?)ビリントンにくらべりゃ大物だけど。ほめてる人もいるけど私は別にぃ・・。何でビリントンじゃないのよ・・ってどうしても思ってしまう。この城にエリザベスがいるってことは、ビリントンドラキュラが連れてきたからでしょうが!でも都合のいいセリフがあるのよ。ドラキュラは一つの存在じゃない、どの時代にもいろんな名前で存在していたのであ~る。だからバトラードラキュラはビリントンドラキュラであり、ハウアードラキュラでもあるのだ。哲学的だなあ・・ってそれでいいのかよ、統一希望。ハウアードラキュラはパラボラアンテナたくさんつけて世界中のテレビ番組見ている。人里離れた古城に住んでいても、何でも知ってるってことか。きっと株式投資もしているんだろう。サッカーやオリンピックも見てるんだろう。城の一室にはエリザベスもいる。彼女はいまだに人間の血を吸うことには抵抗があり、吸血鬼どうしですすり合っている。この、血で彩られたグロテスクなシーンが、この映画の見どころなんだろう。でも私は何も感じないけど。やっとエリザベスを見つけたルークだが、彼女を本当に救うには殺すしかないのだった。ま、悲恋ですわな。来る前からわかっていたことだけど。吸血鬼って自分から死ぬことできないのかしら。誰かに正しい方法で殺してもらわないと・・。でも朝になったら日光浴すればすむことじゃん。

ドラキュリア3 鮮血の十字架4

ただ一人生き残ったテレビクルーのジュリア(なかなかの美人)は、いつしかユフィジに恋をしていたが、やはり彼の腕の中で死ぬ。ま、悲恋ですわな。でも後で生き返る・・何じゃそりゃ。ってことはユフィジが自分の血与え、吸血鬼として生き返らせたのか。自分と同じ半吸血鬼。朝になったら二人して太陽に吠えるのか。二人してムチ打つのか(オヨヨ)。ハウアードラキュラはわりとあっさりやられてしまう。まあ年だから仕方ないけど。ユフィジが王座に座って映画は終わる。何が何だかわかりましぇん。この後も作る気だったか「ドラキュリア4 センケツの王座」。王座にしるされた千のケツのあとの謎とか。まあ、見終わった後で時間損した・・とは思うけど、とりえが全くないわけではない。一つはリーが主人公らしくなったこと。「2」では誰が主役?ってくらいユフィジのカゲはうすかった。今回は彼のユニークさ(白人でないこと)がいい。体はがっちりしていて頼もしいし。ただ激しいアクション期待すると肩透かしを食う。王座に座っている時の表情もよかった。目に力があるから。もう一つよかったのはルークがユフィジと同じくらい主人公していること。ジェイソン・ロンドンはわりとかわいい顔しているので、内容つまんなくても見続けようという気になる。「ドラキュリア」二作の他は大した出演作もないようで。調べてみたら双子の兄弟がいて、ジェレミー・ロンドン。ん?どこかで聞いたような・・と思ったら「地底探検/アース・エクスプローラーズ」に出ていた。トリート・ウィリアムズ主演で、ブレン主演の「センター・オブ・ジ・アース」と同じ原作の映画化。少し前WOWOWで放映された。私は前編しか見てないけどジェレミーはブレンによく似ていて。ジェレミーの方がハンサムだが、ブレンほど大柄ではない。他の出演作はジェイソン同様ぱっとしない。この二人、珍しいほどの美形双子。他に美形双子と言ったら「レストストップ」に出てきた二人くらいか。いずれにしてもこの二人、もっと起用すべきですぜ。美しさはいつまでも続かない。今ならまだ間に合う!このまま老けさせたのではもったいない!ビリントンについては「2」の感想のところで書く。もう一度ちゃんと見てから書く。なかなか順番通りとはいかないものなんだぜい。