ディフェンダー

ディフェンダー

ちょうど五年前に録画したもの。テレビ東京が入らなくなるので・・「午後のロードショー」が見られなくなるので・・いくつか録画しておいたのだ。長い間ほったらかしにしてゴメンね。これはドルフ・ラングレンの初監督作品らしい。冒頭救急車で運ばれるランス(ラングレン)。そこから1991年のイラクへ。捕虜になり、二人の仲間は殺され、拷問を受けるランス。この後どうやって助かったのかは不明。今では国家安全補佐官ジョーンズの警護をしている。彼女は表向きは平和会議に出るということにして、ある人物と秘密に会うことに。場所はルーマニアのホテル。ランスはチームのみんなと警護にあたるが、紅一点のケイが、出てきた時からうさんくさいので、クライマックスで裏切り者とわかっても驚きはない。密会の相手が到着し、会談が始まるが、突然襲撃が起きる。どう見たって内通者がいるとしか思えない出現の仕方。さてこの映画・・銃撃戦が多い。重装備の相手はともかく、ランス達はそのうち弾切れになるはずだが、無限に撃ってる。最初はホテルの中で、そのうち地下道へ。たぶんここは取り壊し予定の建物なんだろうな。だからいくら穴がボコボコあいてもノープロブレムとか?仲間が一人また一人と死んでいくのがランスにはつらい。イラクでの記憶が蘇る。地下に隠れていたジョーンズとジャマールを見つけるが、ジャマールの方はあの時自分を拷問したやつだ。ジョーンズが言うには、会談はテロの首謀者であるジャマールに、金と引き換えに消えてもらうためだった。アメリカはテロリストとは交渉しないというのが建前だから、これが公になれば大統領は失脚する。だから極秘に・・。でもこれもウソで、実はジャマールはニセモノでCIA、警護のモーガンはMI5だった。大統領失脚を企む愛国者グループをあぶり出すための大芝居。作戦が成功しても死んだ仲間やモーガンは帰ってこない。ラスト・・ランスはジョーンズの申し出を断って仕事を辞す。それにしても・・ジャマールがCIAというのは・・。ランスがイラクから生還できたのは実は彼のおかげだったりして・・などと思ったりしたけど違うのね。本物はどこかにいるってことだな。この映画はラングレンの自己満足映画と酷評されてるけど、それほどひどい出来だとは思わない。画面を揺らすなどアホなことやってるのはバツだけど。モーガンやリー、スティーヴンソンなど脇キャラがよかった。