デイライト

デイライト

ニューヨークとニュージャージーを結ぶトンネルはラッシュで車が数珠つなぎ。ああなってこうなってで有毒廃棄物が爆発。多くの車が巻き込まれる。その爆発の描写はこれでもかという感じでものすごい。ラトゥーラはタクシーの運ちゃん。我らがシルベスター・スタローンは、救助隊のチーフとして颯爽と現われるのかと思ったら・・。彼はある事故のせいでEMSを免職に。EMSって緊急医療班のことか。国際スピード郵便のことかと思った(元〒局員なもんで)。今では部外者だが、その方法じゃだめだ、オレに考えがある・・と、強引にストーリーに割り込んでくる。すんなり出てくるのじゃだめなのだ。いつの間にか指揮を取り、単身救助に向かう。チームじゃだめなのだ。トンネル内は酸素供給のため、換気扇を止めるわけにいかない。その換気扇は手動でコントロールできないってんで、トンネル内部へ入るまでが一苦労。救助が来たと喜んだら一人なので、生存者達は失望する。早速オレがチーフだと言い張るバカだの、ラトゥーラの過去をほじくるバカだのが出始める。水による体温低下、崩落その他危険が目白押し。もちろん解決法の多くは爆破。あれもこれも爆破で切り抜ける強引さ。スタローンはやせて目がギョロギョロしているが、動きは軽い。「ポセイドン・アドベンチャー」とストーリーは同じと書いてる人が多いが、私は見たことないので、それなりに楽しめた。マデリーン役エイミー・ブレネマンは「88ミニッツ」に出ていた。彼女が住んでるアパートがすごい。ゴキブリがうようよ、引き出しを開けるとネズミと目が合う。スティーヴンがジェイ・O・サンダース、妻のサラが「バーディ」のカレン・ヤング。マイキー役レノリー・サンチャゴは「コン・エアー」、ジョージ役スタン・ショウは「スネーク・アイズ」のボクサーか。土木局のクソババアがローズマリー・フォーサイス、ノーマンが「バニシング・ポイント」のバリー・ニューマン、エレノアが何とクレア・ブルーム。他にダン・ヘダヤ。生存者のうち真っ先に死んでしまうのがロイ役ヴィゴ・モーテンセン。カッコイイのは二人いらない、定員一人ってことか。犬も一匹いるが、死んだと思わせてちゃんと助かる。アメリカ映画では犬は助かることになっている。代わりにエレノアが死ぬ。おばあちゃんが死ぬのは問題ないらしい。最初の方で街の様子がうつし出される。どっしりと重厚な建物や橋・・ゴジラがヌッと出てきそうだ。