ダレン・シャン

ダレン・シャン

ダレンは特に問題も起こさない優等生。昔彼をいじめっ子から守ってくれたことのあるスティーヴ。二人して奇怪なサーカス・・”シルク・ド・フリーク”を見に行ったのが運命の分かれ道。クモオタクのダレンは、ショーに出ていた毒グモを盗み出し、ヴァンパイアオタクのスティーヴは、クモ使いのクレプスリーが本物のヴァンパイアなのに気づく。ある日突然闇の世界に、運命的な出会い、超能力、強大な敵・・まあよくあるファンタジー。出演者は豪華。クレプスリーがジョン・C・ライリー。彼が主役に見える。ヴァンパイア仲間のガブナーがウィレム・デフォー。メイクのせいで「グレートレース」の時のジャック・レモンのバカ殿様みたい。出番は意外と少ない。クレプスリーの恋人ヒゲ女がサルマ・ハエック、団長が渡辺謙氏、他にオーランド・ジョーンズ、フランキー・フェイソン。再生女役ジェーン・クラコウスキーは「くちづけはタンゴの後で」に出ていたらしい。ダレンの父親役の人は「メンタリスト」に出ていた。顔の四角いジェラルド・バトラーと言ったところ。母親役コリーン・キャンプは、なぜかものすごく太っていて別人のよう。ミスター・タイニーもすごく太っているが、こちらは特殊メイクか。マーロックが「パニッシャー:ウォー・ゾーン」のレイ・スティーヴンソン。でも暗くて顔はほとんどわからん。ダレン役クリス・マッソグリアは知らない人。スティーヴ役ジョシュ・ハッチャーソンの方が「センター・オブ・ジ・アース」、「ザスーラ」などで有名か。キャラもスティーヴの方が・・悪ガキだし家庭に問題あるし・・と、目立つ設定。ダレンは彼を親友だと思っているが、我々から見れば悪影響しか与えない負の存在。なぜダレンは彼と離れられないのか。原作は10何作も続くベストセラーらしい。当然映画はシリーズ化を狙い、今回は導入編。しかし大コケしたらしく、次のは作られずじまい。確かにおもしろくないし、マッソグリアには映画を引っ張る力も演技力もない。と言って私はスティーヴのような、物事を悪い方へ悪い方へと持っていくタイプも嫌いなのだ。まあマッソグリアは髪が黒く、目が大きく、鼻や口元はやさしげ。体つきもほっそりしていて女性的。「ヘルハウス」のパメラ・フランクリン風で、目の保養にはなる。