ダーク・タイド

ダーク・タイド

今更サメの映画なんか作って誰が見るのかな。私が見たのはオリヴィエ・マルティネスが出てるからです。びっくらこいたことに彼はハル・ベリーと結婚したそうで(結婚させられたのかな?)。この映画が縁で?サメからは逃げられたけどベリーからは逃げられなかったとか?それはともかくこの映画を見る人がいたとしたら男はベリーの美ボディ目当てでしょう。40過ぎてあの美貌、あの美ボディ(たぶんサメのエキスのおかげでしょう)!ウエットスーツで隠れてしまうのはもったいないが、でも着てないとスタントの人が困るわな。女性はマルティネス目当て。こういう短めのさっぱり髪型の彼は初めてかな?ハンサムぶりがいっそうあらわに・・。南アフリカでサメの映画とってて、犠牲者が出て失意のヒロイン、ケイト(ベリー)。一年後・・夫ジェフ(マルティネス)ともうまくいかなくなり、船はオンボロ、しかも差し押さえられそう。いちおう彼女は海洋生物学者らしい。ある日物好きな大富豪ブレディ(ラルフ・ブラウン)がサメと戯れたいとか言ってくる。10万ユーロ出すと言うのでケイトも承諾。で、お定まりの流れ。見ていてホントいや~な気分。最初のシーンから何だか軽薄な気分が漂う。キャピキャピとかピキピキとか音がしそうな感じ。普通に真面目に行動するってことがない。とにかく浮かれた感じ。で、事故が起きてそれを引きずって一年後同じような・・いやもっとひどい状態になるんだけど、その前はやっぱり浮かれた感じで、全然懲りてないじゃないか、誰か止めるのはいないのかって感じ。凄まじい痴話げんか、仲直り、意味もなく暴走。夜、湾外に出たせいで大波、故障、転覆、おまけにサメ。最終的には見ている者が助かって欲しいと思う者が生き残り(ケイト、ジェフ、ブレディの息子ルーク)、どうでもいいのは食われる(ブレディ、トミー)。どうせブレディは末期ガンで余命わずかだし~。一番たまげるのはラスト。今度こそとんでもないトラウマ負ったはずのケイトがサメの研究がどーたらこーたら。ジェフとのよりも戻ったようで。そんなことありえんてば!危険へのゴーサインを出したのは彼女。二人の死、事故の責任は全部彼女にある。裁判沙汰になったはずだが・・。画面は暗く、せわしないくせにモタモタ。唯一よかったのはイルカやオットセイのシーン。