ダンテズ・ピーク
「ボルケーノ」とほぼ同じ時期、同じ題材・・どっちがヒットしたのかな?あっちは何度か見ているけど、こっちは見るの初めて。冒頭はコロンビアらしい。避難の途中で恋人をなくしたハリー(ピアーズ・ブロスナン)は、四年たっても心の傷が癒えない。上司ポールに調査に行かされたのがノーザン・カスケード。そこにあるダンテズ・ピークは死火山と思われているが・・。日本は火山国だから、ここで起こることは他人事じゃない。と言って、いつ起こるかわからないことにびくびくして暮らすわけにもいかない。まあ映画だから火山は必ず噴火するけどさ。町長のレイチェル(リンダ・ハミルトン)は、二人の子供を抱え、食堂もやってる。夫ブライアンは六年前に失踪。ハリーも彼女も辛い過去を抱え、孤独である。非常時だと言うのに・・いや、非常時だからこそ引かれ合う。義母ルースは頑固で、警報が出ても山を下りないし、子供達は勝手にルースのところへ行ってしまう。兄のグラハムは子供なのに運転しちゃう。妹のローレンの方はハミルトンによく似ている。犬はいなくなる。ポールはハリーの言うことに耳を貸さない。命綱をはずしたテリーは転落し、欲張りのヘリのパイロットは墜落する。ポールもいつの間にか死んでるが、カットされたのかな(見たのは「午後のロードショー」でだからね)。まあとにかくこうなるな・・と思ってると、必ずそうなる。集会で大勢集まったところで噴火が始まる。グッドタイミング。午後6時からと聞いた時点で、私なんかは「遅い!」と思ったけど。勤めている人もいるからそうなるんだろうけど、集会の後で何をするにしても夜・・暗いわけで・・。会場はあっという間にパニックに。人々は出口に殺到。その後は車が大渋滞。地形的に町は谷底にあるから火砕流はこっちに向かうと予想できるはず。これなら安全というルートはないのか?特撮は迫力があってよかったと思う。ブロスナンはハンサムで穏やかな感じなのがいい。ハミルトンはややくたびれた感じ。何で町長に選ばれたのかな?グレッグ役の人は「トゥルーライズ」に出ていた。いつもパソコンに向かっている役ばかり。他にツィ・マー。それにしても子供達のうるさいこと。「助からないの?」「死んじゃうの?」ワーワーギャーギャー。「そうだよ、死ぬんだよ」って言ってやれば静かになったかも(おいおい)。