スリープウォーカーズ

スリープウォーカーズ

猫がたくさん出てくるらしいのでレンタルしたが・・。原作はスティーヴン・キングらしい。監督は「サイコ4」や「ライディング・ザ・ブレット」のミック・ギャリス。キングは墓地の管理人の役で出ているが、もう半分にした方がいい。あまり引っ張ってはいけない。あれ?もしかしてキング?くらいにしとけ。クライヴ・バーカーやトビー・フーパーも出ていたらしい(皆さん出たがりなのね)。さて「スリープウォーカーズ」・・こんな伝説があるのかどうか知らんが、猫と人間の中間的生き物で、猫が天敵(何じゃそりゃ)。流浪の民で元々は吸血鬼らしいが、血ではなく精気を吸う。あッ、じゃあスペースバンパイアの子孫じゃん。後で出てくる怪物はスペースバンパイアに似ているし・・。ヒロイン、タニア役メッチェン・エイミックはくっきりした顔立ちの美人。「ツイン・ピークス」でおなじみ。美人で気立てはいいがあまり頭の鋭い方ではなく、よくない男にずるずる引きずられるタイプ。最近町に住みついたチャールズ(ブライアン・クラウズ)、メアリー(「サイレントヒル」などのアリス・クリーグ)母子。この二人の近親相姦的描写が多く、うんざりさせられる。チャールズは飢えている母親のために獲物を見つけなければならない。高校でタニアに目をつけ、親しくなることに成功する。家のまわりは猫だらけ(うらやましい・・)、早くしないと・・(どうなるの?)。特殊メイクは怖いと言うより滑稽。サム・ライミならもっと笑えるホラーにしたのではないか。こちらは物悲しさを出したかったのだろうが、どうもうまくいっていない。人に知られずひっそりと・・町から町へ・・いい題材になりそうなのに。クラウズは顔立ちは悪くないが、鼻が低い。すぐ鼻に目が行く。猫っぽいメイクをするには高い鼻は邪魔だ。彼が選ばれたのは低い鼻のせいか・・。こういう映画の常道で、タニアは意外と抵抗する。重傷を負ったチャールズの代わりにメアリーが立ち上がる。あんた、そんなに動けるなら自分で獲物取りなさいよ。二人とも姿を消せるなら何でその能力もっと獲物取りに使わないのかしら。チャールズに殺された教師のことが話題にならないのもおかしい。まあ物足りない出来だけど、猫がたくさん出るシーンはウヒョホだし、中でも警官にかわいがられていたクロビスが活躍(?)したのでまあいいか。あ、ロン・パールマンがクソな警官役で出ていたぞ。