世紀の謎・空飛ぶ円盤地球を襲撃す

世紀の謎・空飛ぶ円盤地球を襲撃す

「地球の静止する日」がリメイクされるらしい。リメイクばやりには食傷ぎみの私だが、このニュースだけは大歓迎。だってぇ・・主演がキアヌ・リーブスですってよ!キアヌのクラトゥ・・うう、ぴったりじゃん!謎めいていて高潔で・・。一時アンジェリーナ・ジョリー出演の話もあったらしい。と言うとヘレン役か。子持ちの美しい未亡人・・「今度のキアヌは助けてくれない」じゃなくて「今度のキアヌは恋に落ちる」だなきっと。もっともジョリーの件はぽしゃっちゃったらしくて、誰がヘレンやるのか未定。今のところキャストで決まっているのキアヌだけ。ってことは映画完成して公開されるのずっとずっと先。でも私「待つわ」!!さてこの「世紀」だけど主演はヒュー・マーロウ。「地球」でヘレンのフィアンセ、トムをやってた人。トムはお金欲しい、有名になりたい・・の低俗な男。別に悪人じゃないけどクラトゥにくらべれば格段に落ちる。恋に目がくもっていたヘレンも、彼の本性に気づいて一気に熱がさめ・・。そういう印象強いので、こっちの映画見てもついつい。有能な科学者マーヴィン、新婚なのででれでれしたいが、空飛ぶ円盤が現われちゃった。向こうは何やら交渉したかったらしいけど、すぐ戦いになっちゃう。ものの考え方、時間の概念、科学技術の差・・どれを取っても違っている。地球人どうしでさえうまくいかないのに、宇宙人とじゃあね、うまくいきっこない。それに友好的な態度装っていても本心は違うかもしれないしぃ。でもってマーヴィンは奥さんのキャロルと力を合わせて武器作ってドンパチやって、見事撃退全滅させましたとさ、めでたしめでたし。また来るかしらとキャロルは心配するけどマーヴィンは来るわけないさ・・と楽観的。何しろ新婚だしハネムーン中だしアメリカ人だしぃ(←ノーテンキってこと)。円盤とかはよくできていると思う。そりゃ今の映画にくらべればちゃっちいけど、そういうのは欠点ではない。ただストーリーは平凡だしマーロウのマーヴィンにも魅力がない。ところでこの頃のマーロウはエフレム・ジンバリスト・Jrに似てますな。まあこういうのを見れば見るほど「地球」の特異性、独創性は際立つ。はっきりとしたメッセージがあるし、高潔で忘れがたい人物が登場する。リメイク版もそういう上質な作品でありますように。