ソーラー・ストライク2013
だいぶ前に「午後のロードショー」でやったもの。ローブリング社が開発したクリッパー・・スカラー・エンジンで月へも行ける。初飛行には大統領夫人だの社長自身が乗ってムードを盛り上げる。大統領科学顧問シェリルの元夫クレイグ(アンソニー・レムケ)はスカラー・エンジンの開発者。今の夫は元宇宙飛行士のウィンクロフト。クレイグはまだ彼女に未練がある。デニース(ミレーヌ・ディン=ロビック)はクレイグが好きだが、振り向いてもらえない。ディン=ロビックは黒髪で、どことなくノラ・ミャオ風味。クリッパーは太陽の異常現象の影響で、月を通り越し、太陽へ。乗組員をクレイグ達が助けるのかなと思っていたら、あえなく消滅。別れのシーンが延々続くが、クレイグはデニースに愛を告白されてもウソはつけないと応じない。よっぽどシェリルが好きなのね。太陽に衝突したスカラー・エンジンのせいで異常気象やら災害やらが描写されるが、何だかなあ。一企業が開発したもののせいで地球滅亡の危機に。成功信じて疑わず、万一の場合の備えなし。第一太陽が異常だっていう時期に何で飛ばすのよ。アンタ達は自業自得だけど、他の国まで巻き込むなっちゅーの。もちろんこの危機を救う秘密兵器は存在する。軍はスカラー・エンジンをスカラー爆弾に改造。爆発でおかしくなったものは爆発で直せばいい・・ってアンタ。クレイグとウィンクロフトが太陽に向かって発進。最後はクレイグが爆弾もろとも太陽に激突、地球は救われましたとさ。ここらへんは「サンシャイン2057」と同じですな。それとは別にアフガニスタンの難民キャンプも描かれる。こちらは非常に重苦しい内容。難民達を助けるため、ジョーンは一人の少女を犠牲にするはめに。あたしゃてっきり殺したと思わせて(耳元で何かささやいていたように見えたもんで)、実は・・となるのかと思ったらホントに殺しちゃった。異常がおさまってみんなが喜んでいても彼女だけは・・ああもう少し早くこうなるってわかっていれば・・。ジョーン役はジュリア・オーモンド。「サブリナ」のヒロインらしい。たまげたことにオリジナルは178分あるらしい。「午後のロードショー」だと約半分にカットされたことになる。たぶんだいぶ感じが変わっていると思うが、オリジナルを見たいとは思いません!