スパイ・ハード

スパイ・ハード

笑えるかな・・とレンタルしたが、そうでもなかった。最近レスリー・ニールセンを見かけないが、まだ生きてるはずだ。私が彼を知ったのは「テレビジョンエイジ」という雑誌の「ニュー・ブリード」の記事。見たことはないが警察物らしい。でも題名のせいで私はSFかと思っていて。そのせいで、また見かけから、ニールセンからはどことなく神秘的な印象を受けた。だから後年こういう役をやり始めた時はとまどった。と言ってもちゃんと見たのは「Mr.マグー」だけだけど。スパイのスティール(ニールセン)は悪者ランカー将軍(アンディ・グリフィス)を倒すが、最愛のヴィクトリアをなくしてしまう。ランカーはブレジネフみたいな顔をしている。15年後実はランカーは生きていて、よくわからんがチップがどうのこうの。世界制覇を企んでいるらしい。彼に復讐しようとしたバーバラ(ヴィクトリアの娘だが父親は誰?)はつかまってしまう。そこでスティールが登場。・・でもストーリーなんてどうでもよくて。しかけにしろギャグにしろみんな小粒。無意味なバスの暴走(盲目のレイ・チャールズが運転手だ)とかパット・モリタのウエーターとか笑えるところもあるが、笑えないところもいっぱいある。映画のパロディは「パルプ・フィクション」や「ホーム・アローン」くらいはわかるけどあとは・・。私の見る映画って限定されているから。マイケル・ジャクソンはそっくりさんだが、チャールズとハルク・ホーガンは本物。大統領役の人は「ミディアム」でジョーのパパやってるブルース・グレイ。チップ開発した教授役の人は「2010年」や「薔薇の名前」に出ている。他にマーシャ・ゲイ・ハーデン、クライド草津、Mr.Tなど。ロバート・カルプも出ていたらしいが気がつかなかった。彼は今年3月に亡くなったようだ。スティールは52歳くらいの設定らしいが、どう見たって70のおじいちゃんだから、美女とのシーンはない方がいい。まあ007のパロディも入ってるから(オープニングのシーンはモロパロディ。美女と肥女が泳ぐ)こういうシーンもありなんだろうが。美女にしてもヴィクトリア(とバーバラ)、教授の娘ベロ肉・・ってタンかよッ・・ベロニク、殺し屋デザイアー何とか・・みんな似ている。特にベロニクとデザイアーは区別つかん。スティールに協力する運転手カブールがいたのは助かった。おじいちゃんばっか見てるのはねえ・・。