スプリング 死の泉

スプリング 死の泉

これはカイル・マクラクランが出ているからと、中古DVDを入手。2000年ならまだ大丈夫だろう。う~ん、つまり美形の中には劣化の激しい人もいるから。作家のコンウェイ(マクラクラン)は息子のニック(ジョセフ・クロス)と二人で旅行中。途中で脱輪して困っていたウッドロウ夫妻を助けるが、彼らが去った後、忘れ物に気づく。荷物についていたタグを頼りに訪れたのはスプリングビルという小さな町。警官のジョッシュ(アーロン・パール)達はよそ者にいい顔しないが、ガス欠なので一晩泊まることにする。翌朝ニックが骨折し、病院へ。担当の医師ソフィー(アリソン・イーストウッド)は美人で、コンウェイは心引かれる。ニックのこともあるし、しばらくこの町にいることに。冒頭の夫婦を始め、住民達には妙なところがあるが、実は森の奥にある泉のせい。飲んだり浸かったりすると、病気やケガが治る。若さも保てる。公にすると人々が押し寄せるから、住民は利用する代わりに秘密を漏らさないことを誓約する。生きられるのも100年目の誕生日までと決める。その日が来るとパーティが開かれ、当人は溺死させられる。コンウェイはニックのケガが治ったのを見て、泉の効能を信じる。若くして亡くなった妻や、アルツハイマーにかかった母を見ているから、この町で暮らしたいと思い始める。もちろん半分はソフィーのことがあるからだろうが。ところが親しくなったガスが100歳になり、彼を溺死させる役目を課されたコンウェイは・・。泉になぜこのような効能があるのかはスルー。なぜみんなの前で溺死させるような方法を取るのかもスルー。泉の水を飲まなくなれば老化が進んで死ぬのだから、それでいいのに。あと、秘密を住民全員で共有しているのか。子供とか秘密を漏らさずにいられるのか。イーストウッドは、もったりした声としゃべり方に特徴がある。院長のダン役の人はニコラス・ケイジに似ている。クロスは「ブラックサイト」に出ていた人だな。マクラクランはどの映画でも印象薄い(「ヒドゥン」は別だけど)。ジョッシュ役パールの方が印象強烈で。まあ全体的には「だから、どうなの?」って感じかな。怖くないし、ミステリアスでもない。