ザ・スピリット
「ホワイトアウト」等見てガブリエル・マクト気になっているもんで・・WOWOWで見た。冒頭ネコが出てきて、ネコ好きの私は一瞬期待したんですが・・全然だめでした。10分もたつと、何じゃこりゃ。20分もたつとがまんしてつき合ってる気分。早く終わってくれ~!色調は黒白赤。私は見てないが「シン・シティ」もこういう感じか。コミックが元らしく、話は荒唐無稽。シリアスかと思うとふざけてるし、日本では絶対ヒットしないタイプ。出演者はマクトの他にスカーレット・ヨハンソン、サミュエル・L・ジャクソン、エヴァ・メンデス。この中ではマクトが一番知られていないのでは?主役なのに。クセのある作りな上、マスクしてるから一度も素顔拝めない。ソフトな声、女にモテモテのやさしさ・・途中からジョージ・クルーニーに見えてきたぞ。でもこんな映画の主演・・オファーが目白押しの売れっ子はパスするだろう。顔は見えないしばかばかしいストーリー。どんな仕事でもやりますっていうヒマこいてる俳優しかしませんよ。マクト・・きっとヒマだったのね。ジャクソンが出てるのはちっとも不思議じゃない。彼仕事選ばない。登場人物に全く魅力がないのは見ていて悲しい。コミックだからうすっぺらで当然だが、ホント何も感じない。幸せになって・・とか、助かって・・とか普通は思うものだが、どうなろうが知ったこっちゃない。主人公スピリット(マクト)、敵オクトパス(ジャクソン)、二人とも不死身なので、どうしても命粗末にする。ヒロイン、サンド(メンデス)がまた魅力に乏しい。ひかりもの大好きという俗物。登場人物は総じてしゃべりすぎ。動きが少なく、そのぶんしゃべるので鬱陶しい。背景等はほとんど合成だろう。夜とか雪とか・・天候まで不健康そうだ。ラストはもちろん続編もあるわよムード。でも作られるとは思えない。こんなのがマクトの当たり役じゃ困る。はずれ役も困るけど。何かの映画・・「アルゴ探検隊の大冒険」かな・・で見た宝物・・黄金の羊の毛皮はいいアイデアだし、エンドロールで流れた歌もよかった。つけ足し・・ローレライ役はジェイミー・キング。「バレット モンク」のジェイドだが、あれじゃ誰だかわからないね。・・てなわけで全然おもしろくないけど、マクトのために最後までがまんして見ましたとさ。