ソーラー・ストライク

ソーラー・ストライク

「ソーラー・ストライク」なんちゃらは他にもあるが、関連はあるのかいな。こちらの原題は「ソーラー・アタック」。まあ出来はソーラー・ストライク・スリー・アウト・ボロ負けって感じです。せっかくマーク・ダカスコスが出ているのにアクションなし。そりゃダカスコスはいつも通りステキだけど、アクションなしじゃ何のために出ているのかわからない。彼じゃなくても・・。近地球宇宙研究所の職員ジョアンナ(ジョアンヌ・ケリー)とパテルは異常現象に気づく。太陽から放出されたコロナ物質が地球を襲うのだ。まず通信衛星がやられる。ジョアンナの元夫ルーカス(ダカスコス)は、フロンガスがオゾン層に穴をあけ、そこからコロナ物質が突入し、メタンに引火して酸素がなくなり、生物は窒息死すると主張。よくわからんがこういうことらしい。もちろん解決策は核ミサイル!オゾンホールのある北極を核で攻撃すれば水蒸気で一気になんちゃらかんちゃら。ほひょ~相変わらず核兵器で解決かよ。しかもロシアにやらせる。で、危機は回避されるけど、北極の氷が溶けて海面上昇して次の危機が来るんじゃないの?ルーカスを邪魔する元上司ブラッドとか、別れたけどいい感じになるルーカスとジョアンナとか、展開はありきたり。それだけじゃ芸がないので、演習中の米ソの潜水艦の衝突の危機をはさみ込む。笑っちゃうのはロシア人達が英語・・しかもロシアなまりの・・話していること。一度だけロシア語で会話するが、そばにいるルーカスに聞かせたくない内容だから。ロシア人ならずっとロシア語しゃべれ!!通信衛星が使えないせいでいろいろ障害が起きるのが今日的。最新技術は意外とぜい弱。地球を救うため核ミサイルが発射されたとは知らないアメリカ艦はロシア艦を攻撃。ここはいちおうハラハラするが、通信ができる状態なのに何でルーカスは事情説明しないのかと不思議でしょうがない。あと、海底ケーブルにどうやって接続したんだろ???アメリカ大統領役でルイス・ゴセット・ジュニア。ダカスコスと彼だけだな、知ってる人は。ルーカスのキャラが傲慢で、好感持てないと書いてる人が多いのが意外。私はそうでもなかったから(ダカスコスだし!)。敵対していたブラッドがいつの間にか協力してるし、暴走しそうだった司令官は結局何もしなかったし、展開はいいかげん。