ショーツ 魔法の石大作戦

ショーツ 魔法の石大作戦

ロバート・ロドリゲスというと「スパイキッズ」シリーズの人かな。ジェームズ・スペイダーが出ているので見たが、思ったほど太ってもアブラぎってもいなかったな。普通だった。特撮使いまくりの現実離れした内容。「ショーツ」というのは短編集ってことかな。私は最初下着のショーツかと思ったけど。五つくらいに話が分かれていて、今風に巻き戻したりストップしたり早送りしたりめまぐるしい。主人公トビー役はジミー・ベネット。一時よく見かけた子役。今はどうなったのか。母親役でレスリー・マン。「ジャングル・ジョージ」で初めて見た時とほとんど変わっていない。いつ見てもキュート。ブラック・フォールズという町にはブラックボックスという多機能の機械を作っている会社がある。社長がスペイダーで、子供二人は学校でトビーをいじめまくる。ある日出現した魔法の石。手に持って願い事をすれば何でもかなう。元々はエイリアンのものか?いろんな騒動が起きるが、全体的にはモタモタしている。子供だから何か起きてもそれを見ちゃう。体が動くまでにいくらか時間がかかる。スピード感や見る者を引きつけるパワーに欠ける。うまくいけば「スパイキッズ」みたいにシリーズ化するつもりだったのか。でも興行的には・・よくなかったようで。ドタバタの合間に夫婦に必要なこと、友達って何なのか、子供が親にして欲しいことなどが挟まれる。けっこう教訓的な部分もあるのだ。日本のようにじめじめしないところはいい。ちょっと印象に残ったのは、いじめっ子のコールがなりたいものを思いつかず、フンコロガシに変身すること。今は何でも手に入るから欲しいものがとっさには浮かばないのか。一番おかしかったのは、ルーギー達兄弟が、ボク達のうちの誰かを天才にして欲しいと願うと、まだ赤ん坊の妹が天才になってしまうこと。しゃべれないからテレパシーで話すのだが、顔の表情と言い、手足の動かし方と言い、おかしくておかしくて。この赤ちゃんを始め、監督の家族(元を含めて)が出演したり協力したりしているようだ。他にウィリアム・H・メイシーが出ている。あと、ルーギー役の子がかわいかった。