ザ・サイト 霊界からの使者

ザ・サイト 霊界からの使者

「沈黙の歓び」というスウェーデン映画がある。私は見たことはないんだけど、百貨店の夜警がマネキンに恋をして自分のアパートに持ち帰り・・てなストーリー。「喜び」ではなく「歓び」だからきっと色っぽい映画なのだろう。百貨店というのがまた60年代を感じさせる。「マネキン」という映画があると知った時、きっとこの映画のリメイクなのだろうと思った。あるいは題名だけ今風に変えたのか。この映画の原題は「人形」だし・・。そんなふうに思っていたのだが、レンタルビデオ店でカバーを見たら、何だアメリカ製のラブコメディーじゃん。「沈黙~」とは全く無関係。ここで「マネキン」を見ていればアンドリュー・マッカーシーのこともジェームズ・スペイダーのことも知ったはずなのだが。何年かたってWOWOWの番組ガイドで見たのが「ザ・サイト」。全然知らなくて興味もなかったから見すごしていたのよ。偶然リクエストコーナーのところを読んだら監督がポール・W・S・アンダーソンって書いてあったのよ。彼って確か「ソルジャー」の監督だよな。私この映画大好きなのよ。それで見る気になったのよ。「ソルジャー」は大コケしたけどその後「バイオハザード」で持ち直して、今度は「エイリアンVS.プレデター」らしいわね。エイリアンとプレデターじゃどっちを応援するか迷っちゃうな。え?そういう映画じゃないって?どうせ人間は脇役でしょ?それにしてもまたしても南極大陸の地下深く・・ですか。とにかく幸運にも「ザ・サイト」を見ることができて、すっかりマッカーシーのファンになったのよ。幸運というのはこれってビデオもDVDも発売されていないから。録画しといてホントよかった!若い時のマッカーシーじゃなくて、中年に差しかかった彼を最初に見たのもよかった。つまり「マネキン」のような、お砂糖がたっぷりかかったケーキみたいな若くて甘い彼を見たとしても、それほど好きにはならなかったと思うのだ。「ちょっとかわいいコ」で終わってしまったと思う。12チャンネルで「恋のスクランブル」をやったけど、録画したのを途中まで見てほったらかしにしてある。何だかあまりにもたわいなさすぎて・・。WOWOWで放映中の「キングダム・ホスピタル」もねえ・・。マッカーシー目当てで見ているけど、彼が出てなきゃ見ませんぜ、こんな何じゃこりゃスリラー。・・あ、今はホラーって言うのよね。

ザ・サイト 霊界からの使者2

最初「ザ・サイト」を見た時、場面のつなぎの部分に違和感があった。そのうちにこれって劇場用の映画じゃなくてテレビムービーなのだって気がついた。CMが入るからああやってぷつっと切れるんだ。ラストなんて明らかに続編を暗示しているし。テレビシリーズのパイロット版かな・・でも作られていないのよねー。もったいないよなー。「キングダム・ホスピタル」よりよっぽどマシなシリーズになったのに。はらせぬ恨み、あなたに代わってはらします。ミステリーハンター(違うって!)マイケル・ルイスはマッカーシーの当たり役になっただろうに・・。さてマイケルはニューヨークに住む新進の建築家。近頃どーも病気らしい・・いや、悪夢とか幻覚とか地震・・じゃない、めまい(カメラゆらしすぎ)に悩まされている。普通あんなにゆれたらボクどっかおかしいんじゃないかしら・・と心配になって病院行くはず。ガールフレンドに逃げられたらしいが気にするふうでもない。去る者は追わず、来る者は拒まず・・あっ、だからヘンなのが寄ってくるのか・・。同じアパートに住む子供達への接し方を見れば、彼が心のやさしいのほほん青年であることがわかる。いつも部屋のカギを預かってもらっている中国人の女性は何やら感じたのか、ロンドンへは行かない方がいいと忠告する。今ロンドンは「切り裂きジャック事件」で大騒ぎ。最新の被害者は・・マイケルの悪夢に出てくる少女だ!ところで実際の切り裂きジャックって幼児を狙ったっけ?少女の「助けて」という思念がロンドンからニューヨークまで届いたってのもねぇ、距離ありすぎ。さて相棒のジェイクとともにロンドンへ着いたマイケル。このジェイク、仕事は何なの?マイケルが仕事に専念できるように、雑用を一手に引き受けているのかな。今度の仕事はアルカディア・ホテルの修復工事。古びたホテルのたたずまいを見たマイケルは一目で気に入ってしまう。「建物が語りかけてくる」とか、「建物の精に誠意を」といった彼のものの考え方が好もしい。彼はたぶんまっさらな土地に自分の思い描く超近代的な建物をどどーんとおったてるより、古い建物を修復する方が好きなんだと思う。自己主張をするタイプじゃなくて、ここにこんなふうに昔建てられたすぐれた建物があるけど、年月もたったことだしどっか不具合はありませんか?こんなふうに直して欲しいというところはありませんか?

ザ・サイト 霊界からの使者3

・・そんなふうに対話するタイプだと思う。つまり相手を尊重する心を持っているのよ。ただこの作品では彼の建築家としての腕前を見ることはできない。建物の修復と殺人事件の調査とは両立しないのだ。前半はホテルの所有者の正体は・・とか、マイケルの悪夢の意味は・・といった興味で引きつけ、後半は殺人事件の犯人は・・という興味で引きつける。時計の針とかカメラとか窓から差し込む光とか、小道具の使い方がうまい。グリーンとかブルーとか赤とか、色の使い方がうまい。「バイオハザード」でもそうだが、独特なムードがある。所有者からの要請で、このドアから先は行ってはいけない・・なんていう「開かずの間」がある。その近くで写真をとっていたら鏡に一瞬子供がうつって、後で現像してみたら悪夢に出てくる少女だけではなくて、もっとたくさんの子供がうつってるぞー。一人で仕事をしていると何やら妙な雰囲気になって・・。怖いんだけど「誰かいるなら聞け、ケリ入れるぞ」なんて強がり言って、その後で「たぶん」とつけ加える。彼ってホントいい人。さて例によって・・というのは映画ではホント多いから・・ながら運転、脇見運転、イチャイチャ運転・・。できあがってきた写真を見ながら運転していたマイケル、いきなり車の前に現われた老女をよけ切れずはねてしまう。まわりに集まった人達はよく見ると後から出てくるイザベル達、つまり死者だが、動転しているマイケルは気がつかない。いったん建物の明かりや救急車のライトが消えて、またつくところなど現実と異界との接点を思わせてなかなかよかった。ここまでは現実、ここから先は異界・・というような、土地の区分割りみたいなはっきりした線じゃなくてあいまい。見えないシャボン玉みたいに異界がそこらへんにふわふわ浮いているような感覚。こっちで遊んでいる子供達は生きているけど、すぐ隣りで遊んでいる子供達は実は幽霊・・みたいな。お互いに遊びに夢中で、生きている子供達はもちろん自分達が生きているなんてことは考えもしない。死んでいる子供達は自分が死んでいるってことはわかるけど、でも子供だから深く考えたりしない。これが大人だと子供ほど無邪気じゃないからクレーブみたいにひねくれていたりして・・。死者が見えるというのは「シックス・センス」だし、授かった能力というのは「ギフト」を思い出させる。

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相手に触れると恐怖や苦痛が転移するというのは「クロウ」や「フレイルティー」だ。ただこの作品はテレビ用ということもあるのだろうが、ものすごく深刻とかものすごく悲惨とか、そういうムードはないのよね。マイケルが死なせてしまった老女マーガレットは、末期ガンで入院中なのを抜け出していたことがわかる。薬でもうろうとしていたはずだし、警察でははっきり言わなかったけれど、もしかしたら自殺かもしれない。もう帰っていいと言われ、ホッとするマイケル。帰り際、連続殺人事件の被害者達の写真を偶然見てしまう。子供好きな彼のこと、残酷な現場写真は深く脳裏に刻まれたはず。その後妙なことがいろいろあって、アルカディア・ホテルの所有者がマーガレットであること、マイケルをロンドンに呼び寄せたのも彼女であることがわかる。立ち入り禁止の部屋のカギを弁護士に渡され、中に入ってみると・・。ところで私こういう古びた建物が出てくる映画や小説って大好きなんですのよ。「ヘルハウス」とか「TATARI」とか・・。加えて天井まで届く壁一面の本棚なんて出てきたらもう・・、うらやましくてめまいがするほどよ。「ナインスゲート」とか「リーグ・オブ・レジェンド」とか、このマーガレットの部屋とかさ・・。すべての本や資料がきちんとおさまる部屋なんて、夢のまた夢・・。さてちょっと残念なのはテーブルの上に残されたお菓子やカップ。マーガレットは入院中なのに何でこういうのがあるの?あったとしてもお菓子はカビカビ、カップはカラカラのはずでしょ?液体が残っているはずないじゃん。それとも彼女はつい最近病院を抜け出してここへ来たのかな・・。マーガレットを演じているのはオナー・ブラックマン。最近ではマシュー・モディンの「ジャックと豆の木」に出ていた。ボンドガールもすっかりおばあさんになってしまった。60年代は遠くになりにけり(何のこっちゃ)。彼女には霊視能力があり、未解決の殺人事件に挑んできたが、もう体力も気力も限界。マイケルが同じ能力の持ち主と知るや(どうやって知ったのかは不明)、仕事をエサにロンドンへ呼び寄せ、わざと彼の車の前に立ち・・。ここらへんは「悪霊喰」を思い出す。相手をムリヤリ引きずり込んじゃうんだもーん。犯人がわからずこの世とあの世との中間をさまよっている死者は21人。秘密の部屋にはマーガレットが集めた事件の資料が・・。

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「あなたの同意で使命は終わったわ」・・マーガレットはさっさと昇天してしまう。こういう時に現われるのはたいてい階段。たまにエスカレーター。エレベーターやはしごであることはまずない。ところでマイケルは同意してないでしょ?あれよあれよという間に重荷を押しつけられちゃった。でもマーガレットにはわかっていたのよ。警察で写真を見てしまった時点で、マイケルの心の中には「何とかしてあげたい!」っていう気持ちが芽生えていたはずなの。マーガレットがタバコをスパスパ吸い、「これが命取りになったの」と言うシーンが印象的だ。彼女のことはアルカディア・ホテルの所有者であることしかわからない。家族がいるかどうかも不明。ホテルを所有しているくらいだから暮らしは豊かなのだろうが。秘密の部屋で事件を解決しようと60年もがんばってきたわけだが、警官でもない普通の女性にできることなんてたかが知れている。その点ではマイケルも同じで、天才的な頭脳を持っているわけでも、並はずれた体力を持っているわけでもない。人には見えないものが見えるというだけの話だ。マイケルは格闘となるとやられっぱなしだしね。仕事中マーガレットは進まない調査にいらいらとタバコをふかしっぱなしだったことだろう。それが積もり積もってガンの原因になったのだ。これからはマイケルがその重荷を背負う。報酬が出るわけでもない、心身をすり減らすだけの仕事だ。こっちは生身の人間だから食べていくためには仕事をしなくちゃならないし、病気になったりケガをしたり・・。あっちは病気もケガもせず、おまけに年も取らないっていうのに!それでも引き受けたのはマイケルが心のやさしい人間だから。お人好しでおめでたい人間だから。・・で、こういう人物にまたマッカーシーがぴたりとはまるのよ!最初のうち死者達は「頼みの綱のマーガレットを殺しやがって・・」とマイケルにいろいろ嫌がらせをする。中でも1975年に殺されたまんまのクレーブという男は、調査を始めたマイケルに「素人め」と悪態をつく。事件は起こってから時間がたつほど解決が難しくなる。今現在起こっている事件の方が解決しやすいから、古い事件はどうしてもあとまわしにされてしまうのよ。クレーブの恨みは深くなるばかり・・。さてマイケルの悪夢に出てくる少女の名前はアリス。泊まっているホテルの部屋にあるウサギの小さな置き物。

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マーガレットの弁護士(この人も死人。彼の場合、誰が自分を殺したかはわかってる。・・でもそれだけじゃだめなのね。ちゃんと罰を受けない限り、被害者は昇天できないってことね)の事務所のステンドグラスは「不思議の国のアリス」でしょ?不思議の国にはまり込んだマイケルを暗示しているんだろうな。そう言えばこの監督の「バイオハザード」のヒロインの名前もアリスだ。ついでにルイス・キャロルとマイケル・ルイス。こんな状況じゃとても仕事はムリ・・とマイケルはジェイクに修復の中断を頼み込む。もっともマーガレットは(難問も含めて)すべてをマイケルに相続させたのだから、ホテルも彼のものなんでしょ?少しくらい中断したってどうってことないんでしょ?ジェイクと別れたマイケルがロビーにポツンとたたずむ青年を霊と間違えて声をかけるシーンが悲しくもおかしい。青年はただ友達が来るのを待っていただけ。「こいつボクをナンパした」・・とんでもない赤ッ恥をかいたマイケルはエレベーターに逃げ込んでホッとする。何と自分はドジなのか・・と自分で自分を笑う。自分一人だと思っていたらエレベーターの中には若い女性がいた。彼女の姿は鏡にうつっていない!彼女イザベルがつまりは霊達の代表者というわけ。鏡にうつらないなんて吸血鬼みたいだが、後で出てくるロンドンの空襲で死んだ女性は、地下鉄の窓ガラスにちゃんとうつっているぞ、何で?エレベーターの箱の上に霊が立っているというのは「キングダム・ホスピタル」と同じだな。さしあたっては連続殺人事件の調査だ。犠牲者はこれからも出るだろう。怪しい者はいないかとアリスの葬式に行ってみる。アリスは棺の上を歩いたり、涙にくれる母親に「泣かないで、私ここよ」と声をかけたりするが、もちろん誰も気がつかない。死者が生き残った者を見ているというのは「シティ・オブ・エンジェル」を思い出す。ところでこの時棺の中にはアリスの死体が入っているわけだが、切り刻まれているはずよね。マーガレットが言うには霊は死んだ時の服装のままなのだそうだ。だったらアリスや他の子供達の服は何で血だらけじゃないのかな。撃たれて死んだ弁護士の体には穴が開き、服は血で汚れているのに。ここらへんちょっといいかげん。それにしても裸で死んだ人は裸のままなのかな。・・さて葬式から帰るマイケルを誰かが写真にとる。犯人である。

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いちおうマイケルは建築家という設定なので、事件解決のいとぐちは建物から見つかる。子供達の死体の発見場所は、戦争中空襲で焼かれたところ。戦後新しく建物が建てられるまでは空き地で、子供達の遊び場所になっていた。マーガレットをはねた事故で知り合いになったプライス刑事に頼み、戦後まもなく起こった子供の連続殺人事件を調べてみると、八人の犠牲者を出したメイス事件が浮かび上がってくる。ジェイクもプライスも、なぜマイケルがこの事件に興味を持ち、調査しているのか見当もつかない。「何で彼が?」といぶかるプライスに「俺はホテルを建てにきた」とジェイクが言うのが笑える。ともあれマイケルの説明には説得力があった。誰かがメイスをまねて、そっくり同じ事件を起こしているのだ。メイス事件の犠牲者は子供七人と大人一人。すでに子供六人が殺されているから七人目の子供が見つかる場所も時間もわかる。マイケル、ジェイク、プライス刑事、ミルズ刑事が現場で待機する。もっと人手が欲しいところだが、プライスの上司は頭の堅いこんこんちきで、人手どころか銃の携帯すら許可しない。これでどうやって凶悪犯を逮捕しろってのよ・・、ねえ。時間になっても犯人は現われず、おかしいな間違えたかな・・とふと見ると、下で下水道工事をやっている。あそこだ!・・と中に入ったマイケルとプライス。落ちていた人形(またしてもウサギだ)を拾ったのは、死体を見つけたのは、犯人と出くわしたのは、殴られて気絶したのは(仕方ないよね、彼は一般人なんだからさ)・・マイケル君の方でした。気がついてみれば彼が犯人・・てことになってしまっていた。マイケルを疑うプライスの上司の無能ぶりは脅威的で、こんなアホの下で働くプライスは気の毒だ。今まで彼のせいでせっかくのチャンスがどれだけふいになったことか。プライスに恩着せがましいこと並べ立てていたけど、誰が信じるかってのよ。ああ、アホな上司を持った部下は辛い。それでなくても女の身で(プライスは女性なのだ)男に伍して刑事という仕事をやっていくのは大変だってのにさ。普通だったらプライス役にはこんな太った中年のオバさんではなくて、若くてスタイルのいい美人を持ってくると思う。マイケルとの間に「恋のヨ・カ・ン」・・みたいな。でもそれだとイザベルと似たり寄ったりの女性ってことになって、リアルさに欠けるからこんなオバさんにしたのかな。

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妙なことばっかり起こって、パソコンになげやりに吹き込んだ日記(今日一人殺し・・ってこれマーガレットのことなんだけどね)、アリスの葬式での写真、しばしばロンドンに来ていること・・などなどマイケルには不利な条件がいっぱい。アリス達を助けるどころか自分さえ助けられない・・といささかヤケ気味のマイケル君。イザベルは「もっとがんばって」「助けて」とくり返すしかない。彼らは基本的にはほとんど無力なのだ。霊視能力のある人間にただひたすらお願いするより他に方法がないのだ。マイケルは知恵をふりしぼって考える。警察の監視チームによってとられた葬式での写真、犯人がアリスに言った言葉・・それらから犯人は警察官であることがわかる。移送される途中マイケルはイザベル達の協力で逃げ出し、下水道工事の現場に向かう。八人目の犠牲者はいなくなった子供を捜していた母親。犯人は今度は大人の女性を殺すはず。一方ジェイク達は、メイスがつかまったために犠牲にならずにすんだ九人目の子供を捜していた。大人になったこの子供がメイスの行動を模倣しているのに違いない。・・でまあいろいろあって、結局はミルズだったんだけどさ、犯人は。「なーんだ」と拍子抜けするか「ウームそうだったのか」と感心するか微妙なところだけど、犯人が警察側の人間というのはどうしても「反則」という気分にさせられるな。危ういところでプライスの命を救ったマイケルだけど、この二人に恋の予感は・・やっぱりないなあ。ミルズにシャベルで殴られて顔を腫らしたプライス、いやー刑事も楽じゃないなあ。でもね、マイケルも楽じゃないのよ。子供達はめでたく昇天したけれど、イザベルやクレーブその他モロモロがまだ残ってますから。無言で圧力かけてきてますから。マイケルに別れ際「一人じゃないわ」と言ったプライス。「私がいつでも力になるわ」っていう意味で言ったんだけど、マイケルにしてみれば「ホントにボクって一人じゃないんだよねー」と言いたいところをぐっとこらえて・・。ああよりによってとんでもないもの相続しちゃったなあ・・。ここで終わればチャンチャン・・という感じでネアカな作品になったけど、この後また妙なシーンがくっついていて。思わせぶりなこと言う二人組とかマイケルの悪夢とか、もう絶対次がありまっせ・・みたいな作りなのよ。あ、今からでも遅くないからぜひ作ってください、お願い。