スパイ大作戦 シーズン6

スパイ大作戦6の1 時代逆行30年

スパイ大作戦6の2 闇の中の追跡

スパイ大作戦6の3 殺し屋を消せ!

コーヴィンは元殺し屋で、今はシンジケートの金を国外へ不法に持ち出す仕事をしている。何かあると・・今回はアンダースという男だったが・・エレベーターシャフトに突き落として殺し、コリンズ葬儀社で火葬にする。ただ、パイプ役のアンダースを始末したため、800万ドルをスイスへ送る手立てがなくなってしまった。コーヴィンはなぜか結婚する気になっていて、ヨーロッパから花嫁を呼び寄せる。で、ケイシーが花嫁になりすます。美しい彼女にコーヴィンも満足するが、ヤク中だと知ると態度が変わる。ケイシーは麻薬で死んだと見せかけ、いつも通りコリンズ葬儀社へ送られるが、途中でコーヴィンが止める。それまでにはバーニーがアンダースの後釜として協力を持ちかけ、次にジムが航空会社の職員として近づく。バーニーの申し出が気に入らないコーヴィンは、ジムの方に傾く。金を棺に隠せば税関を通り抜けられる。おあつらえ向きにケイシーの死体がある。仮死状態になっている彼女には二度危機がある。火葬にされそうになる時、防腐処理をされそうになる時。ウィリーやバーニーがバックアップしているとは言え、勇気のいることだったろう。それにしても・・任務とは言え、コーヴィンと一夜を過ごしたのかしら。それともまだ婚約中だからと逃げたのかいな。途中でケイシーは人形と入れ替わる。手なんかすぐ取れるし、手触りだって違うし、すぐばれそうなものだが。霊柩車の中で、バーニーが金だけ取って外へ。あのままスイスへ送って終わりかなと思っていたら、飛行機に運び込む際、棺が落っこちてなかみが出る。落っこちる細工はしていなかったと思うが・・。シンジケートのフランクが、今回のやり方はどうも気に入らないと来ていて、なかみが人形で、しかも金がなくなっているのを見て、どういうことかとコーヴィンに詰め寄る。今度はコーヴィンがシャフトに突き落とされそうだ。コーヴィン役はジェームズ・グレゴリー。部下のリッチー役チャールズ・ディアコップは鼻の形に特徴がある。フランク役はブラッド・デクスター。ん?「荒野の七人」の人かな?一番印象に残らない人。声が森山周一郎氏なので、デクスターがチェザーレ・ダノーヴァに見えてしまう。それにしても今回の題名は・・原題通り「花嫁」でいいと思うんだけど。

スパイ大作戦6の4 400万ドルの差し足

スパイ大作戦6の5 奇跡の心臓移植

スパイ大作戦6の6 殺し屋製造工場

スパイ大作戦6の7 死のロープウェイ

スパイ大作戦6の8 暴力協同組合

スパイ大作戦6の9 皆殺し波止場

スパイ大作戦6の10 海底に消えたダイヤ

スパイ大作戦6の11 巨大シンジケートをたたきつぶせ!

スパイ大作戦6の12 殺しのジェット空輸

スパイ大作戦6の13 時間差で口を割れ

スパイ大作戦6の14 死を呼ぶカード

スパイ大作戦6の15 自白テープ

スパイ大作戦6の16 毒ガス!全市滅亡の危機

スパイ大作戦6の17 隔離室で何が起こったか?

スパイ大作戦6の18 トリック脱獄計画

スパイ大作戦6の19 一千万ドルの拷問

いつの間にかずいぶん飛んでしまって、もうシーズン6だ。と言うか、6の再放送やってるとこ。ほとんど毎日やってるから録画しきれないし、録画しても見る暇がない。たまる一方。エピソード名が出ないのも困る。アメリカでの放映順にやってるらしいが、ここでは日本初放映時の番号つけてます・・って、どうでもいいことだけど。今回これを見たのは、エンドロールちらっと見たらポール・コスロの名があったから。確か「地球最後の男 オメガマン」や「空中大脱走」に出ていたカワイコちゃんだ。中間のレナード・ニモイのパリスがメンバーの頃って全然録画しなくて、今頃になって録画し始めたのは、リンダ・デイ・ジョージに代わってバーバラ・アンダーソンが何回か出演したらしいから。「鬼警部アイアンサイド」の美女だが、他の番組では見たことがない。「ジェリコ」くらいか。だから「スパイ」ではどんな感じなのかなあ・・って。子供の頃の記憶ではリンダもバーバラも覚えがない。パリスのファンで熱心に見ていたけど、そのうち見なくなって。ん?バーバラは?シーズン7ですか。まだ先ですな。今回はハワイが舞台らしい。シャンクス(コスロ)とブレイク(ルー・アントニオ)の二人は、不正な利益1000万ドルで、ハワイに進出しようとしているシンジケートと手を結ぼうとしている。それを阻止しろとか何とか。間を見てなくて6シーズン目をぽこっと見てこんなこと書くのも何だが、標的二人の方に同情しちゃうわけよ。今回ジム達がやってることって、1000万ドルを金庫から盗み出すこと。要するに泥棒。でも手違いがあってウィリーがつかまってしまう。ブレイク達は背後関係を知ろうと、医者を使って拷問。自白剤を使うのだが、ウィリーは口を割らない。ジム達は金の強奪をやり直すと同時に、ウィリーも救出しなくてはならない。で、順番に書いていくと、ハンサムで筋肉美のウィリーだけど、今まで女性との出会いはなし(たぶんね、全部見てないから)。今回めでたく・・ペニョーとか言う東洋系の看護婦に命助けられる。彼女は、政治犯として死ぬところだった父親を助けてもらったことがあるので、医者には恩義を感じている。

スパイ大作戦6の19 一千万ドルの拷問2

医者はがめついやつで、本業の他に時々こうやって後ろ暗いことをして金を稼ぐ。ペニョーはたぶんお礼をしようにもお金がないので、看護婦として働いているのだろう。ウィリーは彼女に逃がしてくれと頼むが、彼女は応じない。しかしさすがの彼女も、これを打ったら廃人になるという段階まで来ると、医者を止めるが、返ってきたのは冷たい言葉。看護婦として使ってやってる・・みたいな上から目線の言い方されりゃ・・そりゃカチンときますわな。人の命救うのが仕事の医者が、金のためには廃人にすることもいとわないなんて・・。で、彼女は自白剤の代わりに蒸留水を打ち、ウィリーを拘束しているバンドを切る。う~ん、どちらもばれると思うが・・。特にバンド切るのはまわりに何人もいる時だし。いや、それくらい連中は彼女なんか眼中にないってことかも。で、ウィリーはうまく逃げ出すことができ、ジム達と合流。ところで彼女は、ウィリーのことは単なる泥棒だと思っているはず。彼は自白剤にも耐え、何ももらしてはいないから。つまりペニョーは恩人を見限り、泥棒かもしれない男を助ける決心をしたわけで、そこはまあ都合がいいが、医者は嫌なやつだし、ウィリーは悪人には見えないしね。ラスト、一緒に連れてきたペニョーに「悪いようにはしない」とウィリーが言うシーンは、見ていてホッとさせられた。彼女は職を失ったわけだし、父親のこともある(医者は面当てに密告するかも)。いい機会だからこの際ウィリーと結婚して・・ってそれはムリか!次に書くのは、ウィリーがこんな目に会った理由。いつもの指令があって、警備員を眠らせて、その代わりにウィリーが入り込む。金庫から金を出してる時に、思いがけなくシャンクスが女引っ張り込むわけだが、その間他のメンバーは何してたの?邪魔が入らないかどうか外で見張ってるはずでしょ。変事を知らせるための無線持ってるはずでしょ。と言うか、そもそも女好きのシャンクスをケイシーが引きつけておくはずでしょ。何かものすごい手抜きで、金奪ってそれで終わりのはずだったのに、ややこしくなっちゃった。次に書くのは、シャンクスとブレイクの描き方。二人とも若くて、たぶんすごい悪党なんだろうけど、そういう感じしない。

スパイ大作戦6の19 一千万ドルの拷問3

シャンクスは元殺し屋らしいが、そうは見えない。女好きで問題起こしそうなタイプだが、ブレイクとはうまくいってる。いつもならジム達の企みで、お互いを疑い、最後は殺し合いとなるところだが、そうならない。シャンクスが飛行機事故で死んだと聞かされたブレイクは残念がる。非情でも何でもなく、ごく普通の人間。その後金庫から金が消え、シャンクスが生きてることを知ると、さすがに裏切ったのか・・となる。一方ケイシーにはめられ、何も知らないシャンクス。二人が対面し、いつもならここで修羅場・・殺し合いになると思わせて・・ならない。かえってウソを並べ立てるケイシーに二人とも不審顔。まあたぶんこれは筋書き通りで、ジム達は最終的には本土から来たシンジケートの連中に二人を始末させるつもり。で、そうなっちゃうんだろうけど、その前に警察が駆けつけて欲しいなあ。だって殺されたんじゃ気の毒なんだもの。今回見ていて思うのは、ジムとかケイシーはウソを並べ立て、人をだますのが仕事でしょ。時々どれがウソでどれが真実なのかわからなくならないかしら。芝居している自分を嫌にならないのかしら。本当はだまされてこいつらいい気味とか思わなくちゃいけないんだろうけど。子供の頃はたぶんスカッとしてたはず。でも今は・・。時々悪役の方が気の毒になっちゃう。今回も二人が若くて、いちおうハンサムなせいもある。アントニオはどこかで見たような・・。俳優の他に監督もやってるようだ。若い頃のビル・マーレイに似ているかな。コスロはちょっとイメージ違うのは、額を出した髪型のせいか。30になったかならないかなのに、明らかに○ゲのきざしがあるぞ・・マズイ!ヤバイ!彼いろんなのに出てるようで・・「マジェスティック」とか「バニシング・ポイント」。で、彼188センチもあるみたいなんだな。小柄だと思ってたけど。ジョゼフ・ゴードン=レヴィットにそっくりだし、ヒース・レジャーにも似ている。結局「スパイ」を見るのって、ストーリーがどうのこうのより、誰が出ているかなんだよな、今は。人がだまされてるところなんか見たくない。あ、こんな人が出ている、へ~若い時はこんなだったんだ・・そっちの方が楽しみ。多くはもう故人で、でもフィルムはきれいに残ってる。

スパイ大作戦6の20 暗号名はC6

シンジケートから賄賂を受け取っている高官がいるけど、C6という暗号名しかわからない。それでケイシーが運び屋ジーンになりすまし、金の入ったバッグをファイフから受け取り、ロスへ運ぶ。受け取りに現われるC6の正体は・・。今回は呆れるくらいミス続き。バーニーはファイフの相棒ルークに化けるが、ルークの愛犬のせいで変装がばれてしまう。ケイシーはバッグのなかみがいつも通り金だと思っているが、実は爆弾。ファイフはC6が二倍の賄賂要求してきたのが気に入らず、独断でC6を消すことにしたのだ。ファイフ役は何と「タイム・トンネル」のロバート・コルバートだ、懐かしい!彼はなかなか頭の回る男で、ケイシーとバッグを手錠でつないだり、車を変えさせたり用心深い。それも見越してケイシーは追跡装置を身につけ、ウィリーが追っているが、途中事故でウィリーの装置が壊れてしまい、ケイシーを見失ってしまう。犬を預かった病院でも、檻のカギをかけ忘れるなどうっかりミス。バーニーもルークに化けるのは楽勝と考えてたふしがあり、どうも全体的にゆるんでいるような・・。まあいつものような完璧な仕事運びなんてありえなくて、今回のようなハプニング続きの方がリアルだけど。ローランやパリスに相当する人物がおらず、全体的に人手不足。それに・・別にケイシーがジーンになりすまさなくても・・ジーンのあとを追えばC6にたどり着ける気も・・。バーニーがルークに化けたのは、ケイシーをジーンだとファイフ達に紹介するため。ジーンはルークのガールフレンドだが、ファイフ達は顔を知らない。そこがつけ目。変装がばれ、逃げようとしたバーニーは弾がこめかみをかすり、フラフラ状態。バッグのなかみが爆弾だとジムに知らせなければ・・。見つけた医院に倒れ込み、驚く医者に頼んでジムに電話してもらう。まあこのマニング医師がりっぱないい人で、バーニーは運がよかった。マニング役ラス・コンウェイは「二重スパイをでっちあげろ!」でも医師役で出ている。それにしてもファイフはなぜ犬に追いかけさせなかったのかな。ラスト・・C6は逮捕されたけど、ファイフやルークはどうなったのかな?バーニーが退院して仲間が出迎えてよかったね・・ってホームドラマかよッ!C6の部下役ジョー・E・タタはなかなかステキ。

スパイ大作戦6の21 シンジケートから来た男

カジノを経営しているケラー(ジャック・キャシディ)は、腕はいいが、近頃ちょっといい気になってる。組織にとっては不安材料。後釜を狙うキャメロンのようなやつもいる。捜査で入り込んでいたシンプソンは秘密帳簿を持ち出そうとして消される。キャメロンは部下にケラーを盗聴させている。カジノには新式の堅固な金庫室が備え付けられているが、弱点もある。まあとにかくケラーとキャメロンを仲違いさせるのが今回の目的。ウィリーはディーラーとして仕事につく。ケイシーはカジノですって、小切手の不渡りを出す女。その借金の肩代わりをするのがジムで、郵便強盗の罪で12年服役し、仮釈放で出てきたばかりという設定。奪った金のありかはわかっていない。ケラーにその金を狙わせる。キャメロンにはケラーがカジノの金盗んだように思わせる。見ものは、バーニーがカジノの裏口に車を乗り付け(現金輸送車のふりをしたのか。それにしてはすいすい入れたし、長居してるし)、金庫から金を奪うシーン。何と言うか・・大がかりな装置で、ボタンいっぱいくっついていて、笑っちゃう。穴を開けるのに爆破したりして、それで何で気づかれないのか。監視カメラもないし、警報装置もないし。箱がぱたんぱたんと引っくり返ったりするのはよくできてる。とどめは、強力な吸引機で、お金をみんな吸い取っちゃう。そのお金より、この仰々しい金庫破りの装置の方がお金かかってるように見えちゃうんだけど。ジムとケイシーは砂漠の廃墟にケラー達をおびき出す。12年隠しておいた金は、もちろん今しがた金庫から盗んできたもの。キャメロン達も追いつき、よくも盗んだな・・となる。そこに当局の役人も来て、追いつめられたケラーはあきらめて証言する方選ぶ。何しろキャメロンだけでなく、一番の腹心まで見捨てちゃったところなので、当局の保護受けなきゃ消されること必定。まあ・・あんまりおもしろくないです。キャシディも好きじゃないし。盗聴されてること利用して、キャメロン達にニセの会話聞かせる細工も、何だかよくわからん。キャメロン役リチャード・デヴォンは、大きな鼻にギョロッとした目、大きな体。どこかで見たことあるんだけど、思い出せないなあ。

スパイ大作戦6の22 陸軍給与を奪回せよ!

今回はジムがピンチ。東南アジア某国で合衆国陸軍の給与800万ドルが盗まれる。密輸をやってるスタフォード一家の仕業だが、アメリカへの輸送方法がわからない。父親は車椅子生活、上の息子アートが中心で、弟ダグとは仲が悪い。ダグは死んだ恋人が忘れられず、酒と女で一家のお荷物的存在。ケイシーが面影の似た女としてダグに近づく。ジムとバーニーはアートの義兄を人質に取ったと脅し、仕事に強引に加わる。その後ジムがダグに近づき、兄を蹴落とすようそそのかす。アートは手下に命じ、ジムを始末しようとするが、失敗。ジムは命拾いしたものの、頭を打って記憶がない。バーニー達は心配するが、計画通り進めるしかない。ダグ役バート・コンヴィはよく見かけた顔。いちおうハンサム。アートの手下の一人は何とルディ・ソラリ。「特攻ギャリソン・ゴリラ」のカジノだ!コンヴィとソラリは二人とも1991年に亡くなっている。コンヴィは57で脳腫瘍、ソラリは56でガンだ。まだ若かったのにねえ・・。あとびっくりしたのは、ケイシーがクラブで歌う「やさしい雨」。スコット・ウォーカーもウォーカーズ時代に歌って、レコードも出ている。ケイシーが歌うシーンでは字幕で歌詞が出る。は~こういう意味なのね、よくある甘ったるい歌詞。それにしてもジムが撃たれるのは想定外。クライマックスではバーニーが電話で必死に話しかけ、記憶を取り戻させようとする。あんなに都合よく戻るとは思えないけど、ま、いいか。今回は確か誰も死ななかったな。特にソラリには死んで欲しくないもん(死んじゃったけど)。ふてぶてしい面構えで好きなんだもん。ジムを助けるウエートレス、アネットがよかったな。ジムが気に入ってモーションかける。連れがダグと聞いて、ジムに忠告する。前に一度デートして、ひどい目に会ったらしい。ケイシーにも忠告する。心根のやさしい女。でも男運は悪い。ジムを自分の家(アパート?)に連れて行くけど、ウエートレスにしては部屋がりっぱすぎる気も。何か陸軍の給与なんかどうでもいいようなエピソード。途中経過が全然わからないからね。ラスト、宝石(インディアンエメラルドらしい)にしてアメリカに持ち込んだってわかるけど。