スパイ大作戦4の1、2 麻薬B-230
スパイ大作戦4の3 暗号解読
ポケッとしている間にもうシーズン4だ。新聞で題名を見ても、どの回だ?と思うことが多い。40年以上たって、言い回しが古くなってるせいもあるだろう。今の人にはぴんとこないから、わかりやすくして少しでも視聴率上げたいという思いはわかる。わかるけどオールドファンは昔のままがいいんだぜい。放映順が変わっているのにもとまどう。一番困るのは毎回国の名前や人名が聞き取れないこと。感想書くとなると、いちおう正確に綴らないとね。毎回イライラするのも何だからと、DVD買ってしまった。安くなったものから順番にね。メンバーの生の声聞くのは初めてどす。ヌエバ・ティアラの大統領ブラボーが連合人民共和国と協力して、隣国サン・クリストバトルへの侵略を企てている。今回のミッションは暗号化された侵略計画の解読と、共和国の監視役ヤノスとブラボーの仲を決裂させること。ほら、これだけでも文字化するの大変なのよ。ヌエバ・ティアラなんてねえ・・どこから出してくるんだろ。何で車を取り替えるんだろと思っていると、中にバーニーが隠れていたり、何で道路で測量みたいなのやってるんだろうと思っていると、中でジムとウィリーが暗号解読しようと頭をしぼっている。最後には逃走用の車になる。なるほどうまく考えられている。「ミッション:インポッシブル」シリーズはどうしても運任せ、力任せみたいなものを感じるけど、こちらは地道に。ただ、今回のような暗号解読が任務の一つなら、専門家を連れていくのが普通じゃないのという気はする。手がかりを得るため、こちらの情報をどう暗号化して送るかまず試し、それを向こうからきた暗号に当てはめるわけだが、なかなかパターンがつかめない。その暗号をつかませるためアメリカのスパイということでリンが登場する。むさくるしい男ばっかじゃ何だからというので、若くてきれいなコ出すが、これがちっとも魅力ないんですわ。男どもに身体検査されたらしく、バスタオル一枚になっていたが、女性の係官くらい出してこいっての。しかも情報得たら解放しろなんて・・ずいぶんおやさしいことで。知ってる人はヤノス役マイケル・コンスタンティンくらいかな。彼は90歳でまだ(2017年10月現在)現役。「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」で知られているかな。対照的にリン役アレキサンドラ・ヘイは46歳で若死に。
スパイ大作戦4の4 黒いファイル
スパイ大作戦4の5 第三次世界大戦
ラザニアの元独裁者ゴルゴンゾーラ将軍は・・じゃない、ラグザニアの元独裁者ゴーラン将軍は失脚して五年になるが、権力奪回を企んでいるのでそれを阻止するのがミッション。と言うか、傭兵を雇うため6億ドルを用意しているが、それは在任中横領したものなので、それを横取りしろってか?金がなきゃ権力奪回はできないし。何かあまりパッとしないミッションで、感想も書きにくい。副官デネッシュ少佐は自分ならちゃんと将軍のあとを継ぐとアピール。将軍の妻エヴァはまだ若く、金を政治に用いるとは思えない。女だし!将軍が態度をはっきりさせないうちに肺炎の症状が悪化。もちろんこれはIMFの細工だが、出てきた時にはもう病人なので、ノーカット版のはずなのにカットされたのかいなと不思議に思った。要するにメンバーの一人ジーグラー医師が前からそばにいて、薬を盛ったってことか。まず将軍を眠らせ、地下に移す。上では空気でふくらませた将軍のゴム人形をベッドに・・ふくらむところが気持ちわり~。気管切開だの何だのと時間稼いでいるうちに、地下では目覚めた将軍に第三次世界大戦が起きて地上は放射能で汚染、首都壊滅と思い込ませる。ジム達のお膳立てのせいもあるが、やはりかかりつけの医師ジーグラーがそばにいるから、こんなとんでもない状況もすんなり信じ込んだのだと思う。国境警備兵に扮したジムとパリスはいがみ合って見せ、ペニシリンがないと死んでしまうと思い込んだ将軍はパリスを味方につけ、ジムを殺させる。で、報酬としてチューリッヒの銀行の口座番号を・・。そこへ何も知らないエヴァやデネッシュ達が下りてきて・・。ただ、今回は鮮やかさのようなものは感じられず、同じことのくり返しなのが退屈。ラストも尻すぼみだし。たぶん将軍達は諜報組織にやられたとは思わないのでは?金目当ての大がかりな詐欺集団にやられたと思ったのでは?エヴァ役はマイ・ブリット。今はメイ・ブリットという表記が一般的か?スウェーデン出身で、妖しくも謎めいた美貌で売り出したが、サミー・デーヴィス・Jrと結婚したせいで、仕事が来なくなったというのはよく知られた話。ここではシワはあるものの、猫のような妖しい美しさは健在。デネッシュ役はドン・フランクス。メンバー、トレイシー役はリー・メリウェザー。豊かな黒髪と知性を宿した美しい瞳。今回は看護師役だが、研究所所員とか(「タイム・トンネル」ね)、白衣の似合う人だ。
スパイ大作戦4の6 自爆
スパイ大作戦4の7 ロボット
某国の首相ゼコフが一ヶ月前に死ぬ。しかし副首相カミロフはジェミニという替え玉を立て、死を隠している。選挙が行なわれれば情報長官マセックが選ばれるのは確実なので、カミロフはジェミニに自分を指名させようとしている。カミロフが首相になれば、ジェミニは殺され、国は東側へつく。それを阻止するのがミッション。マセックはミッションのことは何も知らない。首相がジェミニに入れ替わっていることも知らない。ジムとウィリーがロボットを使う芸人として入国。彼らとマセックが首相そっくりのロボットを使って何か企んでいるとカミロフに思わせる。カミロフはマセックの裏をかいてやれと思っているので、マセックに何か言うおそれはない。ここらへんは人間の心理をうまく利用している。カミロフには側近ソレンスキー大佐がいるが、彼とジェミニが通じているように細工し、逮捕させてしまう。カミロフは首相の後継者発表の演説に、ジェミニではなくロボットを使おうと思い始める。このロボットはパリスの変装なのだが、こういうことをするより、パリスが直接ジェミニに入れ替わった方が早いんじゃないの?ところで見ている時は気がつかなかったが、ジェミニもレナード・ニモイが演じているのね。似た人を出してきたなあとは思ったけど・・。カミロフ役はマラチ・スローン。「プロスパイ(スパイのライセンス)」でおなじみ。マセック役はヴィック・ぺリン。「スパイ大作戦」には何度も出ている。ソレンスキー役はラリー・リンヴィル。目がキラキラと美しい。ステラン・スカルスガルドやウィリアム・ゴーントに似ている。ソレンセンは身に覚えのない裏切りの罪を着せられ、自殺したようだ。プライドが許さなかったのか。もうちょっとがまんしていれば、カミロフが失脚し、何とかなったかもしれないのに・・残念(美形は貴重!)。今回トレイシーが出てくるが、ミニスカートなのが時代を感じさせる。途中留置されるのだが、その時はコート姿。コートを脱ぐと下着姿で、あの~服は着てないの?ダンコ大尉というのが出てきていろいろ嗅ぎ回るが、ダンコなんて・・「レッド・ブル」思い出しちゃうじゃないかッ!演じているヤン・メリンはよく見かける。ナチの将校とか。
スパイ大作戦4の8 札束廃棄作戦
スパイ大作戦4の9 盗まれた化学式
スパイ大作戦4の10 海の底で口を割れ!
スパイ大作戦4の11 移植手術を演出しろ
スパイ大作戦4の12、13、14 王家の血
スパイ大作戦4の15 時限原子爆弾
スパイ大作戦4の16 死人に口あり
スパイ大作戦4の17 小型謀略工作員
16人の秘密捜査官の名前が書かれたマイクロフィルムがある。それは二つに分かれていて、片方だけだと判読できないが、二つ合わさると捜査官達の命が危ない。持ってるのはプラド(フェルナンド・ラマス)とサンバドル(パーシー・ロドリゲス)。プラドは儲けで切手やコインを収集。フィルムは切手に隠してあるのだろうが、どの切手かは不明。ウィリーやバーニーがいろいろ細工して、空調ダクトを通じて地下のコレクション室へ入れるようにするが、人間では無理なので、天才犬チコを使う。このチコがまたテリアなのでボロ雑巾みたいな、さえない小型犬なんだわ。パリスがニセコインを売りつけに来たり、ジムが運び人を装ってサンバドルに早く取引するよう持ちかけたり。もちろんジムはサンバドル、プラド双方にそれとなく疑惑の種を植えつける。今は本気にされなくても、ここぞという時に疑惑が頭をもたげてくれればいい。それにしてもラマスは色男だな。アルゼンチン出身で、最後の奥さんは水着の女王エスター・ウィリアムズ。関係ないけど私はいつもラマスとリカルド・モンタルバンの区別がつかなかったんだよな。さてワンコだけど、屋上からカゴに入れられて下に下ろされる。途中でハプニングが起きる。シェパードのサムソンが換気口に向かって吠え立て、おびえて動けなくなってしまうのだ。ふるえているのが気の毒で。ジムが機転をきかせて、チョコ(たぶん)やポテチの入った皿を落とし、サムソンの気をそらせる。あら、訓練された番犬かと思ったら食い意地の張ったただの犬かよ。首尾よく切手の入った額をくわえて戻り、やれやれと思ったら、今度はニセのフィルム貼った切手を元の場所へ戻せですってよ。ところがサンバドルが約束の時間より早く来ちゃって、きゃ~間に合うかしら。ギリギリセーフかと思ったら網が・・網が・・いえ、焼き肉の網じゃありません、換気口の入口の網が開かない!人が入ってきたので、ササッと隠れ、様子をうかがいつつも、時々網をちらり・・。ジムもチコを見てびっくり。幸いフィルムを見るには部屋を暗くしなけりゃならない。やっと開いた換気口に飛び込み、こちらもホッ。こういうボロキレみたいなワンコはたいていオバサンに抱かれていて、何の理由もないのにキャンキャンキャンキャン果てしなく吠え続けるのであたしゃ嫌いなんです。でも黙ってお仕事しているチコはけなげでかわいかったです。
スパイ大作戦4の18 ニトロで脱獄
スパイ大作戦4の19 暗殺路線
スパイ大作戦4の20 血の粛清
スパイ大作戦4の21 暗号名”K”をあばけ
スパイ大作戦4の22 暗殺者には面(つら)がない
どこの国か知らんが暗殺者ストラボスというのがいて、彼の正体は中央委員会の一人を除いて誰も知らない。保安長官のバーグマンは彼と会うことはできるが、まだ会ったことはないようだ。暗殺がストラボスによるものだったということがわかるのも、暗殺が終わってから。つまりそれだけ正体を秘密にされているってこと。今回のミッションは彼の正体を突き止めることと、目前に迫った暗殺を阻止すること。今回ジムはちょっと大変な役。バーグマンに情報を売ると近づくが、途中で麻薬の禁断症状を起こす。これは薬によるものだが、本当の麻薬を打たれてしまうと命取りになる。麻薬をくれと懇願しながら、実は打たれたら死んじゃうのだから大変。今回参加のヴァレリーは中央委員会のエリートに扮し、あれこれバーグマン達をかく乱。バーグマンが二重スパイみたいなふうに持っていく。忠実な部下であるはずのディーター少佐が、それを聞いたとたんうれしそうな顔になって、その後もずっとそうなので、何だ前から追い落としを狙っていたのかよ・・と呆れた。バーグマンは冷静で有能で、すべて裏があるのではないかと疑ってかかる慎重なタイプ。物事の表面しか見ないディーターには、歯がゆくて仕方がない。さて、ストラボスに会う段取りがつくが、合言葉があるらしい。どうする?ここはうまく言わせたけど、ストラボスの方も合言葉を言うわけ。その時もし違った合言葉を言ってバーグマンが本物かどうか試していたらどうなっていたかな。慎重なストラボスならそこまでやりそう。この時のバーグマンはパリスの変装だから、ストラボス側の合言葉は知らないわけで。ところでバーグマンは猫を飼っている。フリッツィと言って茶色の大きな猫。隠れているバーニーのそばへ来てまとわりついて離れない。バーグマンは捜しにくるし、どうやって追い払う!?まあ・・引っかかれなくてよかったね。バーグマン役はアルバート・ポールセン。丸い目と変わった形の鼻が特徴。ディーター役はブルース・グローヴァー。しかし何と言っても目玉はヴァレリー役ジェシカ・ウォルターでしょう。「恐怖のメロディ」での異常なストーカー役で知られるけど、美しさ、知的なムードはメンバー役にぴったり。彼女がバーバラ・べインのあとを継いでいたら・・と残念に思うのは、私だけではありますまい。
スパイ大作戦4の23 山師が公園を狙っている
スパイ大作戦4の24 空中のゲリラ
スパイ大作戦4の25 死の監房
スパイ大作戦4の26 ヤング・パワー