スパイ大作戦 シーズン3

スパイ大作戦3の1 密室の金塊

スパイ大作戦3の2 甦ったプリンセス

スパイ大作戦3の3 二重スパイをでっちあげろ!

ミサイルコントロールセンターの情報がバレット少佐によって漏れてしまう。ただ、入手した側はそれが正しい情報かどうか必ず裏を取る。それを利用して情報がニセモノだと敵に信じ込ませるのが今回の任務。いつもならシナモンが大統領顧問の夫人として敵を悩殺するところだが、相手のロジャーは要人と顔見知りなので、本物のブキャナン夫妻に協力してもらうしかない。ロジャーは情報を引き出すと、薬で相手の女性を殺してしまう。今回も同じ手口を使わせるには、夫人に本当に致死量の薬を飲んでもらわなければならない。危険な任務だが、夫人は承知する。まずパーティを開き、忙しい夫にさびしい思いをしている妻を演じ、ロジャーを引きつける。次にカメラマン(ローラン)に情事の写真をとられ、ゆすられているように見せかける。お金を出す時、わざと金庫の中がロジャーに見えるようにする。中には電話と番号リスト。あれを見ればセンターの場所がわかる。先に入手した情報と一致すれば、正確なものと裏付けされる。一方ジムはバレット少佐の部下と名乗って某国の武官ヤトコフに近づく。巧妙だがすぐばれる細工をし、彼が合衆国の二重スパイ・・と、ヤトコフに思い込ませる。バレット少佐の情報、ロジャーが夫人から奪った情報、ジムが提供した情報は一致する。でもジムの情報は本物のはずないから(合衆国が敵に本物の情報渡すはずがない)、本物と太鼓判押したロジャーは裏切り者ということになる。彼は殺され、情報はニセモノと判断されて破棄され、ジムは堂々と帰る(ヤトコフはジムが二重スパイだと気づかないふりをしなきゃならないから手は出さない)。いや、こんなの文章にしたって何が何やらでしょ?この回の見ものはそんなわかりにくい駆け引きではなくて、夫人の大芝居。ロジャーによろめき、キスまでする。薬を飲み、死の恐怖と戦う。夫人役はリー・グラント。彼女はいつも無表情で人形のよう。ヘアスタイルのせいでぺネロープ連想する。ロジャーが番号をカメラでとってる間、メンバーはじりじりしながら待つ。ロジャーが出て行くと医者を連れて駆けつける。医師はラス・コンウェイ。自殺防止の権威・・薬のエキスパートってことか。でもあの後胃洗浄で大変だったはず。せめて一人くらいは女性がついていてあげなきゃ。バーニー、ウィリー、ローランとヤローばっかなんて、何と気のきかない・・。ロジャー役はラテン系伊達男フェルナンド・ラマス。

スパイ大作戦3の4、5 奇跡のカムバック

スパイ大作戦3の6 処刑作戦

スパイ大作戦3の7 巨頭会談

UCRという国があって、首相はいいんだけど文化相のクーロウ(ジョン・コリコス)は反米主義。スキあらば首相の足を引っ張ろうと狙ってる。シナモンが脚本家、ジムとローランが役者になって、クーロウに「巨頭会談」という芝居を見せる。気に入ったクーロウは自国での公演を承知するが、役者は自国の名の通った役者を使うと宣言。メンバーだけでミッションを遂行するつもりだったのがだめになり、余計な手間が増える。ローランはまず名前の挙がった役者エンゾール(マイケル・トーラン)をだまし、自分がエンゾールになりすます。ホン読みでわざと共演者ウサコスを怒らせ、役を降りるよう仕向ける。困っているクーロウに、シナモンはジムを推薦。彼はちょうど今UCRにいますの。なぜなら私の夫なんですの。もちろんローランのエンゾールはジムと友好的にふるまい、クーロウを安心させる。一方バーニーは劇場に入り込み、レーザーを使った囲い作りをする。つまり客席のクーロウと首相に、それぞれ別のセリフが聞こえるよう細工するのである。クーロウを信頼していた首相も、自分が貪欲な好色漢に描かれているのを知り、激怒。クーロウは何がどうなってるのかわからないままとらえられ・・。今回ははっきり言っておもしろくない。話にかなり無理がある。ある日突然現われた見知らぬ人物・・自分ではプロデューサーだと名乗っているが、アメリカで「リア王」やるよう勧めてくれるが、小切手やパスポートちらつかせているが・・彼を信じてすべてを捨てて出国する気になります?もちろんエンゾールはこっそり勲章か何か持って行こうとして、税関で引っかかってあわや・・となるけど。あの税関の役人・・ジェイソン・ウィングリーンとかいうらしいが見たことあるな。調べてみたら「アンタッチャブル」に出ていた。エンゾールのその後は不明。クーロウがさほど悪党に見えないのもバツ。アメリカにとって都合の悪い人間は悪党って言われてるみたいで。バーニーの細工もわかりにくい。レーザーって目に見えないから余計。今回ウィリーはお休み。まあとにかく首相に舞台で言ってるのとは違うセリフいくつか聞かせるだけのために、こんな手の込んだことする必要あるのかな。よかったのはジムが指令聞くためにやってくる冒頭シーン。滑り台に上ろうとしている小さな女の子を後ろからひょいと抱え上げ、てっぺんにそっと下ろしてあげるところがよかった。

スパイ大作戦3の8 酸素テントの中

スパイ大作戦3の9 独裁宣言

今回は珍しく女性が標的。サン・コルドバという国があって、大統領が亡くなって、首相代理アヴィラは自由選挙をしようとしているけど、大統領未亡人リヴァはそれを阻止しようと企んでいる。大統領が生きていた頃から、実権は彼女が握っていた。彼女は国民に人気があるし、軍部とも話がついている。国民に向けて演説をすることになっているこのチャンスを利用し、権力の座につき、独裁政治を・・。彼女が執着しているのは権力だけではない。若さと美貌も保ちたい。テレビ局のドキュメンタリー番組制作を装ってリヴァに近づいたジムやシナモン。シナモンが実は70をはるかに過ぎた老婆でありながら、ある方法によって若さを保っているとリヴァに思い込ませ、美容手術を受けさせる。シリコン注射、特殊光線、血清・・冷静に考えればインチキくさいし、今はそんなことやってる時ではないが、若さへの執念が勝り・・。手術を受けている間に、前もって録画しておいた演説のビデオテープは細工され、引退宣言に編集し直される。放映された演説を見て、そんなばかな・・と騒ぎ立てても、リヴァの顔は別人になってて、アヴィラはじめ誰も彼女を相手にしない。このエピソードは見たことがある。と言っても覚えているのはシナモンの老けメイクだけだが。昔見た時は何も疑問感じず・・でも今は・・。サン・コルドバという国のことがほとんどわからない。一般庶民が出てこないのだ。もしかしたらリヴァのおかげで不満もなく、楽しく暮らしているのかもしれない。庶民の状態が不明なのにアメリカの機関が手を出すのはお節介という気も。圧政に苦しんでいるとか、そういう描写を入れればいいのに。70過ぎの老婆が若く・・というのも、顔だけ問題にして、首とか肌の衰えに全然触れないのはおかしい。ラスト、全く別の顔とは言え、リヴァがいちおう若くなっているのは・・美人と言えるのは・・お情け?リヴァ役ルース・ローマンは「夜は千の眼を持つ」や「見知らぬ乗客」などに出ている。「夜」はあまり出来はよくないらしいが、使われた曲は有名。一度見てみたいものだ。リヴァの腹心ラウール役モーガン・スターンは、こぢんまりとまとまった美男。この頃のビデオテープが幅広なのにはびっくりだ。まるで昆布のよう。美男もテープも今とは違う。時代を感じるなあ・・(何のこっちゃ)。

スパイ大作戦3の10 スパイ交換作戦

スパイ大作戦3の11 幻の契約書

スパイ大作戦3の12 欺瞞作戦

あ~だめだこりゃ。頭の悪い私には、何が何やら。途中から筋を追うの放棄してた。シリーズ屈指の緻密さだが、ここまでやる必要ないのに(テレビだし)。敵国スパイ、タウンゼントは、アメリカの重要な機密入手するけど、それはニセモノ。ニセと気づいたのはシンプソンだけど、あまりに重要な機密なので、ステファンというキレ者が調べに来る。タウンゼントとステファンは友人だし、タウンゼントとシンプソンは仲間なので顔見知りだが、ステファンとシンプソンは面識がない。それを利用してローランがシンプソンになりすまし、ステファンに会ってタウンゼントを誹謗。まずステファンにタウンゼントを大いに疑わせ、そのうち引っくり返ってシンプソンの方が怪しい・・となるよう持っていく。ただ、シンプソンはこんな手の込んだ計画立てられるような男じゃない。バックに誰かついているはずだ。で、記憶力ばつぐんのステファンは、今までのことを次々に思い出し、アメリカ側の連中の企みだと気づく(気づかされる)。連中はこの情報をニセモノだと我々に思わせたがっている。てことは本物に違いない。裏切ったのはタウンゼントではなくシンプソンだ。それに気づいた自分は何て利口なんだ!ステファンのミスは、シンプソンの風采をタウンゼントに確かめなかったこと。ステファンとシンプソン、ジムは一度すれ違っているんだけど。タウンゼント役ジェイソン・エヴァース、ステファン役スティーヴ・イーナット、画廊の主人役ヴィック・ぺリン・・みんなこのシリーズの常連さん。シンプソン役はエドワード・アズナー。今回のステファンは、大変なキレ者。冷静で行動に無駄がない。ラスト、この計画を考えた敵のリーダーに会ってみたいものだ・・とつぶやく。でもその後で、結局は自分の方がうわて・・と。そのうぬぼれが彼の弱点。今回の計画は、そのうぬぼれを利用して立てられている。ちょっと印象的だったのは、ステファンが結婚指輪をしていること。氷のように冷たい彼だが、あれで奥さんがいて子供もいるのだろうか。イーナットは数年後37歳の若さで死亡。もったいないね。彼の部下ヴィンセントの有能さもよかった。演じているジョー・ブリーンは、アラン・ラッドとクリストファー・ランバートをミックスして、眉毛を黒くすればでき上がる。原田芳雄氏にもよく似ている。

スパイ大作戦3の13 一千万ドル強奪事件

スパイ大作戦3の14 生体実験

スパイ大作戦3の15 奴を証人席へ!

スパイ大作戦3の16 ガラスの監房

スパイ大作戦3の17 ウィークポイントをつけ!

スパイ大作戦3の18 プルトニウム240

スパイ大作戦3の19、20 地下百メートルの円盤

わざわざ二回に分けるような内容か?最初に空飛ぶ円盤みたいなのが出てくる。鍋のふたみたいなのが浮いていて、これがどういう活躍するのかと思うけど。ロジャック(ミルトン・セルツァー)という天才的な科学者がいて、某国で新型ミサイルの開発か何かをやらされている。やりたくないけど妻のアンナ(リー・メリウェザー)を人質に取られている。彼がいるのは地下100メートルの研究所。救出は困難だ。あの物体は、注射器を運ぶ(だけ)のために使われるのか。ロジャックに心臓発作起こさせ、専門医に扮したローランが現われると。シナモンはわざとつかまり、ウィリーと協力してアンナを逃し、自分はアンナに化ける。一方別の国から凄腕の殺し屋ヴェントロス(レイ・バクスター)が差し向けられていて、警備担当のブレイドー(ジャック・ドナー)を殺し、入れ替わっている。ジムはうまく研究所に入り込むが、ブレイドーが入れ替わっていることに気づいているのか。今回はいろんなことが気になる。物体を吊っている糸が見えそうで気になる。極秘の研究所の見取り図がなぜ手に入るのか気になる。地下100メートルまでフラフラと長旅する物体は、途中から”はやぶさ君”と名付けて応援することにした。最後までがんばれ!シナモンはアンナのマスク、さらにその上に自分のマスク・・つまり二重に変装していたけど、そういうのできるの?ずれないの?ジムが防犯対策として手の甲にクスリをぺったんするのは、何か意味が?ロジャックに使う薬を持ち込むための偽装?今回のローランはいいとこなし。ヴェントロスに簡単にのされ、顔の型を取られ・・いつもと反対じゃん!それにしてもあんなに早く簡単にローランに化けられるとは・・。呆れたことにジムは寸前までローランが入れ替わってることに気づかない。ってことはブレイドーが入れ替わっていることも気づいてなかったんだ!そもそもヴェントロスが送り込まれているとわかっているのに警戒するそぶりなし。こんなんでよくミッションが成功したなあ。またロジャックは、詳しいこともわからないのによく協力する気になったなあ。ヴェントロスのせいで研究所が爆発し、所員達が犠牲になるのは後味悪い。と言うか、そもそもメンバーは研究所の方はどうするつもりだったのかな。てなわけであんまりおもしろくないけど、ブレイドー役ドナーの渋くて冷たい表情はよかった。

スパイ大作戦3の21 ニトログリセリン

スパイ大作戦3の22 金庫へ追い込め!

スパイ大作戦3の23 女スパイが燃える時

スパイ大作戦3の24 幻の殺人

スパイ大作戦3の25 訊問