実験室KR-13

実験室KR-13

クレア・デュヴァルとクロエ・セヴィニーという私の好きな女優さん二人が出ているので、期待したのだが・・どうもよくない。まあレンタルして失望するよりWOWOWで見て失望する方がマシだけど(レンタル店は遠い・・)。CIAとかがその昔何やら怪しげな実験を・・というのは時々あるな。最近ではジョージ・クルーニーのとか?見てないけど。私の好きな「サスペクト・ゼロ」もこっち系。この映画はMKウルトラとか・・冒頭何やら説明されるが何のことやら。どことなく「ソウ」を連想させる作り。冷たい感じの部屋、閉じ込められた人々、絶望的な状況。新薬の実験台とかそういう仕事があって、一日である程度の金になる。今回の心理実験も新聞で募集したものだし、別に後ろ暗いことはなさそう・・と集まった男女四人。ところが責任者らしいフィリップス(ピーター・ストーメア)がいきなりケリーを撃ち殺す。あら~デュヴァル嬢早くも退場?彼女目当てで見てたのにぃ~。そばかすがかわいいなあ・・なんて思ってたのにぃ~。これって「ソウ」みたいに演技で、他の三人だましてるとか?いやいやホントに死んじゃったみたい。二つ思うことがあって、一つは殺されちゃったのは気の毒だけど、その後の展開考えるとむしろ幸せだったかも・・と思えること。痛みも恐怖も感じる暇ないし、自分に何が起きたのかさえわからずじまい。他の三人はこの後さんざん恐怖やら何やら味わうわけで。もう一つ思ったのは、一連の殺人には何の意味があるのかということ。しかもここだけじゃなく他の部屋でも実験やってる?フィリップスの頭が狂ってるとしか思えないし(罪もない民間人を殺す権限なんて誰にもない)、こんなばかげた仕事に従事している職員がいるのもおかしい。まあ・・おかしい、狂ってるからこそ映画に仕立て上げられるのだが。今回のセヴィニーは・・こんな仕事しかなかったのかな。長いまつ毛だけが印象に残る。久しぶりのティモシー・ハットンはうれしかった。こういうタイプは普通生き残るんだけど・・。人好きのしないポールじゃあなあ・・応援する気になれん。ポール役ニック・キャノンはマライア・キャリーのダンナらしい。トニー役シェー・ウィガムは「チアガールVSテキサスコップ」に出ていた。ラストくらいすっきりさせて欲しかったが、あくまでも冷たく突き放す。何だよ~後味悪い。見るんじゃなかった!