死の標的

死の標的

セガール、冒頭から走っております!本人です!顔がすっきりしております!体もだぶついていません!アクションも自分でやっております!・・たぶんね、ほとんどは。若いっていいよな・・いや、この頃だって40前後だけど。年月の重みはたいていの場合体の重みとなる。セガールも例外じゃない。追われているのはダニー・トレホだな。この頃は端役だったんだ。ジョン(セガール)は麻薬捜査官。取引でしくじって相棒のチコをなくし、辞職する。悪党を相手にしているうちに、自分まで汚れてしまった。故郷の小さな町でも売人がそこここに。旧友マックス(キース・デヴィッド)は甥をクスリでなくしたこともあって、いきどおりを感じているが、ジョンはほうっておけと。何をやっても無駄、もううんざりだと思っている。もちろん姪が撃たれて重傷を負うと、そんな気持ちもどこへやら、マックスと二人でウジ虫退治。この町に巣食っているのはジャマイカの移民集団。ボスのスクリューフェイスは魔力があると恐れられている。途中でジョン達に加わったのがFBI(たぶん)のチャールズ。頭の形が変だなと思ったら、あの独特なドレッドヘアを帽子で隠していたのか。三人は大量の武器を揃え、ジャマイカへ飛ぶ。よく持ち出せましたね~。スクリューフェイスの女は妹を殺されたと恨んでいて、謎めいた言葉を吐くが、アンタそれってスクリューフェイスが双子だってことですぜ。でも何にも気づかないジョン君。スクリューフェイスを倒して戻り、手下に生首を見せるが、よくアメリカへ持ち込めたね~。もちろんそこで兄の方が姿を現わす。チャールズが犠牲になる。で、また一騎打ち。倒した後の「三つ子じゃないだろうな」というセリフが笑える。FBIのロゼリーがケヴィン・ダン、レスリーがジョアンナ・パクラ。普通ならジョンといいムードになるところだが、何もなし。ずいぶん禁欲的なキャラだ。ストーリーはメチャクチャだし、警察やFBIもいちおう存在するが(←?)、何をやってるんだか(いないんだか)。ジョンの妹を警護していたFBIの連中はどうなった?でもまあセガールのアクションさえ見られればそれでオッケー。決してハデではないんだけどね。