ザ・ホスト 美しき侵略者

ザ・ホスト 美しき侵略者

あらら、何じゃこりゃ。そうか、「トワイライト」シリーズと同じ人が原作者なのか。だから三角関係なのか。エイリアン”ソウル”に人類のほとんどが乗っ取られたせいで、戦争も飢餓もなくなり、環境も改善した。いや~メデタイではないか。でもそれじゃあだめなのだ。人間には感情がある。これだけはなくすわけにはいかないのだ。恐怖や怒り、愛や憎しみ、様々な欲望、いいもの悪いもの各種取りまぜて持っていなければならないのだ。環境を汚染し、他の動植物を巻き込んで破滅に向かわなければならないのだ。ラストで思いませんでした?ああ!地球は助かるところだったのに!余計なことしやがって・・。この作品は科学的なことは無視される。明らかに女性向けで、イケメンが三人ほど出てくるから、お好きなタイプをどうぞ。でも私には最後の方になるまで、誰が誰やら見分けがつきませんでした。みんな同じ顔している。キスしてだの愛してるだの女のコが喜びそうなシーンがいっぱい。イアンとジャレドの間で悩みぬくヒロイン。源氏物語 夢のウッキウキ~!メラニーはワンダに乗っ取られるけどまだ精神は存在している。メラニーはジャレドが好きだけど、ワンダはイアンが好き。一つの体に二つの心、ああん、どうすればいいの!頭の中で聞こえるメラニーの声がだんだん不快に思えてくる。ラストは都合がいいにもほどがある。ワンダは死ぬつもりだったけど、都合よく他の体が見つかりました。元々イアンは見かけではなく心に惚れていたので、外見が変わっても大丈夫で~す。あ、でも皆さん思いませんでした?エミリー・ブラウニングが出てきた時、ブッサイクだな~とか。ヘアスタイルとかでもっとマシに・・かわいくできたはずだが。暴力的な手段を使わないはずのシーカー達が人間と同じような行動取ってるのが不可解。女性シーカー(ダイアン・クルーガー)が暴走する理由も説明していたけど、納得できました?メラニー役はシアーシャ・ローナン。彼女の弟ジェイミー役は「ノウイング」のチャンドラー・カンタベリー。おじのジェブがウィリアム・ハート。ジャレド役マックス・アイアンズは知らない人。イアン役はジェイク・アベル。彼って素敵。ソウルは見にくる女のコが嫌悪感持たないよう触手はあるものの、ふわふわした発光体にしてある。入っているのも化粧品のコンパクトみたいな入れ物。まあそこらへんはよかったと思う。