ジオストーム

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監督は・・ディーン・デヴリンですか・・やっぱりねえ、ハデでスカッと。ラブシーンなんかとってられるかよ、アクション行こうアクション!てな感じ?設定は近未来か。異常気象を衛星ネットワークで防ぐシステム、ダッチボーイ。これを作ったのはジェイク(ジェラルド・バトラー)だけど、アレな性格が災いしてクビになる。それから三年・・あと少しでアメリカはダッチボーイの管理権を失うという時になって、いろいろ不具合が起き始めた。今の責任者は弟のマックス(ジム・スタージェス)だが、ピンチになると頼れるのはジェイクしかいない。で、ジェイクは国際宇宙ステーションへ。どうやら誰かがアクセスを妨害するなど悪事を企んでいるようで。地球側では国務長官デッコムとしてエド・ハリスが出てくるので、黒幕はバレバレ。大統領はアンディ・ガルシア。ジェイクには娘ハンナがいるが、妻とは離婚したのかな。正反対の性格のマックスとの確執と和解、娘との心の交流は描くけど、妻のことは省略。宇宙ステーションの主任ウーテと恋に落ちるとかもなし。ウーテ役アレクサンドラ・マリア・ララは、いつも目を大きく見開いたような、びっくり顔してるんだけど、最後の最後ジェイクを助けに現われるなど、責任感があって好もしいキャラ。一方マックスにはサラという恋人がいるが、彼女はシークレット・サービスなので、恋愛はまずいらしい。このサラ役アビー・コーニッシュの美しいこと!ちょっとニコール・キッドマンに似ていて、ニコールと違ってまだ若いからシワもたるみもなし!しかもこのサラ、美しいだけじゃない。男顔負けの豪胆さを見せる優秀なシークレット・サービスなのだ。凄まじいカーチェイスを捌く彼女に、大統領が「結婚しろ」とマックスに言うのが、緊迫したシーンなのに笑える。クライマックスはジェイクがステーションに一人残って、もうすぐ自爆となって、ありゃ彼が犠牲になって終わるのかいなと思ったら・・大丈夫でした。残ってくれたウーテともども二人ともうまい具合に助かりました。とは言え、この後ダッチボーイが再建されたとしても地球は綱渡り状態ですな。まあ私は金をかけた大スペクタクルよりも、冷蔵ケースに入りたがるニャンコがツボでした。あのニャンコ、助かったかしら~。ところでデヴリン君、髪が白くなって老けましたな~。「MOON44」ではステキだったのよ。